2024年7月25日(木)
連城三紀彦「黒真珠」をようやく読み終わった。
長々とかばんに入れたままにしていたやつ。
2022年に発売された、おそらく連城三紀彦最後の新刊。
恋愛と推理を基軸にした、これまでの未収録作品を一気に収録する短編集。
連城三紀彦は短編の名手だが、その名手ぶりが遺憾なく発揮されている短編集だと思う。
恋愛小説なのか、推理小説なのか?という議論を超えて、「そういえば、現実の恋愛も、どんでん返しの連続なのではないか?」と思わせてくれる。恋愛感情の描写のきめ細やかさや、迫りくる不安、修羅場の予感が、見事にミステリ的ギミックと結合する瞬間、名状しがたい快感が生まれる。
特に好きだったのは、「過剰防衛」「裁かれる女」「紫の車」かなあ。
やっぱり連城三紀彦はおもしろい。
まだまだ未読が残っているのが嬉しすぎる。
マラソンは、まだ始まったばかり。
#読書
長々とかばんに入れたままにしていたやつ。
2022年に発売された、おそらく連城三紀彦最後の新刊。
恋愛と推理を基軸にした、これまでの未収録作品を一気に収録する短編集。
連城三紀彦は短編の名手だが、その名手ぶりが遺憾なく発揮されている短編集だと思う。
恋愛小説なのか、推理小説なのか?という議論を超えて、「そういえば、現実の恋愛も、どんでん返しの連続なのではないか?」と思わせてくれる。恋愛感情の描写のきめ細やかさや、迫りくる不安、修羅場の予感が、見事にミステリ的ギミックと結合する瞬間、名状しがたい快感が生まれる。
特に好きだったのは、「過剰防衛」「裁かれる女」「紫の車」かなあ。
やっぱり連城三紀彦はおもしろい。
まだまだ未読が残っているのが嬉しすぎる。
マラソンは、まだ始まったばかり。
#読書