表示中の日付範囲に限定して検索
2024年10月30日
の投稿
[1件]
2024年10月30日(水)
まるよのかもめ「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」1巻を買って読む。
「孤独のグルメ」を発端とするひとりめし系漫画は、さすがに出尽くしてきて飽和したジャンルかと思っていた。
食べ歩き、自炊、ブラック労働のあとの鬱めし、酒飲みのつまみなどなど、多彩なものが揃っている。
が、ここへきて、そのなかのどれともかぶっていない(気がする)作品が登場。
めし漫画は、読むと「おいしそう!食べたい!」と思うものが多いはずなのだが、もちづきさんの場合は、食べたいと思う人は少ないのではないか。まず実行する勇気があるかどうか。
続きを読む
わたしの大好きな漫画「鍋に弾丸を受けながら」に、エルヴィス・プレスリーの死の原因となったといわれる超高カロリーサンドイッチ・通称エルヴィスサンドというものが登場する。
めちゃくちゃおいしそうなのだが、同時に健康をあらゆる意味で破壊するシロモノであることもしっかりと描かれている。
「鍋に弾丸を受けながら」にはその後も印象的な食べ物が多数登場するが、やっぱり、エルヴィスサンドという『美味と引き換えに死ぬ』食べ物のインパクトを超えてはいない。
もちづきさんの持つインパクトも、エルヴィスサンドと同じ種類のものだろう。
人は、死の淵で踊りつづけるだれかがいたら、見つめずにはいられない。
これはもはや、めし漫画などではなく、『死』を間接的に描いた漫画なのではないか。
生きるための『食』が、なぜか真逆の『死』へと接続している矛盾。
一部でドカ食い描写が問題視されているらしいが、気軽に真似できて、真似したらほぼ確実に死ぬという意味では、たしかに問題かもしれない。
作中で「これは食べてはいけないものだ」ということがはっきりと描かれており、個人的にはそこまで問題だとは思わないけれど、心配になるのもわかる。
このあと、もちづきさんがカジュアルに流行しまくり、みんなが真似するようになったりするかもしれないし。
絶対に食べてはいけない禁断の食。
罪悪感をスパイスとして、死へとひた走るピエロ。
もちづきさんがどこまで走っていくのか、見守りたい。
畳む
#読書
初期表示に戻る
■ハッシュタグ:
ゲーム
(238)
読書
(156)
視聴メモ
(108)
お笑い
(101)
ラジオ
(74)
特撮
(39)
音楽
(21)
映画
(21)
投資
(19)
アニメ
(16)
勉強
(12)
株
(11)
手帳
(10)
ドラマ
(8)
健康
(6)
買い物
(6)
片付け
(5)
イベント
(5)
手芸
(4)
ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド
(3)
夢日記
(2)
アナログゲーム
(2)
文具
(1)
創作
(1)
料理
(1)
あつ森
(1)
ドラマ
(1)
記事メモ
(1)
Steam
(1)
テスト
(1)
■日付一覧:
2024年
(319)
2024年
11月
(14)
2024年
10月
(30)
2024年
09月
(31)
2024年
08月
(30)
2024年
07月
(32)
2024年
06月
(29)
2024年
05月
(31)
2024年
04月
(30)
2024年
03月
(31)
2024年
02月
(29)
2024年
01月
(32)
2023年
(364)
2023年
12月
(30)
2023年
11月
(30)
2023年
10月
(31)
2023年
09月
(30)
2023年
08月
(31)
2023年
07月
(32)
2023年
06月
(30)
2023年
05月
(30)
2023年
04月
(30)
2023年
03月
(31)
2023年
02月
(28)
2023年
01月
(31)
2022年
(386)
2022年
12月
(31)
2022年
11月
(30)
2022年
10月
(31)
2022年
09月
(30)
2022年
08月
(31)
2022年
07月
(31)
2022年
06月
(30)
2022年
05月
(31)
2022年
04月
(31)
2022年
03月
(35)
2022年
02月
(31)
2022年
01月
(44)
2021年
(46)
2021年
12月
(46)
■日付検索:
全年月 (1115)
2024年 (319)
2024年11月 (14)
2024年10月 (30)
2024年09月 (31)
2024年08月 (30)
2024年07月 (32)
2024年06月 (29)
2024年05月 (31)
2024年04月 (30)
2024年03月 (31)
2024年02月 (29)
2024年01月 (32)
2023年 (364)
2023年12月 (30)
2023年11月 (30)
2023年10月 (31)
2023年09月 (30)
2023年08月 (31)
2023年07月 (32)
2023年06月 (30)
2023年05月 (30)
2023年04月 (30)
2023年03月 (31)
2023年02月 (28)
2023年01月 (31)
2022年 (386)
2022年12月 (31)
2022年11月 (30)
2022年10月 (31)
2022年09月 (30)
2022年08月 (31)
2022年07月 (31)
2022年06月 (30)
2022年05月 (31)
2022年04月 (31)
2022年03月 (35)
2022年02月 (31)
2022年01月 (44)
2021年 (46)
2021年12月 (46)
新しい順(降順)
時系列順(昇順)
■カレンダー:
2024年
10月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
« 前の月
/
次の月 »
「孤独のグルメ」を発端とするひとりめし系漫画は、さすがに出尽くしてきて飽和したジャンルかと思っていた。
食べ歩き、自炊、ブラック労働のあとの鬱めし、酒飲みのつまみなどなど、多彩なものが揃っている。
が、ここへきて、そのなかのどれともかぶっていない(気がする)作品が登場。
めし漫画は、読むと「おいしそう!食べたい!」と思うものが多いはずなのだが、もちづきさんの場合は、食べたいと思う人は少ないのではないか。まず実行する勇気があるかどうか。
わたしの大好きな漫画「鍋に弾丸を受けながら」に、エルヴィス・プレスリーの死の原因となったといわれる超高カロリーサンドイッチ・通称エルヴィスサンドというものが登場する。
めちゃくちゃおいしそうなのだが、同時に健康をあらゆる意味で破壊するシロモノであることもしっかりと描かれている。
「鍋に弾丸を受けながら」にはその後も印象的な食べ物が多数登場するが、やっぱり、エルヴィスサンドという『美味と引き換えに死ぬ』食べ物のインパクトを超えてはいない。
もちづきさんの持つインパクトも、エルヴィスサンドと同じ種類のものだろう。
人は、死の淵で踊りつづけるだれかがいたら、見つめずにはいられない。
これはもはや、めし漫画などではなく、『死』を間接的に描いた漫画なのではないか。
生きるための『食』が、なぜか真逆の『死』へと接続している矛盾。
一部でドカ食い描写が問題視されているらしいが、気軽に真似できて、真似したらほぼ確実に死ぬという意味では、たしかに問題かもしれない。
作中で「これは食べてはいけないものだ」ということがはっきりと描かれており、個人的にはそこまで問題だとは思わないけれど、心配になるのもわかる。
このあと、もちづきさんがカジュアルに流行しまくり、みんなが真似するようになったりするかもしれないし。
絶対に食べてはいけない禁断の食。
罪悪感をスパイスとして、死へとひた走るピエロ。
もちづきさんがどこまで走っていくのか、見守りたい。畳む
#読書