2024年1月15日の投稿[2件]

「残穢 住んではいけない部屋」を見た。
映画を見てから読もうと思っていたため、原作は未読。
新年初映画なのに、全然めでたくないものを見てしまった。
作りは丁寧で、見ごたえがあると思う。

心霊現象を否定したい人がよく繰り出す論理として、「原始時代、戦国時代、戦時中など、過去を遡りまくれば、そこらじゅうで無数の人が死んでいるはず。そんな数の幽霊がウロウロしていたら、ギュウギュウ詰めで、この世は霊の満員電車のような収拾がつかない状態になっているに決まっている。でも、そんな状態の霊を見た人はいない。だから、幽霊はいない」というものがある。
しかし、この論理は、逆に考えれば、「太古の昔から霊がいるとしたら、この世はもうすでに収拾がつかない状態になっているのではないか?」という論理に変えることもできる。
交通事故で死んだ霊が地縛霊としてそこにいるという話よりも、無数の霊がずっと同じ場所に溜まっているという現象のほうが、よほど怖い。
さらに、その霊たちが死に引きずり込んだ人たちも、同じようにそこに溜まっていくとしたら……。
抗いようもない巨大な穢れに、人はどうやって対処していけばいいのだろう。

「残穢」は、そんな無数の『穢れ』を思わせる話だ。
マンションで起きる奇妙な霊障の話は、土地のルーツを探るたびに、過去の犠牲者の存在を浮かび上がらせる。犠牲者たちの霊がさらなる霊障を呼ぶ様子が明らかになるにつれ、それを調査する主人公たちにも霊障が襲いかかる。
好奇心で情報を手繰り寄せれば手繰り寄せるほど、無限に陰惨な出来事にぶち当たる様子が、ドミノみたいで気持ちいい。
こういう巨大な穢れが、世界中の至るところに存在していて、奇怪な自死や心中を呼びまくっているのだろうと視聴者に想像させてくる展開がうまい。
直接的な肉体への攻撃はしてこず、みんな霊障でメンタルをやられて死ぬという部分もじわじわと品のいい怖さだと思う。
唯一、残念なのは霊のCGのチープさ。見えないからこそ怖かった穢れが、実態を持った瞬間に怖くなくなってしまうのが惜しいと感じた。
これはまったく見えないほうが怖くてよかったと思うんだよなあ。

Jホラー映画に非常に映える雰囲気を持つ竹内結子と橋本愛、そして異様なほどに好奇心旺盛な変人作家の佐々木蔵之介がいい味を出していて、キャスティング力の強い映画だ。
どんどん死んでいくモブキャラたちも絶妙に怖い顔つきの人が多くて、雰囲気づくりがうまいよなと思う。畳む


#映画

散らかりまくったホビーオフのガラス棚に、ゴーゴーブレス、サイレンビルダー、デジタンクなどが並んでいるのを見た。うおーっ!
でも箱無しだったので、見るだけにとどめた。

デジタンクは今までノーマークだったが、改めて見るととても欲しいな……。
デジタンクはロマン。
一般人が乗って戦うロボアイテムって他にもあるのかな。あまり思いつかない。

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