2022年3月8日の投稿[2件]

「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」(2022年3月1日分)聞いた。

R指定が新型コロナウイルス濃厚接触者となり、DJ松永単品で放送することになってしまった回。
普段は、Rさんが倫理的なストッパー(ツッコミ役、いさめ役)となっているイメージが強く、松永さんだけで放送事故にならないか、いらんことを言って炎上しないかなど、番組ファンとしては心配な回だった。
放送を聞いてみると、マジメな音楽の話や娯楽に対するスタンスの話が聞けて、すごくよかったのではないかと。
松永さんが体調不良で不在だったときは、Rさんがテンパって迷走していておもしろかったけど、松永さん単体だとマジメな感じにまとまってしまうというのは予想外だった……!
たまにはこんな回があってもいい。新しい一面が見られた気がする。

音楽のマジメな話パートを「俺の中の関ジャム」と呼んでいる表現も好きだった。
来週はついに木村拓哉が登場するということで、こちらも見逃せない。

#ラジオ

「チャンスの時間」(#171:パチンコに人生捧げる芸人に密着!パチフェッショナル)見た。
前半の「相方の喜怒哀楽引き出しチャレンジ!」が見たくて視聴したのだが、後半のパチフェッショナルが予想外の神回で戸惑った。

「相方の喜怒哀楽引き出しチャレンジ!」は、ロングコートダディ、真空ジェシカ、オダウエダの3組が、制限時間60分をフルに使い、相方から喜怒哀楽の4つの感情すべてを引き出そうとするというドッキリ企画。

兎があまりにも怒らなすぎて、堂前がひたすら兎の顔にゴミを投げつけ続ける図がいい。
そして、ゴミを投げられてるのに、怒る以前に「俺の相方は今、すごく楽しいんだろうな」と納得している兎の性格がよすぎる。ロングコートダディ、ほのぼのするな~。
この時点ですごくおもしろいが、やっぱり今回の注目株は真空ジェシカだろう。

ひたすら喜怒哀楽とは別の関係ない感情を引き出し続け、いつもの暴力じみたギャグの連発でガクを恐怖と驚きの渦に引きずり込んでいく川北。
ついにはペンチを使って相方の耳を切り落とそうとするが、最終的にはガクが恐怖の中に楽しみを見出してしまい、「楽」のみのクリアとなるというカオスが最高だった。

自分の好みとして、暴力や体罰そのものをお笑いにしてしまう(「有吉の壁」での自転車で尾形を轢いてしまうボケみたいな)のはすごく苦手だしあまり笑えないんだけど、こういう暴力一歩手前で生まれる恐怖や緊張の状態は好きだし、笑えるな……と気づいた。
ランジャタイの「真夜中クラシックタケイ解散報告」の動画も似たようなノリで、国ちゃんがまったく自分の話を聞こうとしないので、怒ったタケイさんが国ちゃんを殴ろうとする、脅すたびに国ちゃんが怯えて奇行をやる、それを見て怒ったタケイさんがまた国ちゃんに暴力をふるおうとする……という流れを繰り返すコント風の動画なんだけど、これもかなり好き。
「暴力っぽい雰囲気にはなっているけど、本気で痛ましいことにはならないんだろうな」「じゃれあいの一部なんだろうな」という安心感が笑いを担保してくれるのかもしれない。

令和のお笑いにおいて暴力はNGである、笑えない、という風潮があるけど、「殴ろうとするけど絶対に殴らないのがおもしろい」という笑いと、「人が人を殴ることそのものがおもしろい、体を張ってそれを受けるのがおもしろい」という笑いでは、またカテゴリーが違うのではないかと思った。
もちろん、前者もすでに暴力だから現実的に考えて笑えないよ、という人もいるだろうけど。


後半の「パチフェッショナル 仕事の遊戯」はパチンカー芸人のシソンヌじろう、ザ・マミィ酒井のふたりにインタビューして、全力でパチンコをやっている姿を密着取材するという企画。
余すところなく笑えて、凄まじい企画だった。
ギャンブルのなかでも、パチンコは特に『祈り』や『信仰』の要素が多い気がしている。
パチンコ店の周囲を掃除して徳を積む、パチンコ玉の温度を確かめて当たるかどうか調べるという、当たるための『儀式』にまじめに取り組んでいる姿が、パチンコをやらない人から見ると意味不明で、非常に楽しい。
「人から借りた金を機械に入れる瞬間の手の震えが台に伝わり、レバブルにつながる」という、クズならではの信仰心も好きすぎる。
自分がパチンコをやろうとは思わないけど、真剣にパチンコをやっている人を客観的に見ると、すごく笑える。
そんな気づきが得られる、いいコーナー。

#視聴メモ

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