2023年8月の投稿[31件]
2023年8月31日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月31日(木)
2023年8月30日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月30日(水)
最初に売っていた普通のソーダのバージョンの時点ではぐっと我慢していたが、クリームソーダ+カフェ+猫+月という好きな属性過多になった瞬間に「買うぞー!!」という気持ちになっていた。
リングノートは基本的に買わない主義ではあるんだけど、デザインがかわいいのと、真ん中にリングがないタイプということで購入決定。
届いたら家計簿にしようか、ネタ帳にしようか、考え中。
#手帳
2023年8月30日(水)
「ダイヤモンドのおもしろ座り話」はオープンワールドゲームやRPGでマップ探索しているときになぜかよく聞く。
「囲碁将棋の情熱スリーポイント」「金属バットのMusicSound」は料理をしているときに聞きたくなる。
「真空ジェシカのギガラジオ」は朝の通勤電車で聞いていることが多い。
どうしてそうなるのかは説明しづらいけど、脳の使う部分が番組ごとに違うのかもしれない。
最近、おもしろ座り話を聞きながらゲームするのがすごく気持ちよくて、これ、たぶん情熱スリーだとダメなんだよなー。
情熱スリー的な番組は、頭を使いながら没頭しないと聞けないからかもしれない。
#ラジオ
2023年8月28日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月28日(月)
カナダ在住の著者が乳がんになり、両乳房を切除し無事に生還するまでの闘病記。
乳がんサバイバーの話ではあるのだが、どちらかというと『乳がんになった』よりも『カナダで』というくだりがすごく丁寧に掘り下げられていて、医療や自己決定権に関する人々の考え方の違いがおもしろい。
日本人女性に生まれた頃からかけられている一種の呪いにも言及していて、「若見え」「高見え」「オバ見え」などの「他人からどう見られるか」という呪いが一生涯にわたって自分の人生や行動を蝕みつづけることの異常性の話は興味深い。
「幸せそうだなって思われたい」が「幸せになりたい」を凌駕する社会とは、いったいなんなんだろう。
移民の多いバンクーバーが、さまざまな人々にとって生きやすい場所になっている話もすごく印象的。
日本人の薬物への感覚はいまだに、「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」の域を出ていないんだけど、カナダでは「薬物中毒はその人の選択ではなく、精神疾患です。差別はやめよう」というポスターが貼られているという。薬物中毒者をひとりの人間として、自分たちと同じ存在として扱っているのだ。
女性、子ども、薬物中毒者、ホームレス、生活保護者、障害者、LGBTなどなど、ちょっとでもその人たちの基準からそれていたり、普通から外れているとすぐに「人生終わってる」とか「邪魔」とか言われてしまう狭量な公共空間が構成されているのが現在の日本だけれど、どうやらバンクーバーはここまでひどくはないらしい。さまざまな人が暮らす場所だからこそ、さまざまな人を認める価値観が形成されている。
もちろん、バンクーバーのすべてが素晴らしいわけではなく、西さんも「これも偏見」と断っているけれど、日本ももうちょっとだけ、すべての人に優しい社会にならないものだろうか。
全編通して、闘病記というよりも一本の小説なのではないかと思ってしまうくらいに、読みやすく、ドラマティックで、胸打たれる。
この本が美しく丁寧にまとめられているのは、彼女が乳がんから生還できたからだ。
がんで亡くなった山本文緒さんの闘病記「無人島のふたり」は切羽詰まった生々しい死への恐怖が焼きつくような読書体験だったけれど、「くもをさがす」はパワフルな生への希望に満ち満ちていた。
ああ、この人はこれからも、希望を抱いて歩んでいけるんだ……と思うと泣きそうになった。
#読書
2023年8月28日(月)
「私の推しは悪役令嬢。」のアニメが10月に始まる!!
漫画版をちびちびと読んでいるんだけど、絵がめちゃくちゃかわいくて、伏線の置き方もセンスがあって、すごく好きな百合。
急激に距離が近づくのではなく、付き人とお嬢さまという関係性からすこしずつ縮めていく感じが、丁寧で好きなんだよなー。
アニメも作画よさそうな感じなので、期待している。
#アニメ
2023年8月27日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月27日(日)
2023年8月25日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月25日(金)
灰原に「宮野志保ではないか?」と声をかけてくる不審者が校内に出没し、ひと悶着起きそうになるも、実は同窓会のために集まった宮野明美の同級生たちで……という話。
コナン本編はたまにアニメでおもしろそうな話をつまみ食いする程度の付き合いしかなく、毎週把握できているわけではないのだけれど、この話はすごくツボだった。
死者にあとから存在感を持たせていく作劇がすごく好きで、「ハロウィンの花嫁」もそこがツボだったんだよなー。
宮野明美も松田陣平も、あの場で終わらせるには惜しいキャラクターなので、こういった形で補強が行われているのは丁寧だと思った。
死んだ人、会っていない人のイメージを決めているのは常に生きている人間であり、その人が存命中にどういう人だったのかという印象よりも、そのときの自分自身がどういう人生を送っていたのかという記憶のほうがおそらくバイアスが強い。
「宮野明美は自分の隠された罪を暴くはずだ」という思い込みのほうが、「宮野明美は明るくて優しかった」という本来の印象よりも、明らかに力を持ってしまっている……という。
本当の明美を知っている志保と、彼女に寄り添うコナンだけが、その間違った思い込みを訂正できるという展開が熱かった。
もういない宮野明美にも、それまで歩んできた人生があり、同窓会の誘いを送ってくる同級生たちがいるのだという重みも相まって、いいサブストーリーだったと思う。
このへんの話は原作でぜんぜん読んでいないので、いずれまとめて読んでみたいなあ。
#アニメ
2023年8月24日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月24日(木)
たぶん適正レベルじゃないのが最大の敗因だと思うんだけど、道中がしんどすぎて何度もザオリクしてしまったので、そもそも万全の体調じゃなかったのも負けの原因としてはあるだろうなあ。MPがない。
かなりレベルが足りない気がするけど、あのダンジョンでレベル上げするのもなかなかにきついし、やっぱりエンドコンテンツってしんどいんだなあ……という気持ちになった。
でもここで諦めるのは悔しいなあ。もうすこし頑張ってみるかー。
#ゲーム
2023年8月23日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月23日(水)
この番組、最近見ていなかったのだが、久しぶりに見てもやっぱり全力でしょうもなくておもしろい。
真空ジェシカの「嘘松大捜査」に似たノリで、SNSでイタいツイートをしている芸人を晒し上げ、ツイートしているときにどんな表情だったのかを暗室で再現させるという企画。
しずるのKAƵMAさん、流れ星☆のたきうえさん、トンツカタン森本さんという三名。
この手の企画で前座にされがちなイメージのあるKAƵMAさんだが、今回もトップバッターだった。この役割、安定してるよなあ……いつも、最終的に一番マトモに見えるというマジックがある。顔芸がよすぎる。
「嘘松大捜査」は直近のツイートが多いというイメージだけど、今回は容赦なく学生時代や駆け出しのころのツイートまで掘っていくという鬼畜ぶり。
2007年のころの新垣結衣ガチ恋日記をフルで読み上げられているくだりが最高すぎた。
あと、KAƵMAさんと森本さんがダブルツッコミとして機能していたので、かなり見やすく仕上がっていたと思う。
確証はないけど、伊藤ちゃんの過去を掘ったほうがイタいものがいっぱい出てくるんじゃないかな……とぼんやり思いつつ、楽しく見終わった。
#視聴メモ
2023年8月23日(水)
久しぶりにNOBROCK TVを見た。
『天才』と『人見知り』。たりないふたりが七転八倒していたとき、その相方たちはなにをしていたのか。
「だが、情熱はある」だとあまり描かれていなかったが、相方は相方で大変だったのだ。
ハードな仕事のトークを律儀に10個持ってきてるのもおもしろいし、わざわざ「あるのかな?ないのかな?」と無駄な焦らしをしてくれるのもいいな。
春日単独のフリートークってあまり見かけないので、楽しかった。
やっぱりどう見ても、若林さんとは悩みの次元が違っていそうで、それもまたおもしろい。
#お笑い
2023年8月21日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月21日(月)
以下、ちょっとネタバレのあるかもしれない感想。
自分のなかで節約・貯金がブームということで、なんとなく『貯金プレイ』を心がけていた。
・用事が一段落したら、アリアハンに戻って、1000G以上持っている場合は必ず銀行に入れる。
・宿は自宅かアリアハンの宿、テドンの宿など、特別な事情がない限りは8G以内で済ませる。
・武器・防具はできるだけ拾いもので。新しい街に着いても、敵がよほど強くない限りは仕入れない。
これにより、ゾーマ戦の直前で銀行に10万G貯まっているのを見て、ニマニマしていた。
ゾーマと戦って負けたので、かぶとを買うために3万G下ろし、最終的には7万くらいになってしまったのが惜しい。
なお、ラストシーンでは、大好きなゴールド銀行とさよならすることになってしまい、涙した。
ああ、ふるさとのアリアハン(ゴールド銀行)……!!
シナリオ的には、パーティから切り離された明るい商人がぼったくりバーを経営して投獄されたくだりが一番おもしろかったな……あいつ、なんだったんだよ……。
あとは、ぎんのたてごとの置いてある場所とか、そのへんに落ちてるオリハルコンとか、アイテムまわりは楽しい描写が多かった。
後発作品を先にやってしまっている身としては、物語的にはやや物足りない部分もあったけど、想像で補う要素が多いので、ごっこ遊び的な満足感は他の作品よりもあると思う。
トロフィーがまだふたつ残っているので、もうちょっとだけ続くんじゃ……と思いつつ、今はアリアハンとさよならした悲しさで満たされている。
最終パーティは、
ゆうしゃ(女)
ぶとうか(女)
ぶとうか(男)(元まほうつかい)
そうりょ(女)(元せんし)
という感じだった。速さと力こそすべて。畳む
#ゲーム
2023年8月21日(月)
そんなに細かくチェックするようなものではないのだが、相場全体に大幅な下げが発生したりしているとついつい見てしまう。
SBI証券は46000円ほど積み立てたが、最近は下げていたので総合評価は数十円のマイナス。
楽天証券でポイントだけ積み立てているやつも、6100円ほど入って、こちらも数十円単位のマイナス。
マイナスになっているとテンションがすこし下がるが、待っていればそのうち上がるので、その変化を楽しみたい。
株や投資をやっていると、相場が「常に上がりつづける」ことも、「常に下がりつづける」こともなくて、いずれは反対の方向に変わっていくのだということを肌で体感できるので、それだけでもすごく勉強になると思う。
全然関係ないけど、自分のメンタルが下がってきているときも、「まあ、待ってれば上がるからな」と言い聞かせてぼんやり待つという技術を会得できている気がする。
#投資
2023年8月20日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月20日(日)
D3との付き合いは、非常に長いと思う。
オトメイトのオの字も知らないような時期から「暗闇の果てで君を待つ」や「Vitamin」シリーズにハマっていて、ガラケーの会員制サイトみたいなものに入って、キャラクターから直接メールが届くサービスに登録していた記憶がある。
推しからメールが届く度に一喜一憂していた、あの頃が一番乙女ゲームを素直に楽しんでいたかもしれない。
オトメイトと比べると昔からちょっとモッサリとしていてクセがある、やや玄人志向なイメージなのだが、それゆえにハマるときはとことんハマる。そんなメーカー。
今回のもちょっとモッサリしているのでは……?という第一印象だけど、攻略対象が全員犯罪者というコンセプトは犯罪者萌え勢にはたまらない。
特に詐欺師と狙撃手は期待できるなー。もうちょっと続報を見てから、予約するかどうか考えたい。
#ゲーム
2023年8月19日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月19日(土)
オーブを揃えるのに四苦八苦していたが、なんとかぜんぶ揃った。
火山のそばのダンジョンが広くてキツかった。ここでウロウロしている間にかなり強くなったので、バラモスは余裕で倒せるんじゃね!?と意気揚々とお城に向かったが、ボロ負けした。三回負けた。
「こんなのはイベント戦闘に決まっている!!よくわからないひかりのたまを空にかざせば勝てるんじゃね!?」と何度か試してみたが、ダメだった。イベント戦闘じゃないっぽい。
この編成だといまいちな気がして、とりあえず、戦士を僧侶に転職させてみた。
バラモスの目の前でぐるぐると輪を描きながらレベル上げしている。
#ゲーム
2023年8月18日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月18日(金)
2023年8月17日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月17日(木)
社会派っぽい作品も多いので、あんまり昔すぎるとピンと来ないかもな~、とは思うのだけれど。
最近のものだけでも制覇してみたいな。
ちなみに現在の成果は、「蛇にピアス」「コンビニ人間」「むらさきのスカートの女」「背高泡立草」「破局」「推し、燃ゆ」「ブラックボックス」「おいしいごはんが食べられますように」「ハンチバック」くらいか。あと一作品で十個になる。
これ以外に、途中まで読んでやめたものがわりと多くあるので、全制覇は厳しい気もするけど、もうちょっと読み進めてみたいなー。
#読書
2023年8月16日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月16日(水)
なんだか思わせぶりな登場人物が出てきて、よくわからないまま終わった……!?と戸惑っていたけど、実はシリーズ物の二作目だったということを読み終わってから知る。なんてこった。
カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、調香師を名乗るふしぎな雰囲気の青年・小川朔にスカウトされ、朔の住んでいる洋館で働くことになる。この世に存在しているすべての香りを作ることのできる天才調香師は、依頼人の望む『欲望』の香りを再現するという風変わりな仕事をしていた。
朔は、なぜ満をスカウトしたのか? 満の心の闇は、天才調香師によって救われるのだろうか?
独特の雰囲気でずっと進行していく静かな小説で、先が気になって一気に読んでしまった。
朔と新城のキャラクターがほどよい距離感でいいなー。
この関係性だったら、もっと男キャラ萌え的な感じでグイグイやってもよさそうなものだけど、そこまでは行っていないのが、ちょうどいい読後感でよかった。
この前になにがあったのか気になるから、一作目を読んでみないとなー。
#読書
2023年8月15日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月15日(火)
実際のところは、仕事で忙しい日は読めないので、一ヶ月のスパンで見て、一日あたり一冊になるように調整したりしている。休みの日に二、三冊くらい読んでおいたりとか。
きょうはなにを読もうかな~とか、そろそろ読まないと今月は足りていないぞとか、ざっくりとした指標にしている。
読めそうで読めない、絶妙なラインが一日あたり一冊なので、目標としてはちょうどいいかな。
#読書
2023年8月14日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月14日(月)
数日間なにもできなかった鬱憤を晴らすべく、買い注文を出すぞ!
……と思っていたけど、みんなが鬱憤を晴らしまくると株価が上がってしまいそうなので、なにもしない方がいい気もする。悩む。
今月は一日一株が目標なので、できたら一株くらいは買い注文を出したいなあ。
#株
2023年8月12日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月12日(土)
こういう実話ベースのドラマが、視聴者によってどういうふうに読み解かれるかということを丁寧に分析した上で作られている、非常に計算された作品だと思った。
基本的に、存命の人物を感動ものや偉人ものとして回収されると、しらけてしまう視聴者は多いと思う。
「だが、情熱はある」は、主人公のふたりをあくまでも『たりないふたり』として扱いつづけ、青春ものでも感動ものでもなく、ただ『なにかがたりない人たちのあがき』として最後まで走っていったのがとてもよかった。
恋愛に関してあまり掘り下げなかったのも、彼らの恋愛を掘り下げることで、そこに感動ドラマや成功ドラマが発生してしまうから、あえて避けて通ったんだろうなと勝手に思う。恋愛・結婚って、世間的に見て『たりてる』ものだしなー。
それだけでなく、最終回では現実と虚構が合流していったり、「美女と結婚できたんだったらもう『足りてる』じゃねえかよ、勝ち組じゃん」「もう、人見知りじゃなくてコミュ強じゃん」という山里・若林それぞれのリアルでのアンチへのアンサーを行っているところもおもしろい。
「だが、情熱はある」の1話放映時と時間軸が合流していくところも圧巻だったなー。
あと、最後まで見て、やっぱり春日の描写があまりにも好きだった。
春日やしずちゃんにも悩みや苦しみは当然あるはずだし、彼らの人生にも若林・山里コンビと同じくドラマがあるはずなのに、そこはバッサリと切り取って、ただ明るいだけの光として春日というキャラクターを作り上げているのが、ドラマ全体を明るい空気に仕上げている。
みんなが「たりないふたり」を見ているときに、春日だけ自分の番組を見ていたくだりとか、好きすぎるよな……。
お涙頂戴の感動ドラマではなく、どん底からのサクセスストーリーでもなく、ただ足りない人たちが足りないままの状態で前に進んでいく、現実的な自己肯定の物語。
『足りない』を『足りてる』に変える、キャラクターを成長させるのが従来のドラマの在り方だけど、この作品ではそれをあえてやらずに、足りない状態をそのままに愛そうとする。その結果として、物事がうまく回りはじめる。
それを見た視聴者もまた、違う自分に変わるのではなく、今の足りない自分を愛してみようと思う。そんな希望に満ちた作品だった。
#ドラマ
2023年8月12日(土)
喉から手が出るほど欲しいものが、いつも通るバス停に落ちている。
「おとしもの」と書かれたそのものを拾って着服してしまうと、家に『神様』がやってくる。
腕には真っ赤な文字で『神様当番』と書かれてしまい、神様の言う通りにしなければ、文字を消すことはできない……という話。
どうしようもないモヤモヤや悩みを抱えている人々が、神様と出会うことでひとつの答えを見つけていく……という連作短編のハートフルストーリーで、やや低年齢向けっぽい調子の文章ではあるけど、読みやすかった。
特に、英語の非常勤講師であるリチャードの話は、バイアスや差別を対話の努力によって切り開こうとするという内容で、好きだった。
青山美智子さんの本はこれで2冊め。こちらもやっぱり、表紙の雰囲気がいい。
サクサク読めるから、もうすこし探索してみたいな。
#読書
2023年8月11日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月11日(金)
それと、ラジ父とマヂラブANN0は皆勤賞だった。
煩悩ガールもほぼ毎週聞いていた気がする。
情熱スリーが好きすぎて、更新されたら1時間以内くらいには聞いている日が多いと思う。
だいぶ前のギガラジオで、「芸人ラジオってなに聞く?」という話題が出たときに、真空ジェシカのふたりもギガさんも情熱スリーを聞いていたという展開があった気がするんだけど、三人の芸人が集まったら三人とも欠かさずチェックするほどにおもしろいんだ、と納得した気がする。それくらいインパクトのある番組だよなー。
この絶妙なテンション、メールやリスナーとの独自の距離感は他の番組では絶対に味わえない。一生つづいてほしい。
#ラジオ
2023年8月9日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月9日(水)
いやー、おもしろかった!
ヒトコワ好きにはたまらない作品だった。1期はどんな内容だったのか、気になる。
全話通して、生放送の怖さが丁寧に描写されていて、非常にゾクゾクした。
普段から、生放送にはどことなく居心地の悪さや不吉さを感じている。
「紅白歌合戦のけん玉はちゃんと成功するのか?」「フィギュアスケートのジャンプが失敗したらどうしよう」「賞レースが尺に収まりきらなかったらいやだな~」「苗山さんが中継の途中で別人になっていたら怖いな」といった小さな不安に始まり、不審者がスタジオに乱入したり、不慮の事故で半身不随になってしまったり、急に殺害されたり……といった重大な事件も、想起せずにはいられない。
編集なしで突き進んでいく生放送は、どんなことが起きても絶対に取り返せないし、取り繕えない。
映ってはいけないものが映っていても隠せないし、映ったものは一瞬でネット社会に拡散される。
そんな生放送のスタッフの中に、明確な『悪意』を持っている人間が潜んでいたら、いったいどうなるか。
そして、その悪意の吹き溜まりに視聴者が魅了されてしまったら……。
徹底的にヒトコワを極めているため、ホラードラマ特有のチープな絵面などは比較的少なめで見やすいと思う。
むしろ、カメラワークがチープであればあるほど生放送っぽくなって、臨場感があるのがよかった。
MCとして、リアルでもこういう番組にいそうなタイプの芸人をキャスティングしているのもいい。
さらば青春の光、もう中学生、最高の人間あたりは「リアルオビナマ」っぽさがあって、めちゃくちゃツボだったなあ。吉住さんをドラマで見られて嬉しい。
特におもしろかったのは「めいこん」「ほんもの」「ぷろばびりてぃ」あたりかな。
得体のしれないババアが出てきてすべてをぶち壊すの、テンション上がる。
#ドラマ
2023年8月8日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月8日(火)
「ヒーローなんてね、仮面ライダーに任せておけばいいのよ!」というセリフがすべてを物語る、ドンブラザーズの喜劇パートの集大成だった。
ドンブラザーズとはいまだにうまく向き合えていなくて、放送時から、大好きな部分と苦手な部分がグラデーションになって混在している作品という印象。
「超光戦士シャンゼリオン」の日常パートの延長にあるような過剰なコミカルさと、その裏に隠れたシリアスパートの重さ。このふたつのギャップが本作の売りだと思っている。
各話の完成度の高さや、一度乗ったら降りられないジェットコースターぶりはさすがの井上敏樹……という感じだったのだけれど、自分がスーパー戦隊シリーズに求めているものはこれではないんだよな、という意識も常につきまとっていた。
最終回を過ぎてもなお、自分はドンブラザーズのことが好きなのか、嫌いなのか、一言では表現しきれない複雑な思いを持ったままでいる。
楽しいジェットコースターではあったと思うのだけれど、自分が見たい戦隊の理想とはかなりずれるような、そんな感じだ。
めちゃくちゃおもしろいけど、自分が見たい仮面ライダーではないな……と思った「仮面ライダー鎧武」と似たような体感かもしれない。
うまく言葉で表現できずにいるけど、「エグみの強すぎる話を特撮で見たくないな」という思いがあるのかもしれない。
さて、「新・初恋ヒーロー」はそんなドンブラザーズの『陽』の部分、過剰すぎるギャグパートのみを寄せ集めて構成された映画で、見やすくてよかったと思う。
シリアス要素はあえて抜いて、30分の尺に濃度の高いギャグのみを敷き詰めるという荒業で、印象的な映画に仕上げている。
それでいて、椎名ナオキの胡散臭さをひっそりと高めたりもしていて、焦らしもうまい。
映画泥棒とのコラボも楽しいし、良作映画だった。
マスターが一番いいところをかっさらっていくのもいつも通りで好き。
映画というよりは本編の一部のようなテンションで、ツッコミどころ満載な通常運転のドンブラザーズを楽しめた。
#映画
2023年8月7日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月7日(月)
たぶん、株に取り憑かれている。
お金を大切にしようという意識が根付いたせいか、おみやげなどはほとんど買わなかった。
東京に戻ってから、売店でSuicaペンギンのクリアファイルを買ったくらい。
一応、旅行費用として九万円くらい財布に入れて行ったのだけれど、電子決済が多かったのもあり、ほとんど使わなかった。
楽しめたわりに出費は少ない、エコな旅行だったと思う。
2023年8月6日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月6日(日)
第166回芥川賞受賞作。
自転車メッセンジャーの仕事で細々と生計を立てるサクマは、些細なきっかけでキレてしまい、暴力を振るったり、怒鳴ったりして仕事をやめるというループをひたすら繰り返していた。
ある日、出会った女性とのあいだに子どもができてしまったが、メッセンジャーの仕事では到底子どもまでは生活できなくて……という話。
あらすじは鬱々としているけど、サクマという人の考え方はなかなか冷静で落ち着いていて、その静謐な感じは読んでいて気持ちよかった。
遠野遥の「破局」の主人公にやや近いものを感じるけど、サクマのほうが親近感があるというか、人間関係をリセットしすぎてどんどん見える景色が狭まっていくところとか、こういうことってあるよなーと思った。
サクマの人生は一度、ある『終わり』を迎えることになる。しかし、そのあとにも人生は容赦なく続いていく。
人生が終わったあとに広がる本当の人生の話が好きなので、このあたりは好感触だった。
芥川賞はクセが強い作品やオチがない作品が多いけど、これはかなり自分に合っていてよかったと思う。わりとエンタメ寄りな構成だし、読みやすい芥川賞作品。
旅先で読んだというプレミア感も相まって、いい思い出になった。
#読書
2023年8月6日(日)
株の話は特別勉強になるというわけではないが、出てくるいぬがかわいいのでとても癒やされる。
たまに、容赦なくエグい展開になるのも好きだなー。失敗の内容はわりとあるあるっぽい。
プーちゃんの表情がなんとも言えない哀愁に満ちていて好きすぎる。
#読書
2023年8月5日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月5日(土)
たしか、中学生のころに買って読んで、「西洋骨董洋菓子店」的なストーリーを期待していたら、エロシーンばっかりだったので、びっくりしてしまった。その後もあまり読まなかった気がする。
久しぶりに読んでみると、意外とこのあとのよしながふみ作品の片鱗が見え隠れするような気がして、エロシーンだけではない魅力を改めて知った。
彼氏に撮影されたポルノ写真を勝手に雑誌に投稿されている女子のくだりとか、明らかにBL漫画にはいらない文脈のはずなんだけど、こういう細かいシーンで世界観を丁寧に作っていると思う。
金を払うから卒論を書いてくれと頼まれて、断るシーンも地味に好き。
やっぱり漫画がうまいなあ、としみじみ思う。
しかし、よしながふみ作品のまつ毛が長くて儚げな美男子は、毎回的確にツボをついてくるなー。
もしかすると、これを見るために読んでいるのかもしれない。
だいたいメインカップルじゃなくてサブのほうなので、「はやく! はやくサブを出して!!」という気持ちになる。
#読書
2023年8月3日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
2023年8月3日(木)
アニメ版「私の百合はお仕事です!」を全話見終わった。
ひょんなことから、強制的にカフェでバイトをすることになってしまった女子高生・白木陽芽。
そこは、お嬢様学校を模したコンセプトカフェ、『カフェ・リーベ女学園』。
女生徒たちが上品な態度で客たちをもてなし、紅茶を振る舞うカフェだ。
リーベ女学園では、仲のよいふたりを特別な姉妹の契りで結ぶ『シュヴェスター』というしきたりの設定があった。
それを知らないまま、上級生の綾小路美月を『お姉さま』と呼んでしまったことで、美月とシュヴェスターの関係にならなければならなくなってしまった陽芽。
しかし、まじめな美月は、陽芽の不真面目な勤務態度に、バックヤードでは嫌悪感をあらわにする。
現実の世界ではまったく仲良くないふたりは、コンカフェで『理想の姉妹』を演じきることができるのか?
コミック百合姫とは相性があまり良くないと思っている百合好きなんだけれど、どこにもいない虚構の人物をアドリブで演じつづけることで、現実の側に歪みが生じてしまうというような『フィクションが現実に浸食する』話が非常に好きなので、これはとても楽しめた。
コンセプトカフェにおいて、お客さんはきらびやかな世界で仲良くする生徒たちを見に来ている。
視点としておもしろいなと思ったのは、客が求めているのは『恋愛』ではないし、リーベ女学園のコンセプトには『恋愛』は不要であるということだ。
姉妹の契りはあくまでも客に見せるための『非常に親しい特別な関係』であり、『リアルな恋愛』ではない。
むしろ、甘やかな虚構であるリーベ女学園において、生々しい恋愛は排除するべきものである……という理性の問題と、絆を持ったシュヴェスターを演じるなかで、現実においても否応なく相手を好きになっていくという感情の問題がぶつかりあう終盤はスリルがあった。
常日頃から『作品外の男性読者の視線』が作品内にちらつく百合は非常に苦手なのだけれど、わたゆりにおいては、そもそも『誰かに見られる』ことでシュヴェスターやリーベ女学園が完成している、というメタの構造になっているのがおもしろい。
そこにワンクッションを噛ませてあるせいか、『男性読者の視線』のちらつき具合は、他の百合姫作品と比べて、ややマシだったと思う。
ちなみに、アニメの内容は原作4巻までで、原作ではこれ以降、なかなかヘビーな展開が待っているらしい。
二期の発表はまだないっぽいので、原作を読んでみようか検討中。
#アニメ
2023年8月3日(木)
小銭を持っていればいるほどに手数料がかかりまくるということが確定しつつあるので、必死こいてドリンクボトルに貯めまくった小銭を、泣く泣く埼玉りそな銀行の口座に入れていく。
一日100枚までなら無料で入れられるため、暇なときにちょっとずつ。
今後は、小銭が貯まってきたら、わりと早めの段階で銀行の口座に入れ、投資に使っていく感じにしたいなあ。
貯金箱にするためにおしゃれなドリンクボトルを集めまくったのに、完全に行き場をなくすなあ。なにに使おう。
#投資
こちらも「赤と青とエスキース」や「ただいま神様当番」と同じく、人と人とのつながりを描く連作短編集。
かなり人数が多めなので、ひとりひとりの物語は短めだが、読後感としては似ている感じかもしれない。
どんな人とでも、世界のどこかで繋がっているんだという優しい世界観がいい。
人と人とが絆をリレーして行って、その先で大きな輪ができるような。
最後に元の場所に戻ってくるのも、序盤の前フリから予測はできるんだけど、グッと来る仕掛けでよかったな~。
個人的には「赤と青とエスキース」が対象年齢高めな感じで今のところ一番好きなのだけれど、「木曜日にはココアを」と「ただいま神様当番」の感じからすると、こういうヤング向けっぽい文体のほうがもともとの作風なのかな。
これは続編もあるみたいなので、そのうち手を出してみようかな。
#読書