2025年8月14日の投稿[1件]

さまざまな種類の本に囲まれた生活が好きだ。
自分で買った紙の本や電子書籍のほか、近所の図書館の棚にある本を手にとって読んだり、借りて読んだり、近隣の市の図書館からも本を借りてきたり、趣味の被らない人におすすめされた本を読んだり。
快活CLUBで読むマンガもいいし、スーパー銭湯やラーメン屋にあるくしゃくしゃになったマンガや雑誌もいい。
町の小さなカフェにある、今はもう手に入らないようなマイナーな本。
実家の片隅にある、ホコリを被った本。
古本屋さんにある、絶版になった懐かしいマンガ。
むかし、大学の講義でちょっと使っただけの参考書。
出版社の無料キャンペーンで配られていた、電子書籍の知らないマンガの1巻。
つまらない本もあるし、思いがけず素晴らしい出会いもある。

買った本しか読まないという人も、世の中にはたくさんいると思う。
けれど、お金を出して買った本というのは、きっと、すごく狭い範囲の本でしかない。
金銭的な価値を見出せる範囲のジャンルの本って、自分で思うよりも圧倒的に狭いのではないか。
「これを買おう!」と一瞬で決められる本ではなくて、たまたま出会った、よく知らない本というのが、自分の人生にとってはすごく大事だ。
図書館の棚にたまたまあったとか、行きつけの店の片隅でホコリを被っていたとか、本屋さんのおすすめの棚にあったとか、そういう突然の出会いが好き。

むかし、民宿のような小さな宿の階段の下のつきあたりにあった、誰も読まないようなひっそりとした本棚にあった「アンネの日記」を一晩かけて読んだことを、今でも鮮明に思い出す。
むかし、親戚の家で読んだ「電影少女」の官能的な描写にドキドキしたことや、それが途中までしかなくて、つづきが気になって、何年か経って買ってしまったことも。
そういう出会いをしつづけたいという気持ちで、きょうも町中のいろんな場所で本を探している。

#読書

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