2023年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

「レンドフルール」、無事にトロフィーコンプリート。
オトメイトのヘンテコゲーといえば「7'scarlet」をやったときも相当コメントに困ったが、今回もなかなかの曲者ゲーだったと思う。

キャラクター最高、声優最高、グラフィック最高、世界観と雰囲気も最高。
しかし、そこから繰り出される、10人いたら6人はドン引きするようなシナリオの数々。自分的には楽しかったが、かなり人を選ぶ気がする。
メリーバッドエンドとバッドエンドの嵐。最終的に、純粋なハッピーエンドは一つもなかった。
最後にトゥルーエンドや大団円エンドがあるかもしれないと思ってやっていたが、特になし。徹底したコンセプト。
10人いるうちの1人にぶっ刺さるような尖りを目指しているんだと思うんだけど、本当にやりたい放題なのと、世界観が壮大なわりに個別ルートが短いので、感情移入する前に終わってしまうパターンが多くてもったいなかった。

悲恋だらけなので、悲恋好きにはけっこう刺さる。
「これはヘキエンドだ!」というのがいくつか見つかれば、それだけで価値がある体験になりそう。
ただ、他人を害してでも恋を成就させるという展開がそこそこ多いので、その手の悲恋がダメな人にはきついかも。
とにかく全編通して人の命に重みがまったくないため、自己犠牲にしても他者犠牲にしても、説得力が目減りするのが惜しかった。地上の人々の描写とか、もうちょっと加えてあげてもよかったんじゃないかと思う。良くも悪くも天上人の世界の話、という感じ。

あと、周回が前提のシナリオ構成になっているのに、スムーズな周回を阻害する時限選択肢が分岐の要になっているのは、システムとして大きな不備だと思う。
乙女ゲームに時限選択肢はいらないのではないかと思っているんだけど、その気持ちがかなり強化された。
恋愛の駆け引きを対話バトルとして表現した『ラヴィール』自体はおもしろく、挑戦的なシステムなのだが、周回との相性はかなり悪い……。
エンドの数も多すぎて、どれが本当に見せたい終わりなのかがわかりづらい。
もうちょっと減らして、本当に自信作の悲恋だけ見せてほしかったなー。
トロフィー的にも、条件の複雑な不親切トロフィーが多いため、回収するのが作業になってしまい、もったいない感じがした。
全体的に『もったいない』と『惜しい』が目立つゲームだが、悲恋がたくさん見られたのと、キャラにまったくハズレがないのとで、満足度は高い。
特にギスランとオルフェが好きだなー。隠しルートのドS主人公もエロくてよすぎる。畳む


#ゲーム

「レンドフルール」、レオン忠誠エンド、オルフェの忠誠&愛情エンドを見る。

オルフェ以外はバッドエンドの回収も完了。
レオン忠誠、めちゃくちゃよかったなー。これくらいの塩梅がちょうどいい。最後のスチルも美しい。
オルフェも、メリバのどぎつさがちょっと薄めで、初級者向けな感じで食べやすい味だった。
これがトゥルーエンドでいいのでは?と思う、オルフェ愛情。

ここまで来てようやく、ビュッフェ形式でメリバとバッドを食べるためのゲームだったということに気づくのであった。
「あなたのメリバはどこから? わたしは自己犠牲から!!」みたいな。
気づくのが……すごく遅い!!
メリバ好き以外はお呼びでないゲーム。それがレンドフルール。

ただ、メリバやバッドで心を折りに来るかわりに、それ以外の部分はすごく優しくできていると思う。
攻略対象キャラじゃないときは、嫉妬イベントなどの余計なちゃちゃ入れは一切なくて、めちゃくちゃ物わかりのいい友人ポジションになったりするのが、男性キャラ同士の仲が良好な乙女ゲームが好きな人間としては嬉しい。
性格の悪い人は約一名を除いてまったくいないので(その一名もたぶん訳あり?)、そういう余計なストレスはないんだよなー。
ただ環境面での無慈悲な展開があるだけ。

そして、このタイミングで、とんでもない隠しキャラが開放されるのであった……!
今のところ、どのルートでもまったく好感度の上がらないあの男が解禁!!なぜなんだ~~!!!
でも、攻略してみると印象が変わるパターンもあるし、解けていない謎も多いので、気が抜けない。
ラストスパート、行くぞー。畳む


#ゲーム



FXバトルロワイヤル2がついに終了。
いろんな意味で「それはダメだろ!!」という結果に落ち着いたが、ある意味、忖度していなくていいとも言えるのか。

・自動売買システムが損をしており、自動売買システムの画期的な宣伝にはなっていない
・人間勢もひとりしか得をしておらず、FXをやりたくなる動画でもない
という、証券会社の宣伝動画としては致命的なポイントが二点もあるのが逆におもしろい。
ただ、「おれならもっと自動売買システムをうまく使えるぜ!!」という人に対しては宣伝効果があるかもしれない。

お笑いとしては、予想外のチャートに心をかき乱され、互いに互いを裏切っていく人間たちと、淡々と無言で損をしていく自動売買くんとの対比がすごく笑える。
囲碁将棋・ダイヤモンドは両方とも、途中まではそこそこ順調に儲かっているくだりもあったのに、心が乱れたせいでどんどん落下していくのが、相場の難しさを感じさせる。
このあたりは、『お笑い』として成立させるために極端な行動に出ている部分もあるだろうけど。

FXに限ったことではないけれど、相場と向き合ったときに真っ先に感情を殺すことこそが、投資(投機)においてもっとも必要な、ただひとつのことなのだろうなー。
どれだけテクニックをマスターしても、知識を身につけても、それらが感情に勝てなければまったく意味がない。
最悪の相場や、予想外の相場に出会ったそのとき、いかに心を冷静に保てるか。狼狽しない心を培っていきたい。

そして、学べるラブリーシーズン10もはじまった。
難局で大損したテスタくんの近況が聞けそうで楽しみ。畳む


#お笑い

「レンドフルール」ルイ愛情&忠誠エンド、レオン愛情エンドを見る。

ルイルートは非常に細やかにできていて、他のルートで「あれ?」と思った違和感がしっかり回収されていて楽しかった。
ただ、境遇が複雑すぎるので、感情移入はしづらかったかも。フムフム系というか。
ギスランルートのときに「こういう展開になればいいのに!」と思っていた展開がルイルートだったんだけど、これはこれでやっぱりメリバ的ではあったのが凄まじい。どう転んでも、やっぱり絶望。
でも、他のルートに比べると被害はマシなレベルであった。これくらいなら耐えられるよね、というレベル。

レオン愛情エンドは「うおーーーい!! それはやりすぎだって!!!」という展開で、ポカンとしてしまった。
途中まで和やかだっただけに、事態が加速度的に悪化していくさまを眺めて悲鳴を上げるしかなかった。メリバというにはちょっと被害度合いがひどすぎる。実質バッドエンド。
レオンというキャラは非常に好きなだけに、もうちょっとなんとかならなかったのか!?と叫ばずにはいられない。忠誠エンドでどれくらい印象が変わるのか、気になるなー。畳む


#ゲーム

年末恒例、今年買ったゲームのお掃除まつりが開催されている。
今年は、できるだけいらないゲームを買わない!
セールだからといって安易に手を出さない!
……と言っていたはずなのに、いつのまにか積みゲーの山が形成されている。例年よりはたぶん買っていないけど。

このままだと「今年のゲームまとめ」の記事を作るときに、積みだらけでさんざんなことになってしまう。
今のうちにクリアできるものはクリアして、来年をいい状態で迎えたい!!!と悪あがきをしているのであった。
目下のところは「レンドフルール」に夢中なので、とりあえずは「レンドフルール」年内クリアが目標。
その後、中途半端に手を出している系のゲームはおさらいして、把握しておきたいなあ。
頑張って、無駄をなくしたいぜ。

「レンドフルール」ギスラン愛情エンドを見る。
なんとなくのイメージで、忠誠がバッドエンド、愛情がグッドエンドなのかと思っていたが……そんな甘い話はなかったぜ!!!!!
むしろ忠誠よりも状況は悪化していて、ラストの雰囲気はハッピーだったが、結論はあまりにメリバだった。
もともとの状況が劣悪すぎて、どれだけ頑張っても巻き返せない……!!

これ、今後もメリバまみれだとしたら、けっこう凄まじいゲームなのでは……?
ふたりともいい人だし(いい人はこんなことしないよ!?とも思うけど)、他の騎士たちも今のところは悪い人には見えないので、こんな結果にしかならないとしたら悲しすぎる……。
次はいったいどんなメリバが見られるのか!?
みんなで行こう、メリバ博覧会!!
ひきつづき攻略していきたい。

#ゲーム

3周年記念で、「情熱スリーポイント」の番組本が発売するらしい。
最近、ダントツで聞いているラジオなので、嬉しいな。
しかも、発売は来月。……来月!?
あまりに突然の発表すぎる。楽しみ。

ここ最近は、情熱スリー、煩悩ガール、おもしろ座り話、マヂラブANN0、ラジ父、絶望ラジオを毎週聞いている。
おもしろ座り話の株が、自分のなかで地味に上がっている気がするなあ。
ゆるーく聞き流すのにちょうどいいというか、気軽に聞ける。
最初は倫理観の危うさが気になっていたのだが、最近は逆にスレスレの感じを楽しんでいるような気がする。
週の終わりにラジ父と絶望ラジオを順番に聞いて一週間が終わる、というのも気に入っている。
絶望ラジオを日曜日の夜に更新することに決めた人はすごいよね……。センスある。

#ラジオ



オトメイトの「レンドフルール」をVitaで遊びはじめた。
一周目はギスランの忠誠EDだった。
これは……とんでもないゲームに手を出してしまったのでは……?
絵がかわいかったので、なんの予備知識もなく買ってしまったが、激鬱ゲーなのでは……?
ただ、鬱の方向性が今のところかなり好みに近いので、今後への期待は高まっている。

最初は、ネオロマ感のある、しっとり上品&ほのぼのな感じで物語が始まり、「めちゃくちゃ好みかも!!??」とわくわくしていた。
騎士たちのキャラも全員魅力があって、だれを攻略しようかすごく迷った。
しかし、どことなく不安を感じさせるサブキャラの杉田智和が出張ってきたあたりから雲行きが怪しくなり、第2部が終わるころには、どちらを選んでも絶望!というどうしようもない状況に追い込まれてしまっていた。
最終的には、予想を遥かに超える超バッドエンドに……!
急激に押し寄せてきた絶望に、なにがなんだかわからず、放心状態になった。

キャラがすごくよくできているがゆえに、なにを選んでもだれかが痛みを抱えることになる展開が胸にグサグサ刺さって、心が動かされまくる一周目だった。
ギスランを幸せにしてやりてえよお……と泣きながら、二周目に臨みたい。
ガワは完全にネオロマなのに、中身のエグさがどう考えてもネオロマじゃなさすぎる……他のキャラのルートもこんな感じだとしたら、かなり期待できそう。
このイヤな杉田智和をどうにかしてくれ~~!!
この人、専用ルートとかあるんだろうか……できればないほうがいいな……。

#ゲーム

早池峰キゼン「テンバイヤー金木くん」を読んだ。全5巻。

前々から評判がよくて気になっていた、社会派お仕事コメディ。
なんと、お仕事の内容は転売。
小学生でありながら、転売による荒稼ぎを繰り返す金木くんと、金木くんの転売の使いっ走りとして雇われた大友。
ふたりが転売を通し、さまざまな仲間と出会い、商売のノウハウを学びながら己の価値観をすこしずつ塗り替えていくという、コメディなのにいろんなテーマを内包している、攻めすぎた漫画。

おもしろいのは、「転売ヤーはなぜ存在しているのか?」「転売はなぜやってはいけないのか? やってもいい転売とはなにか?」「転売をやめるために必要なものはなにか?」という三点について、全編を通して定義づけし、深掘りしているところ。
オタクは、転売は転売であるだけで悪であると考えがちで、その先を深く突き詰めて考えることって、あまりないと思う。ある意味、思考停止状態にあることが多い。
でも、転売しているのは人間であり、彼らにはそれぞれ転売に至る事情がある。
その事情を知らないままでは、転売をなくすことはできないのではないのか?
そんな深層へと踏み込んでいく構成、そして転売へと立ち向かう勇気が生まれていく展開、とても読み応えがある。
転売屋の事情やノウハウを丁寧に暴き尽くしたうえで、最後にこの漫画が選んだ結論には、読者も立ち止まって考えさせられる。
金木くんの仲間として、古着転売系インフルエンサー、骨董品屋さんが登場するのも、読者の倫理観を揺さぶる要素が丁寧で楽しい。
そういえば、骨董品を売るのも、ある意味転売なんだよなー。
古着はOK、骨董品はOK、生活必需品はNG、新品ゲームもNG。
どれも買った金額より高値で売るということには変わりないのに、どうして新品ゲームはNGなんだ? 自分の倫理観の基準はどこにあるんだ……と、読者の感覚に働きかけて思考させるのがおもしろい。

この作品において、『貧困』はかなり重要な要素である。
転売の引き金となるものはたいてい貧困だったりするが、その貧困の背後にある格差社会や裏社会、貧困を食いものにしている人間の存在まできっちり見きっているのがいい。
「転売しているのは、貧困層かモラル皆無層、ほぼそのふたつしかない」というくだりは興味深い。
モラル皆無層はどうしようもないが、貧困層が転売をするのは社会問題。
貧困そのものをなくしていかないと、結局、転売はなくならないし、社会全体のモラルもなくなっていく。
スキルなし、経験なし、人脈なしの状態である程度のお金を稼ぐために、もっとも効率がいいのは転売行為であるという事実は揺るぎない。
それをなくすためには、社会の構造を変えるしかないのだ。

序盤で金木くんが「子どもが新品のゲーム本体を買ってもらえるような家は、すでに裕福で幸せな家なのだから、一回ゲームが買えなかったくらいたいしたことない。それよりもお金が必要な人のところにお金を回すべきだ」というようなことを言うくだりがある。
これは転売屋の詭弁でありながら、貧困者の本音でもあると思う。
その日を生きるのに必死な人が、他人の家庭の子どもの幸せにまで気を回せないだろう、という。
お金がないだけではなく、心が貧しいから、生きるのに必死だから、転売に手を染めてしまう。
金銭的に充実するだけではなく、心を豊かにしなければ、転売はなくならない……じゃあ、心を豊かにするには、どうすればいいのか?
転売に嫌悪感を持つ人にこそ読んでほしい、全力で描かれたお仕事漫画だった。畳む


#読書



大変にかわいい、たぴおかたちのダンスが公開されていた。
たぴおか好きだから嬉しいなー。可動域少ないのに、ちゃんとPerfumeっぽい振り付けをするのがいいなあ。
最後にどんどん増えていくところがよすぎる。
映画も見たい。



「スターオーシャン セカンドストーリー R」が気になっている。
「スターオーシャンセカンドストーリー」は思い出深い作品だ。
思い出深いとは言うものの、ゲーム本編はやったことがない。
2001年放映のアニメ版「スターオーシャンEX」を毎週見ており、漫画版も集めていた。
アニメにすごくハマっていて、その後、ゲームボーイカラー版の「スターオーシャン ブルースフィア」を購入してやり込むほどだった。
当時、プレイステーションが買ってもらえない小中学生だったため、基本的にゲームボーイカラーかスーパーファミコンでプレイできるソフトしか遊べなかったのだ。
おもしろそうなゲームはみんなプレステから出ていて、歯がゆい思いをしていた気がする。

時は流れ、令和になって「セカンドストーリー」のリメイクが発売されるということで、これはもしかすると、ようやく原作を知るチャンスなのかもしれない。
……と思いつつ、今は積みゲーがあるので、まだ買ってはいない。買い物リストに入れておこう。

#ゲーム

きょうもライブカメラめぐりをしていた。



ノルウェーの電車の景色を収録したYoutubeのライブ配信を見つけた。
リアルタイムではなく、総集編みたいな配信っぽいけど、なかなかの絶景だ。
どこまでもつづく雪景色、長い長いトンネル、その果てにある終点。
日本の鉄道にはない広大な感じが、すごく癒やされる。
世界中の景色にアクセスできるの、よくよく考えてみるとすごいなー。作業用にだらだら流して、いろいろ見てみたい。

汀こるもの「五位鷺の姫君、うるはしき男どもに憂ひたまふ 平安ロマンチカ」をようやく読み終わった。
買ったのはだいぶ前のはずなのだが、序盤からなかなか入り込めず、すこしだけ読んでは脱落を繰り返し、たぶん3回目くらいのチャレンジで完読。
以下、ややマイナス要素もふくむ感想。

「探偵は御簾の中」シリーズは平安時代の倫理観と現代の倫理観のキワを攻めていくお話で、すごく楽しかった。
五位鷺にもその片鱗が見え隠れしており、陰陽師は実際には平安京でなにをしているのか、などのくだりはとてもおもしろい。読み応えあり。

しかし、時代物としては地の文がうるさすぎて、集中しづらかった……。
こるもの先生のマシンガントークのテンションには慣れているつもりだったが、セリフのなかにまで現代用語が入り込みまくりなのはさすがに読みづらい。
強姦未遂された相手を好きになるというような筋書きも感情移入しづらくて、手が止まってしまった。
強姦描写はもうちょっとソフトにしてほしいが、これが平安時代のリアルでもあるだろうから、バランスが難しい。
このへんの話を「これが平安時代なんですよ!!!! 現代とは違いますよね!!!!」と丁寧に解説してくれている「探偵は御簾の中」、改めてすごいな。確実に進化している。

メインキャラに魅力があまりないのも手伝って、ライト文芸としてはなかなかに攻略難易度が高い本だと個人的には思う。特に明空は、最後まであまり好きになれなかった。
ただ、最後まで読むと、人物の印象が一気に逆転して、読者が見ていた風景が切りかわる仕掛けが仕込まれているため、序盤だけで心折れてやめるのはもったいないのも確か。
ちゃんと最後まで読めてよかった。畳む


#読書

節約に関する本で、「貯金額や節約法は絶対に他人と比べないようにする。過去の自分と比べるだけ」というようなことが書いてあるのを、むかし見た。そこのくだりだけ、妙に印象的に覚えている。
子どもがいたり、結婚していたり、多額の収入があったり、親の介護があったり、実家が太かったり、借金があったり、無職だったり……それぞれに経済的事情は違うのに、他人と比べるのはたしかにナンセンスだ。
「一ヶ月の食費◯円生活! これができない家庭は浪費!」というようなマウンティングが匿名掲示板で行われているのを見るたび、「胃袋の大きさや労働量、周辺に安いスーパーがあるかどうかや、買い物できる時間帯の自由度、家族編成によるでしょ!?」と理不尽に思っていた。
こういう、自分とは条件の違う人の打ち出した金額を真に受けるのは、やめたほうがいいんだろう。
どこかの誰かと比べるのではなく、浪費していたころの自分と比べて、今は浪費していないし、まだこの先も進化する……という姿勢はポジティブだし、見習いたい。

そして、「他人と比べるのではなく、過去の自分と比べる」という感覚は、普段の生活においても大事だと思った。
たとえば、この毎日書く雑記は、きょうで約700日つづいている。
内容のクオリティはともかく、習慣として持続させるのに、けっこう頑張っているはず。
しかし、同じことを3500日つづけている人と比べたら、1/5しか頑張っていないことになる。
この人に「まだ700日しかつづいていないんですか?」とマウンティングされたら、たぶん腹が立つだろう。自分は劣っているのかなー、と落ち込むこともあるかもしれない。

でも、昨日の自分からしてみると、きょうは1日増しの記録になる。
明日はさらに1日増し。明らかに上を行っている。
もし、なんらかの理由があって更新できず、途中で連続記録が途切れてしまっても、別の日にしれっと再開してしまえば、そのときは、総合的な日数では、昨日の自分よりも上にいるということになる。常に、今の自分が一番すごいのだ。
この調子で、他人と比べるのではなく、自分を超える!というメンタルで、自己肯定感を上げていきたいなー、とぼんやり思った。
「他人と比べて優越感/劣等感を得る」という行為は麻薬なので、完全になくすことはできないはずだけど、できるだけ機会を減らせば、健康によさそうだ。



「Enter the Gungeon」を、だいぶ前にPSStoreの無料配布でもらった。
もらったこと自体をすっかり忘れていたが、ふと起動してみたらすごくおもしろいゲームだった。

弾幕シューティング+ダンジョン探索という、なさそうでなかった組み合わせが独創的。
弾幕シューティングは空を飛ぶ自機が多いので、地に足をつけて歩きまわったり、壁を使って弾除けしたりというのは、あまりない操作感だった。
ゴリゴリの弾幕シューティングは正直、玄人向けすぎるジャンルで、自分には難しすぎると常々考えていた。玄人でない人向けに、多少の救済措置があると嬉しいなとも。
「ネコネイビー」や「ムラサキ」などは丁寧に救済措置を入れつつ、固有のカラーがあってよかったのだけれど、ガンジョンもなかなかにニクい救済措置にあふれている。
弾幕は序盤は易しめで、ダンジョン内で手に入る銃の種類によっては、下手くそでもサクサク先に進めたりする。

それでいて、シューティングの楽しさはきっちり残しているし、ドッジロールによって無敵状態で弾を避けたり、フィールド上の弾幕を全消しするアイテムがあったりと、初心者にも楽しくシューティングができるシステムが整っている。

シューティングというほぼ玄人しかいないジャンルの内側にいる作り手は、こういう親切さを無視しがちだと思うんだけど、だからこそ、きっちりと親切さがあるゲームを見ると、優しさを噛みしめてしまうな。
ちょっとずつ、攻略してみたい。

#ゲーム

毎年、ハロウィンの時期になると渋谷のライブカメラを見ている。
いろんな人の人生が行き交う感じが気持ちよくて好きだ。

きょうは歌舞伎町のライブカメラを見ていたが、渋谷よりも多様な人々が映っていて、これもおもしろい。
自分では行かないような場所の様子をじっくり見るという奇妙さが楽しくて、いつまでも見ていられるなー。
ライブカメラを作業用Vにしてもいいかも。

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「うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~」、トロフィーコンプリート。プレイ時間は65時間。
数年の時を経て、ようやく自分の中でうみねこを終わらせることができた。
ただ、すべてに向き合うのには時間がかかりそう。

ミステリーとしては駄作かもしれないが、うみねこという物語の目的はミステリーの解明ではない。
むしろ、ミステリーを解明したがる愚かな人間に、幻想の存在意義を突きつけるというのが主旨かもしれない。
登場人物たちに襲いかかるのは、実は理不尽なミステリーではなかった。もっとおぞましい現実だ。
ミステリーよりも無慈悲な現実に立ち向かうために、白い魔法や幻想が存在する。
人は、白い魔法を駆使することで、どんなにつらい現実でも超えていける……そんな人間讃歌としての「うみねこのなく頃に」。
クセの強い作品ではあったが、ハマる人はどっぷりハマる構造になっていると思う。

いわゆる奇書と呼ばれるような作品は、推理小説のジャンルには数多く存在するが、ゲームというジャンルにはあまりない。
特に、同人ゲーム、18禁ゲームなどを除いた、コンシューマーゲームというくくりからいえば、非常に少ないと思われる。
元同人作品などもあるとはいえ、奇書では、コンシューマーゲームとして鑑賞に耐えうるような一般性を獲得できないからだろう。
そんななか、「うみねこのなく頃に」は奇ゲーならぬ奇書ゲーとして、盤石の存在感がある。
すべての人に評価されるようなタイプのゲームではないが、深く物語に入っていくようなタイプの人にとっては、非常に嬉しいゲーム。
エンタメとして足りない部分が多々あることはわかるが、それを差し引いても、時間をかけて向かい合う価値のある、哲学的なストーリーだと思う。
畳む

#ゲーム

小野不由美「緑の我が家 Home,Green Home」を読む。
ホワイトハート版の旧版?(絵が山内直実のやつ)で。

初期の作品ということで、話の筋書きはかなり荒削りな印象だが、のちの作品で生きてくるような要素も多くあり、楽しめたと思う。「ゴーストハント」の雛形っぽい。
離れたくても離れられない事故物件、怖いよね……。
事故物件が直接的に怖いというよりは、再婚した父のいる実家には帰りたくない、他に行き場もない、引っ越すお金もない、今住んでいるのは命の危険がある事故物件……という閉塞状況が恐ろしい。詰んでいる。

序盤の畳みかけるような得体のしれない恐怖から、終盤は柔らかな話へと変わっていくのが小野不由美らしいなーと思った。この柔らかさを読者が必要としているかどうかで好みが分かれそうだ。
グリーンホームには、現在は「ゴーストハント」のぼーさんが住んでいるらしいが、このあたりの話は読んだことがないので詳しくなかったりする。同人誌版ゴーストハント、気になるんだよな。

#読書



今年もこの季節がやってきた!
M-1インタビュー動画巡回の季節!!
まじめにインタビューに答える者、一発ギャグの発表で終わる者、昨年を振り返る者……それぞれのスタンスが見え隠れする、今しか見られない貴重な動画が目白押し。

今のところ、怪奇とフースーヤが楽しかった。
二組とも、M-1を全力でエンジョイしてる感じがたまらないよなー。
怪奇はまたどんちゃん騒ぎをするかと思いきや、どんぐりたけしに萌えるだけの動画になっているのが意外性あってよかった。
この調子で、M-1関連動画を追いかけていたら、またいつのまにか年が終わっているんだろうな……。
もはや、いろいろ通し越して、年末の気持ちだ。

#お笑い

「うみねこのなく頃に咲」がもうすぐ終わりそうだ。
次にやるゲームの予定を考えている。
今年度は積みが多く、やりかけのゲームがわんさかあるのだが、現在、全力でやりたいゲームは特にない。
もうちょっとがっつりとノベルものをやりたい気持ちと、全然違うタイプのゲームをやりたい気持ちが両方ある。
年末に向けて、やりかけのものを消化するべきなのだが……どうするか。悩ましい。
恋愛のあまり絡まない(萌え系やキャラルート制でない)タイプのノベルゲームがまたやりたいんだけど、あまりないんだよなー。

背筋「近畿地方のある場所について」の書籍版を読んだ。

最近よくある気がする、インターネット感染系ホラー。
ひとつひとつは他愛ない、ネットにありがちな怪談話なのだが、要素をパズルのように合わせると、実はひと繋がりの事象になるのが気持ちいい。知的ホラー小説。

ただ、この繋がると気持ちいいという感情は曲者で、ホラーとしては理論が繋がりすぎると怖くなくなってくる側面もあるかも……と思った。
中盤まではかなり怖かったけど、からくりがわかってくるとだんだん怖さが薄れてくるんだよなー。理屈で語れるものは、あまり怖いとは感じない。
ただ、どんなふうに繋がるのか、あるいは繋がらないのかは最後まですごく気になった。グイグイ読ませる力がある。この吸引力と文体の読みやすさは画期的だ。

なお、見ると感染する画像が最後の袋とじにワッとたくさん載っているのは素直に怖いと思った。
「これを読んだあなたも感染している」という筋自体は陳腐で賛否両論ありそうではあるが、トリガーが文章ではなく画像に仕込まれているのは根源的恐怖に訴えてくる感じで、おもしろい。この恐怖演出は好きだなー。

#読書

にとりささみ「ホワイトタイガーとブラックタイガー」を読む。
だいぶ前にTwitterで見かけて気になっていたマンガなのだが、ようやく書籍化された。

心優しいトラの子のホワイトタイガーくんと、ドジなえびのブラックタイガーくんは、とても仲のいいお友だち。
ブラックタイガーくんのドジはかなり極まっていて、いつもアツアツの料理に突っ込んでは、料理の一部になってしまう。
そのたびにホワイトタイガーくんに救急車を呼んでもらい、うさぎ病院のうさぎ先生に治療してもらうのだった。
きょうもまた、軽いやけどで済んだことを喜びつつ、ふたりの友情はつづいていく。

ひたすらにブラックタイガーくんを調理しまくるというシュールな天丼ギャグマンガ(えびだけに天丼)。
基本的には天丼しかないので、途中で飽きてしまうポイントもあるが、うさぎ先生と犬のおまわりさんのバイオレンスな関係性をはじめ、人間関係の広がり方がかわいらしくて癒やされる。

何度調理されても、ブレンダーでスープにされても死なない。
そんな描写を見て、この世界には死の概念はないのでは?と思っていた。
そのため、新人バイトの白えびくんが突然バイトに来なくなり、「きょうは白えびさんはお休みですか?」と尋ねると、「休みというか……彼はもう……」と上司に言葉を濁されるシーンは衝撃的だった。
ブラックタイガーくんの運が奇跡的にいいだけで、どうやら普通に死ぬこともあるっぽい。

#読書

帰り際に、駅の傍を歩いていると、背後から急に「バビチ……」と謎の声が聞こえた。
後ろから、仕事帰り風の長い髪の女の人が歩いてきて、追い越しざまにまた「バビチ……」と言う。
見た目はややカジュアルなキャリアウーマンといったふうで、変な人には見えない。
ただ、高速で同じことを言っているというだけ。
こちらを追い越したあとも、さらに「バビチ……」「バビチ……」と言いつづけている。
そのまま、早足で去っていった。

聞いてはいけない都市伝説的な呪文を聞いてしまった気がして、帰宅してから検索してみたが、「バビチ」の意味はわからなかった。
これを聞いた人は、一週間以内に違う人に「バビチ」を言わないと、死ぬ。
……的なニュアンスを勝手に感じとり、ドキドキする。

「晦-つきこもり」で描写される人間関係がすごく好きだった。
親戚を題材にしたノベルゲームをあまり読んだことがなく、不気味な距離感がリアルだと思ったのを覚えている。
血の繋がりがあり、面識もある。でも、生計を一にするわけではないし、たまにしか会わない。
一年に一回しか会わないのに、相手のことをよく知っているように錯覚している、どことなく歪な関係。
もしも、久しぶりに再会した親戚が、とんでもないサイコパスだったら。思っていたのと違う人格だったら。
離れようと思っても、血の繋がりは消せない……どこまで行っても追いかけてくるような血縁の恐怖が、新鮮だった。

「うみねこのなく頃に」の人間関係も、これに似たような不気味さがあると思う。
一年に一回だけ親族会議で集まる、いとこたち。
でも、それぞれの裏の顔を彼らは実は知らない。
黄金と遺産を前にした親族たちが、己の欲望を剥き出しにしたそのとき、なにが起きるのか……という恐怖に、ぞくぞくするのだった。
今はEP8を読み進めており、もうすぐフィナーレ。最後はどうなるのか、楽しみだ。

#ゲーム

デイリーポータルZで「捨てられない器 」のコーナーを読んでいた。

その人の生活にしか存在しない、独自の小物っていいよなーと思う。
無印良品で小物を全部揃えたり、小物を削減して部屋をシンプルにしたりするのも美しいけど、空き容器を活用する、遊びのような工夫もすごく魅力的に見える。

ペンはペン立てに入れたらいいとか、そもそもペン立て自体が無駄だから削減すべきだと思うような人もいるだろうけど、それがお酒やプリンの空き容器であることで、心は確実に豊かになるような気がする。

家のなかに自分だけの愛せるものが増えていけば、年をとっても心のよりどころがたくさんある人生になりそうだなーとは考えているのだが、実際に愛せるものを見つけるのはすごく難しい。
量産型ではない、自分だけの大好きな一点ものの生活用品をすこしずつ見つけていきたいなー。
年齢を重ねたあとも、ずっと好きだったものに囲まれて生きていきたい。

「メタルスラッグ2」を久しぶりに遊ぶ。楽しい。
メタルスラッグは一時期、PSPで遊びまくっていて、最初の方のステージはかなり見覚えがあった。
後半は見たことのないステージがあって、当時の自分が途中で死にまくっていたことがうかがえる。

メタルスラッグは、ドット絵の動きの細やかさや、演出・音声のかっこよさが光っていて、雰囲気作りがうまい。
ちゃんと人が生きている感じがするというか、臨場感があると思う。
ただ、難易度はかなり高い気がする。
またやりこみたいなー。

#ゲーム

キングオブコント2023が終わった。
終了直後の感想をざっくりメモしておく。

審査についてはこれからまた荒れそうなので触れないとして、それを抜きにしても、出順でこんなに大会が荒れること、あるんだ……という感じ。
カゲヤマとニッ社の出順が最後の方だったら、ファイナルのメンバーは全入れ替えだったかもしれない。

一番おもしろかったのはファイヤーサンダー。
ネタの着眼点があまりにもよすぎるところから始まり、最後まで失速させずに駆け抜けていく爽快感。
全体的に、人間ドラマを細かく描いているコントが少なかったのもあり、すごく輝いていたと思う。
優れたワンアイデアで突き抜けながらも、シナリオに人間の感情がしっかり乗っているのが好きすぎた。

や団は完全に出順にやられたのと、昨年準優勝で記憶に新しいおかげで、昨年を超える要素がないことが目立ったというのが敗因だろうか。
蛙亭の点が低いのも、「目新しいものがない」「もう芸風を知っている」が理由では?と思う。
や団は昨年、2本ともクオリティが高すぎて、やはり今年はやや物足りないネタではあったかな。今年のネタがよくないわけではなく、求められているレベルが高すぎる……。
そう考えると、芸風がまだ知られていない段階でインパクトを残せる初出場はかなり有利なのかもなー、と思う。

ニッ社は2本目が輝いていた。
グロ要素による減点はありそうだけど、勢いがあって好きだなあ。

そして、何と言っても外せないカゲヤマ。
始まる前のイチオシだったが、ここまで健闘するとは正直思っていなかった。
大会全体を揺るがす、とんでもない暴れまわりを見せてくれたのが楽しかった。
特に、2本目が意外と人間ドラマ系で好き。
1本目の序盤で期待させたようなドラマが、きっちり2本目に来ているのがバランスいいな。畳む


#お笑い



アニメわたゆりのOPがすごくよかったよな……と思い返しつつ、OPだけ見直していた。
作品テーマである二面性を丁寧に演出していて、表と裏がコロコロ切り替わるのが気持ちいいんだよなー。
作画クオリティも高いし、かわいいし、最高のOPだと思う。
原作買いたいな……という気持ちをまた高めることができた。

「うみねこのなく頃に咲」、EP6をようやくクリア。ここまでで44時間プレイしている。
残り2話だが、まだまだ謎は深まるばかりで、たぶんミステリ的にすっきりする解決はしないんだろうな~とは思いつつ、戦人とベアトの行く先が気になる。どんどん進めている。

展開がマジで精神にクる感じなのだが、キャラが魅力的でサクサク進められるなあ。
今のところ一番好きなのは煉獄の七姉妹だったりする。
全員顔がいいし忠誠心がかわいい……。

#ゲーム

楽天ポイントをゲーム感覚でひたすら貯めている。

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貯まったポイントは、ほぼ全額、楽天証券の投資信託へ入れていく。
ポイントを貯めるための無駄遣いはご法度だが、地道にコツコツやっていれば、意外とバカにできないほどにポイントがもらえるということに気づきはじめた。
投資信託を育てるために、頑張るぞ。

#投資

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