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2024年8月15日
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2024年8月15日(木)
梨×株式会社闇「その怪文書を読みましたか」を読んだ。
ホラー好きの著者が街やネットで見つけた怪文書を収集しているうちに、怪文書同士がある文脈を共有していることに気づきはじめる……という、最近よく見かけるミッシング・リンク系モキュメンタリーホラー作品。
小説ではなく、『怪文書のまとめ』という体裁をとっているため、特にストーリーなどはない。考察系コンテンツといえる。
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背筋「近畿地方のある場所について」のラストの袋とじだけ読んでいるような贅沢な怖さがあった。やっぱり絵や写真による怖さってダイレクトに来るから、かなり効くなあ。おもしろい。
ただ、ホラー現象そのものは非現実的なものでも、『怪文書』は現実にも存在している。
現実の『怪文書』は怪異ではなく病に苦しむだれかが生み出しているということを考えてしまうと、『怪文書』という存在自体を過剰におもしろがるようなテンションは悪趣味で、微妙に乗り切れなかった部分はある。
このあたりのリアリティラインは本当に難しいのではないかと思う。本当っぽいほうがより怖いから、本当にありそうな方向へどんどん傾いていくけど、あまりにも現実に近いと、楽しめなくなってしまう。
たぶん、フィクション性の高い小説や漫画だったら気にならなかった気がする。『本当にあった怪文書』という体裁がよくないのかな。
ところで、「その怪文書を読みましたか」の作品としてのレベルをより高みへと押し上げているのは、間違いなく、ラストで『寄稿』として追加されている品田遊のコラムだと思う。
これによって、単なる事象の羅列ではなく、明確な文脈が発生しているような気がするし、全体に『それっぽさ』が付加されていて、アッパレな采配なんだよな。
オモコロでホラーといえば梨さんと雨穴さんのイメージだけど、品田遊先生のホラーももっと見たいなと思った。
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小説ではなく、『怪文書のまとめ』という体裁をとっているため、特にストーリーなどはない。考察系コンテンツといえる。
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ただ、ホラー現象そのものは非現実的なものでも、『怪文書』は現実にも存在している。
現実の『怪文書』は怪異ではなく病に苦しむだれかが生み出しているということを考えてしまうと、『怪文書』という存在自体を過剰におもしろがるようなテンションは悪趣味で、微妙に乗り切れなかった部分はある。
このあたりのリアリティラインは本当に難しいのではないかと思う。本当っぽいほうがより怖いから、本当にありそうな方向へどんどん傾いていくけど、あまりにも現実に近いと、楽しめなくなってしまう。
たぶん、フィクション性の高い小説や漫画だったら気にならなかった気がする。『本当にあった怪文書』という体裁がよくないのかな。
ところで、「その怪文書を読みましたか」の作品としてのレベルをより高みへと押し上げているのは、間違いなく、ラストで『寄稿』として追加されている品田遊のコラムだと思う。
これによって、単なる事象の羅列ではなく、明確な文脈が発生しているような気がするし、全体に『それっぽさ』が付加されていて、アッパレな采配なんだよな。
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