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2026年1月8日
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2026年1月8日(木)
上原善広「被差別の食卓」を読む。
大阪の被差別部落出身の著者が、世界各地の被差別グルメを追いかけていく本。
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直接的な関係性はない土地柄であるはずなのに、被差別グルメには「一般階級の人々が見向きもしないような食材」を「揚げて食べやすくする」、「臭みを取りながら食べる」などの共通項がある。
大阪における「あぶらかす」(屠殺後に余ったホルモンを揚げたもの)、アメリカにおける「フライドチキン」(一般階級の人々が食べない部位を揚げて、骨ごと食べられるようにしたもの)、ブラジルにおける「フェジョアーダ」(豚の耳、尻尾、内蔵、足などを豆と一緒に煮込んだもの)、ネパールにおける「牛肉料理」(カースト制の厳しいネパールでは、牛肉を食べることそのものがカースト下位である証明となり、牛肉を食べるだけで差別の対象となる)。
著者は自らのソウルフードである「あぶらかす」の面影を求めながら、差別されながら生き抜く人々の声を聞き、時には拒絶されたり、騙されたりしながらも彼らの食文化を追う。
高野秀行「辺境メシ ヤバそうだから食べてみた」や森山 慎/青木 潤太朗「鍋に弾丸を受けながら」などのハード系グルメルポが大好きなのだが、この本もなかなかに考えさせられるグルメの旅だった。
どの国にも差別の構造があり、差別された人々がいて、その人たちだけの「むら」の文化がある。
彼らはそれを語りたがらないため、いつのまにか失われてしまっている文化もある。
そういった食の文化をそっとすくい取って、口に運んでいく瞬間の感動。
それが、著者自身の思い出の味「あぶらかす」と交差するのも興味深くて、印象的な一冊だった。
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大阪における「あぶらかす」(屠殺後に余ったホルモンを揚げたもの)、アメリカにおける「フライドチキン」(一般階級の人々が食べない部位を揚げて、骨ごと食べられるようにしたもの)、ブラジルにおける「フェジョアーダ」(豚の耳、尻尾、内蔵、足などを豆と一緒に煮込んだもの)、ネパールにおける「牛肉料理」(カースト制の厳しいネパールでは、牛肉を食べることそのものがカースト下位である証明となり、牛肉を食べるだけで差別の対象となる)。
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