2023年4月28日の投稿[2件]

小川哲「君のクイズ」を読んだ。
2023年本屋大賞ノミネート作品。
佐久間宣行さんがラジオで絶賛していて気になったので読んでみたが、非常におもしろい。
あまりないタッチのミステリーで、一気読みにすごく向いていると思った。

クイズ番組『Q-1グランプリ』決勝戦で、クイズプレイヤーの三島玲央は、対戦相手である本庄絆が問題文をまったく聞いていない状態でボタンを押し、正解したことを訝しむ。
果たして、問題を聞かずにクイズに正解することは可能なのか?
それとも、番組はヤラセだったのか?
真剣にクイズと向き合う三島には、本庄がヤラセに加担しているとは到底信じられなかった。ヤラセがあったのかどうか知るために、三島は本庄のことを調べはじめるが……。

クイズプレイヤーがクイズと向き合うということは、自らの人生のすべてと向き合うことであり、これまでに出会った人物や出来事のすべてがクイズのためのデータベースとして機能しているのだ……という壮大な世界が楽しかった。
これまでの人生で出会ったすべてのものが、単なるデータとなって、そして抽出されてひとつの『正解』となる。その瞬間の感動が伝わってくる。
そんな三島が最後にたどりついた『正解』の正体もすごくおもしろくて、ワクワクした。

「君のクイズ」において、三島はクイズの問題を思い返しながら、その『正解』に至ることのできた原因を、自分の人生の一場面のなかに求めていく。
クイズとは、単なる知のゲームではない。経験そのものであり、人生なのだ。
一瞬の駆け引きのなかに、人生がある……これから、クイズ番組を見る目が変わりそうだ。

#読書

「ヨッシーアイランド」を地道に進めている。
現在、4-8「ビッグノコノコのおしろ」で道に迷っているところ。
ここは当時も道に迷っていたような記憶があるなあ。
どこまで進めていたか思い出せないけど、たぶん全クリはしていなかった気がするので、このまま突き進んで当時の自分を追い越したい。

道中はすごく難しいのに、ボスは簡単なんだよなあ、ヨッシーアイランド。
このよくわからない調整加減がクセになる。

#ゲーム

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