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2024年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

タイトルは失念してしまったが、昔読んだ本に、「読書の記憶の定着には、本を読む場所やシチュエーションが関係している」と書かれていた。
たとえば、「◯◯駅の✕✕というカフェで読んだ」とか、「〇〇へ向かう途中の電車のなかで読んだ」とか、「受験勉強をサボってまで読んだ」とか。
特別な場所やシチュエーションで読んだ本の記憶は、ありふれた場所で読んだものより、定着しやすいらしい。

この本を読むよりも以前から、本と場所の記憶を絡めるのは好きだったので、かなり納得感があった。
特に、旅行先で読んだ本は、自分のなかでは特別な立ち位置にある。旅の記憶と、その本のあらすじが同時に思い出せて、すごく嬉しい気持ちになるのだった。

最近では、あとから思い出しやすいように、本のタイトルと読んだ場所、そのときのシチュエーションをできるだけ一緒にメモするようにもしている。
「図書館やレンタル屋さんの返却期限前にあわてて読んだ」、「ラーメン屋さんに置いてあったのを読んでみたらおもしろかったから買ってしまった」、「◯◯さんのおすすめで読んだ」、「Kindleで大安売りセールをやっていて買った」など、内容以外の読書にまつわる情報をあえて横に置いておくことで、なぜか愛着が増すような気がするし、思い出しやすくなる。そんな気がしている。

#読書



今年もやってきた。
iPhoneの新作……ではなく、ポイポンの新作が。
ここまでくると、すでに新作が出るだけで謎の感動がある。
初めてポイポンが出たあのころから、こうやって継続的に新作が出ているコンテンツが、今、何個あるだろうか……と真剣に考えてしまう。
そして、このギャグが令和になっても通用していることに驚く。
創作は、ひたすらにやりつづけることに意味があるのだなあ、と勇気づけられるような気もする。

たぶん、よほどのことがない限りはiPhoneの発売のたびに新作が出るはずなのだが、もし今後、iPhoneシリーズが出なくなってしまった場合、ポイポンシリーズもまた終焉を迎えるのかもしれない。
iPhone、頑張ってくれ~。

#アニメ

阿部 暁子「カフネ」 を読んだ。
今年読んだなかでベスト3に入る小説かもしれない。

不妊治療がうまくいかず離婚に発展し、さらに溺愛していた弟が急死し、途方に暮れて自暴自棄になっていた野宮薫子は、弟が残した遺言書をきっかけに、弟の元恋人・小野寺せつなと出会う。家事代行サービス会社「カフネ」で働くせつなを手伝ううちに、薫子は失った感情を取り戻していく。

以前から繰り返し述べているのだけれど、『死者の本心を探して旅をする』話が好きだ。
死んだ人の気持ちを過去にさかのぼって正確に知ることは、基本的には不可能だ。でも、残された人たちは当然、それを知りたがる。その謎を解くことで、悲しみから逃れようとするかのように。
「カフネ」では、急死した弟・春彦の本当の気持ちを探し、薫子とせつなが真実を探っていく。
最初は喧嘩ばかりしていたふたりが、徐々に歩み寄り、互いの事情を知っていく過程がすごく丁寧に描写されていて、ページをめくるたびに泣きそうになった。

「カフネ」は、春彦の死の真相を探し求めるミステリ仕立ての物語でありながら、これからの未来を生きていく薫子とせつなの物語でもある。
春彦がなぜ死んでしまったのかを知っても、彼はもう戻っては来ない。
彼がいないことを受け容れて前に進むことが、彼女たちにとっていちばん大切なことだ。
だから、この物語においてミステリ的な要素は添え物にすぎない。
でも、そのそっと添えられた謎がまた優しく感じられて、すごく愛おしい。
悲しみをひとつひとつ乗り越えて、前に進む。そして、断絶を感じた相手と、もう一度勇気を出して対話する。人間関係から逃げずに、未来を見据える。
その過程のすべてが尊くて、大好きなお話だった。畳む


#読書

「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」体験版をクリアした。1時間10分くらいかかった。
キャラデザにやや不満があったが(特にジェラール)、それ以外は今のところ悪くない感じだった。
わりと無難なテンションに落ち着いているというか、体験版単体のぶっ飛んだおもしろさとしては、サガエメのほうが勝っているかな。

ドット絵だからこそ想像で補っていた部分を、くっきりしたグラフィックにしているため、「え、これってそんな見た目だったの!?」という新鮮な気持ちになる。
そういう意外性も込みで楽しめる出来だといいなあ。期待。

#ゲーム

上遠野浩平「ブギーポップ・イントレランス オルフェの方舟」を読む。
ブギーポップシリーズ14作目。
ブギーポップマラソンもようやく折り返し地点にさしかかっている。相変わらずおもしろい。
前作「ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス」は今後の布石となりそうではありつつ、単品ではやや物足りない話だったのだが、今回は原点に立ち返ったようなお話で、ボーイ・ミーツ・ガールとセカイ系の調和が感じられてよかった。
やっぱり、刹那的なボーイ・ミーツ・ガールはいいよね……。
救いはまったくないんだけど、その乾いた感じこそがブギーポップなんだよなー。

ちなみに、この14作目までのあいだに「ビートのディシプリン」シリーズが4巻分も挟まれているっぽいのだが、これをいつ読むかが悩ましい……セールのときにまとめ買いしてあるので、いつでも読めることは読めるんだけど、まずは本編を読んでしまいたいような気もする。

#読書

「炎上喫煙所 第一部『紫煙』」を購入して見る。

めっちゃくちゃおもしろかった!
いつもよりもみなみかわさんがキレッキレというか、観客の心をガッチリ掴んでるのが画面越しに伝わってくるのがよかった。
第二部は配信なしということで、「行っとけばよかった〜!!!」と激しく後悔した。

前半は令和の炎上史。
炎上を振り返るという性質上、ピリッとするのかと思いきや、かなりほのぼのと落ち着いて喋っていて、ポップだった。
みなみかわさんのテンション上がりっぷりがピュアすぎて、かわいらしいくらい。
「おれ、これ大好きやねん!!!」とウッキウキで好きな炎上事件を語るのがおもしろい。
「これ、炎上っていうほどのことだったの!?」という案件もちょこちょこあって、そこも新鮮だった。野澤さんの食べ方汚い事件とか……。
芸人みんなに愛されすぎているノンスタイル井上炎上事件がよすぎるし、宮迫さんの近況が宮迫さんらしすぎるのもいいよね。
非よしもとだからこそできる、よしもとへの忖度のないトークが光る。

春日さんのペンギン池落ち事件の話で、「フワちゃんや春日さんなど、みんなを惹きつけるパワーのあるタレントに頼って番組作りをしているのに、いざそのタレントが倫理的な問題に抵触したら、テレビ側がタレントを全力で守らないのはおかしいのではないか」という問題提起をしていて、これは本当に同意。
DJ松永とかもそんな感じだけど、倫理的な危うさも含めてキャラクターとして売り出して、「そういうキャラの人」としてテレビに貢献させているのに、炎上したらテレビ側も一緒になって叩きはじめたりするのはずるいよなー。

中盤は大島さんによる、ちんこを筋トレで鍛える方法の話。
たっぷり尺をとって、どうすればちんこを強靭にできるかという話を滔々と語る。変な人すぎる……。
その結果として、大島さんは美しくて大きいちんちんにちゃんとなっている(とみなみかわさんが見て証言している)ところも変。

最後は芸人リアル年収ランキングの仮説検証。この番組、本当に芸人の年収の話が好きだな!?
序盤ほどは盛り上がらず、「年収の話よりちんちんの話したかったなー!」とみなみかわさんが叫んで終わるという変なオチだった。
次回があるのかどうかは不明だけど、次があったら会場に行きたいなー。畳む


#イベント

「龍が如く8」、プレイ時間85時間。
ドンドコ島関連トロフィーをコンプ。
長い道のりだった……四つ星から五つ星に上げるのが思ったより大変だった。
これでトロフィー獲得率が91%に。トロコンまであとすこし。

あとは、レベル上げ、人間力上げ、ダンジョン踏破、サブストーリー埋めなど。一番面倒なのはレベル上げではないかと思う。人間力も面倒ではあるけど、街をウロウロしてれば、まだある程度は上がるかな。

きょうは、ダンジョンくらいならすぐ終わるかな~?と軽い気持ちで潜ったら、中層のボスにボコられてやり直しになってしまったという。ボスはナメてかかってはいけないな……。
ダンジョンに行くときは、いつもゲームの音量を下げてラジオを流しながらやるので、ダンジョンのことを思い出そうとすると、そのとき聞いていたラジオの内容が走馬灯のようによぎっていく。

#ゲーム



Happy Hacking Keyboardの広告が最近よく表示される。
ほしい。どんな触り心地か気になる。
でも、今使っているLogicoolのキーボードがすごく気に入っているので、まだ取り替え時ではないのだった。
日記に貼ろうと思って、CM動画をYouTubeで検索したら、声がまさかの桐生ちゃんで、運命を感じてしまった。さらにほしくなる。HHKBの誘惑。

9月になってからずっと、とある謎を追いかけている。
「午後の紅茶 チャイティーラテ ホット」がどこにもない!というどうでもいい謎である。
8月の末、キリンからチャイティーラテが発売されるというお知らせがあった。
発売日は9月3日。
同じく午後の紅茶シリーズから、ホットのストレートティー、レモンティー、ミルクティー、そしてキャラメルティーラテも同時発売という充実の内容だった。

チャイが好きなので、ウキウキでコンビニやスーパーを巡り歩いたが、見つからない。
人気すぎて売り切れているとかではなく、そもそも売り場に置かれている形跡がまったくない。
同時発売の他の商品はちょこちょこ見かけるのだが、チャイだけはどこにもない。
そして、Xなどで商品名で検索したりしてみても、店舗で見つけて買ったという人が見当たらない。
都心にしかないとか、人気があって売れているのなら、購入報告ツイートは必ずあるはず……でも、ない。
なお、通販サイトで箱買いしている人はいるようだ。
通販サイトには在庫が出ているわけだから、販売が中止になったりしているわけではないっぽいのが、不思議である。
いったい、チャイティーラテはどこへ行ってしまったのか。本当に手に入れることはできるのか。
チャイティーラテの今後の動向に注目が集まっている。

#買い物

「龍が如く8」は残すところトロフィー回収作業だけになってしまったし、たまには乙女ゲームでも買うかー。
ということで、「DesperaDrops/デスペラドロップス」をセールで購入。
ディースリーの乙女ゲーム、そんなにやってはいないんだけど、けっこう独自の味が強くておもしろい作品がちょこちょこあって、これも気になっている。

あと、ポイントが余っていたので、ついでに「大繁盛!まんぷくマルシェ」も買っておいた。これ、懐かしいなー。アプリ版が好きだったから、Switch版もほしいなと思いつつ、買っていなかった。

Switchを起動する習慣がリングフィット以外にほとんどないため、積みゲーにならないか心配ではありつつ……久しぶりの乙女ゲーム、やるぞー。

#ゲーム

移動系ポイ活(歩数がメインのやつ)をちょこちょこやっている。
ポイ活勢のなかでは、移動系ポイ活は儲からないからやめるべき、という話がよく出ているが、個人的には、移動系ポイ活は儲かるためにやるものではないという認識だ。
1日◯◯歩という健康のための目標があって、でも目標達成だけだと味気ないので、なにかご褒美がほしい……という気持ちでやっている。歩いている記録を残したい、というのもある。
まず「たくさん歩きたい」という気持ちが先にあり、別に儲からなくてもいい。たまにお小遣いがもらえる、くらいの感覚でいたい。
あくまでも歩くことが優先なので、歩く以外に動画を長々と見るようなタイプのアプリはやらずに、歩数だけでカウントされるようなものを選んでいる。
仮想通貨がもらえるタイプもいくつかインストールしているけれど、換金する際の手続きがよくわからないのと、価値が不安定そうなので、直接ポイントがもらえるようなアプリのほうが好きだったり。

最近、職場の人も移動系ポイ活をやっているという話を聞いて親近感がわいたが、その人は毎日欠かさず1万歩以上歩いていて、自分よりもガチ勢であった。
どんなに暑くてもちゃんと1万歩歩いているの、偉いなあ……こういうところで意志力の差がついてくるのかもしれないと思う。1万歩はちょっとしんどいけど、毎日5000歩くらいは目指そうかなー。

#健康



乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」を3巻まで読んだ。
見つかっていない死体の部位をどこに埋めたのかを聞き出すため、主人公・夏目アラタが、死刑囚『品川ピエロ』と結婚しようとする話。
映画館で予告を見てから、ちょっと気になっていたのだが、思ったよりも異様な話だった。
恋愛ものではなく、単なるサスペンスでもなく、ふたりの思惑が面会室でぶつかりあう頭脳バトルのような構成になっていて、先が気になる。

イメージにぴったりすぎる、映画版の主役ふたりのキャスティングもすごい。
実写に合わなそうというか、絶対にコレジャナイ感じになりそうな原作なのに……しっかり合っている……。
特に柳楽優弥はこういう役をやらせたら右に出るものはいないと思う。バッチリすぎるなー。
すでに完結しているっぽいので安心して読めそうだが、怖くて手元に置いておきたくないような雰囲気もあって、ここから先をいつ読もうか悩んでいる。

#読書

「龍が如く8」、ようやくドンドコ島に手を付ける。プレイ時間79時間。
いい感じに作業ゲーなので、なにも考えたくないときにちょうどいい。

最初はどうぶつの森要素が目立って、「めちゃくちゃ手作業だな~」と思ってやっていたんだけど、徐々に経営シミュ要素が増してきて、ゲーム性が変化するのがおもしろい。
資源管理が徐々に自動化されて、お客も勝手にお金を落としていくという、ゆる~い放置ゲー的な経営シミュ要素が大変に気持ちいい。カイロソフト好きにはたまらない。
かなり気合が入った作りで、難易度調整がちょうどいい感じ。

あと、スジモンバトルの時点ではなにも考えていなかったのだけれど、本編とスジモンバトルメインストーリーを終わらせてからドンドコ島に流れてくると、「居場所を失った極道をカタギとして社会に復帰させる」という「龍が如く8」のメインテーマのひとつが、実は「ドンドコ島という事業でスジモンたちを働かせる」という形で果たされていることに気づくという。
厳密には、スジモン=極道というわけではないんだけど、このあたりの細やかさ、よくできていると思う。

きょうは三つ星リゾートまで行けたので、トロフィー条件の四つ星まであと一歩。
ドンドコ島関連トロフィーのあとには、レベル70達成や人間力MAX、ダンジョン踏破など、かなり面倒なトロフィーが待っているので、今のうちにリゾートで癒やされておかないと。畳む


#ゲーム

部屋を掃除していたら、未使用のノートがどんどん出てくる。
こんなにノートがあったなんて知らなかった。まずいぞ。
売るのもせつないので、どうにか使い道を見つけていきたい。
ネタ帳か勉強ノートにしようかな。

#文具



上條一輝「深淵のテレパス」を読んだ。

創元ホラー長編賞受賞作。
この人もオモコロのライターさんらしい。

「変な怪談を聞きに行きませんか?」と会社の後輩に誘われ、ふしぎな怪談を聞いたことをきっかけに、自宅で怪奇現象が起きるようになってしまった高山カレン。不気味な水音、突如部屋に出現する汚水。怪異を発生させないためには、常に部屋に光を満たす必要があった。
カレンが助けを求めたのは、YouTubeで怪奇現象を取り扱う「あしや超常現象調査」だった。
彼らは、カレンを取り巻く怪奇現象の正体を突き止めることはできるのか?

ひとつひとつのピースはよくある形なのに、全部集めると精巧なパズルが完成する感じで、豪華で贅沢な構成だった。
そこまで突き抜けた恐怖描写はないが、超能力、推理、怪奇現象、呪いなどなど、要素が多くてお得感がある。
呪いの発生源が特定された瞬間のミステリ要素も気持ちよく、全部盛りセットの優等生的な作品。満腹感があった。
最後の一ページで急に新たな絶望に叩き落とすのも好きだったなー。このままシリーズ化希望。

#読書

三宮麻由子「わたしのeyePhone」を読んだ。

四歳で光を失って『シーンレス』の世界で生きる著者が、スマホに出会ったことで変化した日常を軽快に語るエッセイ。
スマホによって生活が激変し、自力でできることがたくさん増えて、生き方の形が変わっていくという激しい喜びが語られていて、心を揺さぶられた。
視覚障害という言葉を用いず、『シーンレス』という言葉を徹底して使用しているところも好きだった。

市川沙央「ハンチバック」と同じく、わたしたちが当たり前に享受しているサービスを当たり前に利用できない人がいるという社会の問題に気づかせてくれる良書だった。
すべての人を取りこぼさない社会になってほしいし、なにか新しいサービスをリリースする際には、必ず「すべての人が利用できるものなのか?」を考えてリリースしてほしいな、と思った。

飲食店のタッチパネル式の注文システムや、ウェブサイトにログインする際に画像を操作しなければならないシステムなどは、目が見えていなければ絶対に利用できないサービスだ。
こういうものが、この世界には数多く存在している。
コロナ禍のような特殊な状況下では、こうしたシステムが生活を大きく制限することもある。
また、カレーの辛さを文字で記載しているパッケージならばスマホの読み上げ機能によって辛さを確認できるが、唐辛子の絵だと確認しづらい……というのも、「確かにそうだ!」と思った。
おしゃれなパッケージの食品は最近多いけど、見た目よりも、読み上げ端末で必要な情報を確認できるようにデザインすることを優先すべきだ。
視覚障害がある人のみではなく、字が読めない人や日本語を母国語としていない人にとっても、読み上げ機能は革命的であるはずなのだから。

タッチパネル端末で人件費を削減しているというけれど、実は「タッチパネルだったら注文できないから、来るのをやめようかな」とシーンレスの方に思われていることもあるわけで、最初から読み上げ機能をつけておくなどの配慮は必要だろう。
タッチパネル端末ではなくモバイルオーダーなら、自分のスマホの読み上げ機能で注文できるというのも、目から鱗だった。
健常な人の目線だと、店内でのモバイルオーダーのシステムは、タッチパネル端末を用意するお金をケチっているよくないシステムだ、という意見の人もいるけれど、モバイルオーダーが生命線となっている人もいるということか。

ジョブズは自分が作ったiPhoneに読み上げ機能を実装して、こまめに改良していたという逸話もこの本のなかにあった。
誰ひとり取り残さず、みんなにiPhoneを使ってほしいという愛を感じて、自分がiPhoneユーザーであることがすこし嬉しく思える。

巻末にある春風亭一之輔さんとの対談も、ゆるくて優しくて、あたたかい気持ちになった。いい本だった。畳む


#読書

minicalというスケジュールアプリがシンプルで使いやすい。

仕事の予定、ゲームや漫画の発売日、ゴミ当番の日など、とりあえず入力しておけば、当日に通知が来るので安心。
かなり使いやすくて、これを入れて以降、用事を忘れないようになった。やったぜ。

#手帳

スーパーで売っていた、山形産のすもも「光李」を食べる。
すももだけど、赤くなくて、黄色い見た目をしている。
しばらく冷蔵庫に放置しておいたら、いい感じに甘くなって、すごくおいしかった。
昔はすももってちょっと酸っぱいイメージがあったけど、ちゃんと甘いやつもあるのだなー。
気に入ったので、またスーパーで見かけたら買ってみようかと思っている。

「龍が如く8」、プレイ時間73時間。
とりあえず埋められるトロフィーを埋めていくかー。という余暇の時間。

おそらく精神的にしんどいであろうマッチングアプリ5人トロフィーは早々に回収しておいた。
スタンプが運(目押し)なのがかなり面倒だが、あとは地道にやればどうにかなる。
「真面目に恋人を探しています、下ネタは嫌い」と言っていた女子が待ち合わせの場所に水着で来ていて、「そんなこと……ある???」と心から思った。
待ち合わせの場所に水着で来るのはやめましょう。

あとはスジモンバトルをちょこちょこ進めていた。
意外と物語があって、ほどよいスパイスになっている。
が、スジモンバトルのゲーム性はかなり薄めかつ簡単で、ポチポチゲーのレベル上げみたいなテンションにはなっているので、これを楽しめるかどうかは人によるかも。
龍が如く6→7→8と、どんどんゲーム全体の難易度が下がっていっているという体感があるけど、ミニゲームがあまりにも簡単すぎるとやりがいはないんだよなあ。
かといって、昔のミニゲームは吐くほど難しかった気がするし、このあたりの納得できるバランスはけっこうシビアだと思う。

ということで、トロコンめざして、できるところまで頑張ってみようかと思う。畳む


#ゲーム

冨樫義博「HUNTER×HUNTER」を、今更読んでいる。
とりあえず、8月は15巻まで買った。

自分と「HUNTER×HUNTER」との付き合いの距離感は、ちょっと変だ。
初めて読んだのはたしか中学生のときで、友人に貸してもらって読んだ。たぶん、14巻くらいまで。
当時、「家庭教師ヒットマンREBORN!」や「銀魂」、「BLEACH」など、どちらかというと明るい作風の漫画が自分の中でブームだったせいか、さらっと読んだだけで、まったくハマっていなかった。
家では母親が旧アニメ版に熱狂していたが、こちらもかなり薄暗くてグロくて、そのときの自分はスルーしていたと思う。まったく見た覚えがない。

スルーしたまま時は過ぎ、新アニメ版のキメラアント編を見たことで時が戻る。
途中からなので、わからない部分もあったが、すごくハマった。
「HUNTER×HUNTER」ってこんなにおもしろいんだ!と、そのときに初めて知ることになる。遅い。
この時期に、詳しくは思い出せないが、「HUNTER×HUNTER」のポチポチゲーみたいなものがあって、それにも手を出していた気がする。ウイングさんを育てていたような記憶がぼんやりとある。
キメラアント編のあとの選挙編もおもしろくて、原作が気になるなあ……と思ったが、今から追うのは大変だよね、ということで、またスルーしていた。

そして、ふたたび時が流れ……2024年。
特になんのきっかけもなく、1巻から大人買いしはじめた。
中学生のころ、あんなにもハマっていなかった序盤の展開が、おとなになってから読んだら、すごくおもしろかった。人間関係も細やか。
2024年に、この漫画をこんなにまっさらな状態で楽しめているのは、自分くらいのものではないだろうか。かなりお得だ。
このあと、どういう展開になるのかも、アニメで見た部分以外はまったく知らない。さらにお得。
そんな時の流れのなかで、9月には新刊が出るという……スケール感がおかしくて、認識能力がバグりそうな展開だった。畳む


#読書

川越の蔵造りの町並みをぼんやりと歩いていたら、奥の方から10人ほどの集団がやってきた。
ひとりは大きなカメラを持っており、他の人たちはマイクのような小道具をかざしている。
テレビ撮影だな~とは思ったが、そんなに人数が多くないので、きっとローカル局のなにかだろう……と判断した。
だが、集団の中心に、どこかで見たことのある、眼鏡をかけた男性がいるのに気づく。
あれは……マヂカルラブリーの村上さんでは!?
驚きながら、集団の先頭にいた男性と近距離ですれ違った。
すれ違った瞬間、その人の顔が見えて、「あ!」と叫びそうになる。
周囲の人たちに愛想よく挨拶しまくっているその人は、どう見ても、オードリーの春日さんだった。
村上さんに気を取られていてまったく気づかなかったので、自分から数十センチの距離に突然春日さんが出現するという、たぶん人生で一度しか体験しないであろうシチュエーションに出くわしてしまった。

あれは、いったいなんの撮影なんだろう。ふたり以外にも、芸人さんがいたのかも。気になるなー。
後日、川越をふたりがめぐる番組が放送されていたら、どこかに自分が映りこんでいるかもしれない。

埼玉に住んでいると、川越が観光地であるということをたびたび忘れそうになる。
どちらかというとスーパー戦隊や仮面ライダーのロケ地という印象が強くて、「あ、そういえばロケ地である以前に観光地なんだった」と定期的に確認している気がする。

帰り道にふと立ち寄ったスーパーで、5kgのお米が大量に積まれているのを発見。
30袋くらいあったと思う。藁にも縋る気持ちで、1袋買った。
周囲にもたくさんお客さんがいたのだが、だれもお米を買おうとしていなかった。
さらに、他のスーパーでは「おひとり様1袋まで」や「家族あたり1袋まで」の表記が目立っていたのに、このスーパーでは「おひとり様3袋まで」という貼り紙がしてあった。
え、そんなに買えるの!? 持てないし、そこまではいらないから買わないけども……。
もしかすると、この店では、お米がいっぱいあるのが日常風景なのかもしれない。穴場だ……!

これで、8月中旬から続いていたスーパーおコメバトルにようやく終止符が打たれた。
昨日までのお米量は、
・いつもスーパーで買っていたお米(残り2kgくらい/どんどん減っている)
・職場の人に譲ってもらったお米(2kgの袋/未開封)
・カレー用のジャスミンライス(3kgくらい/やや減っている)
・パック米と冷凍米と非常用アルファ米がすこし

という悲劇的な状態で、9月を乗り切れるかどうか微妙だったのだが、これでプラス5kgされて、なんとか9月中は持ちこたえられそうだ。
なお、米不足が解消しなくて在庫が切れてしまったときのための保険として、先月末の一番買えなかった時期にネット注文したミルキークイーン(なんかすごく高いお米)が、今月の中旬くらいに家に届く。5kg。
たぶん、ミルキークイーンが届くころにはもう、普通にスーパーで買えるんじゃないかなーとは思いつつ、こんなときしか食べられない高級米を食べられるのが嬉しい。楽しみ。

しかし、これまで米の残量を気にして生活することがなかったため、5kgの米がいったいどれくらいのスパンでなくなるのかがまったくわかっていなかった。今も正直よくわからない。
わからないから余計に不安になるというか、消費のスピードはちゃんと覚えておいたほうがいいのかもしれないなーと思った。
ちなみに、米5kgは33合くらいらしい。

あの「8番出口」のPS5版が発売されたので、息抜きにトロコンした。
ググると「初見プレイでのクリア時間目安は1時間ほど」という情報が出てくるのだが、実際は4時間かかった。自分の目がフシアナすぎて不安になる。

「8番出口」はまちがい探しとホラー、そしてウォーキングシミュレーターを組み合わせたゲーム。
ループする地下鉄の通路に閉じ込められたプレイヤーは、次の2つのルールを守って先へと進まなければいけない。
ひとつは、通路に存在している『異変』を見つけ、できるだけ早く元の道へと引き返すこと。
もうひとつは、『異変』のない正常な通路では、絶対に引き返さないこと。
これだけの非常にシンプルなゲームなのだが、なかなか怖くておもしろい、体験型ホラーになっていた。
わりと細かめの異変もいくつかあって、どうしても見つけられなくてどん詰まりになっていた局面もあったが、そのどん詰まり感がなかなか快感。
目を皿のようにしながら通路を見つめている時間の緊張感、そしてその目を皿のようにしている状態で起きる恐怖現象の怖さ。まちがい探しの要素がホラーを加速させるという発想がおもしろい。
異変の内容に脈絡がなく、文脈を重視するホラー好きとしては物足りない部分もあるが、脈絡がないからこその「こんな異変もあるのか!?」という驚きが楽しくて、最後まで走り抜けてしまった。
「8番のりば」も11月に発売されるようなので、PS版が出たら遊んでみようかな。畳む


#ゲーム

「龍が如く8」、エンディングを見た。

ここまで70時間。
7に引き続き、シナリオの質が高い。
直接的なつながりは少ないのだが、終盤は死んだ荒川真斗ともう一度出会うような話になっている。
しかも、その荒川真斗の魂を、英二と海老名というふたりにオーバーラップさせてくるところがニクい。
「龍が如く」はラスボスや中ボスが死んで終わりがちなイメージがあるけれど、今回は黒幕メンバーに生きて償わせることを徹底しているのも、すごく一番らしくていいなと思った。
荒川真斗の面影を持つ人たちを、今度は殺さずに救うという最高の結末。
次回作で彼らがどうなるのか、今から楽しみ。畳む


#ゲーム

2024年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

risui「紅魔館の女たち」1巻を読んだ。

連載がはじまった瞬間に「絶対に単行本で買う!!」と心に決めたどハマりシリーズ。
やっぱり最高だった。
最初のときめきを信じてよかった。

紅美鈴と十六夜咲夜の百合な関係を中心に進んでいく東方二次創作漫画なのだが、あまり見ないタイプの珍しいキャラ解釈で、人によっては合わない可能性もある。
が、描写が細かく、オリジナル衣装の設定などもあり、個人的には爆裂ヒット。

めーさく以外の関係性も楽しく、何度でも読み直したくなる。
絵柄もオシャレで雰囲気ある。
美鈴のことが大好きすぎて変な感じになっている咲夜さんがかわいい。ほのぼのしてしまう。
両思いなのにすれ違いまくりで、ろくにラブラブできていないのも、かわいらしくて好き。

#読書

「龍が如く8」、66時間プレイ。
ラストバトルに向けてレベル上げ。

ダンジョンでジョブレベルを上げたり、宴会トークを埋めたり、ちまちました作業をやっていた。
合間にエンディングドラマを見ていた。
秋山さんが伊達さんを殴ったくだりが好きすぎる。やっぱり秋山さんはかっこいいなあ……。
強くて使いやすい技をちょこちょこ集めつつ、ラストバトルへと向かう。畳む


#ゲーム

廣嶋玲子「十年屋 時の魔法はいかがでしょう?」を読んだ。

「トラブル旅行社」シリーズを読み終わってしまったので、今度はこちらを。
どうしても捨てられない大切なものと思い出を、一年の寿命と引き換えに、十年間預かってくれる『十年屋』を名乗る魔法使いのお話。
それぞれの主人公が歩んだ十年の重みがすごく尊くて、時の流れのスケール感にジーンとする。
子どもにとっての十年って、大人の十年よりも長くて、果てしない時間だよなー。

約束を守らない悪い人はひどい罰を受けるという因果応報っぷりは「銭天堂」と近いんだけど、十年後に店から品物を回収するかどうかを決断するという時間経過要素のせいか、銭天堂より心にしみる気がする。好きだなー。
廣嶋玲子さんの本を読めば読むほど、ハズレのなさと刊行速度にびっくりする。いくらでも読めそう。

#読書

近藤史恵「幽霊絵師火狂 筆のみが知る」を読んだ。
明治維新を経て、世の中が一気に変わりはじめた時代。
老舗料理屋「しの田」のひとり娘・真阿は、胸を病んでいると言われ、部屋にこもりがちな鬱々とした生活を送っていた。
ある日、「しの田」の二階に居候が来ることを知らされ、好奇心に胸を躍らせる。
彼は著名な幽霊絵師で、名を『火狂』といった。
彼のもとに絵画に関する悩みをもつ人々が訪れるたび、真阿は彼と心を通わせながら、謎を解いていくのだった。

一応、出版社の説明には『絵画ミステリ』と書かれているのだが、どちらかというと怖くないホラーっぽい体感があり、がっつりとした謎解きは少なめかもしれない。
ミステリとしてもホラーとしてもやや薄味で、でも、その薄味さや想像で補う余白が妙に心地よくて、さらっとした読み応えだった。
文体もあっさりしているので、たぶん一日あれば読めると思う。

ふたりの距離感が絶妙に優しく、世間知らずな真阿を見守る、ひとりのおとなとしての火狂がとても魅力的だった。
近藤さんの作品は初読みだったんだけど、他の作品も読みたいな。畳む


#読書

メルカリで昔のジャンルを検索して見るのが、タイムマシンみたいで楽しい。
最新のジャンルだと転売ヤーだらけなので、見ていてそこまで楽しくはないのだが、90年代・00年代の作品名で検索したりすると、当時子どもだった人が購入してそのまま家に置きっぱなしにしていたのであろうグッズがたくさん出てきて、見ごたえがある。

ヤフオクよりも、古くてボロボロのものを売っているような人の割合が多い気がする。
ボロボロであればあるほど、「家でずっと眠ってたんだろうな~」「昔、たくさん遊んだんだろうな~」と、感慨深くなる。
レアなグッズもそこそこあって、グッズハンターとしても楽しめるんだよなあ。

映画「ラストマイル」を劇場に見に行った。
塚原あゆ子&野木亜紀子のタッグ。そして「アンナチュラル」と「MIU404」から地続きの物語ということで、その期待に答えられるだけの完成度だったと思う。
以下、ネタバレありのざっくりとした感想。

忠実に2作品の世界観を引き継いでおり、社会によって奪われていく命や権利、虐げられていく人々の姿を的確に捉えている社会派サスペンス。
人々の欲望と大手外資企業による策略が、弱者を虐げ、健康に生きる権利を奪う。
いくつかの革命によって、ちょっとずつ状況は好転していくが、欲望が搾取につながる構造自体にはなにもメスが入っていないし、根本的にはなにも変わっていない。
惨劇の現場に余裕のない表情で立つ五十嵐と、センター長として責任を握らされる梨本の姿を順番に見せることで、「また似たような犠牲者が出るのかも」と思わせる、ラストのイヤ~な含みは本当に見事。
社会問題について視聴者に考えさせるためにも、これくらいイヤな後味を残したほうが、社会派としては意義のある作品になる気がする。

でも、これまでの世界観に忠実だからこそ、尺の物足りなさはあったかもしれない。もっと詳しく見たい、という感覚。
2時間という短い尺のなかで、サスペンス的なギミックの開示にかなりの時間を割いていて、「MIU404」ほどには弱者たちの叫びや社会に深く刺さる刃のような文脈を感じられなかったのは惜しい点のひとつ。
個人的な好みとしては、生活が苦しいであろう派遣社員たちの描写が粗かったのはもったいないと思った。ただ、ここは、わざと描いていないのかもしれない。

犯人の心情についてももっと掘り下げがほしかったなと最初は思ったのだけれど、よくよく考え直してみれば、「アンナチュラル」は「不幸な生い立ちなんて興味はないし、動機だってどうだっていい」と、ラスボスに対して安易に物語性を付与する行為を拒否するお話だった。
そして、「MIU404」は逆に、ラスボスの側から陳腐な物語化を拒否するという話だった。
それを踏まえて考えてみれば、今回の真犯人の物語がそこまで語られていないことにも納得がいく気がした。

真犯人によるお涙ちょうだいの語りは、社会や企業によって与えられる痛みを、単なる個人の問題として矮小化してしまう装置だ。徹底してそうした語りを行わないことで、「わかりやすい物語になんてしてあげない」、「加害を行った人間や、そこに至るまでに起きた問題を美化しない、安易に飲み込ませない」という方針なのだと思う。
犯人が、どうして無差別に爆弾を送りつけたのか。
そして、どうしてすべてを見届ける前に自殺したのか。
それらの理由は視聴者が勝手に想像するものであって、物語として食べやすく料理して渡されるものではないのだ。
なんとなく想像はつくけれど、想像の域を出ないし、違うかもしれない。
「ちゃんと教えてほしかった」という感想も出そうだけれど、ここはあえてわからないようにしているのではないかと思った。

他にもいろいろ書きたいことはあるけど、まだ頭のなかで感想がまとまっていないので、きょうのところはメモ書き程度にこれだけ残しておこうと思う。
パンフも買って読みたいな~と考えつつ。畳む


#映画

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