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「重甲ビーファイター」を引き続き見ている。

「シビアでえげつない理知的かつ狡猾な作戦ばかり!!!重いぜ!!!」と序盤ではキャッキャしていたが、舞とブラックビートが登場して以降はスーパー戦隊めいた優しめの作戦の回が増えた気がする。
それでもちょこちょこえげつないが……。
人間を操ってビーファイターに差し向けるとか、機械を乗っ取って同士討ちさせるみたいな、こすいけど確実に仕留められる作戦が大好きだよな、ジャマール……。
それはそんなに何度もやっていい作戦じゃねーだろ!!人でなし!!!と思う。

近年はかなり減った気がする、半分きぐるみで半分人間みたいな怪人や幹部が好きなんだけど、ビーファイターの傭兵のおじさんたちはちょうどいい感じにヒトの要素があってすごく好きだな~。
特に、目の部分が人間のものだとすごく感情移入しやすいと思う。
ホル・ホースみたいな性格の拳銃使いの傭兵のおじさんがよすぎる……。
目と口はそのまま使って、人間の鼻と髪をきぐるみで隠すと必要最低限の『怪人』が完成するんだな……という謎の方程式を知ることができる番組。それがビーファイター。

#特撮

このあいだ買ったメガレンジャーのサウンドトラック(ミュージックコレクション3)が熱い!!!
というか裕作さんのテーマが熱い!!!
出勤前にこの曲を聞いて気分をアゲられるの最高だな……。

裕作さんのテーマ(輝け!白銀の閃光)として収録されている曲が三曲あって、「メガシルバー登場(変身前によく流れる曲)」、「メガシルバーアクション(戦闘中によく流れる曲)」はたくさん聞いたのでわかるのだが、このふたつと一緒に、セットになっている謎の曲があった。

どっかで聞いた気がするけど、これって裕作さんの曲だったんですか……?
という感じの曲。
ネジレジア優勢のときに流れる不気味な曲!という感じの曲調なのだが、歌詞カードの解説を読むとこれは「最終プロジェクトslow」という曲で、スペースメガプロジェクトのテーマ曲だったらしい。

第32話で、ピンチに陥ったメガレンジャーが月面基地を訪れて裕作さんと出会ったときに流れている曲なのだが、これは別に裕作さんの曲ではないだろ!!!怖いわ!!!という感じ。
この曲、ほかであまり聞いた記憶がないんだよな。たまに流れてる気がするけど。
でも、こうやって三曲セットで収録されると、なんだかちょっと裕作さんっぽい気もしてくるから不思議だ。

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こうして、うちのLast.fmはもはや特撮とCreepy Nutsしかない状態になっていく。

#特撮

「重甲ビーファイター」21話「極悪昆虫タッグ」を見る。

新たな敵・ブラックビートが現れるが、ジャマールの内部で新入りがでしゃばりすぎることへの不満が爆発してうまくいかない。
ブラックビートに対抗して生み出されたカマザキラーの産卵能力を使い、人間たちに卵を植え付け、10時間後には全員が勝手に死滅し、卵から孵ったカマザキラーが大増殖するという恐ろしく完璧な作戦が登場。
ジースタッグとレッドルに卵を植え付けることに成功した後、ブラックビートはカマザキラーの幽閉を提案する。
本体が倒されれば卵も消滅してしまうので、幽閉しておけばジースタッグとレッドルは確実に倒せる……という。
賢すぎる……こんな発想するやつが児童番組にいるのかよ。そういうのはしない約束だろ!?
ここで、ブラックビートの言うことを素直にみんなが聞いていれば、余裕でビーファイターを壊滅できていたあたり、常にギリギリの綱渡りすぎる……。
ジャマール、常に作戦が理知的なのであまり付け入る隙がない。

一方、ビーファイター側では大作が自分の身を犠牲にしてでも卵を除去する手段を探してほしい!と医者に直談判。
明るいムードメーカー的な印象が強いんだけど、意外と自己犠牲精神の強いキャラだなー、大作さん。この性格でこういう感じは珍しいような。
今のところ、大作と比べると、麗や拓也はこういうやぶれかぶれな発想はそんなにしないイメージがある。

結局、新兵器の到着でギリギリ助かったけど、常にギリギリの勝ちなのであまり「勝った!」という気持ちにはならない。
「なんかよくわからないがギリギリのところで生き残った」くらいの体感でずっと続いている戦い。視聴者の精神もギリギリである。
もうちょっと余裕を持って勝つことはできないのか。ジャマール、強すぎる。
敵を倒せなくて撤退するシーンもめちゃくちゃ多いし、とにかく辛勝が多いよなあ、ビーファイター。
毎週のように煙幕を張って逃げているイメージ。
ビーファイターが逃げたあとに残された一般人はどうなるんだよ!?と心配になる。

そして、来週の予告でなんの前触れもなく突然麗がいなくなっていた。なぜ!?
この話の直後なので、「産卵されたのがショックだったんだろうか……」という気持ちになってしまう。
今回、苦労して完成した新兵器の話はそこそこに、次回はさらに新しい兵器が届いているのもじわじわくるな。
ドリルをもうちょっと使ってあげてほしい。

#特撮

「重甲ビーファイター」をのんびりマラソンしている。

第15話「翔んだアイドル」、おもしろかったなー。
予告を見たときは「なんだこれ、つまんなそう……」と思ったのだが、見てみたらめちゃくちゃおもしろくて驚いた。

ジャマールの合成獣・ブーブーブーの攻撃を浴びると人間の声を失ってしまう。
声を失った民衆が病院に詰めかけ、町は大パニック。
そんななか、アイドルの矢野かおるも声を失い、失意の底にいた。
仕事ができなくなったかおるを追い回すマスコミたち。
ファンにこのことがバレたら、アイドル生命が危うい。

そんな折、かおるのファンである青年・守は、たまたま出会ったかおるをかくまって遠くへ逃げようとする。
物を直すことが得意な守は、ビーファイターが撃墜したジャマールの戦闘機を修理してふたりで遠くへ飛んでいこう、とかおるに約束し、戦闘機を直しつづける。
そこへ通りかかったビーファイターに、守は「怪物を倒さないでくれ」と頼み込む。
職場で爪弾きにされている彼にとって、憧れのアイドルは心の支えで、彼女と一緒にいられる日々こそが幸せだったのだ。
麗は守を叱りつけるが、守は戦闘機の修理をやめない。

結局、ブーブーブーはビーファイターによって倒され、かおるは声を取り戻して自分の仕事へと戻っていく。
かおるとの別れに絶望する守は、一生懸命に直していた戦闘機の自爆スイッチを起動させ、彼女の残した思い出とともに壊してしまう。
その後、守の勤める工場へかおるが訪れるというハッピーエンドになるのだが、中盤のビターな残酷さが印象に残りつづける、不思議な回だった。

ジャマールの戦闘機の内部でふたりが話しているシーンになんともいえないリアリティがあって、好きだったなー。
ロボ戦で主人公たちが撃墜した雑魚戦闘機の内部なんて、そうそう見ることない気がする。
こういう細部の描写がいちいち丁寧で、惹きつけられる。

#特撮

メガレンジャーの話をしようとすると、いつのまにかメガシルバーへのラブレターになっていることに気がつく。

メガシルバー・早川裕作は、理想の大人だと思う。
自分とは違う立場のものに共感し、優しく寄り添うことができる。
世の中の道理を知っている。
しかし、自分の属している組織が、いわゆる正論では動かないということも同時に知っている。
彼には、正論では動かない不条理な上司や組織に対して、正論ではない方向からアプローチする柔軟さがある。
波風を立てずに、組織のなかで生き抜く力がある。
やりたいことは基本的に我慢しないけれど、自分のせいで他人に迷惑がかかりそうになったら、すぐに引く。

そして、圧倒的に強い人間でありながら、心の幼い子どもたちに同じ目線で寄り添ってあげていて、そういうところも好きだ。
大人の組織のなかで生きながら、子どもには子どもの世界があり、それを尊重するべきだということもわかっている。
子どもの考える力の邪魔をしないで、彼らを正しい方向に自然に導いていく。
強者でありながら弱者の気持ちがわかるのは、ヒーローの証だろう。

I.N.E.T.の気難しい大人たちと、メガレンジャーという純朴な子どもたち。
それらのちょうど中間に立つことができる、大人の心と子どもの心を同時に持っているようなキャラクター設定がすごく魅力的だ。
子どもたちから見ても、ノリノリで一緒に遊んでくれて、なにをやっても応援してくれる、理想の兄貴分だろう。
久保田博士が理想の『親』として描かれている一方で、早川裕作は理想の『兄』なのだと思う。
久保田博士から見た裕作が、メガレンジャーと変わらない悪ガキのような扱いなのもまたいい。

ここまでスーパー戦隊の大人キャラにふさわしい人はこれまで見たことがなくて、すごく惚れ込んでいる。

#特撮

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次に見るスーパー戦隊を決めるため、これまでに見たスーパー戦隊を一覧できるように、スプレッドシートで表を作った。
作品評価を「大好き/好き/ふつう」のなかから決めて、推しキャラもついでにメモしておけるようにした。
推しキャラは案の定、追加戦士ばっかりだった。あと、サポート系のキャラ(博士とか科学者とか)も多い。
普通の戦隊メンバーが少ない!

この画像の部分よりも上はサンバルカンしか完走していないので、表としては存在しているけど、ここに載せるにあたっては省略(サンバルカンは長官が好き)。

しかし、「大好き/好き/ふつう」の境界線を決めるのはすごく難しい……!
基本は大好きだけど一部のシナリオにちょっとモヤっとしたとか、道中すごく楽しんでたけど最後まで見たらイマイチだったとか、いろんな種類の「ふつう」と「好き」があるので、とりあえずは「ふつう」と入れたけど実際は「好き」寄りかもしれない……というような例がありまくるなあ……。

とりあえず、この表を作ったことで、次になにを見たいかは整理しやすくなったと思う。
好きな作品の前年や翌年の作品を見ておくと、VSやコラボが出てる場合はより楽しめそうなので、次はそういう感じで埋めていこうかな。
せっかくなので、ライダーバージョンも作っておきたい。

#特撮

ここしばらく、「戦隊で好きなレッドランキング」という概念を考えていたが、レッドは作品を象徴する存在なので、実質、好きな作品ランキングになりそうな気がする。
「作品は苦手だけど、レッドは好きだよー!」とはあんまりならないな、と。

ということで、戦隊で好きなレッドランキング2022。

5位:風切大和(動物戦隊ジュウオウジャー)
まだ全話見られてないけど(もうすぐ見終わるくらいのところには来てる)、かなり思い入れが強く、これは入れていいだろう……ということで。
あまりいないタイプの世話焼きのお兄さんで、普通だったらたぶん青色か緑色だろ!!という性格。そこで、あえてのレッドなのが新鮮で好き。それでいて熱いところもあり、面構えも性格とすごくマッチしてていい。
服装のセンスも、意外となかった系統でいいよね。
身近に感じられるキャラで、しみじみと好き。

4位:滝沢直人(未来戦隊タイムレンジャー)
反則なので入れてはいけない……とためらいつつ、思い入れが強すぎるのでランクイン。
直人が登場してきたことで、浅見のよさも引き立った気がする。
むしろ、浅見のよくないところを直人関連の脚本のなかでバッチリ全部言ってくれたので、見ている側も浅見を客観化して見られたというべきか。
見た目も(変身前も後も)完璧にかっこいい。
スーパー戦隊でもっともかっこいいキャラクターのうちの一人だと思う。
35話は神回。

3位:陣内恭介(激走戦隊カーレンジャー)
超人っぽいレッドが好きなのに、なぜかわからないが猿顔の一般市民が混ざっている……。
単なるおバカというよりは地に足のついた素直な人で、カーレンジャーの主役にふさわしいまっすぐな男。
バカなレッドにありがちな作り物感がなく、ただただ自然体のバカなのが好き。

2位:桐生ダイゴ(獣電戦隊キョウリュウジャー)
見た目の第一印象はバカっぽいのに、実はチートキャラ。
こんなにチートでいいのかよ!?と思うくらい強いが、キングのよさはむしろ、物理的な強さよりはメンタルの強さにある。
とにかく折れない心。困難のなかでも冷静に思考できる強さ。誰とでも打ち解けられる人懐っこさ。
この存在感はだれにも真似できない。

1位:明石暁(轟轟戦隊ボウケンジャー)
文句なしに一番かっこよくて大好き。
単独行動を禁止するボウケンジャーのなかで、唯一、チーフ特権で独断専行を許された男。
自己犠牲精神で前線に突っ込んでいきがちなので、あまりいい主人公とは言えないのだが、それを補って余りある頼れるリーダー感でぜんぶ許せてしまう。
この男なら一人で突っ込ませてもいいだろうという信頼。
そしてコミカル回で部下たちにいじられているときの親しみやすさ。
冷静に見えて芯は誰よりも熱い冒険バカなのもいい。大好き。

以上、2022年の戦隊レッドランキング。
来年になってもう一度やってみて、ランキングが変動していたりしたらおもしろいかもしれない。
まだどう転ぶかわからないから様子見だけど、桃井タロウは食い込んできそうな気がするんだよな……。

#特撮

視聴マラソンを再開した「動物戦隊ジュウオウジャー」の39話がおもしろかった。

この手の単発の恋愛回って、単発であるがゆえに、最後は絶対に破局で終わるんだろうな~と、いつも斜に構えて見てしまう悪癖がある。
でも、今回はいい意味で予想を裏切ってくる話で、好きだったな。
振られて終わる、実は恋じゃなかったなどのよくあるオチではなく、そもそも最初からいなかったという……。
存在しない人と恋に落ちる話がヘキなので、このビターなラストには思わずニッコリ。

ジュウオウジャーを陥れるために生まれた存在が、自分の意志でクバルに反逆し、そのまま消えていくという『怪人の悲哀』的な回でもあり……非常に味があっていい回だった。
恋人役が伊達さんの中の人というのも役に合ったキャスティングでよかったと思う。

#特撮

きょうは調子が悪かったので、家でのんびり。

「電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー」(1998)をボーッとした頭で見た。
まだメガレンジャー本編の知識はほとんどないけど、そこまで致命的なネタバレはなかった……と思う。
「高校生/社会人」という対比の図式があるおかげで、普段はポンコツのカーレンジャーが頼れる大人の先輩戦隊として描写されているのが珍しくておもしろい。
カーレンジャーらしいインパクトがあるのは「カツ丼」のシーンだけど。
大きなケーキはまだ希少価値ありそうだけど、カツ丼はいつでも食えるだろ!!
マジで何も考えてなくて好き。

全員で海に行って遊ぶというオチがいい。ガチで仲良さそう。
残念なのは早川さんがほとんどいない、シグナルマンも不在というところ。
早川さんがいると「高校生/社会人」の構図が微妙に乱れるから、仕方ないか。
彼はたぶんカーレンジャーよりも頼れる大人だからパワーバランスがおかしくなるよな……すごく気が合いそうな気もするけど。

#特撮

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