2025年9月2日の投稿[1件]

コミックエッセイを、一ヶ月に何冊か読む。
グルメ系、闘病系、お仕事系、子育て系、家事系、旅行系、ペット系などなど……いろんなジャンルがあって、飽きない。
そんな読書生活のなかで、おもしろいコミックエッセイの条件ってなんだろうなとよく考える。

・絵がうまい、かわいい
・マンガや構成がうまい
・体験の内容が特異である(普通の人が体験したことのないようなもの)
・事実のデフォルメがうまい(盛りすぎず、そのまますぎず)
・作者の人格がおもしろい(性格がいい、自分の感覚と合う、あるいは性格が悪すぎて惹かれるなど)
・実生活に役立つ(片付け、グルメ、自己啓発など)

これらの評価軸のなかで、一個でも飛び抜けているものがあれば、きっと印象に残るんだろうなと思う。
逆に、一個でも合わないポイントがあると、それだけで読む手が止まってしまうこともある。

自分の中でのナンバーワンコミックエッセイはおそらく、吾妻ひでお「失踪日記」だろう。
言うまでもなくマンガがうまい。テンポよくて、絵もかわいい。
家出をしてホームレスとして林で寝泊まりし、ゴミ捨て場を毎晩あさるというトンデモ体験も凄まじい。続編のアル中病棟もおもしろかった。
もっと壮絶な体験もあるはずなのだが、あくまでも明るい部分だけをすくいとってマンガにしているという冷静さも好きだったり。
絵柄のかわいさと、体験の非日常感のギャップが気持ちよくて、何度も読み返した思い出がある。
最近は読んでいなかったので、また読み返そうかと思っている。

#読書

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