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2026年1月14日
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2026年1月14日(水)
大槻ケンヂ「オーケンの、このエッセイは手書きです」を読んだ。
なお、中身は手書きではない。提出するときに手書きであるというだけ。
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今回は、東日本大震災の直後のオーケンの語りからはじまる一冊。ざっと十年くらい前のものだ。
「がんばれソングやいい人ソングでは心癒されない人たちを後方支援するのが自分の役割」というようなことを繰り返し言っていて、励まされる。
オーケン関連の曲が好きな人って、たぶん昔からこういう感じの人たちが多くて、「世界に一つだけの花」のような曲で(これは例として本のなかで出されているので、ここでもそう呼ぶ)みんなが感動している事実そのものに打ちのめされたりすることって、多々あると思う。
令和的に言うなら、ミセスとか髭男とかがもてはやされているなかで、それらの明るいヒット曲のメロディが自分自身にはまったく響かなかったりする瞬間にだけ生じる孤独って、確実にあると思う。これはきっと、どの時代にもある。
世間のたくさんの人にリーチして、みんなが感動している曲であるはずなのに、自分の心にその感動が生じていないときのむなしさや疎外感。
東日本大震災のような有事のときには、その孤独が普段よりも浮き彫りになる。
あのころはたしかに、「いい人ソング」「がんばれソング」が波状攻撃のように孤独な心に迫ってくる状態だった気がする。
有事にこそ、「不謹慎ソングで後方支援」と言ってくれるオーケン、本当に素敵だった。
もちろん、オーケンは明るい音楽が好きな人や、それで救われる人のことはまったく否定していない。
ただ、それ以外で救われる人もいるんだぜ、自分はそういう人を応援しているんだ、と一言言ってくれるのがすごくいいなあ。
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