2023年の投稿[364件](3ページ目)
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2023年10月31日(火)
2023年10月30日(月)
ホワイトハート版の旧版?(絵が山内直実のやつ)で。
初期の作品ということで、話の筋書きはかなり荒削りな印象だが、のちの作品で生きてくるような要素も多くあり、楽しめたと思う。「ゴーストハント」の雛形っぽい。
離れたくても離れられない事故物件、怖いよね……。
事故物件が直接的に怖いというよりは、再婚した父のいる実家には帰りたくない、他に行き場もない、引っ越すお金もない、今住んでいるのは命の危険がある事故物件……という閉塞状況が恐ろしい。詰んでいる。
序盤の畳みかけるような得体のしれない恐怖から、終盤は柔らかな話へと変わっていくのが小野不由美らしいなーと思った。この柔らかさを読者が必要としているかどうかで好みが分かれそうだ。
グリーンホームには、現在は「ゴーストハント」のぼーさんが住んでいるらしいが、このあたりの話は読んだことがないので詳しくなかったりする。同人誌版ゴーストハント、気になるんだよな。
#読書
2023年10月29日(日)
今年もこの季節がやってきた!
M-1インタビュー動画巡回の季節!!
まじめにインタビューに答える者、一発ギャグの発表で終わる者、昨年を振り返る者……それぞれのスタンスが見え隠れする、今しか見られない貴重な動画が目白押し。
今のところ、怪奇とフースーヤが楽しかった。
二組とも、M-1を全力でエンジョイしてる感じがたまらないよなー。
怪奇はまたどんちゃん騒ぎをするかと思いきや、どんぐりたけしに萌えるだけの動画になっているのが意外性あってよかった。
この調子で、M-1関連動画を追いかけていたら、またいつのまにか年が終わっているんだろうな……。
もはや、いろいろ通し越して、年末の気持ちだ。
#お笑い
2023年10月29日(日)
次にやるゲームの予定を考えている。
今年度は積みが多く、やりかけのゲームがわんさかあるのだが、現在、全力でやりたいゲームは特にない。
もうちょっとがっつりとノベルものをやりたい気持ちと、全然違うタイプのゲームをやりたい気持ちが両方ある。
年末に向けて、やりかけのものを消化するべきなのだが……どうするか。悩ましい。
恋愛のあまり絡まない(萌え系やキャラルート制でない)タイプのノベルゲームがまたやりたいんだけど、あまりないんだよなー。
2023年10月27日(金)
最近よくある気がする、インターネット感染系ホラー。
ひとつひとつは他愛ない、ネットにありがちな怪談話なのだが、要素をパズルのように合わせると、実はひと繋がりの事象になるのが気持ちいい。知的ホラー小説。
ただ、この繋がると気持ちいいという感情は曲者で、ホラーとしては理論が繋がりすぎると怖くなくなってくる側面もあるかも……と思った。
中盤まではかなり怖かったけど、からくりがわかってくるとだんだん怖さが薄れてくるんだよなー。理屈で語れるものは、あまり怖いとは感じない。
ただ、どんなふうに繋がるのか、あるいは繋がらないのかは最後まですごく気になった。グイグイ読ませる力がある。この吸引力と文体の読みやすさは画期的だ。
なお、見ると感染する画像が最後の袋とじにワッとたくさん載っているのは素直に怖いと思った。
「これを読んだあなたも感染している」という筋自体は陳腐で賛否両論ありそうではあるが、トリガーが文章ではなく画像に仕込まれているのは根源的恐怖に訴えてくる感じで、おもしろい。この恐怖演出は好きだなー。
#読書
2023年10月26日(木)
だいぶ前にTwitterで見かけて気になっていたマンガなのだが、ようやく書籍化された。
心優しいトラの子のホワイトタイガーくんと、ドジなえびのブラックタイガーくんは、とても仲のいいお友だち。
ブラックタイガーくんのドジはかなり極まっていて、いつもアツアツの料理に突っ込んでは、料理の一部になってしまう。
そのたびにホワイトタイガーくんに救急車を呼んでもらい、うさぎ病院のうさぎ先生に治療してもらうのだった。
きょうもまた、軽いやけどで済んだことを喜びつつ、ふたりの友情はつづいていく。
ひたすらにブラックタイガーくんを調理しまくるというシュールな天丼ギャグマンガ(えびだけに天丼)。
基本的には天丼しかないので、途中で飽きてしまうポイントもあるが、うさぎ先生と犬のおまわりさんのバイオレンスな関係性をはじめ、人間関係の広がり方がかわいらしくて癒やされる。
何度調理されても、ブレンダーでスープにされても死なない。
そんな描写を見て、この世界には死の概念はないのでは?と思っていた。
そのため、新人バイトの白えびくんが突然バイトに来なくなり、「きょうは白えびさんはお休みですか?」と尋ねると、「休みというか……彼はもう……」と上司に言葉を濁されるシーンは衝撃的だった。
ブラックタイガーくんの運が奇跡的にいいだけで、どうやら普通に死ぬこともあるっぽい。
#読書
2023年10月25日(水)
後ろから、仕事帰り風の長い髪の女の人が歩いてきて、追い越しざまにまた「バビチ……」と言う。
見た目はややカジュアルなキャリアウーマンといったふうで、変な人には見えない。
ただ、高速で同じことを言っているというだけ。
こちらを追い越したあとも、さらに「バビチ……」「バビチ……」と言いつづけている。
そのまま、早足で去っていった。
聞いてはいけない都市伝説的な呪文を聞いてしまった気がして、帰宅してから検索してみたが、「バビチ」の意味はわからなかった。
これを聞いた人は、一週間以内に違う人に「バビチ」を言わないと、死ぬ。
……的なニュアンスを勝手に感じとり、ドキドキする。
2023年10月25日(水)
親戚を題材にしたノベルゲームをあまり読んだことがなく、不気味な距離感がリアルだと思ったのを覚えている。
血の繋がりがあり、面識もある。でも、生計を一にするわけではないし、たまにしか会わない。
一年に一回しか会わないのに、相手のことをよく知っているように錯覚している、どことなく歪な関係。
もしも、久しぶりに再会した親戚が、とんでもないサイコパスだったら。思っていたのと違う人格だったら。
離れようと思っても、血の繋がりは消せない……どこまで行っても追いかけてくるような血縁の恐怖が、新鮮だった。
「うみねこのなく頃に」の人間関係も、これに似たような不気味さがあると思う。
一年に一回だけ親族会議で集まる、いとこたち。
でも、それぞれの裏の顔を彼らは実は知らない。
黄金と遺産を前にした親族たちが、己の欲望を剥き出しにしたそのとき、なにが起きるのか……という恐怖に、ぞくぞくするのだった。
今はEP8を読み進めており、もうすぐフィナーレ。最後はどうなるのか、楽しみだ。
#ゲーム
2023年10月24日(火)
その人の生活にしか存在しない、独自の小物っていいよなーと思う。
無印良品で小物を全部揃えたり、小物を削減して部屋をシンプルにしたりするのも美しいけど、空き容器を活用する、遊びのような工夫もすごく魅力的に見える。
ペンはペン立てに入れたらいいとか、そもそもペン立て自体が無駄だから削減すべきだと思うような人もいるだろうけど、それがお酒やプリンの空き容器であることで、心は確実に豊かになるような気がする。
家のなかに自分だけの愛せるものが増えていけば、年をとっても心のよりどころがたくさんある人生になりそうだなーとは考えているのだが、実際に愛せるものを見つけるのはすごく難しい。
量産型ではない、自分だけの大好きな一点ものの生活用品をすこしずつ見つけていきたいなー。
年齢を重ねたあとも、ずっと好きだったものに囲まれて生きていきたい。
2023年10月23日(月)
メタルスラッグは一時期、PSPで遊びまくっていて、最初の方のステージはかなり見覚えがあった。
後半は見たことのないステージがあって、当時の自分が途中で死にまくっていたことがうかがえる。
メタルスラッグは、ドット絵の動きの細やかさや、演出・音声のかっこよさが光っていて、雰囲気作りがうまい。
ちゃんと人が生きている感じがするというか、臨場感があると思う。
ただ、難易度はかなり高い気がする。
またやりこみたいなー。
#ゲーム
2023年10月21日(土)
終了直後の感想をざっくりメモしておく。
審査についてはこれからまた荒れそうなので触れないとして、それを抜きにしても、出順でこんなに大会が荒れること、あるんだ……という感じ。
カゲヤマとニッ社の出順が最後の方だったら、ファイナルのメンバーは全入れ替えだったかもしれない。
一番おもしろかったのはファイヤーサンダー。
ネタの着眼点があまりにもよすぎるところから始まり、最後まで失速させずに駆け抜けていく爽快感。
全体的に、人間ドラマを細かく描いているコントが少なかったのもあり、すごく輝いていたと思う。
優れたワンアイデアで突き抜けながらも、シナリオに人間の感情がしっかり乗っているのが好きすぎた。
や団は完全に出順にやられたのと、昨年準優勝で記憶に新しいおかげで、昨年を超える要素がないことが目立ったというのが敗因だろうか。
蛙亭の点が低いのも、「目新しいものがない」「もう芸風を知っている」が理由では?と思う。
や団は昨年、2本ともクオリティが高すぎて、やはり今年はやや物足りないネタではあったかな。今年のネタがよくないわけではなく、求められているレベルが高すぎる……。
そう考えると、芸風がまだ知られていない段階でインパクトを残せる初出場はかなり有利なのかもなー、と思う。
ニッ社は2本目が輝いていた。
グロ要素による減点はありそうだけど、勢いがあって好きだなあ。
そして、何と言っても外せないカゲヤマ。
始まる前のイチオシだったが、ここまで健闘するとは正直思っていなかった。
大会全体を揺るがす、とんでもない暴れまわりを見せてくれたのが楽しかった。
特に、2本目が意外と人間ドラマ系で好き。
1本目の序盤で期待させたようなドラマが、きっちり2本目に来ているのがバランスいいな。畳む
#お笑い
2023年10月21日(土)
アニメわたゆりのOPがすごくよかったよな……と思い返しつつ、OPだけ見直していた。
作品テーマである二面性を丁寧に演出していて、表と裏がコロコロ切り替わるのが気持ちいいんだよなー。
作画クオリティも高いし、かわいいし、最高のOPだと思う。
原作買いたいな……という気持ちをまた高めることができた。
2023年10月19日(木)
残り2話だが、まだまだ謎は深まるばかりで、たぶんミステリ的にすっきりする解決はしないんだろうな~とは思いつつ、戦人とベアトの行く先が気になる。どんどん進めている。
展開がマジで精神にクる感じなのだが、キャラが魅力的でサクサク進められるなあ。
今のところ一番好きなのは煉獄の七姉妹だったりする。
全員顔がいいし忠誠心がかわいい……。
#ゲーム
2023年10月19日(木)
貯まったポイントは、ほぼ全額、楽天証券の投資信託へ入れていく。
ポイントを貯めるための無駄遣いはご法度だが、地道にコツコツやっていれば、意外とバカにできないほどにポイントがもらえるということに気づきはじめた。
投資信託を育てるために、頑張るぞ。
#投資
2023年10月17日(火)
マンスリーは本当にその場での予定の確認だけできればいいので、薄くて軽い!というシンプルな理由で100均のものを。
手帳も長いスパンで見ると固定費なので、できるだけ削減していきたいというのもあり、今年度は贅沢せずに安いものをチョイス。
わりと毎年買いすぎて腐らせてしまうので、2024年は腐らせないように気をつけて望みたい。
#手帳
2023年10月17日(火)
サツマカワさんとアキトさんが見られなくなるなんて嫌だ!!とずっと悲しかったので、嬉しいは嬉しいのだが、これで戦いがかなり激化しそうな気もして、波乱の幕開けっぽいような気もする。いったいどうなるのか。
大会の姿勢そのものがブレブレな感じもあり、安心して見られることはあまりなさそうな印象。
キングオブコントは制限なしで、M-1は違う人とコンビを組み直せば無限に出られる。その一方、自分ひとりで勝負する以上、制限年数が終わったらどうにもならないR-1が先細っていくのは仕方ないのかもしれない……と去年は考えていた。
芸歴制限撤廃が、R-1のカンフル剤になるといいな。
とりあえず、サツマカワさん、永田さん、吉住さん、アキトさん、寺田さんあたりが見られるととても嬉しい。期待。
#お笑い
2023年10月16日(月)
帰ってきたら強烈な眠気に襲われているので、もろもろのやるべきことは明日にまわして、ここらで就寝としたい。
めちゃくちゃ眠い。
2023年10月14日(土)
「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門第4位。
最近、西尾維新をまたしばらく読んでいなかったなーと思い、まとめて買ってみた。
これはかなりおもしろい。異色のジャンプ漫画。
毎回、出題される暗号を解いていくというコンセプトが非常に玄人好みであり、さらに暗号の難易度が非常に高いので、「こんなのが週刊少年ジャンプに載っているのか……!?」と恐れおののく。
しかし、読み進めていくと、暗号を解読するという行為によって、キャラの性格を深掘りしたり、魅力や絆を深めていったりと、案外丁寧に『友情・努力・勝利』をやっており、いつもの西尾維新でもあった。
美麗な作画もあいまって、どのキャラもまんべんなくかっこよくて、読み応えがあるなあ。
特に、匿名希望ちゃんはめだかボックスの球磨川さんに通じるオーラがあって、きっと人気キャラなんだろうな~と思う。
近ごろはあまりジャンプコミックスを買い揃えていなかったが、これは今後も買いだなー。
#読書
2023年10月13日(金)
金曜日の19時30分までで配信が終わりだということをすっかり忘れていて、18時過ぎくらいに気づくという……危なかった。
あとちょっと遅れたら、お金を払うだけ払って、中身を見ないで終わるところだった。
スクリーンセーバーのネタが一番好きだったなー。
やっぱり、通常のフリップネタよりも、そこに一捻りある方がお得感あって嬉しい。
あと、カメラ旅もめちゃくちゃおもしろい。手堅い。
フリップの量が多すぎて、ネタの途中で時間が急に停止して、袖からフリップを補充するスタッフが出てきて補充していくのが、たぶん笑いどころではないのに、すごく笑えた。
その後、それを永見さんがネタに昇華していたのはさすが。
そして、むしろ後半が本編なのでは?と思わせるほどに、R-1メンバー全員集合パートが楽しすぎた。
やっぱりこのメンバーは最高だぜ……。
大喜利の鬼みたいな人が何人かいるので、それを活かすべく、ちゃんと大喜利の企画があるのも嬉しい。
ドタバタ写真撮影「バレるな!」もおもしろすぎた。
最高の文化祭でしかないし、理音さんは悪ガキたちに振り回される先生でしかなかった。
しょっぱなから舞台装置のパネルを破壊しようとするサツマカワさんがよすぎるし、その後もアキトさんと共謀していろんな悪巧みをしていて、楽しかった。
サツマカワさんのカツラとアキトさんのポケットに入っていたガムを並べて「カツラとガム」の瞬間は、奇跡みたいにおもしろかった。なにがなんだかわからないけど……。
アキトさんの「か!ら!あ!げ! 5や!」が大ウケするくだりも好きすぎる。お笑い大喜利だなあ……。
こんなにも大喜利用のフィールドが整っているのに、寺田さんが「大喜利すぎる」とダメ出しされるのもよかった。
レクリエーションの場にはあまり適さない大喜利の鬼の悲哀……!
またこのメンバーで集まってほしいし、今年のR-1も盛り上がってほしい。
#お笑い
2023年10月13日(金)
松井証券の「FXバトルロワイヤル Season2」を見ている。
やればやるほどマイナスになっていく、地獄のバトルロワイヤル。
中間発表の時点でかなり地獄めいており、今後どうなるのか楽しみすぎる。
株と投資信託しかやっていなくて、FXにはまったく手をつけていないのだが、この動画を見ている限り、あまりやりたくはならないな……どんどん睡眠不足になりそうだ……。
おもしろさの種類として、「くずパチ」と似たような箱に分類されてしまっている。
頑張れば頑張るだけお金が溶けていく風景って、めちゃくちゃおもしろいんだよなあ。
最終発表では大逆転が起こることを祈る。
#お笑い
2023年10月11日(水)
ということで、第2回まで見た。楽屋ノリだった。
囲碁将棋もダイタクもセンスがありまくるので、楽屋ノリで喋っているだけで超おもしろい。
トニーフランクがその場のノリでギターをかき鳴らし、テーマソングを作り上げていく様子も楽しくて、第2回は特に好きだった。
いろんな番組のテーマソングを作りまくっているので、そこかしこで曲は聞いているんだけど、これまでトニーフランク本人はちゃんと見たことがなかった。
すごく愉快で誠実そうな人だった。こんなにサクサク作れるんだな……。
この調子で、どんどんしょうもない楽屋ノリの楽しさを全面に押し出していってほしいな。
#お笑い
2023年10月10日(火)
芸人を集めていろいろ無茶をやってみたが、まったく登録者数の伸びなかったチャンネルに対する「復活させてほしい!もう一度見たい!」という最初のお便りに「Hell Noですね」と答える永田さんが味わい深かった。
が、それ以上に、かつて永田さんに「デートしてください」とDMを送っていた人とのやりとりがすごくおもしろくて、ナマの人間を感じた。
普通にお笑いを楽しんでいるぶんには、芸人に「デートしてください」「セックスしてください」などとワンナイトを望むDMを送るような存在はモンスターであり、こちらの言葉が通じるような人間ではないのだろうなと思ってしまう。
そして、そのような存在と自分の人生が交わることもたぶんない、と勝手に断定してしまいそうになる。
でも、当たり前だけれど、そんなDMを送るような人もひとりの人間であり、普段は働いたり学校に行ったりしていて、セックスを断られたあとも普通に生活しているのだ。
DMを送ったことを後悔することも、その過去をなかったことにしたいと願うことも、芸人とセックス以外の関係性を模索することもあるのだろう。だれにも見えないだけで。
「他の誰でもない、永田さんだからデートしたいんです」と切実に語る彼女は、本当に永田さんのことだけが好きなんだろうなと思うし、そこにある思いは誰にも否定できない。
永田さんは彼女とのお付き合いを断っただけで、彼女とはなにもしていないのに、まるで良い元カノであったかのような流れがすごく楽しかった。
ワンナイトして別れるよりも、こういう関係性になれるほうがずっといいのではないか、と思わせる。
普段は見えないブラックボックスのなかを垣間見たような、不思議な回だった。
絶望ラジオを聞くたびに思うのだが、果たして、これは『お笑い』なのだろうか?
すごく楽しいし、げらげら笑ってしまうこともあるけれど、たまに『お笑い』の奥にある、よくわからない謎の穴のなかを見ているような気がして、むしょうに不安になる。
#ラジオ
2023年10月10日(火)
ドラゴンボール超の批判されがちな点として、インフレの激しさや、強くなりすぎた悟空への感情移入のしづらさがあるが、こういった問題を一時的に解決する映画として、「スーパーヒーロー」は非常に優秀な一本だと思う。
かつて、「ドラゴンボールZ 神と神」で、『破壊神』という絶対に超えられない別次元の強さを持つ存在によって、人間とサイヤ人をベースにするインフレの体系をぶち壊すという方法論が好きだった。
破壊神と天使、他宇宙を登場させることによって、ドラゴンボールの世界には悟空よりも強い存在がたくさんいるということが明かされ、その後のドラマが作りやすくなった。
絶対に勝てない相手がいる、孫悟空は最強ではないとわかったことは重要で、その後もシリーズをつづけていく上で、なくてはならない作品だった気がする。
「スーパーヒーロー」は、「神と神」とは別のアプローチでインフレ問題と向き合う。
「神と神」はインフレのさらに上に視線を向けた作品だったが、「スーパーヒーロー」はインフレの下側にスポットを当てた。
悟空、ベジータ、ビルス、ウイス、そして魔人ブウとブロリー。
超サイヤ人ゴッドSS以上であったり、ボスクラスに匹敵する強さの存在が場にいると、普通の戦闘要員は活躍できなくなり、キャラクターとして死んでしまう。
序盤から愛してきたキャラたちが、急激に魅力を失って単なるお荷物になってしまう悲しさは、かなり前から作品内に漂っていた。
今回は、このあたりの異次元に強すぎる人たちをあえて物語の舞台から『締め出す』ことで、ピッコロと悟飯、そしてガンマ1号と2号の活躍を描いているのがいい。
ピッコロさんの活躍が見たいという願望は、ドラゴンボール超に限らず、以前からみんなが共有していたものだと思うので、それがきっちり解消されたのはよかったなあ。
ピッコロさんは、適度にコミカルで、常識的で、それでいて強くて、すごく感情移入しやすいキャラだったんだなあ……ということを改めて知るのだった。主人公適性が高い……。
もう一本くらいピッコロさん軸の話があってもいいのでは?と思うくらい。
悟空や悟飯と比べると、違和感なくスッと感情が同期できるから気持ちよかったな。
また、超サイヤ人ゴッドSSクラスのキャラを排除した上で立ち向かう敵がレッドリボン軍というのも、やっぱりよくできている。
まったく新しい敵ではなく、かつてインフレする前に倒した敵を、ほぼインフレ抜きのキャラたちで倒すという熱い展開。
「ブロリー」のようなシリアスなトーンではなく、全編を気楽なギャグで包み込んだ、かつてのレッドリボン軍がいたころのテンションで仕上げているのも、こだわりを感じる。
とても考え抜かれた映画だと感じる。畳む
#映画
2023年10月9日(月)
R-1で一緒だったファイナリストたちが全員集結し、ピン芸人なのに、本当に『ひとりじゃない』ライブをやるというエモさ。
最初、たしか配信期間が8日までで、「仕事だから見られないよ~~!!!」とジタバタしながら延長を願っていたのだが、さっき見たら無事に延長されていたので、今週のおやすみの日のどこかで見たい。
このメンバーが大好きなので、定期的に集まってなにかやってほしいとは思っていたが、こんな最高の形で集合してくれるとは。
#お笑い
2023年10月7日(土)
寺沢作品として影が薄い印象があるが、推理マンガ好きとしても、グルメマンガ好きとしても楽しめるオトクなマンガ。ついつい何度も読んでしまう。
久しぶりに読み返すと、序盤から人情モノだったんだな~と実感する。
かなり最初の時点で、「未来を見通す叡智は……無窮の優しさがあって初めて意味があるんだ!!」「さすが名探偵!! 高野聖也!!!」というセリフがあるのだが、これは名探偵の本質を突いた印象的なセリフで、大変おもしろい。
どんな灰色の脳細胞があっても、そこに優しさがなければなんの意味もないという価値観が作品の根底にあるからこそ、何度も読みたくなるのだろうなー。
#読書
2023年10月6日(金)
この手の大流行アニメには乗り切れない気持ちが残るパターンが多く、いい思い出がない。
最初は気が進まなかったが、グイグイくるストーリーと、魅せ方がうまい構成が大変丁寧で、最終的にはすごく楽しめた。見てよかった。
漫画のアニメ化は、『次回への引き』の一番いいタイミングを見極めるのがすごく大事なんじゃないかと思う。推しの子の引きは毎回見事すぎた。
きりのいいところで終わらせすぎると「この話終わったし、もう見なくていいかな」と思われてしまうかもしれない。
推しの子の場合、ちゃんと新たな問題を提起してから終わるから、先が気になる。
「ちゃんと次回も見てほしい」という熱意が伝わってきた。
「次、どうなるんだ!?」と思わせる力が強すぎる。
好きなキャラは、ベタだけど有馬かなちゃん。
赤い髪の年上の女の子がもともと大好きなので、赤い髪の年上の女の子がこんなにかわいく魅力的に描かれているのは嬉しすぎる。
本人はアクアやルビーより年上だと思っているけど、実際のところはグループ内の最年少であるという構図もおもしろい。彼女がその事実を知ることはたぶんないのだろうなー。
「アンタの推しの子になってやる」にはシビレた。
OPの絵力の強さもかなり好きで、毎回飛ばさずに見たいと思える出来だと思った。
二期の制作も決まっているらしいし、今後が楽しみ。
#アニメ
2023年10月5日(木)
これは隠れた名作だと思う。
TOEIC対策本を多く書いている講師のヒロ前田先生と、毎度おなじみ清涼院流水先生のコラボレーション。
前代未聞の『TOEICミステリー小説』。いや、小説ではなく大説なのか?
主人公・グプタはある日、自分の乗る飛行機がいつも遅れているということに気がついた。それをきっかけに、この世界にはおかしな出来事が多すぎると悟ってしまう。しかし、周囲の同僚たちにそれを打ち明けても、首を傾げられるだけ。
図書館はいつも改装中だし、アルコールやタバコはどこにもない。老人も子供も、写真のなかにしかいない。警察も消防もなく、政府もないようだ。
コピー機はすぐに壊れるし、同僚は変な聞き間違いばかりする……。
いったい、この異様な世界はなんなのだ?
グプタは世界の謎の答えに到達することができるのか。
流水大説は、当たりはずれが激しく、読む人との相性がよくないととんでもないことになってしまうのだが、今回はTOEICという素材をあいだに噛ませることで、非常に読みやすく仕上がっている。TOEICのバカバカしい世界観と、流水先生の世界観の相性がとてもいいんだと思う。
オチは賛否両論ありそうではあるが、TOEIC愛好家にはかなりウケそうな内容で好きだなー。
これは2013年に出版された本なんだけど、2023年のトレンドに合うオチでもあるので、実は新装版で出し直せばさらに売れるのでは!?とちょっとだけ思った。
また、流水先生があとがきで「TOEICのみに特化した勉強をした結果、ネイティブと不自由なく話せるようになり、翻訳書を出版できるようにもなった」と語っており、TOEIC特化は英語学習の方向性として正しい、という証明にもなっているのが、TOEIC本として説得力があっていい。
流水先生は30歳を過ぎてから英語学習をはじめたそうで、「自分でも、TOEICさえ頑張れば、まだまだこれから習得できるかも!」と思わせてくれる。最高のあとがきだ。
ただTOEIC世界を茶化すだけではなく、読んだ人に「TOEICを受けたい!」と思わせるということに成功しているという点で、本当に完成度が高い本だと思う。
TOEICに興味がない人にしてみればバカバカしい本かもしれないけれど、TOEICか流水先生のどちらかが好きな人には全力でおすすめできる。
#読書
2023年10月4日(水)
今年の1月にも下げがあったっぽいけど、そのときはまだ株をやっていなかった。
投資をはじめてからだと、今回が一番大きい下げかも。かなり含み益がなくなった。
米国株の流れもなんとなく不穏だし、新NISAの開幕ももしかするとよくないタイミングになるかもしれないなー。
ここから下がりつづけることはないだろうけど、バク上がりするようにもまったく思えないので、ぼちぼち小さく買っていくしかないかな。うまく乗り切りたい。
#株
2023年10月3日(火)
Oxford Bookworms Libraryのホームズを4冊購入したので、ちょっとずつ読んで多読トレーニングするつもり。
ラダーシリーズよりも薄いため、気軽に読めそう。
あとは、スマホの肥やしとなっていたabceedでTOEICの演習をすこしやっている。
ただ、やっぱり目標がないと散漫な勉強になりがちなので、TOEICの受験日付くらいは決めておいたほうがよさそうだなー。
「なんとなく勉強したつもりになっているだけ」なのが一番ダメだからなー。
まずは目標を定めるべき。
#勉強
2023年10月2日(月)
と思い、探しはじめるが、クール便なせいか、ネットで買うと送料がべらぼうに高い。悲しいくらい高い。
でも食べたい。せっかく高い送料を出して頼むなら、絶対おいしいのがいい。
一番食べたいプリンは、1個900円近くする。
どうせ頼むなら少なくとも4個くらいはほしいところだが、そうすると自分的にはかなりの贅沢出費となってしまう。
どうしても秋のあいだにかぼちゃのプリンを食べたいという欲望と、節約して株を買うという目標。どちらを優先するべきなのか。
まだ答えは出ていない。
数年の時を経て、ようやく自分の中でうみねこを終わらせることができた。
ただ、すべてに向き合うのには時間がかかりそう。
ミステリーとしては駄作かもしれないが、うみねこという物語の目的はミステリーの解明ではない。
むしろ、ミステリーを解明したがる愚かな人間に、幻想の存在意義を突きつけるというのが主旨かもしれない。
登場人物たちに襲いかかるのは、実は理不尽なミステリーではなかった。もっとおぞましい現実だ。
ミステリーよりも無慈悲な現実に立ち向かうために、白い魔法や幻想が存在する。
人は、白い魔法を駆使することで、どんなにつらい現実でも超えていける……そんな人間讃歌としての「うみねこのなく頃に」。
クセの強い作品ではあったが、ハマる人はどっぷりハマる構造になっていると思う。
いわゆる奇書と呼ばれるような作品は、推理小説のジャンルには数多く存在するが、ゲームというジャンルにはあまりない。
特に、同人ゲーム、18禁ゲームなどを除いた、コンシューマーゲームというくくりからいえば、非常に少ないと思われる。
元同人作品などもあるとはいえ、奇書では、コンシューマーゲームとして鑑賞に耐えうるような一般性を獲得できないからだろう。
そんななか、「うみねこのなく頃に」は奇ゲーならぬ奇書ゲーとして、盤石の存在感がある。
すべての人に評価されるようなタイプのゲームではないが、深く物語に入っていくようなタイプの人にとっては、非常に嬉しいゲーム。
エンタメとして足りない部分が多々あることはわかるが、それを差し引いても、時間をかけて向かい合う価値のある、哲学的なストーリーだと思う。
畳む
#ゲーム