2025年8月5日の投稿[1件]

オモコロで見てから気になっていた、鹿児島銘菓のかるかん饅頭を食べた。
そこらへんのスーパーに売っていたものなので、もしかすると本物のかるかん饅頭とはやや違うのかもしれないが、パッケージには一応「彩りのかるかん」とある。

いったい、どんな味がするのか……わくわくしながら口に入れると、すごく食べたことのある味。
あれ……これは、とても覚えがあるぞ……。
初めて食べるのに、まるで昔から埼玉にあったような懐かしさ……。
……これ、十万石まんじゅうじゃね?

ただ、十万石まんじゅうはしっとりもっちりとした味わいだが、かるかん饅頭はどちらかというと蒸しパンのような、生地に含んだ空気の存在が感じられる、ふわふわと軽やかな味という違いはある。が、原料的にはほぼ同じだ。
あと、十万石まんじゅうのほうが圧倒的にあんこの量が多い。
たぶん6~7割くらいはあんこである。
かるかんは生地のほうが主役で、あんこのないバージョンもあるらしいので、十万石まんじゅうとは主軸が違うのかもしれない。

どちらもおいしいが、どちらかというと十万石まんじゅうのほうがおいしいのではないかと思うのは、埼玉県民の欲目だろうか。
ネットで検索すると「十万石まんじゅうは、かるかんのパクリなのか?」という不穏な文言まで飛び出す始末。
たぶんパクリではないと思うが、そう言われると十万石まんじゅうの無実を証明してあげたくなる。

ちなみに、調べたところ、かるかんは徳川綱吉の時代に生まれた由緒のあるお菓子。
十万石まんじゅうは太平洋戦争の直後に売られはじめたらしい。
どちらも歴史のあるお菓子ではあるが、「十万石まんじゅうはかるかんのパクリ」という説はこの段階では否定できない……かるかんのほうが歴史が古いようだ。無念だった。

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