2023年5月4日(木)
高橋ユキ「逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白」を読む。
松山刑務所から脱獄し、瀬戸内海を泳いで渡った逃走犯、富田林署から尋問中に逃げ出し、日本を一周するサイクリストに扮して山口県まで逃げ切った逃走犯への取材を主として構成された、『脱走犯』を主体としたドキュメント本。
章ごとにまったく関係ない話が展開されるためか、「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」ほどの読み応えはなく、論点もかなりブレるところがあるのだが、筆者と逃走犯たちの交流のなかで見えてくる個々の事情や歪んだ人格などのリアリティはやはりおもしろい。
それゆえに昭和の脱獄王を題材としている後半は物足りなかった。
ひりひりする取材のリアリティが高橋さんの持ち味だと思うので、このあたりは流して読んでしまった。
逃走犯のパーソナリティって意外とニュースで詳しく語られないポイントなので、新鮮でおもしろかったなー。
#読書
松山刑務所から脱獄し、瀬戸内海を泳いで渡った逃走犯、富田林署から尋問中に逃げ出し、日本を一周するサイクリストに扮して山口県まで逃げ切った逃走犯への取材を主として構成された、『脱走犯』を主体としたドキュメント本。
章ごとにまったく関係ない話が展開されるためか、「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」ほどの読み応えはなく、論点もかなりブレるところがあるのだが、筆者と逃走犯たちの交流のなかで見えてくる個々の事情や歪んだ人格などのリアリティはやはりおもしろい。
それゆえに昭和の脱獄王を題材としている後半は物足りなかった。
ひりひりする取材のリアリティが高橋さんの持ち味だと思うので、このあたりは流して読んでしまった。
逃走犯のパーソナリティって意外とニュースで詳しく語られないポイントなので、新鮮でおもしろかったなー。
#読書