2024年6月18日の投稿[2件]

ブギーポップシリーズの一気読みが止まらない。全巻買っておいてよかった。
10巻めの「ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド」まで読み終わったけど、どの巻も物語の構造が違っていて、新鮮に楽しめる。
毎回、主人公が新キャラに変わるのが熱いんだよな~。
特定のキャラの人気に頼らなくてもおもしろいのがすごいし、肝心のブギーポップがほとんど出てこないのも凄まじい。
一応、主人公としてシリーズに名前を冠されてはいるけど、ブギーポップが主人公であったことは一度もない……という驚きがある。
かつて、中学生のときに一番好きだったのは「ペパーミントの魔術師」だった気がするけど、「VSイマジネーター」の退廃感も好きだし、あらためて読むと「歪曲王」も迫力あるし、「パンドラ」の疾走する青春模様も好きだし、正直、全巻おもしろいので一番が決まらないという。

上遠野浩平といえば、ジョジョ勢としては「ジョジョの小説を書いている人」「業界一のジョジョ好き」というイメージなのだが、ブギーポップもジョジョっぽさはかなりあるし、影響は色濃く出ていると思う。
統和機構のヒリヒリ感は5部っぽいなーとか、全体の世界観やテンションは4部っぽいなーとか、考えつつ読むのも楽しい。
「スタンド使いはひかれあう」ならぬ「MPLSはひかれあう」の魂を感じる。

「笑わない」は1998年、10巻目の「ハートレス・レッド」は2001年ということで、どれも20年以上前の作品なのだが、昔の作品でよくある「令和においてはこの価値観は古い」「倫理的によくない」「時事ネタが通じない」というような、気が散る描写がほぼないのも印象的だった。
もちろん、時代性を考慮しながら読むため、そういう描写があること自体は悪いことではない。ただ、度重なると我に返る時間が増えるのは確かで、なければない方が快適に読めるよなと思った。
おそらく、ライトノベルが萌えと完全に融合するよりも前の、硬派かつリアル志向の作品だから、違和感が少ないのかなと思う。
あと、メインテーマが青春の傷み、思春期の儚さというような、現代に通じるものなのも一因かもしれない。
主役だけではなく脇役やチョイ役にも切実な悩みがあり、等身大の人生があるという丁寧な拾い上げが、まるで本当の世界を眺めているようにリアルなのだった。

今のところ既刊が25巻ということで、まだ折り返し地点にも着いていないのだが、この調子なら全巻読破できそうな気がしてきた。今後も楽しみ。

#読書

「ストリートファイター6」の特訓をしはじめた。
バトルハブで肩慣らし、トレーニングモードでコンボ練習、ランクマッチで腕試し……というループ。
ランクはなかなか上がらないが、「これをやると負ける!」というNG行動を体に染み込ませる作業を繰り返していけば、いつかは勝てるのかな、という感じ。

特訓するうえでは、バトルハブが便利かもしれない。
強さのわからない人と、ランク帯やポイントに関係なく自由に戦えるというのがすごい。本当にゲーセンで遊んでいるみたい。
対戦相手も気楽に戦っているので、異次元の強さだったとしても、稽古をつけるようなノリで戦ってもらえるのがありがたい。ランクマッチだけだと気持ちが荒むからなー。バトルハブは癒やし。

#ゲーム

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