2022年9月5日の投稿[1件]

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」6話まで見た。

災魔一族よりも、航空隊で保管されている猛毒の生物兵器のほうがエグくて怖い……と思っていたら小林靖子回だったぜ。
解毒ガスでどうにかなるレベルの被害じゃねーぞ!!
こんなものをカジュアルに保管しないでほしい。
後遺症が残らないのか心配である。
カビが怖すぎるのはさておき、シナリオの内容はすごくよかったなー。
マトイがショウを引き止めないことが優しさだと思っているのも、ショウがそれに不満を持っているのも、ほどよいすれ違いで大好き。
作品用に作られたオリジナルの曲を歌ってるのかと思ったら、矢沢永吉だったのは意味わからなくて笑った。なぜ?

ここまでハズレ回が一切ないので、自分の肌にあった戦隊だと思う。
3話~6話ぐらいの時点で挫折して見ていない戦隊がちょこちょこあるんだけど、ゴーゴーファイブはこのまま継続できそうな気がする。

個人的には『他人』がちょっとずつ仲良くなる話が好きなので、こういう『家族』のなかだけの話はあまり興味がなかったのだが、ゴーゴーファイブの家族の描写の仕方はリアリティがあって、すごくおもしろい。
理想の家族というのは、喧嘩をしないでいつでもなかよしの家族ではなくて、衝突を繰り返しながらも話し合いと想像力で和解できる家族なのだ、という理念が徹底されている気がする。
毎回、「こいつが100%悪い!」というような喧嘩は少なくて、どっちもちょっとずつ悪いということをお互いにわかっていて、そのうえで己の想像力が至らなかったことを反省する……という流れが多い。
喧嘩のきっかけ自体は正直しょうもないことが多く、それまで抱いていた些細な不満の蓄積がふとしたきっかけで爆発するような流れになりがちなのも、現実の家族の喧嘩の再現っぽい。こういうこと、あるよな~。

あと、その人の欠点が完全に治ることはなく、そのうちまた同じようにやらかしてしまうのも、やっぱり家族の距離感ゆえっぽいなと思う。
職場に勝手に辞表を出したオヤジが、それで怒られたのにもかかわらず6話ではショウに送られてきた手紙を無断で開封して読んでるくだりとか、「こういう家族、いる~~~!!!」とバカでかい声で言ってしまう。
職場だったら最悪だけど、家族だったら「こういう人だもんね」で済むような行為、というか。

兄弟たちのそれぞれのハプニングへの対応も完全に大人の思考による柔軟な対応であり、子ども向け番組だからといって子ども的な価値観で動いてはいないところも、見ごたえがあって楽しい。
この先の展開も楽しみだ。

#特撮

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