タグ「ドラマ」を含む投稿[8件]

日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の第一話を見た。
野木亜紀子&塚原あゆ子のタッグということで張り切って待機していたのだが、一話はまだどういう話になるのかはわからない感じ。

1955年と2018年というふたつの時間軸を行き来するのがやや複雑。個人的に「仮面ライダーキバ」方式と呼んでいるやつ。
2018年におけるヒロイン・いづみさんが、過去の時間軸にいる三人のヒロインのうちの誰なのか?という謎が基軸になりそう。
今のところは、誰だったとしてもそこまでの意外性があるとは思えないので、三人のなかにはいない可能性もあるかな。どういう流れになるのか気になる。
「MIU404」ではコロナ禍という節目に強い物語的意味があったけれど、今回の現代の時間軸が2024年ではなく2018年なのも、なにか意図がありそう。

1955年の軍艦島という舞台設定がすごく興味深くて、炭鉱夫たちの生活にフォーカスしていくのが緊張感ある。
事故と隣り合わせという意味でも、肺を犠牲にして働いているという意味でも、命がけの仕事で、肉体を削る職業だと思う。
それと対になるように、感情を犠牲にして働いている2018年のホスト・玲央が登場するのも、今後の対比に期待できそう。顔がそっくりなのも、意味があるのかな。畳む


#ドラマ

「古畑任三郎」の第三話から第六話を見る。
予備知識がいらなくて、毎回、情報が一話のなかで完結するので、気楽に見られていいなあ。

第三話は大島さんがワーストに挙げていたような気がする、「笑える死体」。シリアスなのかギャグなのか、振り切れていない感じがモヤッとする。まだ手探り段階だったのかな。
ロジック自体はおもしろいんだけど、人間ってこんなに都合よく思い通りに動くものなの!?という気もする。
犯人役は古手川祐子。

第四話「殺しのファックス」は、今のところ一番好きかも。
犯人役は笑福亭鶴瓶。売れっ子ミステリー作家。
これまで紙の上で大量にトリックを考えてきた推理作家との対決というのが、強キャラ感あって盛り上がる。
その『紙の上』での論理におぼれて自滅するのもおもしろくて、そして鶴瓶師匠の演技が最高に好きで……完璧だと思う。
「タイガー&ドラゴン」のときも思ったけど、悪役がすごく似合うよね……。
甘いものと辛いものを古畑がひたすら交互に食べつづけているという、どう考えても本筋に関係なさそうな部分が、結果的に犯人を追い詰めるための最後の決め手につながった、というのも凝っていてよかったなあ。贅沢な回。

第五話「汚れた王将」。
犯人役は坂東三津五郎。「竜人戦」に進退のかかった棋士。ビジュが「THE・犯人!!」という感じでよい。
前回も強キャラだったが、すべてを合理的に処理する冷静な機械のような棋士も強キャラ感があり、二連続での、論理のプロとのバトルが熱い。
すべてが合理的でなければ意味がない、という病的な感じもよくて、いい犯人だったと思う。

第六話「ピアノ・レッスン」。犯人役は木の実ナナ。ピアニスト。
トリックとしてはわりと地味。論点がほぼひとつしかないので、ややボリュームが物足りないかも。四話と五話が強敵だったのも手伝って、うかつさが目立つ気がする。最後に涙を流すくだりが叙情的で名シーン。

ここまでで、早くも第一期の半分を見終わってしまった。
あと半分、のんびり見ていきたいな。
自分が好きな回はこのあとのシーズンに集中しているので、たぶん見ていた再放送があとのシーズンだったのではないかと思う。
一期は見たことのない話が多い気がする。畳む


#ドラマ

「炎上喫煙所」で幾度となく取り上げられる「古畑任三郎」がどうしても見たくなってしまい、すこし前に一挙放送していたときの録画をようやく見た。第一話と第二話。
中学生くらいのときに夕方の再放送で見ていたけれど、録画したりはしていなかったため、たぶん全話は見たことがないはず……と思う。
当時は福山雅治と風間杜夫の回が好きだったなー。あとSMAPは何度も見たような……。
ということで、あまり詳細な記憶はないので、ここからのマラソンはほぼほぼ白紙の知識で楽しんでいける気がする。

第一シーズン・第一話「死者からの伝言」は犯人・中森明菜でしっとりとムーディーな感じだった。
これは見たことないかも。
古畑側もやや同情的というか、優しい態度で接していて意外だった。
古畑任三郎のおもしろいところは、犯人が無意識のうちにやっている行動が、関係のない人から見ると非常に怪しく不自然に見えてしまうというところ。その『無意識の行動』の精度がリアルだよなあと思う。
この話だと、「一ヶ月ぶりに家に来た」という設定なのに、卵を取り出して料理に使ってしまったというくだりは、自分が犯人だったら本当にやってしまいそうだなと感心した。
こういう自分でとっさに作った設定を守り切るのって、意外と大変そうだよね……。

第二話「動く死体」は犯人・堺正章。被害者がきたろうなのが存在感ありすぎて凄まじい。最初、きたろうが映ったときに「きたろう犯人回?」と思ったくらい。ひき逃げ事件がどうなったのか気になりすぎる。
絞り込む過程にややアラがあるような気もするが、ロジックの狭まり方がきれいで芸術点が高い真相だと思う。古畑とのヒリヒリするやりとり、多発するうっかりミス。もともと高慢な性格だからこそ、こういう結果になったんだろうなという内容の真相がおもしろい。
冒頭の自販機のくだりが、実は真相と関係しているのも楽しいな。畳む


#ドラマ

「だが、情熱はある」を全話見た。

こういう実話ベースのドラマが、視聴者によってどういうふうに読み解かれるかということを丁寧に分析した上で作られている、非常に計算された作品だと思った。
基本的に、存命の人物を感動ものや偉人ものとして回収されると、しらけてしまう視聴者は多いと思う。
「だが、情熱はある」は、主人公のふたりをあくまでも『たりないふたり』として扱いつづけ、青春ものでも感動ものでもなく、ただ『なにかがたりない人たちのあがき』として最後まで走っていったのがとてもよかった。
恋愛に関してあまり掘り下げなかったのも、彼らの恋愛を掘り下げることで、そこに感動ドラマや成功ドラマが発生してしまうから、あえて避けて通ったんだろうなと勝手に思う。恋愛・結婚って、世間的に見て『たりてる』ものだしなー。

それだけでなく、最終回では現実と虚構が合流していったり、「美女と結婚できたんだったらもう『足りてる』じゃねえかよ、勝ち組じゃん」「もう、人見知りじゃなくてコミュ強じゃん」という山里・若林それぞれのリアルでのアンチへのアンサーを行っているところもおもしろい。
「だが、情熱はある」の1話放映時と時間軸が合流していくところも圧巻だったなー。

あと、最後まで見て、やっぱり春日の描写があまりにも好きだった。
春日やしずちゃんにも悩みや苦しみは当然あるはずだし、彼らの人生にも若林・山里コンビと同じくドラマがあるはずなのに、そこはバッサリと切り取って、ただ明るいだけの光として春日というキャラクターを作り上げているのが、ドラマ全体を明るい空気に仕上げている。
みんなが「たりないふたり」を見ているときに、春日だけ自分の番組を見ていたくだりとか、好きすぎるよな……。

お涙頂戴の感動ドラマではなく、どん底からのサクセスストーリーでもなく、ただ足りない人たちが足りないままの状態で前に進んでいく、現実的な自己肯定の物語。
『足りない』を『足りてる』に変える、キャラクターを成長させるのが従来のドラマの在り方だけど、この作品ではそれをあえてやらずに、足りない状態をそのままに愛そうとする。その結果として、物事がうまく回りはじめる。
それを見た視聴者もまた、違う自分に変わるのではなく、今の足りない自分を愛してみようと思う。そんな希望に満ちた作品だった。

#ドラマ

テレビ東京のヒューマンホラー・サスペンスドラマ「何かおかしい2」を全話見た。
いやー、おもしろかった!
ヒトコワ好きにはたまらない作品だった。1期はどんな内容だったのか、気になる。

全話通して、生放送の怖さが丁寧に描写されていて、非常にゾクゾクした。
普段から、生放送にはどことなく居心地の悪さや不吉さを感じている。
「紅白歌合戦のけん玉はちゃんと成功するのか?」「フィギュアスケートのジャンプが失敗したらどうしよう」「賞レースが尺に収まりきらなかったらいやだな~」「苗山さんが中継の途中で別人になっていたら怖いな」といった小さな不安に始まり、不審者がスタジオに乱入したり、不慮の事故で半身不随になってしまったり、急に殺害されたり……といった重大な事件も、想起せずにはいられない。

編集なしで突き進んでいく生放送は、どんなことが起きても絶対に取り返せないし、取り繕えない。
映ってはいけないものが映っていても隠せないし、映ったものは一瞬でネット社会に拡散される。
そんな生放送のスタッフの中に、明確な『悪意』を持っている人間が潜んでいたら、いったいどうなるか。
そして、その悪意の吹き溜まりに視聴者が魅了されてしまったら……。

徹底的にヒトコワを極めているため、ホラードラマ特有のチープな絵面などは比較的少なめで見やすいと思う。
むしろ、カメラワークがチープであればあるほど生放送っぽくなって、臨場感があるのがよかった。
MCとして、リアルでもこういう番組にいそうなタイプの芸人をキャスティングしているのもいい。
さらば青春の光、もう中学生、最高の人間あたりは「リアルオビナマ」っぽさがあって、めちゃくちゃツボだったなあ。吉住さんをドラマで見られて嬉しい。

特におもしろかったのは「めいこん」「ほんもの」「ぷろばびりてぃ」あたりかな。
得体のしれないババアが出てきてすべてをぶち壊すの、テンション上がる。

#ドラマ

ドラマ版「パリピ孔明」に森山未來が出るらしい。
「いだてん」と「みをつくし料理帖」を経て、すっかり森山未來のプチファンとなってしまっているので、たぶん見ると思う。

第一報が来たときは「アニメで見て話知ってるから実写はいいかな~」とスルーしようとしていたのだが、続報で追加出演者のビジュアルが出てくるたびに「これはものすごくガチな実写化なのでは……!?」という期待が高まっていく。
どんな実写になるんだろう。

#ドラマ

「三千円の使いかた」を見終わったので、「だが、情熱はある」を見ている。いま、3話。

芸人好きとしてはかなり楽しめるドラマに思える。
毎回、起承転結のほぼない話にもかかわらず、構成がすごくうまくて、まだ出会っていないふたりの人生がちょくちょくリンクすることでメリハリをつけてるのがおもしろい。

ただ、いたたまれなくて早期離脱した錦鯉のドラマと同じく、まだまだ存命かつ売れている状態の人の人生をドラマにしてしまうことのむず痒さはやっぱりあるかな。

あと、春日という最強の理想の友だちだけはフィクション感が強い。
最終回でイマジナリーフレンドだと明かされてもおかしくないレベルで、「こんな友だちいるわけないだろ!!」と言いたくなる。
若林&山里がそれぞれのクズぶりを遺憾なく発揮する横で、春日だけが美しい偶像として存在している異様さよ……なんなんだ、このかっこいい友だち。
最後、どうなるんだろうなー。

#ドラマ

「霊媒探偵・城塚翡翠」5話を見た。

2話と3話を見逃してしまった(録画はした)のだが、4話と5話だけでも反則級におもしろい。
ロジック硬めで大満足。「踊る人形」を引用してくるところも好きすぎ。
1話を見たときの物足りなさや違和感に対して、ちゃんとアンサーがあったのは嬉しかったなあ。
「あなたが物足りないと思ったその直感……合ってますよ!!」と言ってくれるようなタイプの作品、いいよね。

「『異能』で一足飛びに突き止めた真相に『論理』で説明をあとづけする」という構造が流行していると一昔前に思っていたのだけれど、どうやらこのよくある構造の裏をかいていくという新たなフェーズに突入しているようだ……というときめきもあり、嬉しいドラマだった。原作を読みたくなった。

こういう構造の作品を映像化するにあたって、連続ドラマという形式はおそらくタブーであったと思う(キャラクターの扱い的にも、視聴率がとりづらい構造であるという意味でも)。
それをあえて丁寧にやったというところが非常に挑戦的で、好感度高いなと思う。
視聴率がとりたいのなら、王道ストーリーでキャラクターに愛着を持たせて、ちょっとずつ話を盛り上げていく無難な構成のほうがたぶん強いだろう。
不完全な謎解きを提出してしまうことで1話や2話で脱落する可能性を上げているうえ、ラストでそれまでに出てきたキャラクターや俳優が好きだった人を振り落とすかもしれないような冒険に出ることはリスキーだ。
だが、本格の在り方としてはこれがあまりにも正しい……!
本格ファン一本釣りともいえるドラマで、満足度が高かった。来週からどうなるのかも気になるところ。

#ドラマ

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