2022年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

「steady.」4月号の真空ジェシカのインタビューをようやく読む。

真空ジェシカは30代の人間にとって最高におもしろい、他の年代の人にはあまり刺さらない、というような評判をよく聞くけれど、それは彼らが00年代特有のネット文化(個人ホームページ、ニコニコ動画、mixi)をそのまま受け継いで、今もそういうネット文化の閉鎖的なオモシロのなかで生きている存在だからなんだろうな~、と思った。
昔の思い出話を聞かれて「ガチムチパンツレスリングを見てましたね」なんて言い出すのは川北さんくらいだろう。
「まーごめ」のミーム化なんて、あの当時のネットスラングの在り方そのものだしなー。
その「俺たちだけが共有している特別なフレーズ」をミームとして育てていくスタイルが、どちらかというと、お笑いというよりはかつての2ちゃんねるやニコニコ動画のノリに近いということに、最近ようやく気づきはじめた。

このインタビューで一番好きなのは、当時の彼女にクリスマスケーキをつくってもらった川北さんが、ウケると思ってケーキの入った箱をひっくり返してから開けたら悲しい顔をされ、そういうことを繰り返していたら振られたという話。
『相手が喜ぶと思って』余計な嫌がらせをやってしまうの、今の芸風と完全に地続きで、人としてはダメだが、芸人としてはすごくよかった。
川北さんの話はどこまで本当なのかよくわからないが、これがガチなんだとしたらおもしろすぎる……。

数ヶ月前、土砂降りのなか集まってくれたお客さんたちに、川北さんが「なんとこのタイミングで……雨が……止みました~!!」と発表してライブ会場が大盛りあがりしたが、外に出てみたらまったく止んでいなくて、お客さんを喜ばせるためについたウソだったという話が、THE・川北!という感じで好きすぎたのを思い出した。
「嫌がらせをしよう!」ではなく「雨が止んだって伝えたらみんな嬉しいだろうな」が発端なの、オモロなんだよなあ……。

#お笑い

「遙かなる時空の中で7」の1周目を5章くらいまで進める。

一応、同時に進行できる範囲のフラグは全部立ててたけど、徐々にフラグがボキボキ折れていき、4章の時点での生き残りは、宗矩・兼続・五月・幸村・大和のみ。
とある選択肢で五月と幸村のどちらかは必ずフラグが折れるのだが、ここで幸村のを折ったあと、五月の選択肢を間違え、ふたりを無意味に脱落させてしまうことに……。
その後、うっかりミスで宗矩と兼続という本命キャラも両方脱落させて大和以外進行不能になったことに気づき、やり直し。
遙かは、マメにセーブしておかないと意外とすぐに詰んでしまうゲームだった……ということを久しぶりに思い出した。

シチュエーション的には萌えるシーンが多いのだが(特に宗矩のイベントはだいたい当たり)、シナリオは今のところ凄まじく平坦で、人を選ぶと思う。
6のシナリオは1章から大盛りあがりで、キャラクターの好感度も段階を踏んで丁寧に上げていく感じだったのだけれど、7はどこでどう好感度が上がったのかよくわからない。
「自分は神子のことなんて認めてない」「神子としては多少認めるが女としては見ていない」「八葉として神子に忠誠を誓う」「神子としてのみではなく異性としても大好きになる」という好意の段階を、イベント消化でちょっとずつ積み上げてほしいところを、すっ飛ばしていつのまにか好きになっているパターンが多いと思う。
現代とカジュアルに行き来ができてしまうという設定も、シナリオの緊張感を削ぐ要因になっている。
今のところは期待しすぎた感が強いが、この先、挽回できる展開が来るといいなー。

#ゲーム

散田島子「#わすれてしまうわたしたち」を読んだ。

《2019年前期・第75回ちばてつや賞一般部門》大賞受賞作。
推し変と炎上、代替可能な推しについての話。
女の子と女の子の組み合わせで、百合っぽい雰囲気になっていて非常に良い。

人は自らの欲望を満たすために推しを推す。
推しが一人いなくなれば、以前の推しによく似た新しい推しを探して推すだけ。
ひとつひとつには、すごくのめりこんでいるはずなのに、以前の推しに対する愛情や記憶はどんどん薄れていく。
でも、本当に推しに救われた人だけは、忘れずに覚えているはずだ。

「だから 大丈夫だって みんな明日には忘れてるから」
初めて会った日、人ごみで気分が悪くなって吐いてしまったLPEに対して、主人公はそう言って励ます。
その後のLPEは、どんどんファンから飽きられ、忘れられ、推し変されていく。
ファンの薄情さに呆れ、彼女はキャラを捨て、配信で本音をぶちまける。
「ほんとさ~何でだろうね あの頃一生LPEちゃん推します! とか言ってた人たちほぼもう推し変してるんだよね~あれだけ濃いキャラ付けしてやってたのにみんな忘れちゃうんだ~っていうね 悲しいしむかつく~」
LPEが死を決意した日、彼女から溢れでたのは、「忘れられたくない」という強すぎる思いだった。

彼女がどれだけ忘れられたくないと思っても、みんなLPEを忘れて、次の推しへと向かっていく。
それでも、彼女を忘れなかった主人公と再び出会ったあとのラストシーンでは、かつての主人公の励ましをなぞるように、LPE自身の口から、忘れられることの希望が語られる。

「大事な人に忘れられてしまうことの悲しみ」と「どんなにつらいことがあっても、どうでもいい人たちはみんなそのうち忘れてくれるという希望」が両方とも丁寧に語られていて、すごく好きだった。
推しにまつわる悲しい思い出を持つ人もたくさんいる現代社会で、「人生を先に進めるために、つらいことを忘れてもいい」「忘れられる方が幸せなこともあるんだ」と語りかけてくれる、優しい作品だと思う。

#読書

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」第12話を見る。

嘘をつくと本当に死んでしまう体質の桃井タロウが、良かれと思って真実を口にしてしまったせいで周囲の人達が不幸になっていく。
どうにか正直なままで上手に生きていく選択をしようと努力する……という筋書きで、コンセプトが完全に「正直不動産」であった。
偶然の一致なんだけど、今回のメインキャラの一人、タロウの同僚の男の名前が「キリヤマ」(漢字はどう書くのかわからなかったが)なのも「そんなの、正直不動産じゃねーか!!!」と思った。
正直不動産は嘘つきが後天的に正直になってしまって苦労するという話だけど、桃井タロウは生まれながらにこの状態だというのがあまりにも悲劇的で、嘘に満ちた社会をどのように生きていくかという現実の世界の問題そのものにも思えてくる。

自分の口にした真実の暴力性に思い悩んだタロウがソノイに相談しに行くという熱い展開で、来週はこのソノイとタロウとの絆がメインになっていく。
敵陣営と味方陣営が、そうとは知らないままつながってしまう展開、井上敏樹の得意技っぽい。
タロウって、自分の持つ暴力性を気にするような性格だったんだなあ……という驚きもあるし、嘘を見抜くことが上手な猿原と、真実かもしれない可能性を勝手に捨てないタロウというふたりの対比も美しく、見ごたえのある回だった。

正義のヒーローに必要な資質とは、他人の嘘を見抜くという名探偵のような能力ではないし、他人を片っ端から疑うような人間性でもない。
どんなに嘘っぽくても、1%でも真実である可能性があるなら、相手を信じぬく力なのだろう。
きららを最後まで信じきれたのは、ドンブラザーズのなかでただひとり、タロウだけだった。
この事実は、やっぱりタロウこそが本物のヒーローで、それ以外の四人はまだ『お供』にすぎないということを指し示しているんだろうか。

なお、12話にしてようやく合体がお披露目された。
キジブラザーのパーツが、存在しなくてもロボ自体は稼働できるような位置にあるのが、「キジブラザー、離脱か代替わりするんじゃないか?」と常々疑っている人間からすると、かなり不穏である。
剣は別のものを調達できそうだし、翼もなくてもどうにかなりそうだよね……。

#視聴メモ

「遙かなる時空の中で7」と「春ゆきてレトロチカ」を買った。
「三国恋戦記(VITA)」もそのうち来る。
ちょっと前に買った「Return of the Obra Dinn」もある。
勢いで買ったゲームが渋滞している……!
いっぱい買うと積みがちなので、こんなに買うのは絶対にやめた方がいい。

遙か7はまだ1周目の4章くらい。
1周目は兼続、2周目は宗矩で行きたいな~と思ってる。

#ゲーム



ケビンスが、初めて漫才の動画を公式チャンネルにアップしていた。
たしか、昨年のM-1のときのやつと同じネタだ。また見られて嬉しい。
ネタ的にはオーソドックスなコント漫才なのだが、マイムのレベルが普通の漫才師とぜんぜん違うというのがケビンスのおもしろいところ。
山口コンボイという異様な笑顔のキャラクターによる肉体派漫才。

マヂカルラブリーはマイムをネタの中心に置いてメインディッシュとしたせいで物議を醸したが、ケビンスはそこまでエキセントリックなやり方ではなく、普通にありそうなやりとりのなかにちょこちょこ凄まじいマイムを入れることで独自の世界を完成させている。
これ以外のネタも見てみたい感じなんだよなー。
どっかで配信を買って見たいな~と思いつつ、こないだの単独の配信を見逃してしまったのが惜しい。
一番好きなのは、走ってる途中のバスから降りようとして落っこちてゴロゴロ転がっていくマイム。

#お笑い

今日付の「ラヴィット!」についにランジャタイが初登場したので、そのあたりだけつまみ食いで見る。
たまたま録画していたおかげでちゃんと見られた。録画してよかったぁ~~~!!

NON STYLEのマイホーム探しのロケで、家の中のいたるところにランジャタイが潜んでいて、「有吉の壁」方式で突然コントをはじめるという形式になっていて、食レポやスタジオとの直接の会話などはナシ。
朝番組だからといって特に変わることのない、いつもどおりのランジャタイであった。鬼太郎ネタといやらしいコントローラーのネタが好き。

スタジオにいる花澤香菜が「真空ジェシカきっかけでラヴィットにハマりました」と言ってスタジオを沸かせたあと、ランジャタイのコントにドはまりして、「珍味を求めてるんですね」と川島さんにツッコまれてるのがよすぎた。
ランジャタイと真空ジェシカ、珍味だったのか……。
これからもちょこちょこ出てくれると嬉しいな。たぶんスタジオには来ないんだろうけど。

#視聴メモ

錦鯉「くすぶり中年の逆襲」を読み終わる。

テレビやラジオですでに知っているエピソードも多いのだが、お互いが相手を最高のバディとして尊敬しているということや、芸に対しての真摯な姿勢が伝わってくる一冊だ。

錦鯉の魅力的なところは、単なるバカを貶すだけの芸をやっているわけではなくて、バカの長所を最大限に活かそうと努力しているところだということを再確認できた。
長谷川雅紀のバカさをここまで丁寧に演出できるのは渡辺隆だけであり、渡辺隆を全力で信じてすべてを委ねられるのも、長谷川雅紀だけなのだということ。
ここに至るまでのふたりの長い人生もドラマティックで、胸に迫るものがある。

暗めの性格の芸人は他にも多々いるけれど、錦鯉の場合は、この年齢までくすぶりつづけたゆえの冷静な暗さや諦めが感じられることが多いなと思う。
ふたりとも、今の自分の状況を客観的な視点から俯瞰で眺めていて、言っている内容は暗いはずなのに、逆にポジティブに見えたりする。
隆さんの「結婚なんて考えていない。孤独死でもいいと思っている。」という言葉なんかはその最たるもので、人間、四十代前半でこんな言葉がするっと出てくるものなんだろうか?と考えさせられた。

そんな感じで、「笑い」だけではなく、様々な感情のツボをまんべんなく刺激してくる、不思議な一冊だった。
錦鯉ファンなら絶対に楽しいと思う。

#読書

「ラヴィット!」に真空ジェシカがゲストで来ていた回(2022年5月4日分)をようやくフルで見る。
前回の炎上にめげずにマイペースにやりきっていて、すごくよかったんじゃないかと思う。
ガクが常にどこか不安そうにしているのも、おもしろさを増強するんだよな……。
「ビストロ丸焼きの俺」がぶっちぎりの最下位だった後に「じゃあぼくも、レギュラー降格ですか……?」といけしゃあしゃあと言う川北さんが好き。
このなかで一番レギュラーから遠い男が勝手にレギュラーヅラしてる……。

ボードゲーム紹介コーナーで、錦鯉、オズワルド、マユリカ、すゑひろがりずも出ていて、盛りだくさんな回だった。
見取り図のロケにインディアンスきむが単品で出てくるくだりもいい。
「このあと、M-1決勝出場芸人が登場……!?」的なアオリが出たあとに、きむが単品で出てきて見取り図にボコられるという現象、それだけでオモロだな……。
一番の見せ場で「ヤー!」とすさまじくしょうもない雄叫びをあげるのもきむらしいダメダメぶりで、よすぎる。

毎日暗いニュースとワイドショーばかりで、朝は特にそういう内容を見たくない感じのご時世になってきている。
そんななか、ラヴィットの「ニュースなし! ワイドショーなし!」「日本でいちばん明るい朝番組」のアオリはとても頼もしい。
このコンセプトが大好きだ。

休みの日はちょうど寝ている時間で、仕事の日は出勤している時間帯なので、なかなかリアルタイムでは見られないんだけど、当たり回はかなり多そうな感じで、ちょこちょこ見ていきたいお笑い番組になりつつある。録画して作業用に流すのもよさそう。

#視聴メモ



アニメ「パリピ孔明」のOPテーマの原曲を公式がアップしてくれていた。
アニメのバージョンもいいけど、原曲はより軽快で、アガりそうな感じでいいなー。

何気なく見始めて、リアルタイムより少し遅れて追っている「パリピ孔明」だが、個人的に好きな関係性の男女バディもので、すごく楽しめていると思う。

きょう見た回では、R-指定をモデルにしているとしか思えない、陰キャで長髪でフリースタイルバトル三連覇したラッパーが出てきた。
さりげなく、「歌手でもDJでも」というセリフが出てきていて、英子がいなかったら、DJとバディを組むかもしれない可能性を示唆しているあたりもRさんっぽさを感じさせる……。
赤兎馬さんは呂布カルマあたりなんだろうか。顔立ちも近い気がする。

#視聴メモ

「晦-つきこもり」泰明隠しシナリオを回収する。

他の隠しはだいたい周回中に偶然回収していたものが多かったのだが、これは未回収だった。
正美のした話を受けて、泰明が子どもの頃に哲夫・正美としたある冒険の話を語りだす……というもので、劇中の語り部たちの人間関係の掘り下げが行われる珍しいシナリオ。

「学校であった怖い話」では全員が知らない顔だったが、今回はあらかじめ全員が知り合いであり、過去にも交流がある。
だが、交流があるわりに、誰と誰が仲がいいとか、過去にどれくらい遊んだかという話は少ないので、このシナリオは貴重な枠だと思う。
ガリ勉でモヤシだった哲夫、お転婆だった正美、そしてその二人を見守る年長の泰明。
今からは想像できない三人の性格と関係性が明らかになり、なかなかおもしろい話だった。
泰明に頭が上がらない様子の哲夫は意外でおもしろい。

また、哲夫と正美の性格が大きく変化したきっかけがこの事件なのではないか、と泰明の口から語られるが、それを語っている泰明の性格が大きく歪んでしまったのも、実はこのときなのでは……?と思わせるところもうまい。

#ゲーム



ランジャタイの100ボケ100ツッコミチャレンジをようやく見る。
真空ジェシカの100ボケ100ツッコミは人を笑わせようとしているのになぜか著しく傷つけてしまうシザーハンズだったが、ランジャタイは人を困惑の渦に巻き込み、そのまま消えてしまう妖怪だった。
ランジャタイという現象への解釈が完全一致すぎる……。

ランジャタイはどんなランキングでも必ず最下位を取ってしまうという業を背負っていることを前提にすると、タイムアタックゲームでのラストシーンがこういう形になるのは始まる前からわかっていたんだな……非常に論理的な攻撃……!
やっぱり平場でのランジャタイって、どこまでも『論理』なんだよな……という、何度目かわからない確認をした。

たぶん、これを見た人はみんな言及していると思うけれど、暴走して止まらない国ちゃんに対し、ゲストの志田さんが「パチンと叩いてください」と伊藤ちゃんにお願いするも、「いつも僕叩かないんです」と頑なに叩くツッコミを拒否するのが非常によかった。
国ちゃんがボケつづけることではなく、なにが起きてもそれを止めないことがランジャタイの最大のヘンテコポイントなのだが、国ちゃんのせいで迷惑している人が目の前にいて、叩いて止めることを勧められてもなお叩かないという一貫した行動を取ったことで、見ているだけで止めないことのヘンテコさがより際立ったと思う。

#お笑い

昼過ぎにラーメンを食べたら、急に体調が悪くなり、ダウン。
そのまま、一日がグダグダになってしまった。
まだ頭が痛い。さすがに、ラーメンだけでこんなことになるとは思えない。なんだったんだ。

もはやネットショッピングと読書くらいしかやることがない。
「晦」でノベルゲーム欲に火が着いたので、「三国恋戦記 -オトメの兵法!-」と「春ゆきてレトロチカ」を買うことにした。
レトロチカは以前から注目していたのだが、宣伝動画に円居先生と麻耶先生がいたので買うことにした。

VITAとSwitchで両方出ている恋愛ゲームは、いつもどちらで買うかかなり悩む。
ごろ寝しながらダラダラやりたい、ついでにトロフィーもほしい、という人間的には断然VITAなのだが、将来的に終了するハードであることを加味すると、Switchのほうが長く遊べるような気もするし、画質やUIもSwitchのほうがよさそう。
「きれいな画質で、大きな画面で見たい」という欲望と、「ごろ寝しながら、誰にも覗き込まれない小さい画面でこっそりやりたい」という相反する欲望が同居するジャンル。それが恋愛ゲーム。
SwitchLiteがもうちょっと小さめになれば、ごろ寝でできるんだけどなー。

「正直不動産」4話を見る。

事故物件にどうしても住みたい事故物件婆さんとの戦いと、マンションを売るノルマとの戦いを同時進行する回。
原作では見た記憶がない話。あんこ業者のくだりは記憶にあるけど……。
忘れてるだけなのか、読んでいないのか、微妙だ。

いい話だけど、妙に事故物件を美化した話だった気もして、そこはちょっと引っかかる。
事故物件と一括りに言ってるけど、自殺・事故はともかく、殺人系の事故物件は自分も殺される可能性があるからイヤじゃね……?と本筋とは関係のないことを思っていた。
エレベーターが途中の関係ない階で止まるのも、霊現象ではなく防犯的な意味でちょっと怖いし、修理されずにそのままになってるとか嫌すぎるよなぁ……女性の一人暮らしだったら絶対引っ越しちゃうよ……。

それはそれとして、相変わらず、画作りがきれいで見やすいのが大好き。
いつもの屋上で、視聴者と桐山に背を向け夕陽を見ている永瀬、表情の見えない永瀬を呆然と見つめる桐山……というシーンがとてもよかった。
毎度、光の使い方が好きすぎる……センスいいな~。

事故物件ババアの役を風吹ジュンさんがやっていたけど、相変わらずお綺麗で存在感があった。久しぶりに見たなー。
小学生の頃に「はみだし刑事情熱系」の大ファンだったので、愛着のある女優さんだ。

#視聴メモ

「晦-つきこもり」4周目~6周目が終了。
ざっくりと一通り回ったことになるが、分岐で大幅に変わる話もあるので、まだまだ序の口かな。
一部のエピソード以外は、ぶっつけ本番でクリアした分の分岐しか見ていない。

今のところの好きなエピソードは、学校であった怖い話Sの乙女ゲーム風のシナリオを思い出させる和子4話、おそらく一番正統に近いと思われるシナリオが展開される和子6話と7話、自殺の名所を巡るというモチーフが最高に怖い由香里3話、林間学校という舞台設定の怖さが最大限に引き立つ良夫2話あたりか。
正美は話よりも本人のほうが怖いパターンである。一人だけ次元が違う……。
泰明、哲夫はいまいち怖い話がなかった。
泰明4話は怖くなりそうな感じもしたのだが、自分が見たルートだとそこまで怖くなかった。
別の分岐をたどってみないとダメかな。

細かい分岐を満足するまで埋めたら、ブログの方にも感想を書いてみようかな~、と思っている。

#ゲーム

「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」(2022年5月7日分)を聞く。

日常RTAのコーナーのひどすぎるネタのラッシュでめちゃくちゃ笑ってしまった。
「おぼん・こぼん師匠解散RTA」「坂本九に下を向かせるRTA」「クールポコ。結成妨害RTA」という、絶対にやらなくていいことシリーズが好きすぎる。
一番最初の「ルービックキューブ完成RTA」もシンプルにいい。

ガクが結婚式に芸人一同で出て余興を盛り上げた話をさんざんしたあと、川北が「俺……呼ばれてない……」と寂しそうな声で言い出したのも、申し訳ないけど笑った。
みんな呼ばれてるのに自分だけ呼ばれてないの、悲しいね……。
雰囲気クラッシャーだから呼ばれていないんだろうか……。

#ラジオ

「くりぃむナンタラ」(2022年5月8日放送分)を見た。
錦鯉らで検証!「もうええわ」を言わなかったら漫才はどうなる?

錦鯉、コロコロチキチキペッパーズ、モグライダー、かもめんたるが出演。
ツッコミ担当が、漫才中に『締めのセリフ』を言わずに相方を放置したら何が起きるのか?という、以前にギャラクシー賞を受賞したドッキリ実験。
ドッキリ企画は苦手だが、これは漫才という特殊な演目の構造に対しての興味深い実験になっていて、見ごたえがあった。

困惑して別の漫才で使っている締めのネタや一発ギャグを連続で繰り出すまさのりさん、戸惑いながらキレまくるナダル、無秩序なエピソードトークをお客さんに話しまくって芝さんの出方を待つともしげさん。

ここまではある意味予想通りなのだが、最大の見所はラストのかもめんたる。
番組予想では、「う大さんは『ネタの鬼』なのでネタ中にマジギレするのではないか?」という感じの扱いだったのだが、実際は漫才の世界観を保ったままで、もとのネタに存在しない新たな展開をやるという胆力を見せていて、すごくおもしろかった。
かもめんたるの漫才が好きな人は必見。

錦鯉、コロチキ、モグライダーの三組はあまりアドリブが効くタイプではないし、決められた漫才の型をすごく大事にする人たちなので、どうにか『かつて、別の場面で使った型』を流用することでしのごうとする。

しかし、かもめんたるはもともと、漫才を演劇の一形態として捉えている。
槙尾さんが締めのセリフを言わないというハプニングに対し、最初は「次に言うセリフをこっそり耳打ちする」ことで対処しようとするが、通じない。
すると、う大さんが自分の力で展開を変えて、即興劇によってどうにかしようとする……他の三組とは明確に違う姿勢を打ち出している。
『漫才』という型にこだわりつづける限りは、ツッコミがきれいに場を終わらせなければネタが終わらない。そういう伝統に頼ってしまっているからだ。
が、『演劇』であれば、他の出演者が場を補強することで持たせることができる。
その場の空気を壊さず、完成度を高めようとする姿勢がよかったと思う。
まさのりさんやナダル、ともしげさんは「こんなのはおかしい、早く終わらせたい」と強く思っていたのに対して、う大さんは「もっと即興でいろいろやりたい」と思っていそうなのも楽しい。
う大さんの漫才へのこだわりを、すごく効果的に演出している番組だった。

#視聴メモ

特に大きなイベントのない大型連休だった。
半分くらいは仕事だった。忙しかった。

「晦-つきこもり」がすこし進められたのは良かったかな。
風間関連の展開はほぼ制覇した気がする。
読書はあまりできず。メガレンジャーとジュウオウジャーのマラソンもぼちぼちというところ。
明日から日常に戻らなければいけないと思うと、憂鬱だ。

毎日欠かさずつづけてきた新習慣「Wordle」。
きょうでついに40日目である。
正答率は80%。序盤の不正解が響いていてずっと70%台だったが、かなり上がってきた。
最大連勝は10回で、現在は9連勝中。

ちょっとずつつづけることで、解き方が洗練され、徐々に効率のいい方法を模索してうまくなっていく。
その成長の過程がすごく気持ちいい。
最速で解きたいか、確実に解きたいかなど、目的のために選ぶべき単語の戦略を考えるのもおもしろいと思う。
寝る前にやって翌日のための元気の源とするか、朝起きてからの目覚まし用にやるか、仕事のある日のお昼休みの清涼剤とするかなど、一日のどこにワードルを差し込むか計画するのも楽しい。

まだやったことがない人は、ぜひやってみてほしい。

#ゲーム

メガレンジャーの話をしようとすると、いつのまにかメガシルバーへのラブレターになっていることに気がつく。

メガシルバー・早川裕作は、理想の大人だと思う。
自分とは違う立場のものに共感し、優しく寄り添うことができる。
世の中の道理を知っている。
しかし、自分の属している組織が、いわゆる正論では動かないということも同時に知っている。
彼には、正論では動かない不条理な上司や組織に対して、正論ではない方向からアプローチする柔軟さがある。
波風を立てずに、組織のなかで生き抜く力がある。
やりたいことは基本的に我慢しないけれど、自分のせいで他人に迷惑がかかりそうになったら、すぐに引く。

そして、圧倒的に強い人間でありながら、心の幼い子どもたちに同じ目線で寄り添ってあげていて、そういうところも好きだ。
大人の組織のなかで生きながら、子どもには子どもの世界があり、それを尊重するべきだということもわかっている。
子どもの考える力の邪魔をしないで、彼らを正しい方向に自然に導いていく。
強者でありながら弱者の気持ちがわかるのは、ヒーローの証だろう。

I.N.E.T.の気難しい大人たちと、メガレンジャーという純朴な子どもたち。
それらのちょうど中間に立つことができる、大人の心と子どもの心を同時に持っているようなキャラクター設定がすごく魅力的だ。
子どもたちから見ても、ノリノリで一緒に遊んでくれて、なにをやっても応援してくれる、理想の兄貴分だろう。
久保田博士が理想の『親』として描かれている一方で、早川裕作は理想の『兄』なのだと思う。
久保田博士から見た裕作が、メガレンジャーと変わらない悪ガキのような扱いなのもまたいい。

ここまでスーパー戦隊の大人キャラにふさわしい人はこれまで見たことがなくて、すごく惚れ込んでいる。

#特撮

20220505205456-admin.png

次に見るスーパー戦隊を決めるため、これまでに見たスーパー戦隊を一覧できるように、スプレッドシートで表を作った。
作品評価を「大好き/好き/ふつう」のなかから決めて、推しキャラもついでにメモしておけるようにした。
推しキャラは案の定、追加戦士ばっかりだった。あと、サポート系のキャラ(博士とか科学者とか)も多い。
普通の戦隊メンバーが少ない!

この画像の部分よりも上はサンバルカンしか完走していないので、表としては存在しているけど、ここに載せるにあたっては省略(サンバルカンは長官が好き)。

しかし、「大好き/好き/ふつう」の境界線を決めるのはすごく難しい……!
基本は大好きだけど一部のシナリオにちょっとモヤっとしたとか、道中すごく楽しんでたけど最後まで見たらイマイチだったとか、いろんな種類の「ふつう」と「好き」があるので、とりあえずは「ふつう」と入れたけど実際は「好き」寄りかもしれない……というような例がありまくるなあ……。

とりあえず、この表を作ったことで、次になにを見たいかは整理しやすくなったと思う。
好きな作品の前年や翌年の作品を見ておくと、VSやコラボが出てる場合はより楽しめそうなので、次はそういう感じで埋めていこうかな。
せっかくなので、ライダーバージョンも作っておきたい。

#特撮



東京03のコントをいろいろ見ているのだが、今のところ一番好きなのは「修学旅行」だ。
東京03のコントは、現実にあるイヤな場面をうまく切り取って、その『ちょっとイヤだな~』の瞬間を笑いに変えていくパターンが多い。
ひとつのシチュエーションのおもしろさで突っ切っていく感じ、というか。
長尺の「修学旅行」はそういう『ちょっとイヤだな~』のあるあるシチュエーションを超えて、ひとつのドラマとして楽しめるので、お得感があると思う。

「修学旅行」というタイトルで、教師が集まる部屋を舞台に選ぶ発想がおもしろいし、教師たちの個性もどこか漫画めいていて、見やすい。
教師の部屋の窓から不純異性交遊スポットが丸見え、という謎すぎる立地も、どことなく異様で笑える。
豊本の推理によってすべてが収束していく瞬間も気持ちよくて、完成度が高いと思う。

#お笑い

マシーナリーとも子の「スシシスターハンター」3話まで読んだ。

酢飯を握りしめて悪を断つシスターが警察とタッグを組み、現代日本にはびこる吸血鬼をハンティングしていくという話。
破天荒なシスターと苦労人な警察官のタッグがいいよね……。平成ライダーでありそう。
「日本人がもっとも信仰しているのは白米だからな」という論理に妙に説得力があって、笑ってしまう。

画力よりもストーリー力で勝負するタイプのWEB漫画がたくさんあった時代を思い出す、どこか懐かしい作風がいい。
今後もキャラが増えそうな感じだし、楽しみ。

#読書

いつのまにか、5月分の「リフォーマーズの杖」の放送が発表されている!!
3月がなぜか放送なし、4月分が1話の再放送だったので、ちょっとガックリしていたが……ついに5月は新作が放送!!
はらちゃんと国ちゃんのコンビがロケをしている写真が少し前に上がっていたけど、それかな。
2ヶ月ぶりに新作放送ということで、かなり楽しみだ。
配信でいつでも見られるけど、念のため、忘れずに録画しないと。

「晦-つきこもり」プレイ日記、3日目。

一回やったルートでも、分岐が変わるとぜんぜん違う話になっていたりするので、徐々に回収していきたいな。

今回は2周目と3周目。

2周目のエピソードリスト。
1.行方不明になったAD風間
2.怪物のかっちゃん
3.幽霊のゆっちゃん →(BadEnd:儀式)
やり直し →(Clear)
4.魔女・茜との戦い
5.茜は二重人格?
6.恐怖!ンガンガ族
7.喉が渇く夜 →(BadEnd:潜んでいた殺人鬼)
やり直し→(BadEnd:吸血鬼に殺される)
やり直し→(Clear:吸血鬼はだれ?)

2話目と3話目、4話目と5話目がリンクしていたので、特殊エンドになるかと思いきや、その後は普通だった。なにか順番を間違えているのか、これで終わりなのか……謎である。
7話目もなんとなく弱めのオチだったので、なにか他のルートがありそうな気がしてしまう。

3周目のエピソードリスト
1.行方不明になったAD風間
2.旅館の主人・風間
3.幸運を呼ぶ風間人形
4.有能な医者・風間
5.風間の生霊を呼ぼう
6.怪しい新郎・風間 →(BadEnd:笑いすぎて死ぬ)
やり直し →(BadEnd:UFOに乗ってしまう)
やり直し →(Clear:割れた指輪)
7.本物の風間

1周目と2周目の情報から、完全風間縛りに成功。
ちょこちょこ「トゥルーじゃないのでは……」という話もあったので、やり直す余地あり。
特に5話と6話は失敗した気がする。6話は分岐多そうな気がするな……。
7話目のオチが予想外の美しさで、シナリオとしては今のところ一番好きかもしれない。
原典の風間さんのルートでもあった儚いイメージにもかなり近くて、好きな雰囲気かも。

#ゲーム

2022年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

「晦-つきこもり」プレイ日記、2日目。

昨日バッドエンドになりまくった6話目がなかなか終わらず、昨日の時点で「これだ!」と言っていた推理もハズレだった。

その後、なんとかいろいろ試行錯誤して、ようやく洋館での殺人事件が終わり、その後日談の7話目も終了した。
さんざん苦労したのに、シナリオの分岐点、ここかよ!?と思った。
考えすぎだったわ……。

シナリオは終わったが……これが本当にトゥルーなのか……?という塩梅だった。
ちょっと疑問が残る終わり方で、バッドエンドルートのほうが怖かったし、すっきりするような気がするな~。

とりあえず昨日のエピソードメモにきょうのぶんを付け足して、1周目は終わりとしよう。

1.怪異を追い越す登山
2.青いセーラー服の少女
3.幸運を呼ぶ風間人形
4.変な医者・風間
5.鈴の音が殺しに来る(BadEnd:呪いは連鎖する)
やり直し →5.骸骨に恋をした女
6.洋館での殺人事件(BadEnd:追ってきた化け物に殺される)
やり直し →(BadEnd:同)
やり直し →(BadEnd:案内人)
やり直し →(Clear:生き残るのは一人だけ)
7.サイレンが聞こえる(エンディングへ移行)

2周目は、できるだけ1周目とかぶらない感じで行きたい。

#ゲーム

「晦-つきこもり」プレイ日記、1日目。

気軽に周回できるかと思いきや、6話目が殺人クラブを思わせる探索ムズゲーで、1日目では終わらなかった。
まさか初回でこんなのを引き当ててしまうとは……。

今回のエピソードリストを自分用に一応メモっておく。
1.怪異を追い越す登山
2.青いセーラー服の少女
3.幸運を呼ぶ風間人形
4.変な医者・風間
5.鈴の音が殺しに来る(BadEnd:呪いは連鎖する)
やり直し →5.骸骨に恋をした女
6.洋館での殺人事件(BadEnd:追ってきた化け物に殺される)
やり直し →(BadEnd:同)
やり直し →(BadEnd:案内人)

6話目の謎解き方法、「なんとなくだけど、これが答えじゃないか?」と思うものがひとつあるので、明日はそれを試してみようかな。
しかし、まさか初見で6話中の2話が風間さんのシナリオだとは……いったい何個あるんだ、風間シナリオ……。

#ゲーム

大型連休が始まるらしいが、ほとんど仕事なので、今年もあまり関係ない。
連休気分でゲームや視聴マラソンが進められることを期待しつつ、予定は完全に未定だ。

「星のカービィ ディスカバリー」も途中だし、「ジャッジアイズ」もまだ序盤である。
他にもいろいろ積んでいる。
このあいだ、ようやく「晦-つきこもり」を購入したので、連休にやるとしたらこれかな~。春の話っぽいし。

メガレンジャーかジュウオウジャー、どちらか片方くらいはさっさと完走して、新しいマラソンに移りたいな~という気持ちもある。
メガレンジャーはたぶん残り10話くらい(中盤と、ヒネラーシティ編)。
ジュウオウジャーは残り数話である。
見終わったら次になにを見よう。候補はいくつかあるが、悩ましい。

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の第6話を見た。

重いし、ポイント制度の実態がよくわからなくて怖いわ!!!
いつのまにかたまっているポイントをいつのまにか使っていて、使うとなぜかわからないが不幸になる……ホラーだ……。

まだ6話だというのにこんな重苦しい話をやっていて、さすが井上敏樹……これからどうなるんだよ……。
雉野つよしの桃井タロウに対するコンプレックスを掘り下げるために1話まるまる使うというエグさ。
平凡な人間ほど、環境が変わると性格が大幅に変わってしまうというリアルな恐怖もあり、それゆえにどこにいても変わらないタロウのよさが引き立っていて、彼の特別な存在感が光る。
雉野が調子こいたときの『嫌な人』の描き方のエグさがすごく敏樹っぽいんだよな……。

「ぼくは子どもの頃からなにをやってもだめだった。だから得意なことがないんだ」
「おれはなんでもできた。だから得意なものがない。似ているな……おれとあんたは」
こんなことを対面で言われたら普通はブチギレてしまうと思うが、皮肉やイヤミではなく、本当に心の底から『似ている』と思っているであろうタロウだからこそ、こういう言われ方をすると身に染みる。

タロウが職業に大きいも小さいもないと言い、自分がやっている宅配便の仕事を貶められることに嫌悪感を示している様子だったのも印象深い。
真逆の立場でありながら「得意なものがない」という共通項をあえて捉える価値観と、宅配便の仕事とコンサルの仕事の間に上下や大小はないと考える価値観は、どこかでつながっている気がした。
こんなに人間味がなくて不気味なのに、どうしてだかずっと眺めていたくなる魅力的な主人公・桃井タロウ。
彼がいるだけで、ただただ先が気になるのだった。

1話1話がずっしりしていて考えさせられるし、設定もちょっとずつしか開示されないので、飲み込むまでに時間がかかって、なかなかリアルタイム放送に追いつけない。
続きは気になるので、引き続き追っていきたい。

#視聴メモ

「正直不動産」の第3話を見た。

新婚夫婦がペアローンを組む際に、離婚によって生じる契約上のデメリットを説明するべきか否かという話。
新婚夫婦に離婚の話をすると気分を害されてしまうが、かといって何も言わずに契約すると、離婚時にペアローンの不利益を知ることになり、クレームが入ってしまう。
これは原作で読んだときも印象的だったエピソードだ。
ドラマ版は、物件に差し込む光のイメージをリレーすることで、新居の未来を暗示している演出がすごく神がかっていてよかったと思う。
月下の身の上話を聞いてしまった桐山が人間の情を見せるという展開もいいんだよな~。

「正直不動産」の原作を読んだときには、相手の感情の攻略よりも、相手を説得するための論理や情報のほうが大事な話というようなイメージだったのだが、ドラマで見てみると、案外、人間の感情に丁寧に寄り添う話になっていて、「ああ、こういう一面もある話だったのか」と新鮮に感じる。

本来は自分の利益だけを追求すればいい職業だったはずなのに、『嘘をつくことなく』、『相手の感情に寄り添いながら』、『不動産屋の利益も得なければいけない』という、縛り条件の異常に多いゲームに挑戦するような話である。
ドラマ版だと特に『本当のことを伝えながら相手の感情を動かすにはどうすればいいのか?』という部分を丁寧にやっているような気がして、まだ読んでいない原作のパートも読みたくなった。

不動産業界にかぎらず、客を相手に働いて利益を得るなかで、嘘をまったくつかないというのは難しいと思う。
日本人は上っ面だけの礼儀やコミュニケーションが大好きだから、余計に本心での接客は避ける傾向にあるだろう。
「正直不動産」を見ていてスカッとするのは、本音の自分の能力や感情を相手に伝えて、それをそのまま理解してもらえる、現実では実現しづらい希望が見えるからなのかもしれない。

#視聴メモ

■ハッシュタグ:

■日付一覧:

■日付検索:

■カレンダー:

2022年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031