2024年9月8日の投稿[2件]
2024年9月8日(日)
2024年9月8日(日)
minicalというスケジュールアプリがシンプルで使いやすい。
仕事の予定、ゲームや漫画の発売日、ゴミ当番の日など、とりあえず入力しておけば、当日に通知が来るので安心。
かなり使いやすくて、これを入れて以降、用事を忘れないようになった。やったぜ。
#手帳
仕事の予定、ゲームや漫画の発売日、ゴミ当番の日など、とりあえず入力しておけば、当日に通知が来るので安心。
かなり使いやすくて、これを入れて以降、用事を忘れないようになった。やったぜ。
#手帳
四歳で光を失って『シーンレス』の世界で生きる著者が、スマホに出会ったことで変化した日常を軽快に語るエッセイ。
スマホによって生活が激変し、自力でできることがたくさん増えて、生き方の形が変わっていくという激しい喜びが語られていて、心を揺さぶられた。
視覚障害という言葉を用いず、『シーンレス』という言葉を徹底して使用しているところも好きだった。
市川沙央「ハンチバック」と同じく、わたしたちが当たり前に享受しているサービスを当たり前に利用できない人がいるという社会の問題に気づかせてくれる良書だった。
すべての人を取りこぼさない社会になってほしいし、なにか新しいサービスをリリースする際には、必ず「すべての人が利用できるものなのか?」を考えてリリースしてほしいな、と思った。
飲食店のタッチパネル式の注文システムや、ウェブサイトにログインする際に画像を操作しなければならないシステムなどは、目が見えていなければ絶対に利用できないサービスだ。
こういうものが、この世界には数多く存在している。
コロナ禍のような特殊な状況下では、こうしたシステムが生活を大きく制限することもある。
また、カレーの辛さを文字で記載しているパッケージならばスマホの読み上げ機能によって辛さを確認できるが、唐辛子の絵だと確認しづらい……というのも、「確かにそうだ!」と思った。
おしゃれなパッケージの食品は最近多いけど、見た目よりも、読み上げ端末で必要な情報を確認できるようにデザインすることを優先すべきだ。
視覚障害がある人のみではなく、字が読めない人や日本語を母国語としていない人にとっても、読み上げ機能は革命的であるはずなのだから。
タッチパネル端末で人件費を削減しているというけれど、実は「タッチパネルだったら注文できないから、来るのをやめようかな」とシーンレスの方に思われていることもあるわけで、最初から読み上げ機能をつけておくなどの配慮は必要だろう。
タッチパネル端末ではなくモバイルオーダーなら、自分のスマホの読み上げ機能で注文できるというのも、目から鱗だった。
健常な人の目線だと、店内でのモバイルオーダーのシステムは、タッチパネル端末を用意するお金をケチっているよくないシステムだ、という意見の人もいるけれど、モバイルオーダーが生命線となっている人もいるということか。
ジョブズは自分が作ったiPhoneに読み上げ機能を実装して、こまめに改良していたという逸話もこの本のなかにあった。
誰ひとり取り残さず、みんなにiPhoneを使ってほしいという愛を感じて、自分がiPhoneユーザーであることがすこし嬉しく思える。
巻末にある春風亭一之輔さんとの対談も、ゆるくて優しくて、あたたかい気持ちになった。いい本だった。畳む
#読書