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2025年6月15日
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2025年6月15日(日)
藍上 央理「完璧な家族の作り方」を読んだ。
note主催・創作大賞2024〈角川ホラー文庫賞〉受賞作。
北九州にある呪われた一軒家でかつて起きた凄惨な心中事件。
そして、その後も頻発する行方不明事件。
それらのつながりを取材によって追いつづける筆者が、取材の先にたどり着く結論とは……。
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きれいにまとまっている良作。怖いというよりは気持ち悪い系。中盤に挟まる手記の気持ち悪さがすごくよかった。
ただ、KADOKAWAの宣伝戦略が「『近畿地方のある場所について』の二匹目のドジョウ、狙いたい!」「モキュメンタリーホラー、売りたい!」という傾向に偏りすぎていて、そこまでリアリティのある話でもない本編のシナリオとの整合性が取れていない感じがした。
作品そのものに問題があるというよりも、KADOKAWAががっつきすぎているせいで、不協和音になっているような。
フォントをやたらと変えるのも妙に嘘っぽくて、そこは一緒のフォントでよかったんじゃないかなと思った。
あと、この手のモキュメンタリーでは、2ちゃんねる(5ちゃんねる)のスレッドは横書きにしてほしい……という個人的な願いがある。スレッドを縦で読むことってないから、「あ、嘘だ」と思ってしまう。
「近畿地方」のような意外性のあるシナリオではなく、どちらかというとホラーの王道を手堅く抑えていくベタに怖い話であるというのもあり、宣伝の空回りを感じる。
そろそろ、モキュメンタリーホラーの飽和の気配を感じるので、よほど質のいいもの(あるいは意外性たっぷりでバズりに特化したぶっ飛んでいるやつ)を出さないとヒットはしないのではないか。だんだんハードルが上がってきているなあ。
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それらのつながりを取材によって追いつづける筆者が、取材の先にたどり着く結論とは……。
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