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2023年7月29日
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2023年7月29日(土)
三國万里子「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」という本を読んだ。
普段は編みものの編み図を作っていらっしゃるニットデザイナーさんらしいのだが、この本は自伝のようなエッセイ集。
旦那さんとの出会い、今の職業にたどりつくまでの長い道のり、どこにいても周囲に馴染めていないような正体のない違和感。
どのパートをとってもすごく居心地のいい詩的な文章で、すごくどっぷり浸かれた気がする。
実は編みものの話はあまりないのだが、このタイトルも染み入るような感じで好きだなあ。
エッセイは、その人に共鳴する部分があればあるほど深く入り込めると思うんだけれど、この本はかなり共感する部分があった。
語りを通して、過去の自分自身の傷に同時に触れているような読後感があって、すごくよかった。
しばらくしたらまた読みたいな、と思える本だった。
#読書
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しばらくしたらまた読みたいな、と思える本だった。
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