2022年7月2日の投稿[1件]

「あちこちオードリー」(2022年6月29日分)を見る。
今回は、「トリオのリーダーSP! 東京03飯塚&ハナコ秋山&四千頭身後藤が来店!」ということで、トリオならではの人間関係の悩みを、まじめなリーダーたちが語り尽くす。

「あちこちオードリー」が大好きなのは、芸人が芸の裏側でなにを思い、なにを悩んでいるのかという、仕事をする人間の心の内側をあぶり出すような構成であること。今回は特によかった。
前々から、「ネタをつくる人」と「ネタをつくってもらう人」の間に生じる温度差や摩擦についてはすごく興味があった。
コンビの場合は5:5だけど、トリオの場合は「ネタをつくる人」のほうが少数派になることが多いはず。
そういう状況で何が起きるのかということを、ベテランの飯塚さんがわかりやすく語っていて、おもしろかった。

三人とも芸に対してすごくまじめで、自分のネタに強い愛着を持っている。
それゆえ、ネタをつくらない相方のルーズさや無神経さへの不満を募らせる。
しかし、そんな相方の魅力を理解できるのもまた、相方のみだ。
「豊本はなにもしないのにみんなに気に入られている」とさんざん嘆いたあとで、「最近、豊本がおもしろくなってきているから、豊本の存在感を強調するような台本を書いてみている」と語る飯塚さんからは、ふたりの相方に対する愛情が特に強く感じられた。
相方である前に友だちでありたい、という言葉も好き。

意外と興味深かったのは、四千頭身の後藤さんだった。
芸の岐路に立たされている迷いや悩みがすごく強く出ていて、それを隠さずにボロボロと出していっていたのがいい味出してたなあと思う。
それに対して、「三年くらいしたら石橋のターンが来る。今は都筑のターンだから邪魔してはいけない」と冷静にアドバイスした佐久間さんも好きすぎる。
「石橋のターンが来たときに、石橋を信じて推すのがリーダーの役割」という助言もすごくおもしろい。
いわゆる「じゃない方芸人」のような言葉もあるし、相方が馬鹿売れしていたら嫉妬してしまいそうな気がしていたけど、チームメイトが売れているときに、実力を信じて送り出すのもひとつの役割なんだという仕事論はとても好きだ。

#視聴メモ

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