2025年7月2日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

原田ひ香「東京ロンダリング」を読んだ。
事故死や自殺の起きた物件に一ヶ月だけ住み、物件を浄化する不思議な仕事、〈ロンダリング〉。
心に傷を負い、たったひとりでロンダリングをつづけるりさ子。
物件を漂ううちに、りさ子は人の温かさに触れていく……。

傷ついた人の心がすこしずつ癒やされていく系の作品が好きなので、一気に読んでしまった。
特定のだれかのためにというよりも、狭いのに人があふれる東京という土地そのものをロンダリングで浄化しているという概念も好きだった。
続編もあるみたいで気になる。

#読書

2025年7月1日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

今年もやってきた、「新潮文庫の100冊」と「集英社文庫のナツイチ」。
昨年は既読を調べるだけで終わってしまったため、今年はきっちり課題図書チャレンジもしていこうと思い、書店へと向かった。

まずは昨年同様、既読チェックから。
ルールとしては、短編集などで、表題作は読んでいるけど、他のを読んでいない場合は数えない。
読んだかどうかがうろ覚えな場合も数えない。
読んだけど内容を覚えていないのはセーフ。
訳者・バージョン違いなどもセーフ。

新潮文庫の100冊
1.杉井光「世界でいちばん透きとおった物語」
2.芦沢央「火のないところに煙は」
3.コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」
4.ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」
5.フランツ・カフカ「変身」
6.夏目漱石「こころ」
7.谷崎潤一郎「春琴抄」
8.中原中也「中原中也詩集」
9.サン=テグジュペリ「星の王子さま」
10.ドストエフスキー「罪と罰」
11.三島由紀夫「金閣寺」
12.吉本ばなな「キッチン」
13.ライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
14.湯本香樹実「夏の庭」
15.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
16.森見登美彦「太陽の塔」
17.宿野かほる「ルビンの壺が割れた」

集英社文庫のナツイチ
1.恩田陸「スキマワラシ」
2.青崎有吾「早朝始発の殺風景」
3.乙一「夏と花火と私の死体」
4.三浦しをん「のっけから失礼します」
5.千早茜「透明な夜の香り」
6.谷川俊太郎「二十億光年の孤独」
7.夏目漱石「こころ」
8.サン=テグジュペリ「星の王子さま」

昨年より一冊多く、計25冊だった。
タイトルの入れ替わりがあったので減るかなと思ったけれど、意外と減らず。
「これ、たぶん読んだんだけどなあ……」というものは今年も多くて、でも絶対に読んだという記録が残っているもの以外は除外した。
「地獄変」「江戸川乱歩名作選」「堕落論」あたりはむかし読んでそうなんだけど、うろ覚えなので除外。

そして、今年は新たに購入本もあり。
・原田ひ香「東京ロンダリング」
・ライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
・安部公房「砂の女」
・恩田陸「夜のピクニック」

の四冊を購入。
オズの魔法使いのエメラルド色のカバーがどうしても欲しくて、うきうきしながら買いに行った。
他にも気になるタイトルがいくつかあるので、もし読破できたら、しおりをもらいがてら、また買いに行ってもいいかも。

#読書