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カクレンジャー初視聴マラソンも佳境にさしかかってきているので、合間に、古原さんのYoutubeチャンネルより、小川さんゲストの回の前編を見る。
すごく気持ちのよいテンションでおしゃべりしていて、最高の回だった。
後編もまだ残っていると思うと楽しみすぎる。

ぶっつけ本番で台本読まずにやってきた鶴姫に、自分のキメの台詞を全部持っていかれて悲しみに暮れているのおもしろいなあ……。
オーディションのエピソードもなかなか強烈。

小川さんといえば、様々な特撮関連作品に出演しつづけていたり、東日本大震災のときにヒーローたちに声かけしてみんなを励ましたりといった、架け橋的な活動が印象に残っている。
演技も大好きなんだけど、誠実で、ヒーローにふさわしいふるまいができるのがなによりすごいと思う。
こういう人が中心にいてくれるおかげで、カクレンジャー30周年が実現したのかな。
古原さんも、特撮大好きで、Youtubeにいろんなヒーローを集めておしゃべりしていて、戦隊レッド界の架け橋のような貴重な存在。
そんなふたりが打ち解けてしゃべってくれる贅沢な時間、よかった。畳む


#特撮

「忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編」を見た。
まだカクレンジャー本編を最後まで見れていないのだが、せっかくのお祭りなので参加。

「30周年で5人全員が集まる」という奇跡を目撃できたというだけで、かなり胸が熱い。
出演者の引退、死去、多忙、不祥事など、さまざまな理由で、10周年、20周年企画すら実現しない作品もあると思うと、「30周年」という数字の大きさにただただ圧倒されてしまう。

みんな、楽しそうですごくいいなあ。
しっかり中年なんだけど、全然面影が変わっていないのがほっこりした。
服装のセンスが変わっていないのが、普通に考えたら「この年でそんな服着る!?」というツッコミどころなんだけど、自分のセンスを時代にあわせてアップデートできていないのがむしろ『中年』っぽくて、なんかよかったな。
なお、カクレンジャー本編で土屋兄弟にまだ出会えていないのだが、ビーファイターを見たばかりの者としては、このふたりが出ているだけでテンション上がった。
みんなが中年の肉体で変身して耐えられずに苦しんでいるのに、ジライヤだけ平然としていたのがおもしろすぎた。そんなのずるいだろうがよ!!!

あと、キンジさんが出てくるという情報を知らなかったので、「突然、推しが画面に登場したのだが!? 幻!?」とかなり戸惑った。アメリカン忍者つながり、嬉しいなー。

ということで、カクレンジャーマラソンに戻ろうと思う。最後まで見るぞ!畳む


#特撮

「爆上戦隊ブンブンジャー」(2024年6月30日)を見る。
最近は、ブンブンジャーは演出のかっこよさを楽しむものと割り切っていて、シナリオについてはあまり期待せずに見ているのだが、その期待値の低さゆえに今週は不意打ちを食らった形になった。
10歳の頃に地球を捨てて宇宙へと旅立った焔先斗が、地球のブンブンジャーの一員となる重要回。

先斗がハシリヤンに奪われてしまったトレーディングカードは、実はたったひとりの友人である長田のものだった。
ラストシーンで、先斗は長田にカードを返すのだが、長田はすでに結婚して子どももいる身で、「心配だったのはカードのことではなく、消えた先斗のことだ」と伝える。
先斗はまだ10歳の頃の精神のままで、「長田にカードを返さなきゃ」と思っていて、長田は先斗がいないあいだに、成長して完全におとなになっていたという展開は、戦隊ではあまりないタイプの心のえぐり方だったので、「こんなのあり!?」と驚いた。
先斗は過去の時代からタイムスリップしてきたわけではなく、長田と同じだけの時間を宇宙で過ごしたはずなんだけど、その時間は長田が地球で普通に積み重ねてきた時間とは、やっぱりぜんぜん違う性質のものなんだろうなあ。

戦隊のメインキャラクターたちは、子どもたちが感情移入するために、実年齢よりもやや幼く描かれているというのは毎回のセオリーだけど、今回の「先斗が子どもの頃の思い出から抜け出せずにいるあいだに、同級生は年齢相応のおとなになっていた」という展開は、セオリーを逆手に取っているように思えて、ぐっときてしまった。
そして、そんな少年としての焔先斗の悲鳴を聞きつけるのが、これまでも子どもたちに慈善活動をしてきた、ひとりのおとなとしての大也だというのもうまい。
大也は人となりがわかる回が少なくて、レッドとしては物足りない部分もあるんだけど、ここぞというときには引き締めてくるのがいいな。印象的な回だと思う。

#特撮



ちょこちょこ見ているYouTubeチャンネルのひとつに「トクノミ」がある。
お酒を飲みながら、ひたすら特撮について語るというチャンネルで、このまったり感が好き。
意見が合うと嬉しいし、意見が合わなくても、「こういう見方もあるのか」と思えるのが楽しい。
今回、ブンブンジャー7話の感想を見ていたら、ブンブンジャーに対して抱いている物足りなさやモヤモヤ感が言語化されていて、ちょっとすっきりした。

1話・2話の時点から「キャラはかわいらしいけど、物語の内容がなくない!?」とずっと思っていて、「物語をあえてやらない」という日常系萌えアニメみたいなコンセプトなのかなと勝手に解釈していた。
キャラを立たせるために必要な量の物語がなく、全体に「もう一展開ほしいな」と感じている。
でも、5話は珍しく物語が感じられてバクアゲだったなあ………あの物量の回がまた見たい。

「トクノミ」だと、この現象を「巨大ロボ戦が長すぎるから、ドラマに時間が割けない」と解釈していて、「それだ~~!!!」とかなり納得した。ハイウェイ空間がな……長いんだよな……。
ドンブラザーズが戦隊新規の大人に好評だったのって、ロボを削って人間ドラマをやっていたというのも一因としてありそうだな、と改めて思うのだった。ドンブラはさすがに削りすぎじゃない?という気もするので、このあたりの塩梅は本当に難しい。

ブンブンジャーのアクションやロボのギミックへのこだわりはかなり好きなんだけど、ドラマが不足したままで5人揃ってしまったのは、ドラマ好きとしてはすごく惜しく感じる。
キャラは5人とも濃くて魅力的だし、掘り下げていけば、もっと深みが出そうなのに……と。
特に、7話は新キャラ加入回なのに、言葉でサクッと説明してしまう部分が多めで、「もうちょっと掘り下げてもいいのでは!?」という気持ちになった。雰囲気はめちゃくちゃ好きだけど。
見応えのあるロボ戦と、時間をたっぷり使った深めの人間ドラマ。どちらかしか選択できないとしたら、かなりのジレンマである。
以前からわかっていたことではあるが、戦隊は時間配分との戦いなのかもしれない。ほのぼのギャグパート、シリアスドラマパート、生身アクションパート、変身後アクションパート、巨大ロボパートが23分のあいだにすし詰めになっているという……。
戦隊の年齢層的にはキャラが濃ければ物語はいらないのかも、という気もするが、ドラマが好きな大きいお友だちとしては、今後の掘り下げに期待したい。

#特撮

完走したスーパー戦隊の数を数えてみたら、15本だった。
けっこうたくさん見たし、そろそろ半分くらい行ったか!?と思っていたが、まだ全体の3割くらいという……スーパー戦隊マラソンの道のりはまだまだ続く。
大本命のルパパトを見終わってしまったため、次になにを見ようか、また考えている。
最近はカクレンジャーを見ている。なにも考えずにだらだら見られて、サクッと話が終わるのが気持ちいい。

半分くらい見て放置している作品がいくつかあるので、そこから攻めていったほうがよさそうではある。
でも、半分くらい見たのに最後まで見ていない作品って、相性があまりよくないパターンが多くて、それよりも新しい作品を見始めてしまったほうが楽しいのでは?という気持ちもある。
キャラが好きになれないとか、レッドの性格が合わないとか、そういうタイプのが多いかな。

目下のところはカクレンジャーと、実はお楽しみ用にまだ話をいくつか取ってあるギンガマンかなー。
VSを楽しむために合間合間を埋める、という意味ではトッキュウジャーとキュウレンジャーを埋めたほうがいい。
このふたつを埋めると、ゴバス~ルパパトまでの7年分のコンボが繋がるんだよなー。

#特撮

「警察戦隊パトレンジャーFeat.快盗戦隊ルパンレンジャー ~もう一人のパトレン2号~」を見る。

本編で東雲悟が出てきたとき、「こんなぽっと出のキャラ、偽物に決まってるだろ!」と瞬時に判断してしまったのだが、実際は本編の合間にこういう掘り下げエピソードがあったという。
ぽっと出のキャラ扱いして申し訳なかった。

30分という短い時間の中で、かつてのパトレン2号・東雲悟がどういう人だったのかを丁寧に語っている。
圭一郎とはまた別の意味で、理想の警察官だったという事実が判明するのはお見事。
しかし、ラストシーンでジュレに訪れた東雲悟はおそらく……という点も含め、視聴者に対してはかなり厳しめの展開ともなっている。人の心がない。
念願の警察サイドの掘り下げなのに、鬱展開の重みが増すという。

けっこう大事な話でもあると思うんだけど、なんでこれを本編でやらないんだ!?という気持ちにはなるなあ。
本編は警察サイドの話がかなり少なめだったので、これくらいの情報は、本編で東雲悟が出る前に、咲也の主役エピソードの一部として入れてあげてもよかったのでは。
ジャックポットストライカーの件もそうだけど、本編が盛りだくさんすぎて、入りきっていない要素がちょこちょこあるのが凄まじい。密度の濃さが半端ないな。

#特撮

ルパパトは、お話的にもおもしろいんだけど、アクション面では「敵を倒す前に、体についた金庫のなかにあるコレクションを盗まなければならない」という縛りがいい感じにスパイスになっていて、これは革命的な発想だと思える。

遠くからビームを撃つだけで倒すというような攻略法は最初から封じられていて、快盗側は必ず一度は敵に接近し、直接体に触れる必要がある。
このルールがあるおかげで、快盗側の能力を使った急接近やパルクール、肉弾戦の醍醐味が味わいやすくなっている気がする。
開けづらい金庫をどう開けるか、接近させないような能力を持つ相手にどう立ち回るか、という戦略面でのワクワクもあり、楽しい設定だと思う。

あと、金庫に関しては、警察側に先に倒されると、快盗側は一瞬で詰みの状態に陥るため、警察に先んじられないようにしなければならないという状況も緊張感があってよかった。
でも、これはあまりに緊張感がありすぎるせいか、あまり言及されなかったなー。

#特撮

「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」を全話見終わった。
かなり満足度の高い作品だったと思う。
この次に何を見ようか、また悩みはじめる。

朝加圭一郎という理想の警察官を魅力的に見せるための話運びがうますぎて、たぶん彼のための作品だったんだなと思った。
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」において、理想の救急救命の在り方とは?という部分を丁寧に掘り下げていたのと同じく、警察官として、道を踏み外した快盗たちにどう向き合うのかをきっちり描いていたのは興味深い。デカレンジャーとかぶるのでは?と思わせておいて、『町のおまわりさん』なので、『刑事』とは違う……という差異化ができているのもおもしろい。
「快盗=悪」として排除するのではなく、ザミーゴによって大切な人を奪われ、心を壊された『被害者』としての夜野魁利にひとりの警察官として対話を試みているシーンはグッと来た。

警察と快盗の対立を描くということで、もっと平成ライダー的な勘違いやギスギスが発生しそうなものなんだけど、蓋を開けてみると、警察側の人間ができすぎていて、知的レベルと職業意識が非常に高いため、ほとんどそういった争いに発展しなかったのは逆に新鮮。あまりにも察しがいい。
このコンセプトで喧嘩にならないこと、あるんだ……。
ルパレンの正体が公開されてしまったくだりでは「メガレンジャーみたいになるのでは!?」と思ったし、新たな隠れ家を探すのも含めてメガレンジャーを意識した展開っぽかったけど、意外と民衆にモラルがあって、惨事にはならなかった。よかった……。

ノエルも純粋かつ善人なので、スパイとしてはほとんど機能しておらず、単なる便利屋みたいな感じになっていた。
本来はもっとギスギスしてもいいキャラなのに……本人が明るすぎるし、一目見て善意だとわかりすぎる……。

ジュウオウジャーとウィザードと同じ香村純子さんの脚本ということで、やっぱり人間の善意を全力で信じるようなお話になっているのがよかったなー。
嫌な人が全然いなくて、みんな一生懸命なのが応援しやすくていい。安心して見られる感じが好きだった。畳む


#特撮

ちょっと体調崩し気味ななか、ルパパトをぼんやりと見ていた。
久しぶりに「これは一気に見ないとダメなやつ!」と確信できるジェットコースター的な作品で、心躍る。
予備知識はほぼゼロだが、当時の実況タイムラインは眺めていたので、なんとなく鬱展開になるらしいということとシャケが出てくることは知っている。どういう展開なのかは知らない。

ようやくノエルさんが登場してきて、どことなく鬱な空気が深まっており、不穏である。
正体がバレないままで警察と快盗がかなり仲良くなってしまっているので、バレたときにどうなるのか不安すぎる。
基本的に人間ドラマをきれいに掘り下げる回が多く、徐々に関係性が広がっていくのが気持ちいいのだが、エアロビの回だけは白昼夢としか思えなかった。
OPで「脚本:大和屋暁」の文字を見るとかなり身構えてしまいがち。
「おもしろいけど、これ、今やらないとダメですか!?シリアス展開が気になっているところにこれ!?」と毎回戸惑う。高度な焦らしプレイっぽい。

#特撮

「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」を見始めた。

前々から評判がよくて気になっていたが、なんとなく自分が戦隊に求めているノリとは違う気がして見送っていた。
話運びがかなり丁寧で見ごたえがある。
キャラ描写も深くて、特に警察側の3人が魅力的なので、警察の話だとすごくテンションが上がる。真面目なのに仲良さそうで、たまらない空気感だ。
1話あたりのクオリティも高めで、本筋と関係なさそうな話でもスルッと入ってくる。
お話の平均点がかなり高い気がするなあ。今のところ、ハズレ回はあまりないかも。

一方で、名乗りが素っ気なかったり、話の内容が戦隊にしては複雑すぎたり、ゴーバスターズ的な鬱展開を予感させる要素がいくつかあったりと、「戦隊に求めているノリとはすこし違うかな」という肌感覚はもしかすると合っているのかもしれない。
このあたりは、快盗側の話がどう展開していくのかによるかな。
朝加圭一郎さんが良キャラすぎるので、よっぽどのことがなければ好きな戦隊作品になる気がする。

#特撮



古原靖久TVより、マトイ兄さんのゲスト回の前編を見た。
いろんな特撮のキャストを迎えて古原さんとおしゃべりをするという企画の、ゴーゴーファイブ編。
古原さん自身がゴーゴーファイブの本編をガッツリ見て覚えていて、細部をトークしてくれているのが非常に嬉しい。

ゴーゴーファイブといえば、透け面、追加戦士なし、スーツアクターの存在感という三要素は外せないのだけれど、そのすべてに細かく言及していて、とてもいい。ポイントを押さえまくっている。
西岡さんのざっくばらんでさわやかな感じも、まるでマトイ兄さん本人がしゃべっているみたいで、好きだなあ。
「ゴーレッド」と「ゴーオンレッド」でお互いにシンパシーを感じているというくだりも微笑ましくて大好きだった。和むなー。

#特撮

「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSドンブリーズ」を見た。
「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」が自分がドンブラに求めているものとはちょっとだけズレていて、やや物悲しかったのだけど、ドンブリーズはドンピシャで見たかったものだったなー。

ドンブラ本編のシリアスとギャグのバランスは常に絶妙なところで成り立っている。
ギャグだらけのカオス世界かと思いきや、最後にとんでもないシリアス要素が放り込まれて、来週に続く……というような揺さぶりをかけてくるところが、見る人を魅了するんだと思う。
ドンブラVSゼンカイは、シリアスなトーンでやってほしいくだりがギャグになっている感じがして、うまく言えないけど、ほんの少しだけ違和感があったのだった。
そこまで本編を逸脱しているわけではないけど、後日談としては物足りない気もする。
ジロウ、ソノニ、ソノイあたりの消化不良感もやっぱり否めない。ソノザは大活躍でとてもよかったんだけど。

一方、ドンブリーズはギャグオンリーで振り切っていて、シリアスとの境界線に当たりそうな部分はやらない。
「そうそう、これこれ!! これが食べたかった!!」と納得。
トゥルーライバルのくだりのバカバカしさ、中身のなさなんて、まさにドンブラの真骨頂だった。
あと、内実のない雑な食レポはやっぱり楽しい……ああ、ドンブラだなあ、と思う。
テンポもすごくよくて、またこういう続編をやってくれたら嬉しいな~としみじみ考えた。この感じで、いくらでもできそうなところがまたいい。畳む


#特撮

Googleスプレッドシートのスーパー戦隊視聴ログを更新。
ドンブラザーズとジュウオウジャーを完走したり、トッキュウジャーとギンガマンを途中まで見たり。
あと、ゴーカイジャーは好きなゲストが出てるところだけつまみ食いしているので、もはやどこを見たのかよくわからない状態になっていたり……。

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カーレンジャー、メガレンジャー、ギンガマン、ゴーゴーファイブ、タイムレンジャーという5年連続でめちゃくちゃおもしろかった時期を知ってしまったので、次はこの前後の作品を埋めるしかないな……という気持ちになりつつある。
たまたま自分の好みとかぶりがちな時期だったんだろうけど、このあたりは特撮技術的にもそこまでCG過多ではない感じで、見ごたえがあったなー。
目下のところはギンガマンの完走が第一目標かも。
トッキュウジャーを先に見始めたはずなのに、断然ギンガマンのほうが気になっている。

ギンガマンの次は、トッキュウジャーのつづきか、年代つながりでオーレンジャーかガオレンジャー、あるいはヒュウガさんつながりでカクレンジャー……?と、また選択に迷っている。

#特撮

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」、「動物戦隊ジュウオウジャー」を見終わり、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」も最終回まで完走できそうなので、次は何を見ようか悩んでいるところ。
この3本はどれもおもしろくて、特にゴーゴーファイブのことは本当に大好きになってしまった。
次もいい作品に出会いたいな~。

裕作さんに匹敵する推しに出会いたいという願望もあるんだけど、推しは狙って出会えるものではないか。
どこから見るのがいいか、悩みどころだ。
トッキュウかルパパトあたりを狙っているけど、90年代のをもっと制覇したい気持ちもあるなー。

#特撮

「動物戦隊ジュウオウジャー」をようやく全話見終わった。

ジュウオウジャーとのつきあいは実は長い。
半分くらいまではリアルタイムで視聴していて、録画環境がなくなったかなにかで見られなくなった……ような気がする。
その後、つづきをTTFCでマラソンし始めたが、非常にのんびりなマラソンだったので、完走までかなり時間がかかってしまった。
正直、序盤の記憶はだいぶ薄れてきている。忘れてしまったところは、後からあらためて見直したりしていた。

見終わってみて、風切大和はすごく魅力的な主人公だったと改めて思った。
以前にも言及したけれど、面倒見がいいお兄さんで、芯が強くて、みんなに優しくて……という造形は主人公にはあまりいないタイプで、そういう理想的なお兄さんキャラがレッドなのは嬉しかった。
だれにでも優しい完璧な聖人のように見えて、実は実父と仲が悪く、最終局面までずっと父を憎みながら暮らしていたというのもギャップがあってよかった。

全体に非常に優等生的なストーリーで、「仮面ライダーウィザード」を思い出すな~と思ったら、ウィザードの脚本も書いている人がメイン脚本家だったので、すごく納得。
善良なメインキャラクターとくらべて、敵キャラが度を越して極悪すぎるのはちょっとイマイチな感じもあるんだけど、ここで敵キャラも同じように優しい感じにすると、たぶんブレるんだろうな。

終盤のまとめ方はやや駆け足で物足りなかった(アザルドとジニスとナリアの話を一気にやったのが詰め込みすぎだと思った)が、やっぱり大和や操のことが好きだから、最後まで気持ちよく見られたと思う。
人間の不完全さを矯正するのではなく、そのままの状態で受け容れるコミュニケーションの形や、世界を分断させずにつなげるという希望を描いた、大和らしい優しいお話だった。

#特撮

かつて、子どものころに見ていた特撮の記憶は、戦隊に関してはほとんどない。
なにを見ていたのかも判然としないくらいだ。
ただ、たったひとつ覚えているものがある。
タイムレンジャーのエンディングテーマだ。
映像が怖くて本当に苦手だったのだが、大人になって見てもやっぱり怖かった。

あらためて見ると、映像や声も怖いけど、歌詞も怖い。
「雑音(ノイズ)だらけの人波が Stop! はじけて 消えた」というところが本当にトラウマ。
「人波」ではなく「人の身」だとずっと思っていて、余計に恐ろしかった。
フルで聞いてみたら、2番は「硝子細工の ビル街が Crash! くだけて散った」だったので、さらに恐怖が加速した。
なんでそんな歌詞にするんだよ。
全体を見てもやや厨二っぽい歌詞で、本編とそこまで噛み合っているとも思えない。サビはかっこいいけど。

もっと、「ラーメンおごっちゃうから たまには負けたりしてね」や「そウルフる」の優しさを見習ってほしいものである。
戦隊ED好きな歌詞ランキングがあったら、このふたつは必ず入れたい。
あと、シリアス面では「あしたの青空 信じてるから オレたちは今 飛び立てるのさ」と「ありふれた励ましも 初めて聞く言葉みたいで そっと耳もと近づけた」がかなり好き。

#特撮

「帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ」を見た。

ゴーバスターズという作品には複雑な思いが渦巻きすぎていて、なかなか素直な気持ちで向き合うことができないのだが、今回は自然に楽しめた気がする。
13年前の事件が起きなかったパラレルワールドでは、本来の『戦隊っぽくない戦隊』であるゴーバスターズではなく、『戦隊っぽい戦隊』のバージョンのゴーバスターズが存在している!という事実がおもしろかった。結局、どちらにしても戦隊はやるんだな。
これによって、『戦隊っぽい戦隊』が見たかった人も楽しめる映画になっていて、楽しかったなー。両方の戦隊が同時に名乗るシーンは超かっこいい。
樹液がどちらの戦隊にも自然になじんでるのが好きすぎる。意外と適応能力高いな……。
そして、陣マサト(40歳)という非実在存在にはホロリとくる。ふたりの陣マサトが並んで立っているだけで、「こうなればよかったのにな……」とつぶやかずにはいられない。

ゴーバスターズらしいシビアな戦闘パートと、ゴーバスターズらしからぬコメディ要素がひとつの作品のなかにちゃんと同居していて、シナリオもがっつり丁寧に組まれていて、予想以上にいい話だった。

#特撮

「シン・ウルトラマン」を見た。
すごく悪いところがあるわけではないが、自分がウルトラマンにもとめている要素も、庵野監督にもとめている要素も、どちらも中途半端だったので、歯切れが悪い感想しか出力できない予感がする。

その人が『ウルトラマン』という作品になにをもとめているのかによって、この映画の価値は大きく変わると思う。
自分は、ドシンドシンと地面を揺らしながら行われるダイナミックな格闘シーンや、スケール感のあるミニチュア、隊の人間模様、怪獣に抗う人間(自衛隊)の魅力、そして怪獣の魅力……あたりが好きな部分だ。
「シン・ウルトラマン」において、戦闘シーンが非常に淡白(空中戦が多いので土煙が立ったりするシーンが少ない気がする)なのは残念だった。ラストバトルは特に物足りない。
ウルトラマンが人間を好きになる話なのに、人間の魅力を感じられなかった(キャラクターや人間関係の掘り下げが少ない)のも物足りなさを増させているように思える。

一方、メフィラスとザラブはすごく魅力的で、怪獣の魅力という要素はクリアできていると思う。
公園でメフィラスが遊んでいるシーン、そのあとで公園から人がいなくなっているシーンは非常に不気味な雰囲気で、満足感があった。
また、神永というキャラクターの神秘性にはとても惹かれた。
斎藤工の演技がフィットしていて、いいキャスティング。

全体としては、期待していたほどではないけれど、一定の水準は満たしているかな、というような作品だと思う。
オムニバスのような感じで、気軽に見るには向いているかも。
「シン・ゴジラ」があまりにも全方向に完璧な作品であったせいで、「シン・ウルトラマン」にも過剰に期待しすぎたのかもしれない。
もうすこし、いろいろと読み込んで考えてみたいような気持ちもあるなあ。

#特撮

「ゴジラ FINAL WARS」に出てくるガイガンが好き!
という話を繰り返ししているのだが、いつのまにかよくわからないグッズが作られていた。

2004年ガイガンをモチーフにしたペーパーナイフ だ。

ゴジラとウルトラマンは、ありとあらゆるグッズを作り尽くしすぎて、時折、需要の謎なグッズを作っているよな。
せめて同じものを2個セットで売ってほしいところだ。

#特撮

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」をマラソンしているが、余すところなくおもしろいので、逆に感想を書きづらい。

リアルな回(32話など)やシリアス重めの回(27話、34話など)が多い印象なんだけど、第36話「奥義!竜巻落とし」は完全にギャグに振り切ってておもしろかったなあ。

ナガレとマツリが掘り下げエピソード多めな一方、ショウとダイモンってあんまり掘り下げられてなくて、キャラのイメージがぼんやりしているなあ……と思っていた。
最初期はショウとダイモンの区别がついていなかったくらいだ。

そこへ36話をぶつけられて、「ダイモンってこういうやつだったんだ~~!!」という納得感で満たされたのがよかった。
ギャグ回なのに、ダイモンのキャラクター性がよくわかるシナリオになっていて、好きだったなー。
ダイモンに関しては、この少し前に27話という掘り下げもあり、『未熟さもあるけれど素直で熱い三枚目』という造形が36話にして完全に固まったのが非常によかったと思う。

ショウは、主役回と見せかけてゲストキャラが出張ってくるパターンが多くて、まだどういう人なのかよくわからないんだよなー。今後に期待だ。
なんとなく、マトイ&ナガレが『みんなを見守る兄キャラ』、マツリ&ダイモンが『未熟な末っ子キャラ』ななか、ショウはどちらにも属していなくて、難しい立ち位置なのかな~という気はする。

#特撮

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」第27話「イエロー戦線離脱」を見た。

第19話「完全なる敗北」はシビアでおもしろかったけど、ちょっとやりすぎじゃない!?という感じもした小林靖子担当回だった。
一方で、この27話はちょうどいい悲惨さでよかったのではないかと思う。
一般人を誤って銃撃してしまったトラウマで銃が撃てなくなるという展開が、ダイモンという気弱で優しい男にぴったりで、大好きだったなー。
マツリ、ナガレ、ショウがダイモンのことをしばらくそっとしておこう、優しくしてあげよう、と気を使うのに対し、マトイだけが「優しいだけが家族か!?」と激昂し、「資格?バカ野郎!そんなもん誰も持ってねえんだよ!いいか?あるのは責任だけだ!戦う責任!あの子を傷つけちまった責任!そいつを果たすにはこの地球を守るしかねえんだ!」と一喝するという。
資格があるから戦うのではなく、責任があるから戦う……という視点はお仕事ものとして正しく、マトイの生き方とも噛み合っていて、好きだった。
マトイが、みんなを強引にでも引っ張り上げてしまうリーダー性のある人物だということがわかる回だと思う。

重大な失敗した人をその仕事から引きずり降ろそうとする流れは現実の世界でもよくあるけれど、失敗したからこそ、その失敗の責任を取るために、むしろやめずに続けなければいけない。
そういう考え方をするマトイこそが、この物語の主人公にふさわしいし、未熟なダイモンがそんなマトイに影響されて成長していくのが熱い。

#特撮

「ウルトラマンオーブ」を最後まで見た。

ジャグラーの掘り下げが若干物足りなくはあったが、演出面でも脚本面でも非常に満足度が高い最終決戦だったと思う。
この最終決戦、「シン・ゴジラ」を意識しているだろ~~~!!と直感的に思ったのだが、シン・ゴジラの公開は2016年7月、オーブの最終回は2016年12月で、製作期間的にシン・ゴジラの影響はないらしい。
たまたま、これだけコンセプトが近くなるのはおもしろいな~。めちゃくちゃ見ごたえある。
これを両方見ることができた2016年、奇跡の年。

「シン・ゴジラ」で攻撃よりも避難を優先するシーンは非常に印象的だが、「オーブ」では被害の拡大を抑えるために避難よりも弾道ミサイルを打ち込むことを優先したせいで、ミサイルのエネルギーによりマガタノオロチが覚醒するという……。
あそこでミサイルを我慢しておけば……と思わずにはいられない。

マガタノオロチが東京の街を破壊しまくってる風景を背後に流しながら、画面の手前ではガイとジャグラーが対峙しているという絵がオシャレで好きだったなー。
『世界』と『個人』がダイレクトに接続されている気がして、気持ちよかった。

セブンの最終回に似たきらきらを背景にナオミとガイが話しているシーンは若干あざとすぎる気もするが、やっぱりこれも好き。

なお、「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA」も見始めたが、今のところ本編ほどはおもしろくない。
お話がいろんなところに分散しすぎてちょっと疲れる構成かもしれない。ここからだんだんおもしろくなるんだろうか。
ジャグラーとガイの話が見たいのに、なぜかエボルトの顔ばかり見せられている。
ジャグラーが闇堕ちした理由が本編であまり語られなかったので気になるんだけど、けっこう焦らすなー。
本編の出来がよすぎて、期待値が上がりすぎているような気はする。外伝だからもっと気楽に見よう。

#特撮

ウルトラマンオーブ第22話「地図にないカフェ」を見た。

ジャグラスジャグラーとの最終決戦を一旦脇に置いて繰り広げられる日常ギャグ回……かと思いきや、非常に味のある回になっていて、「こういう回がもっと見たい……!」という気持ちになった。

SSPは、地図にないカフェ『ブラックスター』の噂を聞きつけ、調査を開始する。
解析の結果、カフェにたどり着いた一同だったが、店長も、客も、どこか様子がおかしい。
壁に貼られた客の写真のなかには、かつてジェッタと絆を育んだ馬場竜次の姿が……。
一度訪れた地球人は二度と訪れないと言われているこのカフェは、地球以外の星からやってきた異星人たちの憩いの場だったのだ。
店長は、きょうで店を閉め、地球を去る決意をしていた。
地球を『沈みゆく星』として見限った異星人たちが、侵略を諦めて船に乗って宇宙へと旅立ち、お客が来なくなってしまったからだ。
かつてはいろんな仲間が集う場所で、ガイやジャグラーも常連客だったのだが……客が減りすぎて、もはや商売が成り立たない。
みんな、夢をあきらめて去っていく……。
しかし、地球侵略の夢を諦めていない者が、ひとりだけ残っていた。店長の相棒のノーバだ。
地球を去るくらいなら、と巨大化して暴れるノーバに同化し、一緒にオーブと闘う店長。
オーブに敗北したノーバは死に、残された店長は地球で新たな商売を始めることを決める。

地球を侵略しにやってきた異星人たちにも、やすらぎの時間がある……という視点がまず楽しい。
そのカフェのマスターは、迷い込んだ地球人にも、侵略を目的とした異星人にも、そしてウルトラマンオーブであるガイにも、別け隔てなくおいしいコーヒーをふるまってくれる。
地球は侵略する価値のない星であるという話は以前にもちょくちょく出てきていた気がするけど、本当にみんなに見限られているんだな……というリアリティも含め、おもしろい回だった。
カフェの雰囲気もすごくよくて、このカフェの中では対立する勢力だったとしても闘いはない、というのも好き。
ガイとジャグラーがここでどんなふうにコーヒーを飲んでいたのか、という気になる部分をあえて描いていないのもセンスがいいと思う。
地図にない都市伝説を探し求めるという設定は、SSPの本来の任務っぽさもあり、わくわくする回だった。

#特撮

ウルトラマンオーブ第14話&第15話「暴走する正義」「ネバー・セイ・ネバー」を見た。

総集編の13話を挟んでの後半戦開幕ということで、そこに繰り広げられるのがジャグラスジャグラーとの因縁の対決なのか、それとも惑星侵略連合最後の生き残り・メトロン星人タルデとの復讐の対決なのか……とわくわくしていたら、まさかのどちらでもないという。

突然、地球へと降り立ったのは、真っ白い竜神のような形の巨大ロボット。
SSPはこのロボットを正義のロボットだと解釈し、「ギャラクトロン」と名付け、解析を進める。
しかし、ギャラクトロンは自身のプログラムに基づき地球を解析し、争いをやめない人類の文明と、食物連鎖を基調とした間違った自然はリセットして白紙に戻すべきだという結論を下し、キャップを内部に取り込み、暴走を始める。
通常のオーブでは歯が立たないと悟ったガイはベリアルのカードを再び使うことを決意するが、サンダーブレスターはまたも暴走し、ゼットビートルを叩き落とし、さらにはキャップを取り込んだままのギャラクトロンにも牙をむく。
ギャラクトロンはなんとか倒すことができたが、オーブの攻撃をまともに受けたキャップは重傷を負ってしまう。
味方だと思っていたオーブがキャップに怪我を負わせたことに絶望し、嘆き悲しむSSPの一同を見て、ガイは彼らのもとを去ることを決める。

暴走するロボットは発達しすぎた科学の成れの果てであり、シンがこれを見て科学による正義は成せないのだと絶望するという展開がすごく見ごたえがある。
人類の文明のみならず、弱肉強食の自然の世界すらも間違っていると結論づけるギャラクトロンの思考も、意外性があっておもしろい。
ギャラクトロンとサンダーブレスターは強大な力を制御できていない『暴走する正義』であるという点においてまったく同一の存在であり、正義と正義が潰しあったことによって、ガイがもっとも大切に思っているキャップが深く傷つくという展開には迫力がある。

ウルトラマンが自らの手でゼットビートルを撃墜する(そしてコフネさんの人間を愛する気持ちが隊員の命を救う)という絵面のインパクトがすごすぎる。
叩き落とされる瞬間の視点がオーブ側ではなく、ゼットビートルに乗っている人の視点なのもショッキングだ。
カラータイマーが点滅した瞬間の「オーブはもうすぐ消えてくれます」というシンの発言は、あまりにも深い絶望に満ちている。

ギャラクトロンとの戦いには怪獣が登場しないため、ジャグラスジャグラーもタルデもまったく出てこないのだが、このふたりが出てこなかったことでシリアスの濃度がいい感じに上がった気がして、すごく雰囲気が引き締まった回だったなと思う。
演出面でも印象的なシーンが多いんだけど、特に好きなのはトンネルのなかを車で走りながらシンとコフネさんが会話しているくだりで、暗闇のなかのふたりの横顔を交互に映しつづけ、最後にトンネルの先にいるオーブがギャラクトロンに腹を貫かれるところが見える、という部分。
『暗闇』の果てに『光』の敗北が見える……というのは今回の展開を暗示しているかのようで、すごくオシャレだと思う。

#特撮

ウルトラマンオーブ第9話「ニセモノのブルース」を見た。

メフィラス星人ドン・ノストラの次なる作戦は、偽者のウルトラマンオーブに街を破壊させ、オーブと人間のあいだにある絆をも壊すことだった。
にせウルトラマンオーブとして指令を受けたのは、ババルウ星人のババリュー。
さっそく、オーブの姿で民衆の前に登場したババリューだったが、たまたまその現場に怪獣が登場。
なりゆきで市民を守って怪獣と戦い、さらに変身が解けた直後、オーブの正体を調べている早見ジェッタに見つかってしまう。
人間の姿で「馬場竜次」と名乗ったババリューは、子どもたちがオーブである自分を尊敬しているさまを目の当たりにし、暗黒星人をやめてヒーローになる未来を夢見るようになる。

「おれ、このままウルトラマンオーブになるっていう人生もあるんじゃねぇのかな」
純真な子どもたちの優しさに触れ、心からヒーローになろうと思いはじめるババリューだったが、一方で、ドン・ノストラはババリューに頼んだはずの街の破壊作戦が遂行されていないことに怒り、ババリューと子どもたちの前に現れる……。
子どもたちの前でオーブに変身し、敗北し、ババルウ星人の姿に戻ってしまうババリュー。
しかし、子どもたちのなかでは、オーブではない彼もまたヒーローだった。
正体を知られてしまい、ジェッタの前から風のように去っていったババリューは、こっそりと、姿を変えて人間の世界にとどまっていた。
今度は、偽者ではないヒーローになるために。

ヒーローになろうとあがくババリューをちゃんと見守るガイがすごく素敵だし、ドン・ノストラの作戦をジャグラスジャグラーが「古臭いやり方」と嘲笑って帰っていくのもおもしろい。
そして、本当に人間の世界に溶け込んでヒーローになったババリュー……いいなあ。
あと、今回印象的なのはジェッタ。子どもたちに問い詰められて困っているババリューが口ごもるたびに、ヒーローとして適切なセリフを横からジェッタが言っていき、「こうですよね?」と言うくだりがすごく好きだった。
完成度が高くて、しみじみといい話だった。

#特撮

「全ウルトラマン大投票」でのジャグラスジャグラー大健闘を見て、「やっぱりウルトラマンオーブが見たい!!!」と改めて思った。
たしか、以前に4話くらいまでAmazonプライムで見たんだけど、見ている途中で消されちゃったんだよなー。
いつのまにかAmazonプライムのが復活していたので、ぼちぼち見よう。
プライムなら気楽に見られそう。見終わる前にまた消えそうな気もするけど……。

昨日は、7話「霧の中の明日」を見たんだけど、すごくおもしろかった。
怪獣が出現する直前に予知夢を見てブログを更新する少女・ハルカは、ガイがウルトラマンオーブに変身し、そして敗北する姿を夢に見る。
敗北の未来は覆せないと思い、絶望するハルカに、ガイが明日を変えるための希望を与える……という話。

予知を覆せないことへの諦めの気持ちが、マイナスのエネルギーとなって怪獣の力に変わっていたから、彼女が希望を取り戻せばオーブは勝利することができる、という展開が理知的で好きだなー。
ハルカを励ますガイもかっこいいけど、キャップに言われた言葉がハルカにとっての明日の希望のひとつになっているのも熱い。
あと、オーブの正体は絶対に秘密だと思っていたので、こんなにあっさり正体バレしているのは意外な展開で楽しい。特に口止めしてなさそうなのも。
正体がバレたことに焦って、「ぼく、ラムネのお兄さんだよ!」になってしまうガイさん、いいなー。
あんなにかっこいいのに、ちょこちょこ抜けがあるところが、いい主人公。

ラストシーンのハルカとガイの距離感が、あまりにもセンスが良くて、大好き。
「ガイさん、しっかりね?」「ああ、あんたも。幸せになれよ?」「ありがと。……『ウルトラマンオーブ』さん」という会話が好きすぎて、「なんだ、この理想の距離は……!」と心から思う。何度でも見られる。
別れ際に「幸せになれよ?」という言葉がさらりと出てくるのは本当にかっこよすぎる。ちゃんと風来坊っぽさもあるし。
そのあとの「もしも明日を見失ったら、捜せばいい」はウルトラセブンからの引用っぽいけど、これもガイさんらしい言い回しで好きだった。

#特撮

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」6話まで見た。

災魔一族よりも、航空隊で保管されている猛毒の生物兵器のほうがエグくて怖い……と思っていたら小林靖子回だったぜ。
解毒ガスでどうにかなるレベルの被害じゃねーぞ!!
こんなものをカジュアルに保管しないでほしい。
後遺症が残らないのか心配である。
カビが怖すぎるのはさておき、シナリオの内容はすごくよかったなー。
マトイがショウを引き止めないことが優しさだと思っているのも、ショウがそれに不満を持っているのも、ほどよいすれ違いで大好き。
作品用に作られたオリジナルの曲を歌ってるのかと思ったら、矢沢永吉だったのは意味わからなくて笑った。なぜ?

ここまでハズレ回が一切ないので、自分の肌にあった戦隊だと思う。
3話~6話ぐらいの時点で挫折して見ていない戦隊がちょこちょこあるんだけど、ゴーゴーファイブはこのまま継続できそうな気がする。

個人的には『他人』がちょっとずつ仲良くなる話が好きなので、こういう『家族』のなかだけの話はあまり興味がなかったのだが、ゴーゴーファイブの家族の描写の仕方はリアリティがあって、すごくおもしろい。
理想の家族というのは、喧嘩をしないでいつでもなかよしの家族ではなくて、衝突を繰り返しながらも話し合いと想像力で和解できる家族なのだ、という理念が徹底されている気がする。
毎回、「こいつが100%悪い!」というような喧嘩は少なくて、どっちもちょっとずつ悪いということをお互いにわかっていて、そのうえで己の想像力が至らなかったことを反省する……という流れが多い。
喧嘩のきっかけ自体は正直しょうもないことが多く、それまで抱いていた些細な不満の蓄積がふとしたきっかけで爆発するような流れになりがちなのも、現実の家族の喧嘩の再現っぽい。こういうこと、あるよな~。

あと、その人の欠点が完全に治ることはなく、そのうちまた同じようにやらかしてしまうのも、やっぱり家族の距離感ゆえっぽいなと思う。
職場に勝手に辞表を出したオヤジが、それで怒られたのにもかかわらず6話ではショウに送られてきた手紙を無断で開封して読んでるくだりとか、「こういう家族、いる~~~!!!」とバカでかい声で言ってしまう。
職場だったら最悪だけど、家族だったら「こういう人だもんね」で済むような行為、というか。

兄弟たちのそれぞれのハプニングへの対応も完全に大人の思考による柔軟な対応であり、子ども向け番組だからといって子ども的な価値観で動いてはいないところも、見ごたえがあって楽しい。
この先の展開も楽しみだ。

#特撮

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」を3話まで見る。

「重甲ビーファイター」のOPテーマ曲がマジでかっこいいので、同じ人がOPを歌ってるというつながりでこっちに来てみた。これもめちゃくちゃかっこいいよな……。
OPで、みんなが自分の職業でどんな働きぶりを見せているかという様子が描かれているので、「ヒーローと社会人兼業なのか~、大変そうだな~」と思っていたら、2話でオヤジが勝手に全員分の辞表を職場に提出しており、家族全員プーになっていて笑ってしまった。じゃあOPの映像は何なんだよ!!!
オヤジが勝手に辞表を出すとなぜか通ってしまう職場、すごく嫌だな。
ゴーゴーファイブって、ちゃんとお給料出るんだろうか。出なかったら怖すぎ。

今のところ、マトイお兄ちゃんの雰囲気や外見がすごく好きなのだが、3話を見ているとちょっとやらかしそうな感じもあってハラハラする。
灰色無地のパーカーはヒーロー(しかも主人公)が着る服ではないと思う。
「これはどう見てもプー太郎が着る冴えない服じゃん!!!」と見るたびに考えてしまい、おもしろくなってしまう。
ひとりだけオレンジのジャケット込みでのファッションだから、ジャケット脱ぐと大変なことに……。

巨大化ロボ戦でちょっと変わったことをする作品が好きなので、1話でも2話でも『戦闘』ではなく『救助』に軸足を置いているのはすごく楽しかったなー。
逃げ遅れた民間人を助け出すというミッション、大事だよね……。

#特撮

「重甲ビーファイター」を全話見終わった。おもしろかった~!

セントパピリアが出てきたあたりから、ちょっとありがち寄りなラスボス造形になってしまったような気はするけど、楽しめたと思う。
主人公が熱血系ではなく、インテリで冷静でまじめというのはあまり見たことないパターンで、すごく好きだった。
ちょっと残念だったのは、拓也とブラックビートが目立ちすぎて、大作と舞の活躍回が後半はかなり少なかったことくらい。
作品全体の雰囲気がガラリと変わるきっかけになったキャラとして、舞とブラックビートはすごく印象的なキャラだったけど、雰囲気を明るく変えた立役者としては、カブトもなかなかいいキャラだと思う。もっと出てくれてもよかった。ちょっとカーレンジャー感あるよな。

老師を「グル」と呼ぶのは令和の人間的にはちょっと別のものを連想してしまうな……と初期からずっと思っていたが、翌年から「老師」に変更されているようで、ちょうど時代の過渡期だったんだな……としみじみ感じた。
ただ、全話見た身からするとグルはグルなんだよな~。老師だとちょっと他人行儀な感じだな。

またひとつマラソンが終わってしまったので、次になにを見るかのひとり会議が始まる。
こんなに高速で見終わったのは久しぶりかも。勢いがあって楽しかったな~。
大作さんと裕作さんのキャラ比較もできたし、よかった。

#特撮

「重甲ビーファイター」43話の例のシーン。

「これ、映像の継ぎ目が全然ない気がするんだけど、どうやって撮影してんの!? 1995年の合成にしては綺麗すぎるし、どのカットでも両方の顔が映っている……」

と困惑したが、それもそのはず、合成映像でツギハギした同一人物ではなく、役者さんが双子だったというオチ。
同一人物にしてはちょっとだけ雰囲気が違うと思ったら。
ダイレンジャーを通っていなかったからわからなかったぜ……。
役者さんが双子だということを知っていた人たちは、『彼』の正体についても、知らない人より察しがついていたということなんだろうか。その情報を知らなくても、なんとなくわかる気もするけど。
声もかなり似ているので、服装がああじゃなかったら見分けはつかない気がする。

#特撮

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