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2024年7月2日
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2024年7月2日(火)
「爆上戦隊ブンブンジャー」(2024年6月30日)を見る。
最近は、ブンブンジャーは演出のかっこよさを楽しむものと割り切っていて、シナリオについてはあまり期待せずに見ているのだが、その期待値の低さゆえに今週は不意打ちを食らった形になった。
10歳の頃に地球を捨てて宇宙へと旅立った焔先斗が、地球のブンブンジャーの一員となる重要回。
先斗がハシリヤンに奪われてしまったトレーディングカードは、実はたったひとりの友人である長田のものだった。
ラストシーンで、先斗は長田にカードを返すのだが、長田はすでに結婚して子どももいる身で、「心配だったのはカードのことではなく、消えた先斗のことだ」と伝える。
先斗はまだ10歳の頃の精神のままで、「長田にカードを返さなきゃ」と思っていて、長田は先斗がいないあいだに、成長して完全におとなになっていたという展開は、戦隊ではあまりないタイプの心のえぐり方だったので、「こんなのあり!?」と驚いた。
先斗は過去の時代からタイムスリップしてきたわけではなく、長田と同じだけの時間を宇宙で過ごしたはずなんだけど、その時間は長田が地球で普通に積み重ねてきた時間とは、やっぱりぜんぜん違う性質のものなんだろうなあ。
戦隊のメインキャラクターたちは、子どもたちが感情移入するために、実年齢よりもやや幼く描かれているというのは毎回のセオリーだけど、今回の「先斗が子どもの頃の思い出から抜け出せずにいるあいだに、同級生は年齢相応のおとなになっていた」という展開は、セオリーを逆手に取っているように思えて、ぐっときてしまった。
そして、そんな少年としての焔先斗の悲鳴を聞きつけるのが、これまでも子どもたちに慈善活動をしてきた、ひとりのおとなとしての大也だというのもうまい。
大也は人となりがわかる回が少なくて、レッドとしては物足りない部分もあるんだけど、ここぞというときには引き締めてくるのがいいな。印象的な回だと思う。
#特撮
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最近は、ブンブンジャーは演出のかっこよさを楽しむものと割り切っていて、シナリオについてはあまり期待せずに見ているのだが、その期待値の低さゆえに今週は不意打ちを食らった形になった。
10歳の頃に地球を捨てて宇宙へと旅立った焔先斗が、地球のブンブンジャーの一員となる重要回。
先斗がハシリヤンに奪われてしまったトレーディングカードは、実はたったひとりの友人である長田のものだった。
ラストシーンで、先斗は長田にカードを返すのだが、長田はすでに結婚して子どももいる身で、「心配だったのはカードのことではなく、消えた先斗のことだ」と伝える。
先斗はまだ10歳の頃の精神のままで、「長田にカードを返さなきゃ」と思っていて、長田は先斗がいないあいだに、成長して完全におとなになっていたという展開は、戦隊ではあまりないタイプの心のえぐり方だったので、「こんなのあり!?」と驚いた。
先斗は過去の時代からタイムスリップしてきたわけではなく、長田と同じだけの時間を宇宙で過ごしたはずなんだけど、その時間は長田が地球で普通に積み重ねてきた時間とは、やっぱりぜんぜん違う性質のものなんだろうなあ。
戦隊のメインキャラクターたちは、子どもたちが感情移入するために、実年齢よりもやや幼く描かれているというのは毎回のセオリーだけど、今回の「先斗が子どもの頃の思い出から抜け出せずにいるあいだに、同級生は年齢相応のおとなになっていた」という展開は、セオリーを逆手に取っているように思えて、ぐっときてしまった。
そして、そんな少年としての焔先斗の悲鳴を聞きつけるのが、これまでも子どもたちに慈善活動をしてきた、ひとりのおとなとしての大也だというのもうまい。
大也は人となりがわかる回が少なくて、レッドとしては物足りない部分もあるんだけど、ここぞというときには引き締めてくるのがいいな。印象的な回だと思う。
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