【オンサ設定】

■松浦かなめ(まつうら かなめ)
オンサ創設時のメンバー。大学院の修士課程一年目。
当初、「のんきなボケキャラ」と称されていたが、
最近は常識的ツッコミキャラに甘んじていることが多い。
スキンヘッドにメガネ、白衣。カッターシャツにネクタイを装備。
……していたが、教育実習に行くために髪を伸ばし始め、現在は前ほど目立つ外見ではない。



■貝瀬理恵(かいせ りえ)
オンサ創設時のメンバー。
碧梧との確執が消え、落ち着いて日常を歩み始めた暴力系女子。松浦の彼女。
単位のうっかり数え間違いで絶賛留年中の五年生。
ショートヘアーで、男性的な服装が中心。
卒業論文の提出を終え、秋の卒業を目指し、のんびり単位取得中。



■青木泰輔(あおき たいすけ)
オンサ創設時のメンバー。修士課程一年目。
茶髪で今風のイケメンだが、おっさん好きの腐男子。ゲイではないらしい。
マイペースな天然キャラ。
常に自分よりも他人を優先してフォローに回ることが多く、自分自身のことはあまり語らない。
松浦と同時期に大学院に進学しており、現在は教授の優秀な助手候補として、学会の手伝いなどに走り回る日々。
オンサにはなかなか顔を出せない状態で、申し訳なく思っている。



■岡崎早苗(おかざき さなえ)
初期メンバーよりも一学年下の後輩。
金髪でコミュ力の高い非オタク。
青木に似て、自分よりも他人のフォローを優先することが多く、謎が多い。
常に一定の距離をおいてメンバーを眺めていた彼女だが、そんな彼女に憧れる平城の入部と告白により、そのスタンスは変わり始める。
四年生なので、卒業論文と就職活動に追われている真っ最中。
生真面目で完璧主義であるため、ギリギリまで論文への加筆がやめられない。



■片岡碧梧 (かたおか へきご)
貝瀬の実兄。
両親の離婚により、貝瀬とは別居している。
母親に虐待された心的外傷から立ち直れず苦悩していたが、あゆみに救われる。
最近はオンサの部室に現れたり、あゆみと遊びに行ったりしており、
精神的にも良い方向へ向かっているらしい。



■東坂あゆみ (ひがしさか あゆみ)
他人の心を読む超能力を有している少女。
「物語を動かさない超能力者」と自身を称していたが、
自分の能力によって碧梧を救ったことで、自身の役割に希望を持ち始める。
六月には宮藤彰二の登場によって苦悩させられていた。



■平城啓太郎 (へいじょう けいたろう)
オタクにも非オタクにもなりきれない、オンサの二年生メンバー。
高校を中退してしばらくひきこもっていた過去があり、思考回路はとにかくネガティブ。
あゆみとは共戦協定を結んでおり、仲が良い。
すぐに自分の殻に閉じこもり現実逃避する癖があるが、六月に起きたある事件を契機に、すこし積極的に行動できるようになった。



■宮藤彰二 (くどう しょうじ)
平城の高校時代の同級生。現在は近所の有名国立大学に在学。
平城は現在二年生だが、宮藤は学年的には岡崎と同じ四年生であり、卒業を控えている。