タグ「視聴メモ」を含む投稿[101件]

TXQ FICTION第1弾「イシナガキクエを探しています」(2024年4月30日)の第一回を見る。
「このテープもってないですか?」の大森時生さんということで、このあと、たぶん大変なことになるんだろうな……という前兆を感じさせるフェイクドキュメンタリー。

ただ、1回目は意外とフェイク感が少なく、おとなしい印象だった。
もうちょっとなにか仕掛けてくるかと思って身構えていたのだが、まだ怪異的なものはなし。
AIによって補正されたイシナガキクエの写真が視聴者に呪いをもたらすというような展開になるのかな?と予想しているけど、もうちょっと斜め上の方向からなにかやってきてもおもしろいかもしれない。
元の『写真』が呪われていて、番組によって拡散するというパターンを最初に考えたけど、そちらではなく『AI』のほうに不特定多数の人間のデータが入り込んでいて、学習元データが汚染されているというのもありえそう。わざわざAIを噛ませているあたり、なにか絡んできそうなんだよな。

この手のフェイクドキュメンタリーをテレビでやるのは、令和にはやや厳しいのでは?(YouTubeでのフェイクドキュメンタリーと比べると、できることの制約が大きそうだし、まじめな視聴者から苦情が来たりしそう)とは思っているのだが、やっているとなんだかんだで見てしまいがち。
次回以降、どういう展開に持っていくつもりなのか、楽しみ。

#視聴メモ



花粉症のせいなのか、年度の節目の緊張感のせいなのか、なんとなく体調が悪い。
思考力も低下しており、まとまったコンテンツを見る元気がないので、ひたすらオモコロチャンネルを見ている。
ただただ流しっぱなしにできるしょうもなさ。場面を多少見逃しても大丈夫な気楽さ。心強い。
おじさんたちがひたすら雑談して、変な企画をして、ただそこだけで完結しているというのが、なぜか勇気づけられるんだよなあ。

#視聴メモ

アニメ版「スナックバス江」の1話を見た。

原作は何冊か読んだことがあるのだが、原作のイメージとはいい意味でかけ離れていた。
スナックの空気感を大事にしている、ゆったりとした進行に度肝を抜かれた。間を大事にしている感じ。

ギャグアニメはテンポが命で、おもしろければおもしろいほど早いテンポで短くまとめている(ギャグマンガ日和など)という印象があった。
ローテンポなのに、なぜかうまくハマっているのは興味深い。
本当にスナックにいるような雰囲気作り、楽しいな。

#視聴メモ



オモコロチャンネルより、「低レベルな格付けチェックをしていたらとんでもないことが起きた」を見た。
庶民的な食べ物で数十円の差を見破る、低レベル格付けチェックシリーズの第3弾。
本当にとんでもないことになった1本目から、さらにとんでもないことが起きる2本目へのスピード感がすごい。
おじさんが狭いところにミッチミチに詰まっているだけでもおもしろいのに、高いほうを「まずい……」と忖度なく言ってしまうのもすごく笑ってしまった。
あのシリーズは、たしかに値段に比べておいしくないときがあるので、なんとなく納得感もあった。
永田さんがからっぽの部屋を見て動揺しまくってるくだりが最高に楽しくて、バカバカしくて、大好きだったなー。

#視聴メモ



雨穴「変なAI」を見た。
「変な家」「変な絵」につづく、「変な」シリーズのつづき。
本で読むよりも動画で見たほうが、雨穴さんのしゃべり方や栗原さんとの距離感が絶妙に感じられて好きかもしれないなーと思った。

AIそのものが怖いのではなく、AIを作っている人間の怖さに迫っていくのがいい。
本人に会わずに、憶測を繋ぎあわせて真相に迫っていくせいで、ちょこちょこ真実とずれていくのがいつも楽しいんだよなあ。
安楽椅子探偵の限界を感じさせるし、その後に関係者に話を聞いてすり合わせていくのもおもしろい。

雨穴さんと栗原さんのゆるーい会話も毎回笑えるし、気軽に見られて好きなシリーズだ。
書籍バージョンもこれから出るのかなー。

#視聴メモ

「NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し」(2023年7月6日)を見た。
曲のライブ映像を交えつつ、彼の半生をひたすらに追っていくという構成。
余計な分析などはほとんどなくて、インタビュー、曲、インタビュー、曲、MV、というような淡々とした編成だったので見やすかった。
合間合間に意味がよくわからないような発言のシーンが挟まっていたりするのも好き。
ソロ曲だと「Ballet Mécanique」がすごく好きだったなーとか、YMOに夢中だった十年以上も前の自分のことを思い出せて、有意義な時間だった。

#視聴メモ

「ランジャタイのがんばれ地上波!」より「イタタタタ!ネット弁慶-1グランプリ(2023年8月9日、16日、23日放送分)」を見た。
この番組、最近見ていなかったのだが、久しぶりに見てもやっぱり全力でしょうもなくておもしろい。
真空ジェシカの「嘘松大捜査」に似たノリで、SNSでイタいツイートをしている芸人を晒し上げ、ツイートしているときにどんな表情だったのかを暗室で再現させるという企画。

しずるのKAƵMAさん、流れ星☆のたきうえさん、トンツカタン森本さんという三名。
この手の企画で前座にされがちなイメージのあるKAƵMAさんだが、今回もトップバッターだった。この役割、安定してるよなあ……いつも、最終的に一番マトモに見えるというマジックがある。顔芸がよすぎる。
「嘘松大捜査」は直近のツイートが多いというイメージだけど、今回は容赦なく学生時代や駆け出しのころのツイートまで掘っていくという鬼畜ぶり。
2007年のころの新垣結衣ガチ恋日記をフルで読み上げられているくだりが最高すぎた。
あと、KAƵMAさんと森本さんがダブルツッコミとして機能していたので、かなり見やすく仕上がっていたと思う。

確証はないけど、伊藤ちゃんの過去を掘ったほうがイタいものがいっぱい出てくるんじゃないかな……とぼんやり思いつつ、楽しく見終わった。

#視聴メモ



最近ハマっているYouTubeのジャンルのひとつに、文具DIY系がある。
ロルバーン改造や100均の材料のみでの縫わないポーチづくりなど。
気軽にできそうなDIYネタがおもしろい。

と言っても、見ているだけで、自分ではほとんどやらない。
以前にも書いたけれど、リングノートやシステム手帳のページをこまめに整備したり取捨選択したりすることは自分のもっとも苦手とする分野だ。
不得手だと理解したため、リングのついたノートやルーズリーフは基本的に買わなくなった。
ロルバーンも、外見が好きなので文具店では必ずチェックするが、買うことはめったにない。
情報は順番や種類や優先順位に関係なく、すべて1冊のノートで管理する。同時に使う冊数はむやみに増やさないし、途中でいらないページを捨てたりはしない……というのが、ノートを作るうえでの基本方針だ。

自分では苦手でできない(やらない)作業だから、それをこなしている人のYouTubeを見るのがすごくおもしろいんだと思う。
ロルバーンの表紙やページをバラして適切に管理できる人の頭のなかはどうなっているんだろう。
きっと、理路整然としているはずだ。
そのきっちりした感じに憧れるけれど、自分には絶対に向いていない。
手に入らないものだからこそ、見ていてわくわくするんだろう。

#視聴メモ

「ウルトラマンブレーザー」の1話を見る。
30分間を戦闘のみで使い切るという豪勢な構成になっていて、満足度が高かった。
人間関係とかは来週以降、という感じなのかな。

相変わらず、ウルトラマンのミニチュア特撮は見ごたえがあるなあ。土煙の感じが好きすぎる、と見るたびに思う。
CG一辺倒ではなく、肉弾戦のよさをガッツリ前面に押し出してくれるのが嬉しすぎるよなー。CGは添えるだけ。

#視聴メモ

「アンデッドガール・マーダーファルス」の第1話を見た。
原作は以前から気になっていたけど、設定が異質すぎて踏ん切りがつかず、読んでいなかった。
1話は前座な感じで、まだ本題には入っていない気がするけど、全体に漂う厨ニで退廃的な雰囲気はすごくよかった気がする。なんだか懐かしい感じがした。
とりあえず、つづけて見てみようかな。

#視聴メモ

「マヂキタ大草原」の第3回(2023年6月30日分)を見る。
第2回までは録画していたのだが、第3回は突発的だったので録画できず、TVerで見ることに。
第3回はホラー特集。2ちゃんねるオカルト板、検索してはいけない言葉、ホラーフリゲ、びっくりフラッシュなど。懐かしいものや場所がいっぱい。
川北さんは相変わらずおとなしかった。「SEXスタート!」のときだけははっちゃけていたが、これはいつのまにか持ちネタとなってしまったのか?

番組内容は相変わらずノスタルジーに満ちていて、アラサーにはかなり刺さるのではないかと思う。
今回の『インターネット・ホラー』という特集テーマは当時のネットをよくわかっている感じで、好きだったなー。
あのころのインターネットは、存在そのものがホラーだった。
今と違って、向こう側が見通せない不透明なものに満たされていて、手を入れると異世界に連れて行かれるような感触があったと思う。
すこし覗き見ただけでも、自分のパソコンを破壊されたり、ガチの死体画像が突然出てきたり、本当か嘘かわからないオカルトな書き込みが満ちていたりして、直接的に非日常に繋がっている気がした。
眠れないほど怖いのに、ついついページを開いては見てしまう日々だった。

令和のインターネットは、いつのまにか、現実と地続きで、非現実世界には接続していないようなクリアな場所となっている。
手を突っ込んでも、そこからきさらぎ駅には行けないし、ブラクラもないし、正体不明の死体画像もほとんどない。
戦争の写真も、自殺中継の映像も、生々しくリアルだ。ネットに死の香りが満ちているのは変わらないけれど、オカルトの香りはいつのまにかなくなってしまっていた。いつからそうなっていたのかは、なぜか思い出せない。
もしかすると、あのころ感じていたような得体のしれない恐怖は、令和にはもう体験できないのかもしれない。人生で感じられる恐怖の上限を超えていくような、現実と嘘の狭間にあるインターネット・ホラーは、もうここにはないのかも。
そんな郷愁にふけってしまうような内容だった。

「マヂキタ大草原」、そろそろネタが切れるころかもしれないけど、この調子で突き進んでほしいなー。

#視聴メモ

「あちこちオードリー」(2023年6月7日分)を見た。

「THE SECOND」準優勝で大ブレイクのマシンガンズ、イギリスで大ウケ中のとにかく明るい安村、TikTokで王者になってしまったラバーガールという、ブレイク中の中堅おじさん芸人特集。

ラバーガールという生真面目なコント職人と並べることで、マシンガンズの不真面目さが際立っていて大変よい。安村さんもたぶんネタづくりには真面目な方だと思う。
マシンガンズの、売れていない期間が長いままおじさんになってしまい、完全にやる気をなくしてしまうという話は錦鯉と似ているのだが、それでも上を目指してネタを磨きつづけた錦鯉とはやや趣が違い、「THE SECOND」もマネージャーが勝手に応募していただけでそんなにやる気はなかったし、ネタも足りなかったというくだりとか、本当にダメダメで笑ってしまう。
ラバーガールが「漫才は5本くらいならあるかも」と話したときに「おれらの漫才、5本もないけど」と言っていたのがおもしろすぎた。やる気があまりにもないし、それを隠さないのが楽しいな。

マシンガンズは『ネタの数が足りないのに準優勝』というネジの抜けたキャラクター性が強烈にウケているのであって、むしろ普通にラストのネタをやっていたら、ここまでブレイクしなかったのでは?という気もする。
準優勝が囲碁将棋だったとして、ここまでその後のバラエティできっちりウケただろうか?と考え込んでしまう。
こういう番組でのトークを聞いていても、どこまでも正直で、どこまでも不器用で、ぐうたらで……こういう裏表のないダメダメなキャラクターは愛されるだろうな~、としみじみ思ってしまうのだった。
キュウや囲碁将棋やダイヤモンドあたりがバラエティに出ていっても、自分たちの世界観を守ることで精いっぱいで、キャラクター性を愛してもらえるという局面にはなかなか至らない気がするので、そういう意味ではマシンガンズはすごくバラエティに向いているし、テレビ向きのブレイク枠だよなー。

劇場や賞レースでの観客は常に『若い才能』を求めていて、『すでに顔を知っているおじさん』はネタをやる前の時点で歓迎されていないという話は興味深かった。
M-1でも「なんでこの人たちが決勝に上がれないんだ!?」と思うことがたびたびあるけど、『すでに顔を知っているおじさんは舞台にはいらないから』という仕組みだったのか。
フレッシュな才能がぶつかり合うのが見たい、という観客や運営の内なる欲望のために犠牲になっていくおじさん芸人、そしてそんなおじさん芸人を拾い上げる唯一の場所としての「THE SECOND」。改めて考えるとすごいドラマが巻き起こっていて、来年も目が離せない。

#視聴メモ



このコナンED、おしゃれでめちゃくちゃ好き。
黒の組織関連の女性キャラを中心に扱ったエンディングというのが、あまり見たことない雰囲気で新鮮だし、演出も凝ってていい。
ベルモットのアップが好きすぎるんだよなあ……やはり色気ではベルモットを超える者なし。
灰原哀とジョディを『対になる者』としてフィーチャーしてる(そしてその真ん中にコナンではなく赤井秀一を立たせている)のもセンスいいなあ。

#視聴メモ



「名探偵コナン ゼロの日常」のアニメ版をいまさらになってすこしずつ見ている。
はじめはいまいち楽しみ方がわかっていなかったんだけど、だれも制覇したことのないSASUKEを完全制覇して、最後にそり立つ壁に挑む安室透という絵面があまりにもバカバカしくておもしろかったなー。
安室透という人と、現実離れした高低差のある日常があまりにもマッチしすぎていて、すべてがどうでもよくなってくる。このバカの塩梅がちょうどいい。
ベルモットに梅昆布茶をおすすめするくだりも好き。絶対に飲んでほしくない。

#視聴メモ

「ラヴィット!」の石垣島ロケの回の後半戦をようやく見た。
川北さんの生え際がかなり後退していた。
エナジードリンクの飲みすぎでハゲているという話をラジオでしていたときは、「そうは言ってもギャグで言ってるだけで、そこまでではないでしょう」と思っていたが、海上ボートで激しく振り回されていると、普段おとなしくしているときには見えない部分まで見えてしまっていて、危険な領域に達していた。
エナドリってやっぱり体によくないんだな……。

見せ場としては、暴れまわるしばひでさんとタイムマシーン3号にかなり持っていかれてしまっていて、真空ジェシカは後半は埋もれてしまっていた気がする。
やっぱりタイムマシーン3号のロケは安定感があるなー。
関さんが的確なタイミングでメガネを顔に食い込ませていたのが好きすぎる。

#視聴メモ

ドラマ版「三千円の使いかた」を録画したものをすこしずつ見ている。

原作小説は「読めばお金が貯まる!」という触れ込みでベストセラーとなったということだが、ドラマ版も、見れば節約術やお金の価値観を学べるようになっていると思う。
それだけではなく、お金に関する考え方を通じて家族や友人とぶつかりあう登場人物たちの姿を見て、「自分にとって、お金とは? 節約とは? 労働とは?」と考えさせられる構成になっているのがおもしろい。

家族間での衝突をゆるやかに和解へと持っていく、リアリティのある家族喧嘩の流れもなかなか好きだ。
家族喧嘩って、劇的な解決はなく、どちらかが絶対的に正しいということもなく、ただただ互いの忍耐や日常の連鎖によって過ぎ去っていくものなんだよなー、と。

#視聴メモ

「ハッチポッチステーション」のアンコール放送を見る。
自分が当時の夕方の風景のなかにいるようで、他愛ない内容なのに、涙ぐんでしまった。
最後にジャーニーがどんどんエスカレーターを降りていくところで「行かないでくれー!」と願ってしまう。
この先の人生、どんどんこういうノスタルジーの要素が増していくのかと思うと、年をとることへの恐怖が募るなあ。

#視聴メモ

NHKドラマ版「大奥」を見終わった。
久しぶりに濃ゆいドラマ体験ができたなあ……原作で読んだはずなのに、さらなる奥行きを見せられたような感じで、すごくいいドラマだったと思う。
完全に原作通りに追っていくわけではなく、話に直接関係ない部分や、エグすぎる部分、CGコストの高そうな部分などはサクサクと飛ばしていったのもテンポよかった。ちょこちょこ改変されている部分もあるんだけど、改変されていることをそこまで意識させないうまさがあったなー。
コロナ禍ならではの赤面疱瘡の描写の仕方、そして少子化社会ならではの「子どもを生むだけが人生の価値ではない」という描写。
令和でしかできないフォーカスの仕方をしていて、原作を新たな角度から眺めることができる。

春日太一「時代劇入門」という本のなかで、時代劇とは「現代の社会問題」を過去の世界を用いて映すための鏡であり、当時を丁寧に描くわけではないという話があった気がする。
まさに「大奥」は、そういう現代の社会に巣食う病理を映し出すための時代劇SFドラマだと感じた。
シーズン2も楽しみだ。

#視聴メモ

「あちこちオードリー」(2023年2月22日)を見た。
ネタがうまいのに普通のおしゃべりが苦手そうな、真空ジェシカ、ジェラードン、お見送り芸人しんいちの三組が平場のやらかしを反省するという回。
好きすぎて、二回見てしまった。

川北さんが手抜きの段取りで西本さんと一緒に怒られ、ケンカ失敗でしんいちさんと一緒に怒られて、結果的に、ひとりだけ二回怒られることで一番おいしい目に遭っていたのがおもしろい。
「ウケるぞお」とはりきって変なことをやってド滑りして「ヤベエ…」と思う話はよくしているような気がするけど、その繰り返しであそこまで滑りつづけられるのが楽しすぎる。
「佐久間さんの番組だからいいと思って……」と言って段取りをサボっているのが好き。

R-1には夢がないことになっているけど、しんいちさんの立ち回りはハラハラしておもしろいんだよな~。
ウエストランド井口さんは「チャンピオンになってから言う悪口はすべて弱い者いじめになってしまうから、毒舌キャラを脱却するべき」という旨のことを伊集院さんに言われていたけど、しんいちさんはもう悪口というよりは嫌われ者の悲哀路線にシフトしているような気がする。それだけで渡っていけるかは別として。
グレープカンパニーなのにサンドウィッチマンにハマっていない(むしろ嫌われている)のはおもしろすぎるんだよな……笑っちゃダメな気もするが……。

#視聴メモ

「相席食堂」(2023年2月21日)見た。街ブラ最終章。
いろいろ書いていたら長くなってしまったので、続きは折りたたみ。やや否定的な感想もあり。

今回は、ダイヤモンド、男性ブランコ、キュウ。

千鳥が最初にくじを引いた時点で「あっダメだ!ダイヤモンドだ!」「なんか点が低かった奴らです」と言ってしまっており、嫌な予感がしたのだけれど、本当にダメだった。ぶっちぎり最下位。
M-1本戦で最下位、街ブラ最下位という結果だけ見ればランジャタイと一緒なんだけれど、ランジャタイとは決定的に印象が違っていた。
カベポスターの84点擦りはよくないムーブだよな~と思っているんだけど、ダイヤモンドの最下位擦りもあまり笑えない。
毎回やってるけど、うまいこと運んだのを見たことがないような……。
「野澤さんの負け顔がおもしろい」の一本槍でやっていくのは弾が少なすぎると思う。
千鳥がいい感じにツッコミでいじって収めてくれたからよかったけど、相当に危ないところだった。

その次に出てきた男性ブランコが、まるで教科書のような丁寧で美しいロケを披露していただけに、ダイヤモンドの不器用さが際立つなあ。
男性ブランコがテレビ慣れしているというだけでなく、スタッフもかなり力を入れていたように思えた。

今回、初めて意識したんだけれど、視聴者が街ブラに求めているものは大きく分けて3つあると思う。
1 今まで知らなかった人柄や、家族や友人と話したときの素の表情(人情系、感動系)
2 ロケならではのボケツッコミの応酬や、凝った小道具ボケ、千鳥のツッコミを想定したうえでのツッコミなしボケ(ボケ連発系)
3 最後に明かされる真実、ロケ全体を通して仕掛けられたトリック(大オチ系)

優勝した真空ジェシカはバランスよく全部やっていて、男性ブランコは1をつきつめてやりつつ小ボケも足した感じ。
昨年のランジャタイは3に力を入れていて、これもかなりおもしろかった。
今回、ダイヤモンドはどれも中途半端になってしまっていて、プライドが邪魔してうまく道化になれないようなノリが印象を悪くしていた気がする。トラウマが癒えてなくて力を発揮できないようにも見える。
もうちょっと人柄がわかるようなやりとりがあればなー。
最下位キャラでうまくやっていくには、ランジャタイやマヂカルラブリーのような愛嬌が必要なのだろうなあ……と思わせる。

最下位になった人は「最下位漫談」を12、3個は持ってないとダメだよ、という愛のある助言を二年連続最下位経験者の千鳥がしてくれていたので、これからどうにか仕上げてほしい。
千鳥は、最下位を2回、8位を1回経験していて、M-1で低い順位を取ってしまった人の気持ちをすごくわかっているコンビだ。
「最下位のあと、どうするべきか」を考えて実践した結果、今の地位があるんだろうな。

そんななか、そこそこ期待どおりだったのはキュウ。
最後の伏線回収が控えめだったのはやや残念だけど、「真空がいるし、ヨネダ2000もいるし、ボケるじゃんあいつら。それ想像するとさ……怖くてボケれないよな」とボケない理由を吐露するシーンはプチ伏線回収でおもしろかった。
「どうしてボケてないんだ?」という謎への回収が「怖かったから」という。
ダイヤモンドと一緒くたに滑ったような扱いをされてたけど、キュウのオトボケ感がちゃんと出ていて、好きなロケだったなー。キャラや芸風を逸脱していないのがよかった。
清水さんの元相方が「カエルのバケモンですか?」って言われたの、本当にひどいんだけど、すごく笑ってしまった。

自分的に楽しめた順に並べると、こんな感じだった。
1位:真空ジェシカ(満点のできばえ)
2位:ヨネダ2000(かわいくて癒やされる)
3位:さや香(ボケ倒してて楽しかった、安定してる)
4位:男性ブランコ(見せ方が上手すぎる、人柄もいい)
5位:ロングコートダディ(兎さんが素で滑っていくのがおもしろい)
6位:キュウ(もっと伏線回収してほしかった)
7位:ダイヤモンド(まずは傷を癒やしてほしい)
8位:カベポスター(ノリがチャラい)
9位:令和ロマン(オチが嫌だった、畠中パパのキャラがよかった)

さて、来週はビスブラとウエストランド。
河本さんがどんな感じでロケするのかが楽しみ。
井口さんはともかく、河本さんがロケで立ち回っているのをあまり見たことがないので、期待。畳む


#視聴メモ

「相席食堂」(2023年2月14日)見た。

「ギャラクシー賞当確!?笑いと涙の街ブラ-1GP中盤戦!」ということで、街ブラの2回め。
今回は真空ジェシカ、カベポスター、ロングコートダディ。

MVPは、昨年よりもこなれたロケでトップに躍り出ることに成功した真空ジェシカ。やったぜ……!
どんどんロケがうまくなっていってるの、すごいな。この一年、あまりテレビの仕事は増えなかった……と言っていたけど、実際のところは経験値を積みまくってたんだなと思う。

いつもの「相方がいませんね」のボケにはじまり、ガクさんの家族との心温まるやりとりを経て、驚愕のランジャタイ伊藤ちゃんとのコラボレーション。
どこをとってもおもしろい最高の街ブラだった。
「真空ジェシカは言う……街ブラとは……『通行の妨げ』」というところも地味に好き。
電柱にラリアットしたときに「大事なもんやねんで、川北。電気を通すから……そんなんしたらあかんやつやで」と小学生に諭すように大悟さんが言ってたくだりですごく笑った。
電柱の意味をわかっていない人のように扱われてる……!

昨年ネタが被ってインパクトで全負けしてしまった相手である伊藤ちゃんとの共演が熱かったな。
この展開、さや香は先週の時点で先に髪型ボケやっといて、本当に助かっただろうな……。
髪型ボケで「伊藤ちゃんを呼ぶ」を超えるものはないと思うので、もし来週の3組のなかに髪型ボケを狙っている人がいたら、かなり危険だ。
みんなもともと髪が短めだから、たぶん大丈夫だと思いたい。

ロコディは、兎さんにぜんぶ任せた結果として崩壊していて笑ってしまった。
去年はもっと盛り上がった気がする……。
カベポはちんちんを見せあっていたところがピークかもしれない。全体にちょっとチャラめだった。
なんか当然のようにスルーしてしまったけど、テレビでちんちんを見せあうな。

来週は、キュウ、ダイヤモンド、男性ブランコでフィニッシュ。
ロケ慣れしていそうな男性ブランコはともかく、キュウとダイヤモンドがなにかやらかしそうで、かなり不安かつ楽しみ。
ダイヤモンドがおいしいところを持っていきそうな予告だったので、期待している。
そして、この流れなら真空ジェシカ優勝もあり得るのでは……!?というワクワクも高まっている。

#視聴メモ

世界の美術を歌で表現する番組「びじゅチューン!」が好きだ。
たまに流れていたときに見る感じだったので、全部は見られていないんだけど、独特のゆるいアニメとゆるい歌詞で癒やされる。

特に好きなのが、「洛中洛外シスターズ」である。

「洛中洛外図屏風(舟木本)」を題材にしており、にぎやかな町の情景に『グルメバトル』を見出すのが好きすぎる。
ぽわぽわしたかわいいパートとキレのあるパートが交互に出てくるのが、曲としても飽きない。

#視聴メモ

「相席食堂」(2023年2月7日)を見る。
M-1グランプリファイナリストがロケで勝負する、「街ブラ-1グランプリ2023」の前半戦。
今回は、さや香、令和ロマン、ヨネダ2000。

なんといってもヨネダ2000がおもしろかったなー!
やっぱりヨネダ2000って、おもしろいだけじゃなくて、架空の理想の友だちのビジョンみたいなところがあって、こんな関係性の女友だち、いたらいいなー!と見るたびに思ってしまうんだよなあ。
今回は愛ちゃんの実家ということで、やや照れながらボケ倒してくれるのがすごくかわいらしかった。

次点で、さや香。
昨年のランジャタイと真空ジェシカの髪型ボケにかぶせる形で、新たな髪型ボケをしているのが楽しかったなー。
昨年から引きつづいて見ている人全員に嫌な予感の前振りを繰り出しているのはとてもいい。
あと、一番最初にダンサーと一緒に踊ってるくだりも好きすぎる。

個人的に楽しみにしている、キュウとダイヤモンドの出番はまだだった。
次回は真空ジェシカが楽しそうなので、期待。

#視聴メモ

「火曜ACTION! City Lives」の第1回を見た。

「街」という未知の巨大生物との共存を図る人類が、恐怖と寄り添いながら「街」という怪獣を愛していくモキュメンタリー・ドラマ。
モキュメンタリーといえばホラーという印象が強いけれど、本作はあくまでもドキュメンタリーのていでSFドラマをやるという形式を守っており、ホラー要素は控えめ。やや怖い描写はある。
モキュメンタリーにありがちなチープCGはほぼなく、本物っぽさが感じられる、いい雰囲気の映像に仕上がっていると思う。
仕方がないことなんだけど、モキュメンタリーで一番萎える展開だからなあ、「予算が少ないせいで、映像のクオリティがしょぼくて、視聴者が『これは現実じゃない』と気づいてしまう」というの……そこをきちんと回避してくれてるのはありがたい。

ヒーローのいない世界で理解不能な生物となんとか共存しようとするという展開は「ウルトラQ」っぽいし、巨大生物に番号をつけて人間が管理してレポートを書いているという設定はSCPっぽくもある。そのあたりの作風が好きな人にはハマりそう。
SCP民としては、映像がSCPの調査レポートのていで脳内再生される。

最近、超常的なヒーローのいない世界の怪獣描写がリアル寄りになってきている作品がちょこちょこあるのは、「シン・ゴジラ」の影響もあるんだろうな~と思っている。
あのときに『現実』と『怪獣』がより強く惹きあったような体感がある。

とりあえず、第2回以降も見てみる予定。

#視聴メモ

録りためた「ラヴィット!」(2022年12月5日分)を見る。

「なすなかにしのおじさんが教える大阪グルメツアー!」めちゃくちゃおもしろかった。
ラジオ父ちゃんでさんざん言っていたけど、SixTONESの髙地くんがボケにアグレッシブすぎて凄まじい。
芸人以外に食われそうになって焦る真空ジェシカ、という珍しい構図。
ジャニーズがどんどん芸人と渡り合えるようになっていく謎の番組、ラヴィット。

なすなかにしの引率保護者ぶりが光りつつ、伸び伸びとボケさせてもらえている真空ジェシカが見られてよかった。
なすなかにしが、真空ジェシカのボケにかぶせてボケをしてくれるのが愛情にあふれていてよい。
「真空ジェシカのお茶の間―ちゃん」の映像もあって嬉しかった。
真空ジェシカがすごく目立っていたわけではないけど、悪目立ちをしないで食レポロケになじむようになってきているのが嬉しい回だった。
こういう形でナチュラルに混ざれるようになってきているのは、なすなかにしの功績が大きい気がする。
昨年の「相席食堂」のときは、こんなふうになるとは思ってなかったなあ。

急に出てくる芸歴45年の大御所・パピヨンズにボケを振りまくる川北さんが好きすぎる。
川北さんが髙地くんのギャグに満面の笑みになっているシーンで、スタジオで「笑ってる~!かわいい!」と言われているくだりで、「真空ジェシカはブサイクだぞ!!よく見ろ!!」と怒っていた井口さんの姿が脳裏を駆け抜けていった。

#視聴メモ

「テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?」(2022年12月27日~29日放送)を見た。

昭和の時代に放送された番組は、今はもう見ることができない。
でも、視聴者の家になら、昔の番組を録画したビデオテープがあるはず。
みんなの記憶の底に沈んでしまっている番組を掘り起こすため、いとうせいこうが送る新感覚投稿バラエティ番組。

以下、ネタバレありの感想。

視聴者から募集したビデオを流す……という体裁ではあるが、実際はモキュメンタリー・ホラー。
作中で何度も引用される、「坂谷一郎のミッドナイトパラダイス」という1985年に放送されたという番組は実際には存在しない。
第一夜の時点では、何の変哲もない深夜のつまらないコンプラ違反番組というノリなのだが、ミッドナイトパラダイスに送られてくる視聴者のビデオレターには徐々に違和感が混入していく。
第三夜にいたっては、いとうせいこうたちがいるメインスタジオの様子もおかしくなっていき……。

第三夜はSCPでありそうなノリなのだけれど、日本支部でSCPを書いている梨さんが脚本を担当しているということなので、本当に映像版SCPだった。
たぶん「ミッドナイトパラダイス」を見ることで発動するタイプの認識改変系SCP。
これ、「意味不明であることが怖い」という演出に見えるけど、実際は「意味がわかりそうになる(視聴者も向こう側に引きずり込まれかけている)」のが怖いんだと思う。
ギリギリのところでわからないから途中で戻っては来るけど。絶妙にわかりそう。
「あ、第一夜・第二夜のビデオレターで見たあれってそういうことだったんだ?」と一瞬納得しそうになったからな……危ないよな……。

BSとはいえ、普通にテレビでこれが放送されていたのはなかなかチャレンジャーだと思う。
「見える怖さ」よりも「見えない怖さ」のほうが強い(そして見えないことへの理由付けも丁寧である)のがテレビ向きなのかもしれないなー。
モキュメンタリーとしてのリアリティもかなり強固で、本当にこういう番組ありそうなんだよな~という実感が伴っているのもいい。

あと、「昔の番組を現代のディスプレイに映すためのサイドカットの黒帯って、そもそもそれ自体がすごく怖くない???」という発想が出た時点で、ホラーとしては大勝利だと思う。
昔の番組というだけでもけっこう怖いのに、ダメ押しのように番組に付属している「黒帯」そのものを恐怖の対象にしているのがおもしろい。
今後も、あの黒帯のなかになにか『いる』可能性が拭えなくなってくる、悪魔じみた発想。

ただ、この手の怪異の正体が水子であるという設定は非常にありがちで、そこはマイナスかもしれない。
もっと意味のわからない不気味なもののほうがよかったなー。畳む


#視聴メモ

「あちこちオードリー」(2023年1月11日)を見た。

ゲストはマヂカルラブリーとランジャタイ。
地下から這い上がってきた者同士、地下トークが盛り上がる。
もう十回以上は聞いている気がするランジャタイの結成エピソードや、地下芸人時代の劇場の話などに花が咲く。
劇場の話で盛り上がりすぎて、佐久間さんから「中野twlの話やめろ」というカンペが出たあたりが好きすぎる。

まったく同じ結成エピソードでも、周囲にいる人の反応によって食べやすさが変わるような気がするんだけど、野田さんの合いの手は絶妙で、この人がテレビの人気者である理由がわかるように思えたなー。
地下芸人たちの保護者としての存在感が強かった。
若林さんも「ダメな子やこじらせている子たちの保護者」っぽいイメージがあるし、ランジャタイにとってすごくいい布陣だった。

地下芸人時代の野田さんが「エンタの神様」に出たい気持ちが強すぎて、劇場に視察に来ているエンタスタッフの目にとまるため、己の理念を曲げてまでエンタっぽいネタをやっていたが、あまりにも地下深くだったため、エンタのスタッフは来ていなかったという話が好き。

東野さんが「心のブレーキをつけることで、おれはテレビ出演における自分を制御することに成功した。おまえはどうする?」と真剣に助言をしてきたのに、「東野さんがつけたなら、ぼくはつけないで変な方向へ行きます」と国ちゃんが即答して、変な空気になったのもよかったな。これぞ国ちゃんという感じがした。

#視聴メモ



「ママタルトのラジオ母ちゃん」でよく出てくる「偉い! 天国行き!」の元ネタが気になっていたのだが、よく探してみると、公式YouTubeに上げてくれていた。
すべてを肯定してくれる釈迦とひわちゃんの声が合いすぎて、大好きだ~。
ほぼほぼ素のひわちゃんと変わらないのもすごい。
最終話のオチで現世につながっていくのもいいなあ。よく見るとママタルトもいる。優しい世界。
自分も天国行きを目指したいぜ。

#視聴メモ

「チェンソーマン」第4話のエンディング曲。
「知らない歌手だけど、この曲の感じは絶対ボカロPだろ!!??」と思ったら、本当にボカロPだった。
かわいらしくて、パワーちゃんに合ってていい曲。ギュルギュルする伴奏の感じがいい。
今まででいちばん好き!!と言いたかったが、いちばんは2話の曲かな。



2話は映像的にもオシャレで気だるくてすごく好きで、毎週これが流れても全然かまわないなと思った。

#視聴メモ

「霊媒探偵・城塚翡翠」第1話を見た。

本格ミステリベスト10で1位だった原作の実写化。
幸いなことに原作未読なので、まっさらな気持ちで楽しめそうでワクワク。
1話の時点ではトリック的には凡作なのだが、「すべてが、伏線。」というキャッチコピーなので、最終的に全部をひっくり返すタイプのやつのような気がして、大変に期待している。

原作は表紙だけはよく見たことがあって、「こんな美女を実写で再現するの、無理では?」という印象だったのだが、実際は半端ない外見再現度になっててすごかった。
バディの瀬戸康史と合わせて、非常に絵的に映える感じでムード作りがうまい。
それを活かすような美麗な演出にもなっており、絵作りセンスのあるドラマだと思う。続きが楽しみ。

#視聴メモ

■ハッシュタグ:

■日付一覧:

■日付検索:

■カレンダー:

2024年5月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031