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ポッドキャスト番組「しんいち・ZAZYのホントは喋りたくない!」が非常におもしろい。
ちょっと前に「人を傷つけない優しいお笑い」へのカウンターとして「人を傷つける悪口お笑い」のブームがきっと来る!と思っていたけれど、これは本当に来ているのかもしれない。
しんいちさんとZAZYさんのカジュアル悪口のバランスのちょうどよさ。
「ZAZYの週明けにイチャモン」が終わってしまって悲しかったが、しんいちさんをプラスして、パワーアップして帰ってきたような感じがある。

「人を傷つけない優しいお笑い」にはひとつの致命的な欠点があり、それは「作り手のナマの感情が乗っかっていないことが多い」ことだと思っている。
誰にも刃が向いていなくて、みんなをほのぼのと和ませる世界観は、芸人の『本音』を感じさせない。
その人が本当に優しい性格であったとしても、波風を立てないために優しい人を演じているだけのように見えてしまう。
特に、大学お笑いや舞台・演劇畑の人はこういうふうに見えがちな気がする。
平場で自分を見せないように隠し通して、スカしているような。
ネタの世界では超一流かもしれないけれど、波風を立てない優しい人というキャラクターは、平場でうまく運用するのは難しそうに思える。

「ホントは喋りたくない!」の聞きどころは、ふたりの感情が乗っかっているという部分に尽きると思う。
実際のところは、言ってもよさそうな相手を選んで、カジュアルに噛みついていっているのだが、本当に噛みついているかのようにリアルな感情を感じさせる。
ふたりが自分の本音に正直に生きているように演出されているのが、生々しくておもしろいのだった。

第22回で「名前を言ってはいけないあの人」をゲストに呼び、楽屋や平場でのふるまいのまずさについてひたすらふたりで説教をするという展開があったのだが、これはすべての社会人に聞いてほしいくらいためになった。
職場で自分勝手なふるまいをする人って、自分のふるまいのダメさにはまったく気づいていなくて、周囲もそれを指摘するほどに仲が良くないからだれも教えてくれず……そしていつのまにか浮いた存在になり……というオチになりがちなのではないかと思う。
でも、しんいちさんとZAZYさんが悪者の皮を被りながら、そのまずさを名前さんに指摘してくれるという神展開。
これ、優しい人だったら、逆に本人には言ってあげられないのではないか?と思った。
優しくないキャラクターだからこそ実行できる優しさがある、というか。
R-1グランプリファイナリスト仲間として、そしてなによりも、たったひとりで戦わなければならないピン芸人として、生き方を指南する。
ふたりのガチ説教がエンタメとして成立していることが熱かった。畳む


#ラジオ

「サツマカワRPGのスーパーラジオRPG」(2024年5月31日)を聞く。
しょっぱなから「この回から聞くやつが多いんだろうな!!!!」「川北というコンテンツに飛びついただけだろうが!!!!」とブチギレるサツマカワさんだったが、本当にこの回で久しぶりに戻ってきた自分としてはなにも言えない。

速攻で川北さんの結婚をいじろうとするサツマカワさん、まったくいじらせないで通常運転の川北さんという会話の応酬がよかったなー。
ふたりともやや不謹慎でシュールなタイプなので、かなり相性がよくて、テンポよく不条理ギャグが展開されていて聴き応えがあった。
自然体でしゃべっているだけなのにギャグのラリーが続いていく感じが独特で、もっと聞きたくなった。似たもの同士なんだろうな。
脱線ギャグが積み重なりすぎてわけがわからなくなったとき、「賭けの途中です」とTPが入ってきて「TP、そこでセーブしてたんだ」とマジレスされるのがおもしろかった。

#ラジオ

「ウエストランドのぶちラジ!」(2024年5月2日)を聞く。

不祥事後、初めての放送ということで、河本さんは冒頭での謝罪出演のみで、ゲストに大島育宙さん。
まさかここで大島さんが見られるとは……!という驚き。
最近、炎上喫煙所を聞きはじめたリスナーとして、かなり嬉しい。
このタイミングで出演を了承してくれる人ってすごく貴重だと思うし、大島さんのニュートラルな人間性や、タイタンという事務所の特殊性が垣間見える瞬間でもあった。

ぶちラジとしてはおとなしい回で、大島さんがガチのソルジャーであるということも相まって、まじめな話が多かったなー。やっぱり通常通りの井口さんのテンションではなかったような気もした。
でも、このふたりがこういう距離感でしゃべっているのは意外でおもしろかった。
大島さんは『芸人』ではなく『視聴者』の目線でいつも番組を見ているのがすごく好きなのだが、今回も視聴者目線で素直な感想を述べているのがよかったなあ。
また大島さんに来てほしいし、炎上喫煙所のゲストで井口さんが大暴れするところも見たいなあ。

河本さんの復活まで、どれくらいの時間がかかるかはわからないけれど、タイタンでならきっとやり直せるのだろうな、という希望が見え隠れするひとときだった。
井口さんが素直な自分を出せるような対談相手がゲストに来てくれて、本当によかった。

#ラジオ



「ニュース! オモコロウォッチ」より、永久不滅ポイントの回を聞く。
永久不滅ポイントという存在そのものがあまりにも『おもしろ』の概念すぎるのだが、それを大人三人がまじめに成立させようと頑張って議論している、このしょうもなさがすごく好き。
「永久」だけならなんとか成立する!と力説しようとした矢先、「不滅」という存在に後ろからぶっ刺されるのが最高におもしろい。どうして名前に「不滅」なんてつけてしまったんだ……。
この手のサービスで「ネーミングに失敗している」って珍しいような気がする。
会議で「永久不滅は詐欺じゃないですか!」という意見は出ないのだろうか。

#ラジオ

なんとなくやる気の起きない日だった。だらだらとラジオを聴いていた。

四月の改編が終わったし、そろそろ今期ラジオの一覧表でも作ろうかと思っている。
最近一番聴いているのは、炎上喫煙所と絶望ラジオとギガラジオかもしれない。
炎上喫煙所の芸人ラジオっぽくなさは唯一無二すぎるんだよな。
こういう誠実な感じの芸人ラジオ、ほかにも聴きたいな。

#ラジオ

オールナイトニッポン改編、驚くほど変化がない……!
特にZEROはまさかの据え置き。珍しい……!

と思っていたが、PODCASTの入れ替えが待っていた。
PODCASTはこれまで全然入れ替えがなかったので、自動的に据え置きなんだとばかり思っていた。
蛙亭のトノサマラジオが終了、新しくランジャタイの番組が始まるという……トム・ブラウン&アンガールズと合わせて、ネット民が喜びそうなお笑い芸人狙い撃ちのシステムが固まってきている。
あとは、マユリカ、春ヒコ、真空ジェシカ、怪奇、吉住、令和ロマンあたりが月替りではなくレギュラーのほうに揃ったら凄まじい濃度になりそう。さすがにそこまでバランス悪くはしないか。
ネット受けしそうなメンツって、だいたいGERAかstand.fmかYoutubeをやっているので、毎週空いている人ってあんまりいなさそうだな。
「GERAや他局でのレギュラーを(現在)やってなくて、ネット民に受けそう」というラインで、ランジャタイというのは絶妙な人選。

こう言ってはなんだが、これまでの所業からして、ランジャタイのラジオが長く続くとは思えないので(めちゃくちゃおもしろいけど疲れるし、コンセプト的にそんなにネタはなさそう)、一年くらいでサクッと終わるのではないかと予想。
しかし、そういう予想をしていると、裏切ってくるのがランジャタイなんだよな……なにが起きるか、聞いてみないとわからない。
最近はPODCASTは土曜日以外はあまり聞かなくなっていたんだけど、ランジャタイが来るなら聞いてみようかな。

#ラジオ

「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」(2024年1月31日)を聞く。
ゲストは、新曲で大バズリ中のDJ松永。
やっぱり、めちゃくちゃおもしろい。
松永さんのことをよく知っている佐久間さんが聞き手だからというのもあるが、生き方を模索しつづける様子があまりにもドラマティックだった。

新曲での大進撃を自画自賛しまくり、どこまでも天狗になりつづける、いつもどおりのうるさすぎる松永さん。
リスナーをハラハラさせるこの感じ、もはや懐かしいな。
テレビやラジオの現場から姿を消してしばらくの時間が経っているが、この快進撃の裏には、バラエティ番組やラジオという『好感度商売』と向き合うことへの苦悩があった。
これ、本当に興味深い話で、売れれば売れるほど、アーティストやタレントは「いいこと」を言うことを求められたり、ちょっとした発言で失望されて炎上したりして、本業とは違う労働を強いられていく。
本業を犠牲にしてまで、そこにリソースを割くのはもったいない。

松永さんが「いいこと売人」の土俵(テレビ、ラジオ)から離れることを決め、「いいこと中毒」の人から解放されたというくだり、エンタメ業界のすべての人が今、向き合っている課題なのではないかと思う。
たしかに、ヤフコメで「頭悪すぎるだろ、このチー牛」なんて言っている人は、ライブには来ない、音源買わない、そもそもCreepy Nutsのことなんて知らないだろう。
お金を落とさない人と真面目に向き合うのは、商売としては時間の無駄としか言いようがない。
でも、そういうネット民たちのご機嫌を取ることが、なぜかエンタメ業界にいるすべての人の義務になりつつある。
そんなことをしている暇があるのなら、テレビの仕事は断って、曲をひたすら作ったほうが建設的だ。
あれだけバラエティ番組を巡回しておきながら、仕事のパフォーマンスのためにバラエティをやめ、さらに新曲で結果を出すというのは、目標設定がうまく行き過ぎていて、素直にすごいんだよなあ。
ここまで天狗になっていると、またアンチはうるさくなっていきそうだけど、ありのままの松永さんでいてほしい。
でも、できたら炎上はしないでほしい、という複雑な気持ちになった。

卓球さんも似たようなことを言っていた気がするけど、アーティストは曲さえよければそれを武器に戦っていくことができて、バラエティタレントや俳優のように、人格への好感度が下がったせいで仕事がなくなるということはほぼない。
音楽アーティストは、好感度のために自分の人格を切り売りしなくて済む職業なのかもしれない。

#ラジオ



ぼんやりとしつつ、匿名ラジオを聞く。
心の底からしょうもなくて、癒やされる。
いい大人が泣いちゃうまで言葉をぶつけ合うのがおもしろいし、「かっこいいもの」というお題で「遠くの光」が出てくる社長の詩人っぷりが熱かった。
永田さんだけ2回呼ばれてるのも地味に笑えるし、いいなあ。匿名ラジオ。

#ラジオ

「吉住の聞かん坊な煩悩ガール」(2024年1月20日)を聞いた。

数回前に魂ずのコバシさんを迎えて行っていた「マッチングアプリ女子会」の回がめちゃくちゃおもしろかったので、またマッチングアプリの話をやってほしいな~と思っていたら、まるまるマッチングアプリの回が爆誕。最高だった。

自分にとっては、マッチングアプリは異界だ。
なにが出てくるかわからない場所に、自分のプロフィールを晒してだれかと会うという、ハラハラドキドキのファンタジー、みたいに思っている。
とんでもないダメ男と出会ってしまう人もいれば、そのまま意気投合して入籍する人もいる。だれとも出会えずに会費を払いつづける人もいる。

婚活とは、言ってしまえば単なるくじ引きである。
当たりの確率が上がる様々なバフアイテムを使いつつ、ちょっとずつはずれを除去していくという地道な作業。
これをめげずにきっちりとこなせるような人は、たしかに結婚できそうな気がする。
作業内容は、マッチングアプリでも、職場恋愛でも、お見合い結婚でも、たぶん変わらない。
しかし、マッチングアプリは、アプリという名のくじ引きの機械っぽいものを通してしまっているせいか、さらにくじ引き感が強くなっているような気がする。

それぞれのマッチングの結果が発表され、それを聞いて吉住さんが完全に他人事という調子でコメントをする。
吉住さん本人がマッチングアプリに手を出すことはなく、リスナーもそれと同じ立場で、他人の色恋沙汰を雑に楽しむ。
他人が回しているガチャガチャの中身をひたすら見つづけるような贅沢な時間が、刺激的ですごく興味深かった。

#ラジオ

「ウエストランドのぶちラジ!」(2024年1月11日)を聞く。
耳に心地よすぎて、3回くらい聞いてしまった。ツボすぎる……。

マシンガンズの西堀さんが突発ゲスト。
マシンガンズを見ていると、漫才や平場におけるニンの大切さがしみじみとわかる。
卓越したテクニックがあるわけではないが、飾らないありのままの性格が伝わる漫才と、漫才とのギャップが少ない平場でのトーク。
錦鯉も似たような部分はあるけど、錦鯉はまさのりさんの『バカ』を隆さんが丁寧にパッケージしているからこその優勝。
マシンガンズにはそういうパッケージはなく、ふたりとも同じ地点に対等に立っているようなイメージがある。
錦鯉よりもさらに原石の状態で、常に素っ裸でそこにいるような存在感が非常におもしろい。
「そういうところを見て、みんなファンになるんだろ?」と自分で言ってしまうところも笑える。

パッケージングされたクズやバカというよりは、本音をぜんぶボロボロとその場に出してしまうありのままの『ダメなおじさん』に見えて、自然に笑っちゃうんだよなー。
真空ジェシカや令和ロマンなど、テクニックと知力、分析能力で勝ち上がるコンビが増えてきているが、それでも、漫才においてもっとも大事なものはニンだろうと思う。
みんなが必死にいろいろ勉強して、分析して、努力して……という賞レースの大舞台だからこそ、準備不足のまま、素っ裸で上がってきてしまったおじさんは伝説になる。
周囲の芸人が賞レースにヒートアップすればするほど、あの日のマシンガンズの輝きは増すばかりだ。

そんな西堀さんを全力でいじり倒す井口さんと、一緒になってツッコミを入れている河本さんのノリノリぶりが最高だった。
後輩の配信に来て、快進撃やバズリを自慢するみっともない先輩というキャラ付けも非常に笑えるし、後輩との距離感が近すぎるのも親しみがわく。
どのトークを聞いても、西堀さんの素の雄叫びが聞けるから楽しいんだよな。
西堀さんのダメな部分が見えた瞬間に、井口さんがズバズバとツッコんでくれるのが気持ちよすぎて、もっとこの組み合わせが見たいなと思った。滝沢さんも来てほしい。

全然関係ないんだけど、ぶちラジを聞くたび、毎回「OPジングルが妙に印象的だよな~」と思っていた。
この妙に耳に残るジングルは、6年前に石野卓球が作った曲なんだということを今更知った。どうりで耳に残るわけだぜ……!

#ラジオ

「真空ジェシカのギガラジオ」で、「移動するのが好きだから、そういうYouTubeやりたいんだ」と話す永田さんに「移動してる永田見たいから、やってよ」となにもわからないままで雑に焚き付けていた川北さんのことをふと思い出した。



これを初めて聞いたときは永田さんのことを知らなかったので、「移動するのが好きな永田さんって何者なの?」と思っていたのだが、実際に永田さんのYouTubeを知ったあとにこれを聞くと非常に笑える。
たしかに移動している……すごく移動している……!!
「永田は移動しているイメージはないから」「とどまっているイメージではあるから」と畳み掛けるガクさんがいい味出しているんだよな。
結局、移動についてはなにもわからずに話題が流れていったのもおもしろかった。

一緒に人力舎に入ったふたりが、ずっと友だちでいるのがなんだかいいな~と定期的に思う。
永田さんの性格や芸風を知れば知るほどに、「永田さんと友人たちってどういう距離感なんだろう?」と思いを馳せてしまうのだが、その友人のうちのひとりが川北さんだというのは納得感があるな。

#ラジオ

「ダイヤモンドのおもしろ座り話」(2023年12月10日)を聞く。

死ぬほどテンポよくて、今までで一番おもしろかった。
M-1準々決勝敗退が決定し、まじめにM-1の振り返りをしなければいけない回なのだが、なぜか野澤さんが大遅刻。
高跳びしたのか? 逃げたのか? 解散か?という疑惑を抱えながら、横田さん&河谷さんと一緒に本音をしゃべくるラジオへと急遽変更。
M-1準決勝進出組への分析など、まじめなトークも、いつもとひと味違う感じで興味深い。

毎週、『遅刻をしているというていで別人になりきって話す』というノルマがあるのだが、今回はネタ抜きで不在ということで、謎の緊張感があった。もしかすると、織り込み済みのネタなのかもしれないが……。
終盤になって、野澤さんが現れてボロクソに言われるくだりも楽しかったし、最後の大喜利も最高だった。
相方が不在なだけで、こんなにもおもしろさが増すラジオも珍しい。
この調子で、クズキャラとして花開いてほしい気もする。
ギャンブル系のクズキャラとは別の方向性の、新しいクズキャラを開拓できそうな予感はあるんだよな。

#ラジオ

「ひつじねいりの荒走り教習所」(2023年11月9日)を聞く。

ゲストは漫才工房の先輩、ウエストランドの井口さん。
井口さんは、いつものことながら、いるだけでおもしろい。
今回は後輩との距離感や、遠慮のない掛け合いがすごく楽しかった。
春ヒコへの悪口が炸裂するくだりのスピード感は最高。
やっぱり、童貞キャラでブレイクした人が、ブレイクしたあとに童貞をあっさり捨てる流れってヘイトを呼ぶよな……童貞を売り文句にするのって長い目で見るとよくないなと、しみじみ思うのであった。
ちょうど、永田さんのラジオでの「タレントが19歳の女子と結婚することに怒る人たちについて」や「タレントが童貞や処女であることに過剰に価値をもたせる人たちへの視線」みたいなくだりについて考えていたところだったので、タイムリーな話題かもしれない。
こういう、共感できそうな悪口を無限に用意できる井口さん、やっぱりリサーチ能力がすごいんだろうな。いろんなところにアンテナを張ってるっぽい。

井口さん、そこかしこに人の良さが出ている(わざと出している?)というか、後輩をかわいがっているのが伝わってくるのが微笑ましいよなー。
……というような『人格』に寄せた感想を書くと、本人はすごく嫌がりそうなのだが、ついつい書いてしまう。
無闇矢鱈に持ち上げるのではなく、「井口さんはぼくたちにお金をくれます」という危険なおもしろフレーズに持っていって、笑わせてくれるひつじねいりも好き。

漫才工房のメンバーは真面目な人が多いんだけど、だれよりも真面目なのはもしかすると井口さんなのかもしれない。
井口さんの悪口が着火剤となり、松村さんと細田さんのツッコミのテンポの良さがいつもよりも加速していっているように思えて、このメンバーでまたラジオをやってほしいなと思った。

#ラジオ

3周年記念で、「情熱スリーポイント」の番組本が発売するらしい。
最近、ダントツで聞いているラジオなので、嬉しいな。
しかも、発売は来月。……来月!?
あまりに突然の発表すぎる。楽しみ。

ここ最近は、情熱スリー、煩悩ガール、おもしろ座り話、マヂラブANN0、ラジ父、絶望ラジオを毎週聞いている。
おもしろ座り話の株が、自分のなかで地味に上がっている気がするなあ。
ゆるーく聞き流すのにちょうどいいというか、気軽に聞ける。
最初は倫理観の危うさが気になっていたのだが、最近は逆にスレスレの感じを楽しんでいるような気がする。
週の終わりにラジ父と絶望ラジオを順番に聞いて一週間が終わる、というのも気に入っている。
絶望ラジオを日曜日の夜に更新することに決めた人はすごいよね……。センスある。

#ラジオ

「永田敬介の絶望ラジオ」(2023年10月8日)を聞く。

芸人を集めていろいろ無茶をやってみたが、まったく登録者数の伸びなかったチャンネルに対する「復活させてほしい!もう一度見たい!」という最初のお便りに「Hell Noですね」と答える永田さんが味わい深かった。
が、それ以上に、かつて永田さんに「デートしてください」とDMを送っていた人とのやりとりがすごくおもしろくて、ナマの人間を感じた。

普通にお笑いを楽しんでいるぶんには、芸人に「デートしてください」「セックスしてください」などとワンナイトを望むDMを送るような存在はモンスターであり、こちらの言葉が通じるような人間ではないのだろうなと思ってしまう。
そして、そのような存在と自分の人生が交わることもたぶんない、と勝手に断定してしまいそうになる。
でも、当たり前だけれど、そんなDMを送るような人もひとりの人間であり、普段は働いたり学校に行ったりしていて、セックスを断られたあとも普通に生活しているのだ。
DMを送ったことを後悔することも、その過去をなかったことにしたいと願うことも、芸人とセックス以外の関係性を模索することもあるのだろう。だれにも見えないだけで。
「他の誰でもない、永田さんだからデートしたいんです」と切実に語る彼女は、本当に永田さんのことだけが好きなんだろうなと思うし、そこにある思いは誰にも否定できない。
永田さんは彼女とのお付き合いを断っただけで、彼女とはなにもしていないのに、まるで良い元カノであったかのような流れがすごく楽しかった。
ワンナイトして別れるよりも、こういう関係性になれるほうがずっといいのではないか、と思わせる。

普段は見えないブラックボックスのなかを垣間見たような、不思議な回だった。
絶望ラジオを聞くたびに思うのだが、果たして、これは『お笑い』なのだろうか?
すごく楽しいし、げらげら笑ってしまうこともあるけれど、たまに『お笑い』の奥にある、よくわからない謎の穴のなかを見ているような気がして、むしょうに不安になる。

#ラジオ



自分が芸人ラジオにハマりはじめたのは2021年くらいのことだったと思うが、実はそれ以前にハマっていたラジオっぽい番組があったことを、久しぶりに思い出した。
ダ・ヴィンチ・恐山とにぅまという、ひねくれ者のアルファツイッタラーコンビがやっていたUstream放送、「オールナイト虚無」だ。
大学のころにかなりハマっていて、毎回生で見ていたし、投稿もしていたと思う。でも、採用されたかどうかは覚えていない。

特に好きだったのが、視聴者がいらない写真を投稿する「いらない写真展」のコーナー。
絵バージョンの「虚無絵」もあった。
誰の携帯電話にも一枚くらいは存在するであろう、まったくなんの意図も意味もなく、ただなんとなくシャッターを切ってしまっただけのいらない写真を供養するというコンセプトが好きだった。
本人にとっては必要ないものだが、みんなで見てみるとそこに意味が発生する場合もあって、見てはいけない他人のプラバシーを覗き見たような気持ちにもなった。

最近、この番組のアーカイブがYouTubeに保管されているということを知り、懐かしみながら作業用Vにしている。
こんなに古い番組が、まだネットの海に存在しているとは。かなり嬉しい。

#ラジオ

「永田敬介の絶望ラジオ」を聞きながら、お気に入りのショッピングモールへ出向いてまったりしていた。
「十年来の友人からの結婚の知らせと両親の離婚の知らせが同じ日に届いた、絶望と希望の皆既日食だと思った」というレターに対し、「離婚のほうが、どっちかっつったら希望だな。『これからしたいことします』の宣言だもんな」とさらりと述べていたのが印象的だった。
たしかに、お互いが決意して新たな人生を始めるという一点において、離婚は結婚よりも希望に満ちているかもしれない。
結婚の場合はいい未来が待っているか悪い未来が待っているかはやってみないとわからない、不確定要素だらけだけど、離婚は確実に現在悪い状態にある人がする行為なので、よくない現在から脱出できるという希望があるのか。

買い物は可もなく不可もなく、目当てだったものはあまり見つけられなかったが、ウインドーショッピングを満喫できた。しぼりたての梨ジュースも飲んだ。
ハンドスピナーが完全にリアルショップから消滅したので、代わりにルービック・キューブを眺めていたのだが、思っていたより高かった。3000円くらいした。
ほしいけど、もっと安いのあるんじゃない?と思ってしまい、まだ購入に踏み切れなかった。

#ラジオ

フースーヤのラジオを聞いたあと、永田敬介さんのラジオを聞き、陰と陽の温度差で風邪をひく。
永田さんのラジオが超おもしろい!という話をしばらく前に吉住さんがしていて、ずっと気になっていたのだが、本当におもしろかった。
ファッションやビジネスではない、あまりにも自然体のネガティブさで、普通に話しているだけのときもなぜかめちゃくちゃ楽しい気持ちになってしまった。

自慰の手間を省くために着衣のままで自慰をできるようになったという話をまじめに語り、それ以外だと、自宅で孤独死する自分自身の未来も淡々としゃべりつづけていて、異様な雰囲気に包まれたラジオだった。生と死。
リスナーからは逆立ちをしたままで自慰しようとして失敗したというレターが送られてきていて、「逆立ちして自慰してもなんの手間も省けていない、なにがしたいんだ」というような感じで、凄まじい勢いで罵っていたのも楽しすぎた。なんなんだよ。
かなり癖になりそうな感じなので、ひきつづき聞いてみたい。

#ラジオ

「ママタルトのラジオまーちゃん」(2023年8月29日分)を聞く。

ここで、「イベン父ちゃん」で妙に他の芸人との絡みがなくておとなしかったママタルトの謎が解けることに。
ひわちゃんは川北さんを最終の新幹線に乗せて東京に帰さねばならないと勝手に思い込んでおり、ハチャメチャに押しているライブを早く終わらせなければ川北さんが大阪に取り残されてしまう……と心配していて、そのせいでずっと黙っていたらしい。
めちゃくちゃひわちゃんらしい理由だった……!
いつものママタルトじゃないな~と思っていたので、すごく納得。
あと、押しているせいで出番がなくなりそうになっているちゃんぴおんずのこともすごく心配していて、いろんなところに裏で気を回している様子が伺えた。
「ちゃんぴおんずはもう出番なくなってもよくない?」という提案が行われているらしい非情な現場が怖すぎるが、そこはあまり考えないようにしよう……。

そして、配信で見ているこちらは、フースーヤとユビッジャのせいでライブが押しているのだと思いこんでいたが、実はママタルトとフースーヤが最初に舞台に上がった時点ですでに押しまくっていたという新たな不思議も明かされた。
毎回、なにが原因でそんなに押すんだ……!?
もはや押しているのが日常すぎて、なんとも思わなくなってしまっている。

ユビッジャって舞台裏ではどんな感じなんだろう……と思っていたが、かなりきっちり設定を守っている様子が明かされて、楽しかった。
出演のギリギリまでは「ユビッジャの付き人」として振る舞っているので、ひわちゃんたちがしゃべっていたのはユビッジャではないというエピソードが最高すぎた。

あと、VIVANTのおもしろモノマネをしまくるひわちゃんがすごくよかった。
VIVANTを見ててよかった~~!!!と思った。

#ラジオ

なんとなく、ラジオ番組ごとに、どういうシチュエーションのときに聞きたいかが分かれていることに気づく。
「ダイヤモンドのおもしろ座り話」はオープンワールドゲームやRPGでマップ探索しているときになぜかよく聞く。
「囲碁将棋の情熱スリーポイント」「金属バットのMusicSound」は料理をしているときに聞きたくなる。
「真空ジェシカのギガラジオ」は朝の通勤電車で聞いていることが多い。

どうしてそうなるのかは説明しづらいけど、脳の使う部分が番組ごとに違うのかもしれない。
最近、おもしろ座り話を聞きながらゲームするのがすごく気持ちよくて、これ、たぶん情熱スリーだとダメなんだよなー。
情熱スリー的な番組は、頭を使いながら没頭しないと聞けないからかもしれない。

#ラジオ

7月によく聞いていたラジオは、先月にひきつづき、やっぱりダントツで情熱スリー。
それと、ラジ父とマヂラブANN0は皆勤賞だった。
煩悩ガールもほぼ毎週聞いていた気がする。

情熱スリーが好きすぎて、更新されたら1時間以内くらいには聞いている日が多いと思う。
だいぶ前のギガラジオで、「芸人ラジオってなに聞く?」という話題が出たときに、真空ジェシカのふたりもギガさんも情熱スリーを聞いていたという展開があった気がするんだけど、三人の芸人が集まったら三人とも欠かさずチェックするほどにおもしろいんだ、と納得した気がする。それくらいインパクトのある番組だよなー。
この絶妙なテンション、メールやリスナーとの独自の距離感は他の番組では絶対に味わえない。一生つづいてほしい。

#ラジオ

芸人ラジオ生活が充実している。
6月は、情熱スリーと煩悩ガール、ラジ父、マヂラブANN0、オーライパパあたりをよく聞いていた。
定期的に聞くものが自然と入れ替わるのだが、しばらくすると聞かなくなったものに戻ってきたり。
季節とともに、聞くものが移り変わっていく。同じものを聞きつづけることこそが価値だと思っていた頃もあったが、最近はその移り変わりを楽しむのもいいかもしれないと思っている。

#ラジオ

「ZAZYの週明けにイチャモン」(2023年7月3日)を聞く。
ゲスト:お見送り芸人しんいち。

ふたりの本音バチバチバトルがおもしろい。
田津原理音のR-1後の展開が盛り上がっていないなど、外側への毒も吐きつつ、ZAZYのリスナーにしんいちさんが噛みついたりと、安定して刺激的なラジオだった。
R-1芸人が大会後に仕事をもらえていない系のトーク、せつないけど、語り口がうまくてすごく笑える。
ZAZY&しんいちコンビはちょこちょこテレビで見かけるし、サツマカワさんとアキトさんもそこそこ見かける気がするんだけど、田津原さんはあまり見ていないので、どれくらい平場でやばいのかがまだ体感できていない。
平場が弱そうなのは、もう見るからにそんな感じだけども……。

いつ聞いても男性ブランコの悪口(?)を言っているの、笑ってしまうんだよな。
「男性ブランコは喧嘩をしてくれないから嫌い! あまりにもいい人すぎる! 仕事外で会ってもまったく変わらないいい人……!」という主張が繰り広げられているとほっこりする。
男性ブランコの、喧嘩やプロレスがまったく向いていない人柄が見えるのがいいなあ。

#ラジオ

「囲碁将棋の情熱スリーポイント」(2023年6月20日分)を聞く。

急にHORIのコントローラーの話がはじまり、「あんなにお世話になっていたのに、おれたちはHORIのことをなにも知らない」と絶望しつつ、HORIのことを徐々に知り、歩み寄っていくという謎の感動展開。
確かに、現在もHORIのコントローラーでゲームをしている身としても、HORIという会社のことはまったく知らないな……。
今回もおもしろいネタメールがたくさん来ていた気がするのに、最終的にHORIのことしか記憶に残らなかった。恐るべしHORI。
HORIの設立が1970年だったというのが一番驚きだった。
ファミコンよりも歴史の長い会社なのに、『ファミコンの非公式コントローラーを勝手に作っている会社』みたいなイメージでいつまでも捉えられてしまっているの、変な因果だな……。
最近ゲームを始めた人や、ゲーム界隈にすごく詳しい人はたぶんそんなイメージは持っていないんだろうな、というのも味わい深い。
来週以降もHORIの詳細情報が送られてきそうで、楽しみ。

#ラジオ

「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0」(2023年6月15日分)を聞く。
ゲストは、大宮セブンの仲間である囲碁将棋。
この組み合わせは絶対おもしろい!ということで、先々週くらいから楽しみにしていた。

リスナーに対しては「録音だからと偽って、囲碁将棋に問題発言をさせよう!」と先週から前フリが行われており、「今週は録音なんですね」というていでメールがどんどん送られてきていた。
しかし初っ端から「メールを募集しています。……メール?」と発言していたり、リアルタイムで話題への反応が送られてきたりして、どう見てもバレバレのハリボテドッキリ。

囲碁将棋側も「なんかこれ、怪しいぞ!?」と序盤は文田さんが気づくふりをするものの、それ以降は特に疑う様子もなく、「どう見てもバレバレであるにも関わらず、録音だというていを維持しつつ、わざと嘘の問題発言をしまくる」という訳のわからないポジションを保っていた。カオス。
マヂカルラブリーの壮大でバカバカしい虚構っぽさと、囲碁将棋の緻密で知的な虚構っぽさが奇跡の融合を果たし、よくわからない謎の空間が発現していた。

「情熱スリーポイント」のふつおた系の話題が、その後の言葉遊びへの序章としてしか機能していない(普通の雑談をしているように見せつつ、普通の雑談を全然していない)シーンの虚構性がすごく好きなんだけど、今回も「生放送であることがバレバレであるにも関わらず、録音という設定をやりつづける」という不条理コント劇のような体裁を取っていて、囲碁将棋の持ち味を引き出しまくっている設定だと思った。完璧すぎる。

#ラジオ

「ZAZYの週明けにイチャモン」に川瀬名人がゲストで来ていた。
あまり川瀬名人の素のトークを聞いたことがないので、ふたりで和気あいあいと楽しそうにツーカーで喋っているのはかなり新鮮だった。仲良さそうだなー。
R-1関連トークがおもしろいなー。
大会そのものの結果よりも、その大会を利用して、その後の営業にどう活かすかという戦略の話をしているのがいいなあ。
昨年はしんいちとZAZYの対立軸で、今年はみんななかよしの営業にシフトしたけど、みんななかよし形式だと全員呼ばないといけなくなって大変、というような話とか、たしかにそうだよなあと思った。
あの感じだと、呼ばれていない人は仲良くないのかなと思ってしまうもんなあ。

「週明けにイチャモン」は、飾らずにありのままの姿を引き出すようなトークが楽しいなと思う。
ややどぎつい内容のときもあるので、毎週欠かさず聞いているわけではないんだけど、料理しながらダラダラ聞いたりするのには心地いい枠だなー。

ZAZYは『ピン芸人』という存在が、漫才師やコント師に比べて明らかに損をしている瞬間をしっかり捉えていたりとか、自分はたったひとりでネタをしっかり作り込んでいて、ネタを作ってもらっている漫才師の相方とは違うんだという自意識を持っていたりとか、プロ意識がすごく高い(プライドも高い)んだろうな~と思う。
そこから生まれるコンプレックスが本音としてポロポロこぼれ落ちてくるのがおもしろい。

お見送り芸人しんいちはヒールキャラになるためだけに『ヒールっぽい言動』を模索したりしていそうな感じがした時期もあるんだけど、ZAZYはヒールになるためとかじゃなくて、普通に素の状態がこんなんなんだろうなあ、と思わせる。

#ラジオ

「囲碁将棋の情熱スリーポイント」(2023年5月2日分)で、GWの『今年は最大○連休』というカウント方法にキレるくだりがあって、ツボにハマっていた。

これまで気にしていなかったが、5月1日と2日を有休にするという無法なチートを使っているのに、まるで公認された設定であるかのように大手を振って歩いているのは、たしかに意味がわからないよな。
よくよく考えたら、「※ただし、この二日間に限り、有休を使ってもいいものとし、それ以外の期間の有休は連休とは認めない」はかなり雑な独自ルールじゃないか?と思う。
有休を使っていいというルールで行くなら、4月28日や5月6日(今年は8日)を有休にしてもいいわけだし、仕事をやめれば永遠にコンボしつづけるようにもできるしな……外側に有休でコンボを作るのはナシだが、合間のコンボを繋げるための有休は不問というのはかなり乱暴。そもそも有休を勘定に入れるな。

このあとに「ゴールデンウイークって全然ゴールデンじゃなくない?」とさらなる問題にも切り込んでいって、「じゃあ、ホワイトデーはなにがホワイトなんだ?」というきれいな流れに入っていくのが最高だった。
後半では神社の二礼二拍手一礼のルールが覚えられなくてふてくされ、「謎のルール嫌いなんだよ俺は……理由を説明してくれたら覚えられるけど」と怒るあたり、すごく一貫していた。謎のルールの熱烈なアンチ。
生活のなかに潜む些細な違和感を絶対に見逃さないというか、囲碁将棋のふたりのこういう鋭敏な言語感覚が好きだなあ。

#ラジオ

「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」(2023年4月1日分)を聞く。

ついに来た、嘘松大捜査2023!
たまにしかやらない企画なので、毎回楽しみ。
Twitterで嘘としか思えない盛ったツイートをしている芸人を見つけ出し、電話で「これ、嘘ですよね?」と問い詰めるという名物企画。
これまで、オズワルドの伊藤さん、トンツカタンの森本さんなどが餌食になってきたが、はたして今回は……!?

嘘松大捜査は「明らかに盛っているし、たぶん嘘なんだけど、基本的に嘘だという証拠は特にない(ヤマカンでいちゃもんをつけている)」というところがおもしろいんだよなー。
物証があったら、ボコボコにするだけで終わってしまうからな……。
捜査したものの、もしかしたら事実かもしれない、というスリルの味付けが効いている。
今回は金玉の音を聞いて「嘘じゃないな」と判断するというめちゃめちゃな展開になっていて、楽しかった。
人間は嘘をつくが、金玉は嘘をつかない。

Twitterをしている人なら必ず一度は出会うであろう、めちゃくちゃ嘘っぽいけどすごくバズっていて、でも嘘だという確証は特になくてもやもやするツイート、そしてそういう人のホームに飛ぶと、似たようなツイートが大量に並んでいたりする現象に対する『答え合わせ』っぽい感じがあって、性格が悪いけど、非常に好きな企画。
バズりたくて盛った話をする人の心に切り込み、人間の欲望の内側を覗いている背徳感が楽しい。
来年もやってほしい。

#ラジオ

「囲碁将棋の情熱スリーポイント」(2023年3月24日)を聞いた。

芸人チームとシューターチームのガチバトル生配信回。
ネタのクオリティが高くて大好きなんだけど、たまにヒヤヒヤする倫理観の回があって、最近はあまり聞けていなかった情熱スリー。POISON GIRL BAND吉田さんとサツマカワさんという最高のコンビがゲストということで、久しぶりに聞く。最高だった。
唯一無二の存在感のラジオで、毎回職人のクオリティにびっくりする。
なにより、ネタ職人がこんなに長文のネタを送ってくるラジオはこれ以外に聞いたことがない。
とにかく長いが、最後まで聞いてがっつり笑える、ちゃんとした(ちゃんとしすぎている)クオリティのネタが大量に送られてくるラジオ。それが情熱スリーポイント。

芸人VSシューターの大喜利ネタバトルで、芸人側がまたもや大敗するという流れは圧巻。
吉田さんが異国の地に来たみたいだとサツマカワさんと見つめ合いながら戸惑っていたという後日談も含めて、おもしろかった。

序盤で、「スシローの店員側がしょうゆを舐めるのはどう?」と炎上しそうな話題が振られたあとで、「じゃあ、寿司側が客を舐めるのはどうすか?」とサツマカワさんが速攻で炎上しなさそうなネタの方向へ舵を切ったのがさすがすぎると思った。
サツマカワさんの、こういうアドリブでのバランス感覚、好きなんだよな~。

#ラジオ

月ごとに、よく聞くラジオがちょっとずつ変わっていくんだけど、今月は「さすらいラビーのオーライパパ」がお気に入り。

ウエストランド井口さんの繰り出すしょうもない愚痴が大変好きで、言っても仕方がないような些細な事柄について、恨み節をひたすら言いまくるのっておもしろいなと再確認しているんだけれど、さすらいラビーの中田さんも井口さんと近いタイプだと思う。

独特のボソボソした口調で独り言のようなネガティブを繰り出す中田さんに、秒で宇野さんがツッコミを入れていってくれるのが気持ちいい。
普通の雑談でも、いつのまにかネガティブ迷宮をさまよっているのがすごく笑えるんだよな~。しかもマジメなトーンで。
こんなに、流れるようにネガキャンができる人がいるのかよ!?と思う。
急に噛みつく!謎のスイッチで急にキレる!ひねくれて勝手に落ち込む!
ひたすらネガティブに暴走していく男の悲哀。
そんな中田さんに静かにツッコミしつつ、一緒に暴走する宇野さんもとてもいい味を出している。
これだけネガネガして言い合いになっているのに、ガチで喧嘩をしているようなトーンにはあんまりならないのもクールで楽しい。

#ラジオ

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