2026年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

こたけ正義感の「弁論」を無料配信で見る。

前回は冤罪がテーマだったが、今回は生活保護と貧困がテーマ。
相変わらず、見事な伏線回収と問題提起がおもしろい。
序盤から、「あれ? なんかちょっと変だな」と思う点が複数存在しているのだが、それらはすべてオチのための前フリだったという。
観客を巻き込んで、差別の当事者にしていくという構成が、ただ意外性があっておもしろいだけではなく、問題提起として見事だった。
お笑いライブで、「笑う」ことの暴力性を問われるという展開、唯一無二だったなあ。
たしかに、「笑い」って刃でもあるというか、暴力や差別やいじめって、笑いとともに行われることが多々あるよな。

社会派スタンダップコメディのおもしろさ、もっと日本でも浸透してほしい。
芸人の世界があまりに保守に寄りすぎていて、権力を批判できる人が少ないという話は大島さんがよくしているけど(これは8割くらい、よしもとのせいだと思う)、こたけさんは珍しく、権力や差別構造に対して、ちゃんとNOを言えるお笑い芸人だったりする。
芸人として、どういうスタンスがいいのかというのはなんとも言えないところだけれど、バランスとしては両方とも同じくらい存在していたほうがいいと思う。
弁護士という属性も相まって、貴重な存在だなあ。
最近の芸人でこういうことができそうな人、大島育宙、ヤーレンズ、こたけ正義感、演芸おんせんくらいしか思いつかない。
全員非よしもとなのが、まあ、それはそうだよね……という感じだ。畳む


#お笑い



オモコロチャンネル2025年振り返り、おもしろかった~!
以下、ネタバレありの感想を続きから。

個人的に大好きだった動画がいくつかランクインしていて、「よっしゃ!!」と思った。
特に「自分を『NANA』の友達だと思い込んでいる男」は、今までにない流れの動画で好きだったなあ。
恐山さん主導っぽい企画はだいたい好き。


ヘルパゴスもめちゃめちゃ楽しかったので、納得。


毎日チェックしているつもりだったのに、意外と見ていない動画がいっぱいあることにも気づけて、いい企画だった。まだ見てないやつも見るぞ~。畳む


#視聴メモ

雨穴「変な地図」を読む。
「変な」シリーズ第四弾。

以前よりも気持ち悪さやグロさが減って、ミステリ要素がやや増えた。
今回はいつもと違う毛色の話で、栗原の過去が語られる。
一日あればサクサク読める、スナック感覚ミステリだった。

毎回、ミステリファンとしてはロジック弱めで物足りない。ちょっと論理的に怪しいな~という部分が多い。「戦乱の世」(戦時中のこと?)とか、言い回しもやや違和感あり。

ただ、このシリーズは大ブームのなかで小学生が読んでいたりするらしく、ミステリ入門書としては読みやすくていいだろうなと思う。
個人的には雨穴さんのミステリよりもYouTubeでやっているホラーが好きだから、ホラーの本も出してほしいな。畳む


#読書

ワークマンのXShelterシリーズの上着を買う。

家の中で着る上着がすこし薄くて寒かったので、ワークマンならあたたかいのでは!?と期待して購入。
結果、めちゃくちゃあたたかい。
むしろ、暖房と併用すると暑すぎる。
ワークマンさまさまだ。

上着だけなので、下半身が寒いという欠点はあるが、下半身もXShelterにしたら、たぶん暑いだろうな。断熱性能がすごい。

#買い物

「炎上喫煙所 事件史ライブ 2025・冬」を見た。

おもしろいんだけど、感想で固有名詞を出すのはNGという縛りがあるので、本当に「おもしろいので見て!!!!!」くらいしか言うことがない。
個人的にもやもやしている、とある人気バンドへの言及が解釈一致だったのがよかった。オブラートに包みまくりながらも、微妙に包めていないのがいいな。
あと、これはもう固有名詞を出しているのと一緒かもしれないけど、「カマキリの格好してたんですよ? 怖くないですか?」「ペニーワイズじゃないんだから」が悪口パンチラインすぎて爆笑してしまった。たしかにそうだよ。怖いよ。

炎上って、実は俯瞰して眺めるとすごくおもしろい。
まったく同じことをしても燃える人と燃えない人がいて、実は行動の内容よりも、人格による要因のほうが大きかったりする。
でも、渦中にあるときに炎上を俯瞰で見ることは難しい。
二手に分かれて戦争をするような形になっている時点では、冷静に眺めることはできない。
だからこそ、すべて鎮火してから、「そういえば、あれってなんで燃えてたの?」と神の視点から話せることが、分析として高度だなあと毎回思う。
まあ、燃えていた本人からすると、「終わったのに、蒸し返さないでよ!」と怒るかもしれないけれど。畳む


#お笑い

「ケロブラスター」と「逆転検事1&2 御剣セレクション」でゲーム初め。

ケロブラスターはiPhone版で一度クリア済みなのだが、PS版はまだクリアしていないので、再プレイ。
大好きなゲームだから、もう一度楽しめて素直に嬉しい。

逆転検事も大昔にオリジナル版でプレイ済みだったり。
2は最近プレイしたので鮮明に覚えているが、1は当時あまりおもしろくないと感じていたのもあり、記憶がいい感じに消えて、もう一度楽しめそう。
再プレイで、かつての印象は変わるのか?
期待が高まる。

#ゲーム

遅くまで外出していたので、紅白はほぼなしで、孤独のグルメスペシャルのみの年越し。
紅白はサカナクションだけチラッと見られた感じ。

そのあとは、めずらしくジルベスターコンサートを見ていた。これ、なかなかいいなー。これまでは別のチャンネルにしがちだった。選択肢のひとつとして加えよう。

年忘れにっぽんの歌で、お笑いファン向けの生配信と、孤独のグルメスペシャルの前のフラグ仕込みサービスがあったということで、来年は紅白よりもこちらを優先して見たいなあと思った。
生配信のクオリティが高かったらしく、見逃したのが悔しい。
アーカイブなしなのが惜しいな〜。

今年は創作を強化したいなと思っている。
書きたいのに書けなかったことがわんさかあるので、ひとつずつ潰していきたいな。

2025年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

バレエ初心者が、久しぶりにバレエを見に行った。
新国立劇場の「くるみ割り人形」。
以前見たKバレエのバージョンと全然違ってて、でも今回もすごくファンシーでかわいらしくて、楽しめた。
ポップコーンやわたがしなど、お菓子たちが舞い踊るパートがかわいい。

くるみ割り人形、いつもドロッセルマイヤーがかっこよくて、ハマるんだよな〜。
またKバレエバージョンも見直したくなった。
死んだり殺したりしない平和なお話で、楽しみやすくて、衣装もかわいくて、好きだ〜。

大晦日のスペシャルサービスっぽい演出もあって、嬉しい日になった。

#イベント

秋津駅のパラレルワールドという都市伝説があるらしい。
西武鉄道の秋津駅から、JR武蔵野線の新秋津駅のあいだには、古めの商店街のような道があって、いろんなお店がある。5~10分ほど歩くとそれぞれの路線へと乗り換えすることができる。
乗り換え時にちょっと長めに歩かせるのは西武鉄道のポリシーらしく、西武線の乗り換えではよくあることだったりする。駅の周辺の商店街を発展させるためらしい、という噂をたまに聞くが、公式見解なのかどうかはよく知らない。雨の日は最悪だろうなあ。

この乗り換えのために歩いている最中に、異世界に迷い込んでしまったという報告が都市伝説界隈では多いらしい。存在しないコンビニに行ってしまったとか、道に迷って乗り換えできなくなってしまったとか。
これ、すごくおもしろい。というのも、秋津駅の周辺って、いかにも異世界っぽい感じなのだ。
秋津駅から新秋津駅までの道のりは、何度も直角に道を曲がったりするし、ちょこちょこ脇道があったり、路地裏にはやっているのかよくわからない古いお店がたくさんあったりする。
今もあるかはわからないが、めちゃくちゃ薄暗いのにすごくおいしいハンバーグの店があって、その店も異世界っぽさがあった。
駅前も昭和チックな古めのお店が多くて、なんというか、『ぽい』んだよなあ、と思う。
やたらと店が多いし、潰れたり、新しいのができたりしていることもよくあるから、そのなかに『ないはずのお店があった』という現象にも説得力がある。

西武線の乗り換えといえば、東武東上線川越市駅から、西武新宿線の本川越駅までもそこそこ歩かされる。
しかし、この道はほぼほぼ直線で、曲がり角がない。
そして、店も少ない。
明るい道をひたすらまっすぐ行くだけ。
人通りと車通りだけがやたらと多く、人混みのなかを進んでいく。
同じような乗り換えだけど、「本川越駅のパラレルワールド」はたぶんないんだろうな。

新秋津駅から秋津駅までの道を歩いた人たちが、「なんか、この乗り換えって変だよなあ」「なんとなく、これって『異世界っぽい』よなあ」という思いを共有し、それを『秋津から異世界に行った話』として出力していくという現象がおもしろくて、なんかいいなあと思うのだった。
曲がり角、路地裏、ひしめく居酒屋やラーメン屋。
そんな街が見せる隙のようなものが、人を異世界へと向かわせるのだろうか。

#オカルト

「名探偵津田 第4話 ~電気じかけの罠と100年の祈り~ 」(2025年12月17日、24日)を見た。

さすがに4回目ともなると、かなりこなれてきている津田さん。
出だしの、電気イスゲームが突然名探偵津田に切り替わるサプライズの部分が最高におもしろいんだけど、名探偵津田の特集配信で、そこだけなかったのがせつなかった。
電気イスゲーム、津田さんが勝ちそうな流れだっただけに、「その勝ちそうな部分すらも仕込みだったの……? どこから……?」という疑問に飲み込まれたのがよかった。

ミステリファンとしては「令和に針と糸の密室とか勘弁してくれ~~!! 再現性まったくなさそうだな!!」という全力ツッコミを義務として一回入れていた。針と糸の密室のなかでも、特に本番失敗しそうというか、難易度高そうなやり方で笑ってしまった。
が、「名探偵津田」だから、これはまったく問題なかった。今回は1925年の「新青年」というモチーフがあるから、余計にこういうレトロ密室のノスタルジーが映えるというマジック。
そして、ちゃんと作中で「なんか、ちゃんとしたミステリファンも見ているらしい(けど、そういうちゃんとしたのじゃないよ)」という言い訳までしているという……抜かりないな~!と思った。
「名探偵津田」のうまいところは、「津田さんが即興で解けるトリックでなければならない」という縛りによって、トリックがしょぼくても、むしろそれでいいと思わせるところ。

今回、ミステリではなく、SFとして丁寧に終わらせたのがすごくおもしろかったなあ。
「ここまでやってしまって、来年はなにをやるんだ……? キスもしちゃったし、これもう最終回なのでは……」と心配になってきている。
理花とキスをした世界は現在の世界とは繋がっていないので、実は理花とは一回もキスをしていないという、嫌な一貫性があるのが笑ってしまった。
デロリアンが自由に使えるなら、過去に戻って、田中卓志と劇団ひとりが死なない世界にしてほしいのだが、どうにかならないだろうか。お笑い界の損失すぎる。
この調子で、どんどん大物芸人が死んでいくのかと思うと楽しくなってしまう。

意外な犯人のパターンがかなり出尽くしてしまっているので、次は「みなみかわが犯人」、「マネージャーが犯人」、「津田が犯人」くらいはやらないと驚かないんだよな。どうなるんだ、次回……。畳む


#お笑い

「名探偵津田」の聖地巡礼で、江田島邸こと旧秋元別邸に行ってきた。
午前中をまったり過ごしたせいで、到着したら夕方になってしまっていた。
「本当に、ここか……?」と疑いたくなるような薄暗さだったが(朝から行けばよかった……)、公園の一部分のような感じで、屋敷入口だけではなく、劇中に頻繁に登場する庭の部分も自由に入れるというところが嬉しかった。なお、家の中には入れないようだ。

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帰り道は、加須で名物のうどんを食べた。
うどん屋のトイレの真ん前にどぶろっくのサインが置いてあって、「なぜトイレの前にサインを!?」と思った。
どういう経緯でどぶろっくが来たのか気になるなあ。なにかの番組だろうか。

#お笑い

仕事を納めた。
あとは年内にやり残したあれこれを頑張って消化するのみ。やるぞー。

又吉直樹/ヨシタケシンスケ「本でした」を読んだ。

ちょっと難しい本を読めない気持ちのときにちょうどいいかもしれない、ライトな読書賛歌の本。
本の一部分から、もとの本を復元できる二人組が、いろんな本を復元していくという大喜利的な流れから、最後は驚きの事実が……というお話。
前回の「その本は」が好きだった人はまた楽しめるのではないかなあ。
ラストでちょっといい話をぶっこんでくるのがいいんだよな。

最近の芥川賞作家で、こういうポップな活動をしている人って珍しい気がするなあ。
羽田圭介もわりとポップ寄りではあるけど、それ以外だとあまり思いつかないかも。畳む


#読書



このあいだ、劇場の予告で見た「白の花実」、見たいなあ……。
我が家からだと渋谷か新宿の二択という。埼玉県内での上映なし。
しっとりとした雰囲気で、すごく好みな予感がするのだった。

#映画



最近、あまり楽しみな新作ゲームがないかも……と嘆いていたら、まさかの「ACE COMBAT 8」がくるという朗報。大歓喜。しかも来年。
これは絶対にほしいな~。
来年の楽しみが一つ増えてよかった。

#ゲーム

なんの意味もなく、なんとなく疲れて有給休暇を取ってしまった。
平日で家族もいないし、直近の日程では特別な予約なども入れられない。
なにをしよう……と悩んだけど、そういえばまだ見ていないではないか。



「炎上喫煙所 事件史ライブ 2025・冬」を!!!
映画を見て余韻に浸りまくり、M-1を見て余韻に浸りまくり……という状態で、脳から抜けそうになっていた。危ない。

ということで、ここ数日中に事件史ライブを見たいと思う。
最近、他のことにお金を使いすぎて、お笑いライブの配信がなかなか購入できていないのだが、事件史ライブだけは欠かさず毎回購入しているという。
みんなで見よう、事件史ライブ。

#お笑い

安部公房「砂の女」を読んだ。
読んだことのなかった名作を読むシリーズ。
第14回(1962年度)読売文学賞、1967年度最優秀外国文学賞受賞。

昆虫採集をするために砂丘の村に降り立った仁木順平は、住人たちの策略により、砂の穴の底にある民家に閉じ込められてしまう。そこでは、ひたすら砂かきをすることが生業となっており、住人たちは仁木にも砂かきをやらせるつもりだったのだ。民家で暮らす寡婦との奇妙な共同生活がはじまる。
仁木は抵抗し、何度も脱出を試みるが、どうしてもうまくいかずに連れ戻されてしまう。
彼はもとの生活に戻ることができるのだろうか……。

砂に埋もれながら暮らすという非現実的な舞台設定なのに妙にリアルで、読者の口の中にまで砂が入ってくるように感じられる。
どうすれば脱出できるのかというサスペンス、女との極限共同生活の果てに芽生えてくる愛情、人生ってこんなものかもしれないという諦念。
ひとつひとつがあまりにおもしろすぎて、こういう圧倒的な存在感こそ、名作の証なんだなあと思った。
現代に読んでもめちゃくちゃおもしろい。特にオチが大好きすぎるなあ……。
年末にこれが読めてよかったなあと思う。映画版も気になるところ。畳む


#読書

PlayStationの今年のゲームのまとめが出ていた。
プレイ時間のランキングをここに置いておく。

1位:DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH (51時間)
2位:SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(49時間)
3位:ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN(44時間)
4位:ぷよぷよeスポーツ(33時間)
5位:Vampire Survivors(25時間)

今年はなんといってもデススト2。やっぱこれしかないでしょう!という納得感。
1で振り落とされた人も拾い上げてくれるような、深い優しさを感じた。大好き。まだまだやりたい。
そして、2位にランクインしたのはSEKIRO。信じられないことに、まったく終わる兆しがない。難しいからね……。でも、これほどに満足感のあるゲームもないのではないかと思う。一歩一歩踏みしめている感じが良いよなあ。
3位、年末に超ドハマリしたACE COMBAT 7。これよかったな~。懲罰部隊大好き。まだトロフィーが残っているので、これからもちょこちょこ戻ってやりたい。

意外だったのは、そこそこやっていたはずの「スターオーシャン」や「ファイナルファンタジーピクセルリマスター」がランクインしなかったこと。一周の時間が短かったのかな。

ということで、来年もぼちぼちゲームをやりたい。

#ゲーム

松本渚/大久保一彦/久部緑郎「文豪ナツメは料理人が嫌い」を読み終わった。全3巻。

少し前に2巻まで読んで、存在をすっかり忘れていた漫画。
カワイイ女の子(なお、実際は変な人ばかりであまりかわいくはない)に囲まれまくった芹沢達也っぽい料理通のおじさんが潰れそうな料理店をコンサルして立て直すぜ~!というような話。

原作が久部緑郎ということで、立て直しパートは「らーめん才遊記」のテイストそのまま。ここは満足感があるのだが、サイコ萌えキャラとでもいうべきメインキャラの女子たちに現実味がなく、世界観の構築に失敗している気がする。

1巻はまだ大丈夫そうだったのだが、2巻、3巻と話が進むにつれて、お店のパートとメイン女子キャラのパートのリアリティラインが噛み合っていない形になっていく。だんだんとお店パートも雑になり、打ち切りっぽいエンドへ。
ただ、3巻終盤の風呂敷のたたみ方は非常によかったと思う。こんなにきれいにまとまるとは予想できなかった。
これによって読後感がかなりよくなった。
このゴール地点を最初から決めていたとしたらすごいな。畳む


#読書

夢のなかで、三島由紀夫の「豊饒の海」を読まなければいけない!今すぐに読まなければ!と妙に慌てていた。

出先であるにもかかわらず、最寄りの図書館に駆け込んで読もうとしていた。
いったい、なにがあったのだ。

起きてからも、なんとなく読まなければいけない気がしている。読むか。
三島由紀夫は中高生のときにハマっていて、「金閣寺」「仮面の告白」「潮騒」あたりは読んだ。
「豊饒の海」は長すぎるせいか、読んでいなかったなあ。
今読めば、なにかが変わるだろうか。

#読書

大橋薫/大槻ケンヂ「くるぐる使い」を久しぶりに読み直す。

原作小説を丁寧に漫画化しており、「くるぐる使い」以外のオーケンの作品のエッセンスも取り入れながら、美麗な絵で紡がれる残酷な悲劇が素晴らしい。
超能力を持った狂人の少女(くるぐる)を見世物とし、大金を稼ぐ「くるぐる使い」となった主人公が、自らの外道の所業に呑まれていくさまを描く。

小説の漫画化って、その人の想像している小説世界を壊すこともあるから、繊細なジャンルだと思っている。絵のない世界から絵を作り出すということは、ある意味では漫画のアニメ化や実写化よりも創造性が強い儀式なのかもしれないと思う。

「くるぐる使い」は原作を踏まえた上でアレンジしていて、丁寧に作品と向き合っているのが好きだ。
オーケンを大好きな人が描いたのだろうなと伝わってくる漫画で、愛を感じる。

#読書

「チ。-地球の運動について-」アニメ版を見終わった。
25話という尺にちょうどよくおさまっていて、よかったと思う。
以下、ネタバレ注意。

「ラファウ、マジかよ!? 舞台版ではこんなことなかったけど!?」と衝撃を受けた最終章。
地動説は『迫害される側/被害者』という物語が続いてきたのだけれど、実は被害者であるばかりではないんだということが端的に示されるのは興味深い。
OPで、今までに出てきた地動説の先人たちが全員消えている演出もよかった。
「最終章とはなんだったのか?」という謎についてはファンのあいだでも諸説あるようで、なかなか難しそう。
パラレルワールドだったにせよ、これまでの物語が創作だったにせよ、混乱を招くことはたしかなので、舞台版でがっつり削った判断は正しい気がする。

なお、本編には直接関係ないが、「タウマゼイン」といえば、キングオブコント2023でのや団のネタで「わけのわからないカタカナ語」として登場するフレーズ。
このネタが大好きな人間としては、「え、タウマゼインって……あのときの!?!?」と胸が高鳴った。
このネタには、「『タウマゼイン』って言ったよな……いまのは『アポリア』だよなぁ!?」という奇跡のようなセリフがあるのだった。(※「アポリア」は「チ。」のEDテーマのタイトル)
意識高い系の横文字がわからないというネタで、ギリシャ哲学から言葉をひっぱってきてるの、ヘンテコでおもしろいんだよなあ。ギリシャ哲学はそんなに意識高いイメージではないので、ギャップで笑う。

ともあれ、久しぶりに純粋におもしろいアニメを見られた感じで、満足感があった。
恋愛とか萌えとか抜きでちゃんとおもしろい作品、楽しい。
またこういう作品に出会いたい。
原作も読みたいなあ。畳む


#アニメ

矢樹純「撮ってはいけない家」を読み終わった。

非常にロジカルな謎解きホラー作品。良作だと思った。
気になる謎が複数提示されたうえで、ひとつひとつ丁寧に解決されていくのがいいなあ。
どちらかというと謎を解いていく気持ちよさが上回ってしまっているので、そんなに怖くはない。

なお、掲載誌はメフィスト。最近のメフィストのことをあまりチェックしていなかったんだけど、こういうおもしろい謎解き作品がまだまだメフィストに載っているということに安心した。嬉しい。
序盤のなにもわかっていない段階はすごく怖かったのだが、全貌が見えてくるにつれて怖くなくなる。
論理をガン無視したオチにすると「オチはないの?」と言われてしまうし、怪異が論理的すぎると怖さが足りなくなるというところが、この手の謎解きホラーものだとバランスが難しいよなあ。
解決方法も論理でぶん殴る感じだったんだけど、その論理で殴れば怪異の問題が解決できるという根拠が薄くて、そこはちょっと惜しい気がした。
オチはあまりに美しくて陰鬱で大好き。このオチのために紡いできた物語だったと思う。畳む


#読書

ミールスが食べたいなと思いたって、東京メトロ九段下駅へと向かった。
辛くておいしいミールスを混ぜ混ぜしながら食べたあと、せっかく九段下に来たんだから、なにか寄り道してから帰りたいなと思う。
でも、九段下ってなにがあるんだ? まったく知らない。周囲を見渡しても、オフィス街と学生街が広がるばかりで、観光スポットが見当たらない。
ChatGPTに聞いてみたところ、神保町まで歩いていけるとのこと。
じゃあ、行くしかないか。神保町!

神田・神保町周辺のイメージといえば、頭上に通った高速道路である。九段下から、ひたすら高速道路をたどっていったら、すぐに神保町に着いた。パケットの残量が苦しいので、ナビを使わずになんとなくで歩いていったのだが、シンプルな道筋なので迷わずに済んだ。
神保町はかなり久しぶり。数年ぶりかなあ。
いようと思えば一日中滞在できるスポットだが、もう午後なので、行きつけのお気に入りの店に向かった。
娯楽小説の取り扱いが多い店で、初めて神保町に来たときから、ここにだけは必ず寄るようにしている。
店員さんたちがレジ前で話しながら本を整理していた。
ユメキュウの売上がいい、というような話をずっとしている。しばらくして、夢野久作のことだと気づいた。そんな呼び方だったのか。
ヨコミゾとユメキュウの売れ行きがとてもいいらしい。こんな古本屋がまだ日本に存在しているということが嬉しいなあ、と思いつつ、推理小説を四冊ほど購入して帰った。

ほしいものがたくさんあって迷ったけれど、高木彬光を二冊、泡坂妻夫を一冊、カーを一冊。実はカーは初めての購入かもしれない。
積読がたくさんあって、いつ読めるかはわからないが、このあたりのラインナップはなかなか新品では買えないから満足感ある。
特に、高木彬光はそのうち全冊揃えたい作家のうちの一人。

#読書

青山美智子「チョコレート・ピース」を読む。
以下、ふわっとしたネタバレ。

チョコレートに関するさまざまな人間模様を描くショート・ショートストーリー……かと思いきや? という、いつもの青山さん方式の話だった。
青山作品を読み慣れていると、「たぶん、いつものやつが来るんだろうな」と身構えているので、素直に楽しみきれないところはある。
このパターンじゃないやつもたまには読みたいなと思う。

いつもよりかなりライトかつ甘々な感じで、「これはティーン向けなのでは?」と思っていたが、実は「anan」での連載をまとめたものということで、ライトさにも納得。
たしかに、女性雑誌ならこれくらいライトなほうがいいんだろうな。
やや物足りず、もっと大人向けなテンションの作品が読みたくなった。
「赤と青とエスキース」が好きすぎるので、これを超える青山作品を探したいんだよなー。
また、別のも読もう。畳む


#読書

好きなドラマのオールタイムベストを考えて書きはじめた。
当初はたくさん書くぞ!と思っていたが、思いのほかドラマを完走しておらず、しょぼいボリュームになってきている。悲しい。

#ドラマ



空気中のカニカマを集める機械の話、ホラーでおもしろかった。
オモコロ初心者なので、このシリーズは初見だった。他のも見たい。他のはどんなオチなんだろう。
除湿機にギュッと詰まったカニカマの不気味さ。無限に食べられるのは嬉しいけど、この入れ物に入っているとおいしくなさそうだな……。

#視聴メモ



ふとした拍子に思い出す。
フジファブリック「ミラクルレボリューション No.9」のことを。
わけのわからないミュージックビデオと、しつこいくらいに繰り返されるフレーズの中毒性の高さ。
野球に詳しくないからよくわからないが、WBCのテーマでもあったらしい。
一体どんな局面でこれが流れていたのか、気になるなあ。

フジファブリックのミュージックビデオはかっこいいものが多くて好きなんだけど、これは「かっこ……いい??」というハテナが飛ぶ感じで、妙に愛嬌があるんだよな。

#音楽

葦原大介「ワールドトリガー」29巻を読了。
ふわっとしたネタバレありの感想。

ようやく閉鎖環境試験が終了。いや~、長かったな。
実際、「閉鎖環境試験が長すぎてやめた」と言っている人もちょこちょこ見かけるけど、個人的にはもっと見ていたかったなあ。
ここまで、ひとりひとりのキャラクターがどういう人物なのかということを丁寧に描いてきているわけだけど、閉鎖環境試験はその積み重ねへの答え合わせとしてすごく気持ちのいい話だった。
完璧なように見える人にも裏側に欠点があり、外側から冷徹な評価が下される。
当たり前だが、完璧な人なんていないのだ。

「この人ってこういう人だよね」という読者のイメージと、A級隊員たちからの「こういう人であるなら、こういう問題点があるよね」という評価が交わるとき、まったく新しい視点とおもしろさが生まれる。
閉鎖環境試験は、いわば、23巻までの物語を読んできた読者へのご褒美のような存在だと思っている。
ボーナストラック的なイメージもあって、23巻までを読んでいない人がいきなりここを読んでも、たぶんよくわからないと思う。少なくとも、試験に参加しているメンバーがどの隊のどういうポジションの人なのかという知識は必須。
ここからは新たな試験が始まるわけだけど、次はどんな試験になるのか、気になるなあ。

みんなの新たな一面が見られてすごくよかった閉鎖環境試験なんだけど、一番印象的だったのは水上先輩と諏訪さんかなあ。
水上先輩のことを今まであまり意識していなかったので、「この人、こんなクセ強な人だったんだ!?」という驚きが大きかったなあ。
みんなの欠点が露呈していくなかで、諏訪さんの欠点だけがほぼ出てこなかったのは逆に怖かった。諏訪さんの株がストップ高になってしまう……! 年齢のわりに人間ができすぎている。

29巻ではイコさんが好きすぎて困った。生駒旋空はコピーできないっていうくだりもめちゃくちゃいいんだよな……実はすごい人かもしれないイコさんから目が離せない。
能力的に優れている部分は今回はあまり出てこなかったけど、遠征という極限の環境に必要なのって、イコさんや太刀川さんみたいな底抜けの明るさを持つ素直な人なんじゃない?と心から思う。
あと、地味に成長したよなあと思うのは香取さんだったり。閉鎖環境試験は香取隊の成長の物語でもあったんだよなあ。畳む


#読書



「ちょっとだけエスパー」のインタビュー動画の大泉さんによる兆社長のモノマネ、しょうもなさすぎて無限に見てしまう。好き。
これに宮﨑あおいが「酷いですよね!?」って爆笑しながら反応するのもかわいすぎて最高。
喋り方とかは全然似てないんだけど、顔の感じはちょっと似てるような気もしなくはないのが恐ろしい。目と口が似てるよね……。
なんでもモノマネする男、大泉洋。またなにかのモノマネしてほしい。

#ドラマ

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