2022年9月21日の投稿[1件]

ウルトラマンオーブ第9話「ニセモノのブルース」を見た。

メフィラス星人ドン・ノストラの次なる作戦は、偽者のウルトラマンオーブに街を破壊させ、オーブと人間のあいだにある絆をも壊すことだった。
にせウルトラマンオーブとして指令を受けたのは、ババルウ星人のババリュー。
さっそく、オーブの姿で民衆の前に登場したババリューだったが、たまたまその現場に怪獣が登場。
なりゆきで市民を守って怪獣と戦い、さらに変身が解けた直後、オーブの正体を調べている早見ジェッタに見つかってしまう。
人間の姿で「馬場竜次」と名乗ったババリューは、子どもたちがオーブである自分を尊敬しているさまを目の当たりにし、暗黒星人をやめてヒーローになる未来を夢見るようになる。

「おれ、このままウルトラマンオーブになるっていう人生もあるんじゃねぇのかな」
純真な子どもたちの優しさに触れ、心からヒーローになろうと思いはじめるババリューだったが、一方で、ドン・ノストラはババリューに頼んだはずの街の破壊作戦が遂行されていないことに怒り、ババリューと子どもたちの前に現れる……。
子どもたちの前でオーブに変身し、敗北し、ババルウ星人の姿に戻ってしまうババリュー。
しかし、子どもたちのなかでは、オーブではない彼もまたヒーローだった。
正体を知られてしまい、ジェッタの前から風のように去っていったババリューは、こっそりと、姿を変えて人間の世界にとどまっていた。
今度は、偽者ではないヒーローになるために。

ヒーローになろうとあがくババリューをちゃんと見守るガイがすごく素敵だし、ドン・ノストラの作戦をジャグラスジャグラーが「古臭いやり方」と嘲笑って帰っていくのもおもしろい。
そして、本当に人間の世界に溶け込んでヒーローになったババリュー……いいなあ。
あと、今回印象的なのはジェッタ。子どもたちに問い詰められて困っているババリューが口ごもるたびに、ヒーローとして適切なセリフを横からジェッタが言っていき、「こうですよね?」と言うくだりがすごく好きだった。
完成度が高くて、しみじみといい話だった。

#特撮

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