2024年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

ロジクールのキーボードを新しく購入。
キーストローク深めな感じのものにしたら、かなりしっくりきている。
最近、文章を書くのをサボり気味なので、このキーボードで巻き返したい。
書かずにいるとどんどん書けなくなっていくんだよなー。

ちょっと体調崩し気味ななか、ルパパトをぼんやりと見ていた。
久しぶりに「これは一気に見ないとダメなやつ!」と確信できるジェットコースター的な作品で、心躍る。
予備知識はほぼゼロだが、当時の実況タイムラインは眺めていたので、なんとなく鬱展開になるらしいということとシャケが出てくることは知っている。どういう展開なのかは知らない。

ようやくノエルさんが登場してきて、どことなく鬱な空気が深まっており、不穏である。
正体がバレないままで警察と快盗がかなり仲良くなってしまっているので、バレたときにどうなるのか不安すぎる。
基本的に人間ドラマをきれいに掘り下げる回が多く、徐々に関係性が広がっていくのが気持ちいいのだが、エアロビの回だけは白昼夢としか思えなかった。
OPで「脚本:大和屋暁」の文字を見るとかなり身構えてしまいがち。
「おもしろいけど、これ、今やらないとダメですか!?シリアス展開が気になっているところにこれ!?」と毎回戸惑う。高度な焦らしプレイっぽい。

#特撮

谷川俊太郎・ブレイディみかこ「その世とこの世」を読んだ。

詩人とライター。価値観も世代も異なるふたりの往復書簡。
谷川さんは詩によって、ブレイディさんは文章によって、互いの思考を手繰り寄せ、連想ゲームのように先に進めていく。
往復書簡とは銘打たれているものの、ふたりの会話は噛み合っているようで噛み合っておらず、相手の話題のなかから興味のあるワードを抜き出して、自らの思考にうまく絡めていくというやりとりになっているのが、リアルで読み応えがあった。

ブレイディみかこさんの書く、現代社会の問題を冷静に見つめているテキストが大好きなのだが、そこに観念的な谷川さんの詩を組み合わせたことで、他に類を見ない特殊な読書体験となったような気がする。
ふたりがさまざまな引き出しをランダムに開け、記憶を紐解いていくのを横目に、読者も一緒に自分の体験や知識の引き出しを開けていくことになる。
これはまた、しばらくしたら読み返したい本だなあ。

#読書

大雪の日に配布されていた、カイロソフトの「きらめきスキー白書」を9時間ほど遊ぶ。

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実績解除102個で、開拓や研究はだいたい一巡したかな?という感じ。
久しぶりのカイロソフトだったけど、安定の楽しさだった。
毎度、大会をやりこもうとするとなかなか厳しいのだが、やらなくても経営自体はゆるくできるのが嬉しい。
物を並べるセンスが壊滅的なので、毎回、「とりあえず経営として回ればいいだろ!」という気持ちでやっている。このあたり、丁寧な人はきれいに並べているのだろうな……と思う。
でも、そんな雑な人でも楽しめるのがカイロソフトの懐の深いところ。
この調子で、PS4でもまたカイロソフトのゲームを買おうかな。
ちょこちょこセールが来ていて、気になっている。

#ゲーム

「相席食堂」より、「笑いと涙の融合!?M-1ファイナリスト街ブラ-1GP 前半戦!」(2024年2月6日)を見た。

M-1は街ブラの前哨戦に過ぎない……というのは言いすぎだが、街ブラまで見て、はじめてM-1が完結するという感覚は確実にある。
毎年楽しみにしている街ブラ、今回は前半戦。
ロケ初めてでやや滑りつつも見事に伏線回収を決めたシシガシラ、意外と場馴れしている感じを出しつつきれいに滑っていたダンビラムーチョ、前回よりもこなれまくっていてめちゃくちゃ毒があっておもしろいカベポスター、の三本立て。
シシガシラ、ダンビラムーチョ、くらげあたりが昨年のキュウとダイヤモンドの悲劇を繰り返すのではないかとハラハラしていたが、前半戦ということもあり、シシガシラとダンビラムーチョは意外と和やかに終わったと思う。
こういう感じのが後半で来ると、たぶん厳しいんだよな……。
でも、ダンビラムーチョが局で甘やかされているくだりは異様に好きだった。
すごくあったかい素敵な空気と、滑りを容認して芸人の成長をストップさせるよくない甘やかしは紙一重なのだという謎の現実を急に突きつけられたのがおもしろい。

カベポスターのクイズ対決、家族ロケの概念を覆すおもしろさで、度肝を抜かれた。
前回のカベポスターはそんなに響かなかった記憶があるんだけど、今回は、浜田さんのご家族に金をちらつかせてクイズをさせ、さらに失敗させるというゲスの極みプレイが本当に笑える。
あいだに挟まれて、微妙に素の顔をしている浜田さんがまたいいんだよなー。
こういう劇的なロケがあるから、街ブラ-1はやめられない。

#お笑い

杉井光「世界でいちばん透きとおった物語」を読む。

いわゆるワンアイデア系。
アイデアそのものはインパクトがあり、一読の価値はあると思う。前フリの段階で多少の予想はついてしまうのだけれど、ここまで徹底しているとは思わず、かなり驚かされた。
しかし、ワンアイデア系全体に言えることだけど、キャラがアイデアのために右往左往しているような雰囲気があり、感情移入したり、人間関係を楽しんだりという感じの小説ではない。
「このあと、なにか仕掛けがあるんだろうな」ということは帯やあらすじの情報からよくわかっているので、それを待ち構えてしまっていると、余計に人間関係が薄く感じてしまうんだよな。
こういう宣伝を読まないまま、まっさらな状態で読んでみたいなと毎回考えてしまう。

あと、帯や宣伝文句で過剰に煽られすぎていて、読み終わったときに「こんなもんか」と思ってしまうという問題もある。
これは小説の内容が悪いというよりも、こういう煽りで売ろうとすることそのものの問題だと思われる。
宣伝が激化しすぎて、すべてのハードルが上がりすぎている。

1日でサクッと読める軽い文体なので、ワンアイデア系が好きな人にはおすすめ。

#読書

ジョジョ仲間と何度も繰り返すトークお題として、「何部が一番好き?」という鉄板テーマがある。
自分は、いろいろ悩みつつ、最終的には4部。
でも、3部と7部も好き~!2部もいいよね~!という感じ。
ここで何部を挙げるか、どれくらい悩むかで、ジョジョへのモチベーションがわかるような気がして、熱いお題である。
何度も聞かれているはずなのに、毎回まじめに悩む。

「ひとつだけ手に入るとしたら、どのスタンドがいい?」というのも鉄板テーマなんだけど、これは迷いなくハーヴェストなんだよな……。
なにに使うかは特に考えていないが、日常生活に応用が効きそうというか、シンプルに便利そう。

「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」を見始めた。

前々から評判がよくて気になっていたが、なんとなく自分が戦隊に求めているノリとは違う気がして見送っていた。
話運びがかなり丁寧で見ごたえがある。
キャラ描写も深くて、特に警察側の3人が魅力的なので、警察の話だとすごくテンションが上がる。真面目なのに仲良さそうで、たまらない空気感だ。
1話あたりのクオリティも高めで、本筋と関係なさそうな話でもスルッと入ってくる。
お話の平均点がかなり高い気がするなあ。今のところ、ハズレ回はあまりないかも。

一方で、名乗りが素っ気なかったり、話の内容が戦隊にしては複雑すぎたり、ゴーバスターズ的な鬱展開を予感させる要素がいくつかあったりと、「戦隊に求めているノリとはすこし違うかな」という肌感覚はもしかすると合っているのかもしれない。
このあたりは、快盗側の話がどう展開していくのかによるかな。
朝加圭一郎さんが良キャラすぎるので、よっぽどのことがなければ好きな戦隊作品になる気がする。

#特撮

「ポケモン不思議のダンジョン救助隊DX」、14時間ほどでエンディングに到達。
とは言うものの、このあとは伝説ポケモンを探しに行く新たな旅が始まる。
もうちょっとだけ続くんじゃ。

相棒との絆の描写があまりにも好きすぎて、何度見てもたまらない気持ちになる。
最初に出会った相棒は固定で、どんなに苦手なタイプのダンジョンであろうとも、必ず一緒に冒険に出かけていく……というのが、普通のポケモンだとあまりない現象で、新鮮なんだよなあ。
3人パーティーなので、そのうちふたりがタイプ固定だと相性的にはかなり厳しいはずなのだが、相棒との絆や愛着があるせいか、そんなに苦ではないのだよなー。丁寧で優しい、いい作品だと思う。

#ゲーム

雪だ! すごく積もった!
歯医者の予約をキャンセルして、家で「ポケモン不思議のダンジョン」を遊ぶ1日だった。
10時間ほど遊び、かなり終盤なのでは?という雰囲気のところまで来ている。でもまだ終盤には早い気がするから、たぶん終盤っぽいだけかな。
一応、リメイク前バージョンにつづいての二周目だが、一周目がはるか昔すぎて、初回のようにシナリオを楽しめている。
この、まったり&だらだらできる感じがたまらないな。
本当は読書や創作にも手を出したかったが、夢中で救助をやっていたため、きょうのところはできず。

#ゲーム



「ポケモン不思議のダンジョン救助隊DX」を4時間ほどプレイ。
めちゃくちゃ懐かしい。「青の救助隊」は、まだローグライクのロの字も知らなかったあの頃、すごく素直に楽しんだ記憶のあるゲームだ。当時、寝ないで夢中になってやっていた。
不思議のダンジョンとしてはかなり難易度ぬるめで、ちょっと主旨が違うかなという感じもあるのだが、見た目のかわいさとシナリオのおもしろさ、そしてまったりと洞窟を歩ける雰囲気が好きで、のめりこんでやってしまうなあ。
なお、主人公はカラカラ、相棒はヒトカゲ。

基本的に、世の中にあるローグライクゲームって、まったりとやりたいときには難しすぎるものが多いので、これくらい気楽にダンジョンを旅できるゲームがあってもいいんじゃないかなと思う。
初心者向けとしてもいい感じの出来栄えなのではないか。
グラフィックの出来もかなりよく、良作だと思う。

#ゲーム

「IPPONグランプリ」(2024年2月3日)を見た。

引退した王者ではなく現役プレイヤーであるバカリさんがチェアマン代理ということで、昇太さんが司会になった直後の笑点のような雰囲気で、和やかに進行していた。
審査もなんとなくゆるめのような体感があり、いつものピリピリした感じはなかった気がする。
松ちゃん不在の物足りなさはおそらく確実にあり、バカリさんの無難な進行が肌に合うかどうかという部分で意見は分かれそうなんだけど、これはこれで楽しかったかなと思う。

個人的には、『松ちゃんが選んだ視聴者の答え』のコーナーがIPPONグランプリで一番好きな時間だったので、それが見られなかったのが非常にせつなかった。
そんなにおもしろくない答えにバカウケする松ちゃんとか、松ちゃんと視聴者が一緒におつまみ食べながら酒を飲んでいるような感じがチェアマンに求めているもので、プレーンな視点で見て無難に褒め称えるのはちょっと物足りないかなと思う。
でも、あくまで代理なので、今回はこれが大正解なのだろうな。
松ちゃん不在のなかでの振る舞いの最適解を瞬時に叩き出しているのがすごいと思った。
これはバカリさんか川島さんじゃないとできない仕事ではないか、と勝手に思っている。

川島さんはさすがの高得点で凄まじかった。通常運転。
得点が高いのもすごいんだけど、別ブロックが答えているときにガヤで的確なツッコミを入れているのもよかった。
これができるのとできないのとで、だいぶ視聴者のなかでの印象が変わると思う。
「朝の大喜利支配人」というフレーズもよすぎる。
今回出場組だと、田中さんとヒコロヒーの答えを見るのが好きだったので、また出てほしいなー。

#お笑い

「経県値」というアプリで遊んでみた。
全国47都道府県の経験(経県)を6つのレベルに分けて判定し、47都道府県の得点合計を「経県値」として算出する、というもの。

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マジで旅行してこなかったタイプの人間なので、かなり白い。特に上半分。
東北とか北海道とか沖縄とか、行きたいなあ……。
九州も修学旅行で行っただけなので、記憶が曖昧で、自分がどこに降り立ったのかよくわかっていない。
これ、どうにかもっと埋めてみたいなあ。
旅行そのものは好きなのだが、準備したり、お金用意したり……という行程がなかなか進まず、いつも立ち消えになる。

「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」(2024年1月31日)を聞く。
ゲストは、新曲で大バズリ中のDJ松永。
やっぱり、めちゃくちゃおもしろい。
松永さんのことをよく知っている佐久間さんが聞き手だからというのもあるが、生き方を模索しつづける様子があまりにもドラマティックだった。

新曲での大進撃を自画自賛しまくり、どこまでも天狗になりつづける、いつもどおりのうるさすぎる松永さん。
リスナーをハラハラさせるこの感じ、もはや懐かしいな。
テレビやラジオの現場から姿を消してしばらくの時間が経っているが、この快進撃の裏には、バラエティ番組やラジオという『好感度商売』と向き合うことへの苦悩があった。
これ、本当に興味深い話で、売れれば売れるほど、アーティストやタレントは「いいこと」を言うことを求められたり、ちょっとした発言で失望されて炎上したりして、本業とは違う労働を強いられていく。
本業を犠牲にしてまで、そこにリソースを割くのはもったいない。

松永さんが「いいこと売人」の土俵(テレビ、ラジオ)から離れることを決め、「いいこと中毒」の人から解放されたというくだり、エンタメ業界のすべての人が今、向き合っている課題なのではないかと思う。
たしかに、ヤフコメで「頭悪すぎるだろ、このチー牛」なんて言っている人は、ライブには来ない、音源買わない、そもそもCreepy Nutsのことなんて知らないだろう。
お金を落とさない人と真面目に向き合うのは、商売としては時間の無駄としか言いようがない。
でも、そういうネット民たちのご機嫌を取ることが、なぜかエンタメ業界にいるすべての人の義務になりつつある。
そんなことをしている暇があるのなら、テレビの仕事は断って、曲をひたすら作ったほうが建設的だ。
あれだけバラエティ番組を巡回しておきながら、仕事のパフォーマンスのためにバラエティをやめ、さらに新曲で結果を出すというのは、目標設定がうまく行き過ぎていて、素直にすごいんだよなあ。
ここまで天狗になっていると、またアンチはうるさくなっていきそうだけど、ありのままの松永さんでいてほしい。
でも、できたら炎上はしないでほしい、という複雑な気持ちになった。

卓球さんも似たようなことを言っていた気がするけど、アーティストは曲さえよければそれを武器に戦っていくことができて、バラエティタレントや俳優のように、人格への好感度が下がったせいで仕事がなくなるということはほぼない。
音楽アーティストは、好感度のために自分の人格を切り売りしなくて済む職業なのかもしれない。

#ラジオ

2024年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する



ぼんやりとしつつ、匿名ラジオを聞く。
心の底からしょうもなくて、癒やされる。
いい大人が泣いちゃうまで言葉をぶつけ合うのがおもしろいし、「かっこいいもの」というお題で「遠くの光」が出てくる社長の詩人っぷりが熱かった。
永田さんだけ2回呼ばれてるのも地味に笑えるし、いいなあ。匿名ラジオ。

#ラジオ

2023年の獲得楽天ポイントは、20881ポイントだった。

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期間限定ポイント以外は楽天証券の投資信託(たわらノーロード先進国株式)に入れて、評価損益が+4600円くらい。
楽天関係のみで、一年で25000円近く増やせた計算になる。やったぜ。
NISA口座ではないため、売却するときには税金がかかってしまうけど、しばらくは引き出さないはずだし、このままつみたて続行でいいかな。

ポイントは、ゲーム感覚で増やせるし、お金が直接減るわけでもなく、気楽に運用できるのがいいと思う。
いきなり新NISAに現金を突っ込むのが怖いよ~!という人には、まずはポイントだけ投資するのは非常に向いているのではないか。
あと、普段は別の投資信託を買っているけど、他のもお試しで買ってみたいな~、という人にもおすすめできる気がする。失敗しても、ダメージはないからなー。

#投資



真空ジェシカと鬼越トマホークの対談のつづきがアップされていた。
めずらしいテンションと、普段あまり聞かない話題だったので、かなりお得感があって嬉しかった。
死んだ弟の棺を引きずっている芸人さんの話が壮絶すぎて、でも笑えて、凄まじい。
なんというか、テレビやラジオには絶対に載せられないし載せない芸人たちの領域を一瞬だけ覗き見た気がして、なんとも言えない興奮があったなあ。
干された人のその後みたいな話も含めて、刺激的で、それでいて自然体のトークでもあって……いつもはテレビやラジオ、劇場という濾過フィルターを通して見ている世界の、フィルターなしの状態に思いを馳せてしまった。

#お笑い

旅行が終わった。
今回、新幹線の予約を初めてEXにしたところ、かなり快適だった。
指定席だけど、いつでも違う時間の便に変更可能。
普通に買うより安い。
さらに、初めから切符が存在しないので、なくさない。
スマホの充電さえきっちりしておけば、窓口や券売機に並ばなくていいし、めちゃくちゃ楽じゃん!!
最初からこれにしておけばよかった。

ホテル予約もネットからできて、ネット予約のQRコードをフロントで機械にかざすだけでチェックインでき、帰りはカードキーを入り口にあるボックスに入れるとチェックアウト完了。だれとも話さずに新幹線と宿泊をクリアできる……いつのまにか近未来がきていた。

なお、そんな近未来でも、レストランで友人と2人でメシを食い、伝票に「一括会計でお願いします」と書かれていると、現金がないと詰んでしまうという弱さはあった。
片方がバーコード決済しても、もう片方がその人にお金を返すというフェーズがあるので、現金からは解き放たれないという。
個人間のお金のやりとり、やっぱり電子ではやらないよね……信用していないわけではないけど、まったく同じ電子マネー振り込みサービスに登録していないといけないのがハードル高い。

きょうは旅行中。
美術館を見に行って、ダラダラして、ホテルでひと休み。
明日に向けて、ゆっくり寝るぞー。

「水曜日のダウンタウン」(2023年1月25日)より、「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」を見た。
映画化も決まったらしい、名探偵津田シリーズの第一弾をようやく見る。

フィクションの世界に突然放り込まれたら、人はどう振る舞うのか?
脱出条件がわからないなかで、チュートリアルキャラたちに導かれ、ものぐさ芸人は名探偵となる。
メタの世界で推理をさせられるのが楽しすぎる。
ある種のシンデレラ・ストーリーで、普段は悪態をついていじられてばかりの津田さんが、いつのまにか伝説の名探偵となってしまうというコンセプトが非常におもしろくて、見入ってしまう。
普通に生きている人は、生活のなかで「これはフラグだな」とか「証拠になるな」とは思わないので、「思い出してみてください。なにかあるはずです」なんて言われても、たぶん思い出さないんじゃないかと常日頃から考えているんだけれど、津田さんが一生懸命考えた末、ちゃんと思い出せるシーンでは毎回笑ってしまう。
ミステリー好きがやりたくてしょうがない「ドラマの探偵役」を、やりたくないのに無理やりやらされているという滑稽さも大変に好きで、たまらない。

ドッキリ企画がやや苦手で、「水曜日のダウンタウン」はたまにしか見ないのだが、メタの視点からドッキリの構造を紐解いていく名探偵津田シリーズ、どうにかこの先も続いてほしいなと思う。
ドッキリの本質は、嫌がらせやビックリ要素ではなく、現実と地続きの『フィクション』であることで、スタジオにいる芸人たちは『ドラマを見ている視聴者』だと捉えているの、あまりない冷静な着眼点だよな。オシャレだ。

#お笑い



「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」の発売が楽しみすぎる。
ドラえもんとドット絵の相性が最高によくて、見ているだけで癒やされそう。
販売プラットフォームのなかにPlayStationが入っていないのがやや不安だが、もしなかったらSwitchとSteamのどっちで買おうか、悩むなあ。

カイロソフトのドット絵で版権コラボをやるという発想がすごく新しく感じたし、かなり驚いたけど、ここまで高度なかわいさが発揮されるのであれば、ほかのジャンルともコラボしてほしくなってしまうなあ。

#ゲーム



「スクエニの創りかた」の河津さん回を見た。
ロマサガハマりたての人間としては、こういう感じであのへんてこなゲームが完成しているのか……!と興味深かった。

RPGにおいて、プレイ時間の大半をしめるのはシナリオではなくバトルであり、一番力を入れているのはバトルだ、と述べているところが好きだったなあ。
誰がやっても同じになるシナリオをたどるだけなら、映画を見ていればいいだけ。ゲームである必要性はない。
そうではなくて、プレイヤー固有の体験を促したい、というくだりにはおおいに共感した。
最近のRPG超大作はシナリオ偏重なものが多いと思うが、単なる映画のようなものにならないためには、やはりゲームに固有ななにかの要素が必要だろう。
それが、サガシリーズにおいてはフリーシナリオとバトルだった。
自分がロマサガ2・3やサガフロにハマった理由も改めてわかった気がして、すっきりした。

#ゲーム

「吉住の聞かん坊な煩悩ガール」(2024年1月20日)を聞いた。

数回前に魂ずのコバシさんを迎えて行っていた「マッチングアプリ女子会」の回がめちゃくちゃおもしろかったので、またマッチングアプリの話をやってほしいな~と思っていたら、まるまるマッチングアプリの回が爆誕。最高だった。

自分にとっては、マッチングアプリは異界だ。
なにが出てくるかわからない場所に、自分のプロフィールを晒してだれかと会うという、ハラハラドキドキのファンタジー、みたいに思っている。
とんでもないダメ男と出会ってしまう人もいれば、そのまま意気投合して入籍する人もいる。だれとも出会えずに会費を払いつづける人もいる。

婚活とは、言ってしまえば単なるくじ引きである。
当たりの確率が上がる様々なバフアイテムを使いつつ、ちょっとずつはずれを除去していくという地道な作業。
これをめげずにきっちりとこなせるような人は、たしかに結婚できそうな気がする。
作業内容は、マッチングアプリでも、職場恋愛でも、お見合い結婚でも、たぶん変わらない。
しかし、マッチングアプリは、アプリという名のくじ引きの機械っぽいものを通してしまっているせいか、さらにくじ引き感が強くなっているような気がする。

それぞれのマッチングの結果が発表され、それを聞いて吉住さんが完全に他人事という調子でコメントをする。
吉住さん本人がマッチングアプリに手を出すことはなく、リスナーもそれと同じ立場で、他人の色恋沙汰を雑に楽しむ。
他人が回しているガチャガチャの中身をひたすら見つづけるような贅沢な時間が、刺激的ですごく興味深かった。

#ラジオ

アニメ版「スナックバス江」の1話を見た。

原作は何冊か読んだことがあるのだが、原作のイメージとはいい意味でかけ離れていた。
スナックの空気感を大事にしている、ゆったりとした進行に度肝を抜かれた。間を大事にしている感じ。

ギャグアニメはテンポが命で、おもしろければおもしろいほど早いテンポで短くまとめている(ギャグマンガ日和など)という印象があった。
ローテンポなのに、なぜかうまくハマっているのは興味深い。
本当にスナックにいるような雰囲気作り、楽しいな。

#視聴メモ

今更すぎるのだが、昨年から食っちゃ寝を繰り返していたらかなり太ってしまったので、「リングフィットアドベンチャー」を購入した。
とりあえず、1日あたり10分くらいの運動を、4日間つづけられている。
けっこう負荷がかかるので、これは痩せるのでは?痩せないとしても健康にはかなりいいのでは?という手応えがある。
ただ、疲れすぎて眠くなり、また食っちゃ寝してしまうという悪循環も懸念されている。
数年前にやっていた「フィットボクシング」は風景が変わらなくて飽きてしまったのだが、今回はちゃんとつづくのだろうか。

#ゲーム



なぜか今になって、めだかボックスの新しいPVが発表されていた。
いろはアニメ化フラグなのか。それともめだかボックス再アニメ化?
今見てもやっぱりワクワクするし、再読したくなる。
西尾維新と漫画原作の相性がこんなにいいとは思わなかったよなあ。
ところどころ外してくるところもあり、それゆえに読む人を選ぶ作品だが、個人的にはそれも含めて楽しい漫画だと思う。



鬼越トマホーク喧嘩チャンネルの真空ジェシカゲスト回を見る。
「どんな組み合わせだよ!?」と戸惑ったが、フランクな感じでの本音トークのテンションが逆におもしろい。
三芳町民と板橋区民で東武東上線トークが盛り上がるのも、埼玉県民としてはうれしいな。
「人身事故で電車が止まるとき、だいたいときわ台だった」という、本当に一部の人にしか通じない、謎のあるある。
あと、川北さんがクラスの人気者だったくだりを、こんなに深く掘り下げているのはなかなか珍しいかも。
大学お笑い勢でも非よしもと勢でもない鬼越トマホークならではの、外側の視点から見た真空ジェシカが新鮮だった。

#お笑い



オモコロチャンネルより、「低レベルな格付けチェックをしていたらとんでもないことが起きた」を見た。
庶民的な食べ物で数十円の差を見破る、低レベル格付けチェックシリーズの第3弾。
本当にとんでもないことになった1本目から、さらにとんでもないことが起きる2本目へのスピード感がすごい。
おじさんが狭いところにミッチミチに詰まっているだけでもおもしろいのに、高いほうを「まずい……」と忖度なく言ってしまうのもすごく笑ってしまった。
あのシリーズは、たしかに値段に比べておいしくないときがあるので、なんとなく納得感もあった。
永田さんがからっぽの部屋を見て動揺しまくってるくだりが最高に楽しくて、バカバカしくて、大好きだったなー。

#視聴メモ

最近書いていなかった、投資の近況。
どこまで詳細に書いていいものか悩みつつ、年始なので、ここまでの含み益の成果でも書いてみる。

投資信託の含み益、15035円。
国内株式の含み益、148348円。
米国株式の含み益、1322円。
それプラス、配当金としてもらったのが、15481円。
含み益と配当金の合計は、180186円となった。

現在、新NISA開始によって日経平均株価が爆発的に上がっており、その補正もありそう。本来はもうちょっと下かも。
だけど、そんなにちゃんと勉強していなくても、開始8ヶ月でこれだけ増やせるというのはおもしろい。
種銭がたくさんある人しか得をしないと思われがちだけど、数百円、数千円からでもコツコツと入れていくと意外と積み重なっていくし、投資信託に関しては複利パワーもあり、まだまだこれから増やせるかも。

なお、かなりマイナスになってしまっている米国株については猛反省している。
秋頃に、よくわからない超高配当株(タバコとか)をたくさん買っていたら、アメリカの脱タバコの雰囲気に押されたのか、単に高値掴みだったのか、どんどん下がっていった。
すでに損切りラインを大幅に超えている気もするが、減配しなければ切らないというルールでやっているので、損切りしていない。
配当の金額を考えるとまだトントンではあるのだが、タバコはこれからまだまだ下がる気がする。いつ切ればいいのか、ヒヤヒヤしながらホールドしている。
よくわからないものを買うのはやめよう!!という当たり前の教訓を得た。

#投資

西堀亮「芸人という病」を読んだ。
思わぬところから、とんでもない良書が飛び出してきた。
『笑いながら読み進めると、突然“真の豊かさ”を問われる哲学の書。』という若林さんの推薦文がついているのだが、本当にそんな本だった。

世に出ている芸人本は、バカ売れした人のものがほとんどだと思う。
しかし、世の中に存在しているほとんどの芸人は、売れていない。
売れているのはほんの一握りの人だけで、あとは地を這いずるようにして生きているはずだ。
ランジャタイやマヂカルラブリーやモグライダーが売れたことによって、ホームとなる劇場を持たない『地下芸人』という存在にスポットが当たった今こそ、売れていない芸人を主役にした本が出てもいいのではないか。
そんなふうに思っていたときに、この本が発売された。

「芸人という病」は、マシンガンズの西堀さんが、売れないまま何十年も経ってしまったおじさん芸人たちにひたすらインタビューをしていくという構成になっている。
「R-1の芸歴制限に達したことで、R-1に挑まなくてよくなって安心した」というような、意識低い系芸人トークが繰り広げられ、みんな、芸人としてはどう頑張っても食っていけなさそうなのに、どうしても芸人をやめられない。
やめられない理由はそれぞれ違っているが、芸人であることが、すでに『職業』ではなく『生き方』になってしまっていて、どれだけ赤字になってもやめられないという話はおもしろかった。
彼らは惰性で芸を続けているだけで、「絶対にM-1で優勝する!」というような大きな夢はすでに持っていないし、モチベーションもない。
M-1で優勝した錦鯉を見て羨ましがったり、自分もワンチャンあると思ったりはするが、いたってマイペースな暮らしをつづけている。
でも、芸人であるだけで幸せそうで、満ち足りて見える。

われわれは、老後に備えて2000万円の貯金があること、定職があること、結婚して子どもがいることなどを勝手に幸せに必要かもしれない条件だと思っているが、お金もろくに持っていないし、定職もないままおじさんになってしまった彼らが、サラリーマンよりも幸せそうに見えるのはなぜだろう。
だれにも注目されなくても、『芸人である』というただそれだけのことで満ち足りてしまうのだとしたら、そこにはどんな魔法があるのだろう。
西堀さんの淡々とした語りが彼らから引き出す価値観は、どう見ても異様だが、妙に安心感のあるものだった。
幸せとはなんなのか。芸人とはなんなのか。若林さんの言うように、これは哲学だ。
風呂のない部屋に住んでいても、借金がたくさんあっても、その日暮らしでも、彼らは芸人であるだけでこれまでと同じ日々を生きていける。
世界情勢が悪化し、世の中が暗くなっていくなか、それでも幸せに生きていくにはなにが必要なのか。
自分らしさを見失わないためには、どう生きればいいのか。
そんなことを考えさせてくれる本だった。

#読書

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