2023年8月25日(金)
アニメ「名探偵コナン」より「宮野明美のタイムカプセル」(2023年8月5日、12日放送分)を見た。
灰原に「宮野志保ではないか?」と声をかけてくる不審者が校内に出没し、ひと悶着起きそうになるも、実は同窓会のために集まった宮野明美の同級生たちで……という話。
コナン本編はたまにアニメでおもしろそうな話をつまみ食いする程度の付き合いしかなく、毎週把握できているわけではないのだけれど、この話はすごくツボだった。
死者にあとから存在感を持たせていく作劇がすごく好きで、「ハロウィンの花嫁」もそこがツボだったんだよなー。
宮野明美も松田陣平も、あの場で終わらせるには惜しいキャラクターなので、こういった形で補強が行われているのは丁寧だと思った。
死んだ人、会っていない人のイメージを決めているのは常に生きている人間であり、その人が存命中にどういう人だったのかという印象よりも、そのときの自分自身がどういう人生を送っていたのかという記憶のほうがおそらくバイアスが強い。
「宮野明美は自分の隠された罪を暴くはずだ」という思い込みのほうが、「宮野明美は明るくて優しかった」という本来の印象よりも、明らかに力を持ってしまっている……という。
本当の明美を知っている志保と、彼女に寄り添うコナンだけが、その間違った思い込みを訂正できるという展開が熱かった。
もういない宮野明美にも、それまで歩んできた人生があり、同窓会の誘いを送ってくる同級生たちがいるのだという重みも相まって、いいサブストーリーだったと思う。
このへんの話は原作でぜんぜん読んでいないので、いずれまとめて読んでみたいなあ。
#アニメ
灰原に「宮野志保ではないか?」と声をかけてくる不審者が校内に出没し、ひと悶着起きそうになるも、実は同窓会のために集まった宮野明美の同級生たちで……という話。
コナン本編はたまにアニメでおもしろそうな話をつまみ食いする程度の付き合いしかなく、毎週把握できているわけではないのだけれど、この話はすごくツボだった。
死者にあとから存在感を持たせていく作劇がすごく好きで、「ハロウィンの花嫁」もそこがツボだったんだよなー。
宮野明美も松田陣平も、あの場で終わらせるには惜しいキャラクターなので、こういった形で補強が行われているのは丁寧だと思った。
死んだ人、会っていない人のイメージを決めているのは常に生きている人間であり、その人が存命中にどういう人だったのかという印象よりも、そのときの自分自身がどういう人生を送っていたのかという記憶のほうがおそらくバイアスが強い。
「宮野明美は自分の隠された罪を暴くはずだ」という思い込みのほうが、「宮野明美は明るくて優しかった」という本来の印象よりも、明らかに力を持ってしまっている……という。
本当の明美を知っている志保と、彼女に寄り添うコナンだけが、その間違った思い込みを訂正できるという展開が熱かった。
もういない宮野明美にも、それまで歩んできた人生があり、同窓会の誘いを送ってくる同級生たちがいるのだという重みも相まって、いいサブストーリーだったと思う。
このへんの話は原作でぜんぜん読んでいないので、いずれまとめて読んでみたいなあ。
#アニメ